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2017年6月18日 (日)

2017年6月18日(日)の聖教

2017年6月18日(日)の聖教

◆わが友に贈る

「声仏事を為す」だ。
誠意を尽くした言葉は
友の心に必ず届く!
勇敢なる正義の叫びが
地域の繁栄を築く!

◆〈名字の言〉 2017年6月18日
 

 東京・調布駅前の商店街に「妖怪」がいる。一反木綿、ねこ娘、目玉おやじを頭に乗せた鬼太郎……ご存じ、「ゲゲゲの鬼太郎」の像である。作者の故・水木しげるさんは調布市民だった▼自宅の仕事部屋には、ドイツの文豪ゲーテの格言を紙に書いて張っていたという。太平洋戦争勃発後、水木青年が“人生とは何か”と悩み、答えを求めた相手がゲーテだった。兵隊に召集され、『ゲーテとの対話』の文庫本を雑囊に忍ばせて戦地に赴いたとの逸話も(『ゲゲゲのゲーテ』双葉新書)▼池田先生も終戦後、10代でゲーテの著作と出合った。20代には、戸田先生のもとで文豪の作品を学びに学ぶ。以来、折に触れ、ゲーテを通して友に励ましを送ってきた。調布の青年たちに親しみを込めて「君シラー/我はゲーテと/創価かな」と詠んだこともある▼ゲーテは文豪シラーをはじめ、英国の歴史家カーライルやロシアの詩人プーシキン等とも、積極的に交友を結んだ。「何事かをなしとげようと思ったら、他人の協力と刺戟が必要だ」(山下肇訳)と考えたからだ▼思えば「ゲゲゲの鬼太郎」も、個性豊かな仲間と協力して悪い妖怪と戦い、平和な世界を築こうとする物語。立正安国を目指す創価の運動もまた、友情と団結の力で進んでいく。(之)

◆〈寸鉄〉 2017年6月18日

 「一日一時もゆるがせに
 せず闘い抜け」戸田先生。
 一歩前進の挑戦を今日も
      ◇
 東京・荒川よ頑張れ。疾風
 怒濤の反転攻勢で勝利の
 旗立てよ。全国が大声援
      ◇
 足立が総立ち。何ものを
 も勝ち越えるのが王者。
 師子奮迅の大闘争今こそ
      ◇
 きょう「父の日」。社会を
 支え、一家を守る黄金柱
 に「ありがとう」の言葉を
      ◇
 認知症による行方不明者
 が過去最多。地域一体の
 対策急務。公明よ舵取れ

◆社説   雨天時は余裕を持って  万全の注意払い無事故の日々を

   歩道に、色とりどりの傘が目立つ時期になった。北陸や東北地方も間もなく梅雨入りするとみられ、北海道を除く列島各地が、梅雨空の季節を迎えた。
 雨が降ればジメジメし、晴れればムシムシする日々が続くため、外に出るのも、おっくうになる。だが、この時期も毎朝、“無冠の友”の皆さまによって、本紙は届けられる。心から感謝の意をささげるとともに、配達員一人一人の無事故・健康を祈っていきたい。
 私たちも、こんな空模様の時だからこそ、心に“希望の太陽”を昇らせ、梅雨空を吹き飛ばす勢いで、広布に走る日々を送りたいと思う。
 その上で、普段にも増して注意したいのが、交通事故だ。言うまでもないが、雨天時は、晴天時に比べ、交通事故が多い傾向にある。
 先日、配達員の友から、雨天時に注意すべきことを伺った。最初に挙げられた点は、無事故への祈りとともに、前日の天気予報の確認だった。降水確率が高ければ、通常より早めに起きるなど、時間と心に、ゆとりを持つことが何より大事という。
 ほかにも、「明るめの服を着る」「ライトを必ず点灯する」など、具体的な雨天時の注意ポイントも教えていただいた。
 自転車を含む車両を運転する際、雨天時のリスク(危険性)を考えてみると、①視界が悪い②スリップしやすい③ブレーキが利きにくい――等が挙げられる。
 徒歩の人も同じだ。傘を差せば、通常より視界が悪くなる。また、水たまりなどを避けるため、足元に視線が偏り、周囲に目配りする余裕がなくなる。また、交通事故は自分が気を付けていても、相手の不注意で巻き込まれるケースもある。
 池田先生は、小説『新・人間革命』第9巻「新時代」の章でつづっている。
 「信心をしているから、また祈っているから、事故が起きないなどという考えは誤りです。信心をしているからこそ、絶対に事故など起こすものかという、強い決意、一念が大事なんです」
 無事故こそ、人生勝利の第一歩だ。御書に「さきざきよりも百千万億倍・御用心あるべし」(1169ページ)と仰せのように、用心は、し過ぎるということはない。リーダーも会合の際など、無事故の声掛けを怠らず、皆で注意し合い、安全確保に努めたい。
 さあ、きょうも強き祈りを根本に、無事故で、心弾む有意義な語らいを広げよう。


◆きょうの発心  報恩の誓い胸に対話拡大に勝利

御文
 仏教をならはん者父母・師匠・国恩をわするべしや、此の大恩をほうぜんには必ず仏法をならひきはめ智者とならで叶うべきか(報恩抄、293ページ)
通解 仏法を学ぶ人は、父母、師匠、国家社会の恩を忘れてはならない。この大恩に報いるには、必ず仏法の奥底を学び行じて、智者とならなければならない。

 
父母や師匠への報恩のために、智者となって広布に励むべきであるとの一節です。
 1983年(昭和58年)、中学3年生の時に、一家和楽を願って信心に励んでいた母の勧めで父、弟と共に入会。私は大学卒業を機に千葉へ転居しました。
 高等部の担当者をしていた99年(平成11年)12月18日、「21世紀使命会」を代表して、池田先生と記念撮影をする機会が。先生の慈愛あふれるまなざしと温かな激励に「報恩の人生を」と誓いました。
 男子部時代は、仕事や活動で何度も壁にぶつかりましたが、唱題を根本に全て乗り越え、多くの体験をつかむことができました。
 2012年には、妻に脳腫瘍が見つかりましたが、幸い腫瘍は良性。同志の題目にも守られ、術後の後遺症もなく、現在、支部婦人部長として組織の最前線で活動しています。
 内房総県は、“日蓮大聖人御聖誕の地”との誇りも高く、宝の青年部を先頭に対話拡大の大波を起こし、勝利の金字塔を築いてまいります。 千葉・内房総県長 小谷正弘


【聖教ニュース】

◆シンガポール広布50周年 記念総会に池田先生がメッセージ
 財務大臣はじめ各界の来賓が祝福

社会貢献のスクラムを幾重にも広げるシンガポール創価学会の友。次の50年へ、さらなる信頼の拡大を誓って(11日、SSA本部で)
社会貢献のスクラムを幾重にも広げるシンガポール創価学会の友。次の50年へ、さらなる信頼の拡大を誓って(11日、SSA本部で)

 シンガポール創価学会(SSA)の広布50周年を記念する総会が11日、SSA本部で盛大に開催され、代表800人が集った。
 これには、池田大作先生がメッセージを贈り、今日のシンガポール創価学会の発展を心から称賛。真剣な祈りを根本に、勇気を出して目の前の一人と仏縁を結ぶ挑戦こそ、立正安国の宝土を築く直道であると強調した。
 さらに、良き市民として、差異を超えて人々と協力し合い、自他共の幸福を開きながら広布と人生の勝利の歴史を刻んでいっていただきたいと念願した。
 総会に先立つ10日には50周年記念の集いが開かれ、ヘン・スイキャット財務大臣、シンガポール人民協会のデズモンド・タン理事長、シンガポール宗教連盟のラスタム・ガディアリ会長ら各界の来賓ら200人が列席した。
                                                                        ◇ 
 SSAは1967年、本格的な広布の前進を開始した。太平洋戦争で、日本軍による侵略と占領を経験した同国。草創期の同志は「日本の宗教なんか誰がやるか!」と罵倒された。しかし「良き市民たれ」の指針を胸に社会貢献に全力。やがて政府の要請を受け、青年部らが国家行事に出演するように。独立記念式典への参加は、31回を数えた。同国の繁栄と調和に貢献してきた半世紀の歩みの中で、SSAへの信頼は不動のものとなった。
 総会では草創の友2人が体験発表。入会48年の呉順興さんは約30人を入会に導いた喜びを、郭美金さんは信心根本に大病を乗り越えた模様を報告した。鄭永吉SSA理事長が、異体同心の団結でさらなる躍進をと訴えた。
 SSAの平和・文化・教育運動に共感を寄せるヘン財務大臣は、こう語っていた。
 「次の50年へ、愛するシンガポール社会に、さらに共生の心を発信してほしい!」

【先生のメッセージ】

◆御書と歩む 池田先生(SGI会長)が贈る指針  〈68〉「信」強き行動の知性たれ

御文
 今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と信受領納する故に無上宝聚不求自得の大宝珠を得るなり信は智慧の種なり
 (御義口伝、725ページ)
通解 いま日蓮と弟子檀那が南無妙法蓮華経と信じ唱えるが故に、自ずから求めずして、これ以上ない大宝珠を得るのである。信は智慧の種である。

■同志への指針
 今日の世界広布を築いたのは誰か。悪口罵詈にも怯まず、大法弘通に生き抜いてきた無名の庶民である。
 部結成60周年を迎える地涌の学徒は、この民衆凱歌の尊き信仰の真髄を誇り高く受け継いでいただきたい。
 わが後継の学生部よ、勇気凜々と「立正安国」の対話に打って出るのだ。祈り学び、走り語り、普賢の知性をいよいよ光らせてくれ給え!

【特集記事・教学・信仰体験など】

◆〈明日を求めて 池田先生の対話録Ⅱ〉第37回 イラン出身の平和学者 テヘラニアン博士   「真実」を語る人が真実の「人間」 勇気の言論こそが「人間の証」

 
池田先生とテヘラニアン博士の初会見は「文明間の対話」「地球民族主義」などを巡って。テヘラニアン博士は「池田会長と話していると、心がなごみます。自分を繕う必要がありません」と(1992年7月29日、聖教新聞本社で)
池田先生とテヘラニアン博士の初会見は「文明間の対話」「地球民族主義」などを巡って。テヘラニアン博士は「池田会長と話していると、心がなごみます。自分を繕う必要がありません」と(1992年7月29日、聖教新聞本社で)


 学会の平和運動の原点である戸田先生の「原水爆禁止宣言」(1957年9月8日)から、本年で60周年を迎える。
 核兵器こそ戦争の抑止力と主張し、東西両陣営が核実験を繰り返していた冷戦下、戸田先生は核兵器を「絶対悪」と断じた。
 「われわれ世界の民衆は、生存の権利をもっております。その権利をおびやかすものは、これ魔ものであり、サタンであり、怪物であります」
 「私の弟子であるならば、私のきょうの声明を継いで、全世界にこの意味を浸透させてもらいたい」
 この戸田先生の遺訓を胸に、対話で相互理解の橋を架け、生命尊厳の思想を世界に広げてきた池田先生にとって、恩師の名を冠した平和研究所の創設は長年の願望であった。
 戸田先生の生誕96年の日である1996年2月11日、「戸田記念国際平和研究所」が発足。その初代所長に就任したのが、イラン出身の平和学者マジッド・テヘラニアン博士である。
 発足直後の2月19日、SGI国際会議会館で会見。会うのは2度目だったが、旧知の同志のように語らいが弾んだ。
 「私は、うれしいのです。『戸田記念国際平和研究所』――これで恩師の構想を具体化できたからです」
 池田先生が喜びを伝えると、テヘラニアン博士は「戸田先生の名にふさわしい研究所にしてまいりたいと思います」と。
 博士から、研究所のモットーを「地球市民のための文明間の対話」に決定したことが伝えられた。
 「『対話』という言葉は安易に使われがちです。しかし、表面だけでなく深い次元の意義を知らなければなりません。人々の苦しみや痛みを直視し、さまざまな感情に心を砕き、人間的な側面を理解していくために『対話』が不可欠なのです」
 池田先生は応じた。
 「人間と人間が語り合うこと。これが全ての始まりです。宗教を前面に出して、『宗教と宗教』の話し合いをしても、そこからは友好は開けません。そうではなく、まず人間です。『人間と人間』の対話です。人間と人間が心を開き合い、知り合い、仲よくなれば、そこからいくらでも相互の違いに対する理解も生まれるものです」
 「かつて共産圏に対してそうだったように、今はイスラム圏に対して、多くの人たちは、偏った先入観を抱いていると思います。それでは全人類のために不幸です。だれかが、どこかで『道』をつくり、友好の大河へ『一滴』の水を通わせなければなりません」
                                                                         ◇ 
 テヘラニアン博士は1937年生まれ。池田先生と同様、戦乱の中で少年時代を過ごした。
 博士の故郷であるイランのマシュハドは、ソ連軍の爆撃を受けて占領された。砲弾の破片を避けるため、母の衣服に隠れて歩いた。
 ハーバード大学で学び、イラン学生協会の会長として祖国の民主化の旗を振った。時に身柄を拘束され、秘密警察に付け狙われた。
 池田先生との初の出会い(92年7月29日)では、かつてテヘラニアン博士が湾岸戦争を憂えて書いた詩が話題となった。
 「戦争は 我々の内なる 悪魔を現出させる」
 「(悪魔は)真っ赤な 毒の舌と 冷たい怒りの槍を 激しく動かしながら 限りない貪欲さと虚栄心で 人間性のすべてを 食い物にしようとしている」――。
 テヘラニアン博士もまた、人間を戦争へと駆り立てる「魔性」を見据え、行動を続けてきた。
  
 池田先生 祖国のため、自らの信念のために、毅然と戦った所長の“勇気”を尊敬します。牢に入ったかどうか、権力からの不当な迫害を受けたかどうかが、「人物」を見る私の大きな基準です。創価学会の初代、2代会長も、(3代の)私も、投獄されました。しかし、権力の弾圧には絶対に屈しなかった。これが私どもの永遠の誇りであり、原点です。
 テヘラニアン博士 学会の三代の会長の生き方に深い感動を覚えます。なぜなら、3人とも個人的な苦悩を乗り越えながら、なおかつ人類のために行動されているからです。崇高な、美しい価値を創造されているからです。世界には多くの苦悩する人々がいますが、そのように「人類のために戦う崇高な人生」へと自分を転換できる人は、限られています。
  
 池田先生は、創価の師弟への深い理解に感謝を述べ、博士の祖国であるイランの詩人サアディーの言葉を引いた。
 「人間は語ることによって獣にまさる、/よいことを語らなければ、獣が汝にまさる!」
 続けて博士に語った。
 「『真実』を語る人が、真実の『人間』です。本当のこと、正しいことを語る『勇気の言論』こそが、人間の証であり、平和の武器といえましょう」
 十数回に及ぶ2人の語らいは、2000年10月に、対談集『二十一世紀への選択』として結実した。
 イスラム世界に精通する博士との対談では、釈尊とムハンマドという仏教とイスラムの精神的源流にさかのぼり、平和創出の方途が探られている。
 その直後、「文明の衝突」を象徴するかのような米同時多発テロ事件(01年9月11日)が起こり、世界が震撼する中、同書で語られた「文明間の対話」の視座は重要な示唆を与えた。03年には英語版の『地球文明――仏教とイスラムの対話』が出版。同書はこれまで、アラビア語版、ペルシャ語版など11言語で発刊されている。
 テヘラニアン博士の尽力によって、戸田記念国際平和研究所は短日月に多大な成果を上げた。国際研究協力ネットワーク型の研究所として各国の研究機関や平和学者らと連携し、現代世界における平和構築への方途を探究している。
 2012年12月、テヘラニアン博士は75歳で永眠した。
 だが“対話こそ平和への道”との2人の信念は、世界中の後継の青年によって受け継がれていく。
 対談集で博士が紹介した、詩人ハーフィズの詩が響いてくる。
  
 対話をしよう
 二つの人生の十字路において
 いま別れたら
 もう二度と会えないのかもしれないのだから

 
マジッド・テヘラニアン 1937年、イラン・マシュハド生まれ。政治学、政治経済学、中東研究などを専攻し、ハーバード大学で修士号、博士号を取得。パリのユネスコ本部の勤務を経て、ハワイ大学教授、同大学スパーク・マツナガ平和研究所所長、タフツ大学外交大学院客員教授などを歴任。『グローバル・コミュニケーションと世界政治』など著書多数。戸田記念国際平和研究所の初代所長として発展に尽力した。2012年12月、逝去。

 〈引用・参考文献〉マジッド・テヘラニアン/池田大作著『二十一世紀への選択』潮出版社(『池田大作全集』第108巻所収)、池田大作著『大道を歩む 私の人生記録』毎日新聞社(『池田大作全集』第128巻所収)、マジッド・テヘラニアン/デイビッド・W・チャペル編『文明間の対話』戸田記念国際平和研究所監訳(潮出版社)ほか。
ご感想をお寄せください news-kikaku@seikyo-np.jp

◆〈信仰体験〉 京欄間彫刻師として60年

 【京都市右京区】截金や綴れ織などの伝統技術は、京都の固有の美意識によって、1000年を超える歴史の中で育まれてきた。「京都迎賓館」には、その“匠の技”が凝縮されている。

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