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2017年6月14日 (水)

2017年6月14日(水)の聖教

2017年6月14日(水)の聖教

◆わが友に贈る

団結と勝利の道を開く
使命深き副役職の友よ
いよいよ本領発揮の時!
〝長〟と同じ一念で
本陣に広布の理想郷を!

◆〈名字の言〉 2017年6月14日

 釈尊が初説法の地・鹿野苑へ向かう途中のこと。ウパカという修行者に出会い、対話が始まった▼“仏様”の言葉だからすぐに納得した――わけではなかった。ウパカは「そうかもしれないね」と皮肉交じりに頭を振り、去ってしまったという。仏教学者の中村元氏は、仏でさえも「伝道に関してやはり失敗があったということは、興味ある事実」と(『中村元選集決定版第11巻』春秋社)▼鹿野苑に着いた釈尊は、かつての修行仲間5人のもとへ。数日がかりの対話の末、ついに最初の一人、コンダンニャが教えを理解する。釈尊は感嘆の声を2度も上げた。「ああ、コンダンニャは悟ったのだ!」。やがて他の4人も続いた。なお、先述のウパカも後に釈尊に帰依したとされる▼仏典が伝える釈尊の、なんと人間らしい姿か。「仏」だから、何か特別な力を持っているわけではない。正道を広めたいという誓いの強さ、友に幸福になってほしいという慈悲の深さ、心を通わせようとする誠実と忍耐。仏の「力」といっても、そこに尽きよう▼御書に「力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし」(1361ページ)と。自身の持てる精いっぱいの力を振り絞って、対話に挑もう。その人こそ、仏にも等しい、広宣流布の偉大な勇者である。(之)

◆〈寸鉄〉 2017年6月14日

 「強敵を伏して始て力士
 をしる」御書。青年は戦い
 に勝って弟子の証し残せ
      ◇
 東京・豊島が執念の猛追。
 ここからが正念場。正義
 の言論戦で栄光の扉開け
      ◇
 大田が勇戦。破れぬ壁は
 ない。今こそ爆発的拡大
 で東京凱歌の先陣を断固
      ◇
 油断をすれば濁流に流さ
 れる―戸田先生。仏法は
 勝負。日々発心の祈りを
      ◇
 働く意欲ある高齢者を後
 押しする自治体が続々。
 経験豊かな“日本の宝”

◆社説  食中毒に細心の注意   賢明で心豊かな食生活が健康守る


 食中毒予防に力を入れなければならない時季となった。食中毒を引き起こす細菌の多くは、人間や動物の体温ぐらいの温度で増殖のスピードが最も速くなる。また湿気を好むため、細菌が原因となる食中毒は夏場(6月~8月)に多く発生している。
 先月26日には、新潟・妙高市内の山中で湧き水を飲んだ小学生と家族ら43人が発熱や下痢などの症状を訴え、食中毒菌のカンピロバクターが検出された。ペットボトルに湧き水を入れて持ち帰った児童がいて、それを飲んだ家族も発症したという。県は、井戸水や湧き水などの水質は変化するので、煮沸してから飲むよう呼び掛けている。
 厚生労働省は食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」との食中毒予防の3原則に基づき、「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」を発表している。①食品の購入――消費期限などを確認する。肉汁や魚などの水分が漏れないようにビニール袋などに分けて包む②家庭での保存――帰宅後は速やかに冷蔵庫へ。詰め
過ぎると冷気の循環が悪くなるので7割程度までに。肉、魚、卵などを取り扱う時には前後に手指を洗う③下準備――野菜などの食材を流水でよく洗う。冷凍食品の解凍は冷蔵庫や電子レンジを利用し、自然解凍は避ける。使用後の調理器具は洗った後、熱湯をかけて殺菌する④調理――肉や魚は十分に加熱。中心部を75度で1分間以上の加熱が目安⑤食事――清潔な食器を使う。作った料理は長時間、室温で放置しない⑥残った食品――温め直す時にも十分に加熱。時間がたち過ぎて、少しでも怪しいと思ったら絶対に口に入れずに捨てる。
 手作り弁当にも気を付けたい。清潔な容器を使い、おかずはしっかり加熱。おにぎりは素手ではなくラップを使うと安心だ。長時間持ち歩くなら保冷剤の活用も。また、バーベキューでは、食材を十分加熱し、生肉を扱ったトングや箸は食べる時に使わないなど、特に注意を。
 最近では、寄生虫アニサキスによる食中毒がテレビで取り上げられている。生鮮魚介類を生で食べる際には注意が必要だ。
 池田先生は、食中毒防止の心構えについて「『これぐらいなら』という油断が事故のもとです」と『健康の智慧―仏法の眼・医学の眼―』(池田大作全集第66巻に収録)で語っている。賢明で心豊かな食生活の積み重ねが健康と長寿につながっていく。忙しい日々にあっても「清潔」で「衛生的」な調理と食事を心掛けていきたい。

◆きょうの発心    行学の実践で「東京凱歌」を2017年6月14日

御文
 行学の二道をはげみ候べし、行学たへなば仏法はあるべからず、我もいたし人をも教化候へ、行学は信心よりをこるべく候、力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし(諸法実相抄、1361ページ・編550ページ)
通解 行学の二道を励んでいきなさい。行学が絶えてしまえば仏法はない。自分も行い、人をも教化していきなさい。行学は信心から起こる。力があるならば一文一句であっても人に語っていきなさい。

 信心根本に「行学の二道」にまい進することが仏道修行の根幹であるとの仰せです。
 1977年(昭和52年)12月、杉並文化会館を訪れた池田先生と“大楠公”を連弾でピアノ演奏。奏でる音色の荘厳な響きと力強さに圧倒されながら、「師弟の道、広宣流布の道を永遠に前進しよう」と決意しました。
 現在、楽しみにしているのが、毎月の婦人部の「グループ学習・懇談」です。「大白蓮華」に連載中の池田先生の御書講義などを10年以上、学び合い、歓喜のままに仏法対話に挑戦してきました。6年前、お世話になった音大の先生に20年越しの対話が実ったことが縁で、毎月、友人の家で近隣の方々を招いて“歌う会”を開催するように。友好を深める中で、学会理解の輪が広がっています。
 先生が練馬の友に贈ってくださった「勇気の信心」を実践し、断じて東京凱歌の歴史を開いてまいります。  東京・練馬創価区副総合婦人部長 近澤典子

◆小説『新・人間革命』第30巻 雌伏の章   六十八 (6096)
 


 戸田城聖の二十三回忌にあたる一九八〇年(昭和五十五年)四月二日付の「聖教新聞」に、山本伸一の「恩師の二十三回忌に思う」と題する一文が掲載された。
 そのなかで、彼は呼びかけた。
 「広宣流布の前進を亡失したならば、宗開両祖の御精神に背くことになるのを深く恐れるのであります。私どもは、以上を踏まえつつ、ふたたび、勇んで広宣流布のため、民衆救済の前進を開始してまいろうではありませんか」
 彼の胸には、常に恩師が生き続けていた。慈折広布に生涯を捧げ尽くした勇姿が、瞼から離れなかった。そして、その戸田の弟子らしく、自身もまた、広宣流布に邁進し抜いて、この一生を終わるのだという思いが、強く、強く、込み上げてくるのであった。
 さらに彼は、この原稿のなかで、「大聖人の仏法の実践は、後退を許さぬ生涯の旅路である」と記し、名誉会長として、インタナショナル会長として、同志のために、平和と文化のために、一段と力を尽くしていくことを宣言したのである。
 伸一は今、一年にわたる雌伏の時を経て、勇躍、飛翔を開始しようとしていた。
 学会という民衆の大地には、随所に師弟共戦の闘魂がほとばしり、あふれていた。
 師弟離間の工作が進み、「先生!」と呼ぶことさえ許されないなか、創価の城を守るために、われに「師匠あり」と、勇気の歌声を響かせた丈夫の壮年・男子の代表もいた。
 四国から、はるばる船で伸一のいる横浜を訪れた求道の勇者たち、遠く奄美の地から東京へ駆けつけた健気なる花の女子部……。また、全国各地の同志から、不撓不屈の前進を誓う、幾千、幾万の便りも届いていた。
 吹雪は激しく猛っていたが、深雪の下では、新生の芽が躍り出ていたのだ。この草の根の強さこそが、学会の強さである。その人たちこそが、創価の宝である。
 “この同志と共に、この同志のために、われは立つ! 風よ、吹け! われに吹け!”
 伸一は、深く心に誓った。 (この章終わり)

【聖教ニュース】

◆アメリカ創価大学に「科学棟」を建設  2020年3月完成へ 本年11月着工
 新コース「生命科学」の開設にともない理数系の設備を拡充

建設が発表されたアメリカ創価大学の「科学棟」の完成予想図
建設が発表されたアメリカ創価大学の「科学棟」の完成予想図

 生命尊厳の世界市民を育成するアメリカ創価大学(SUA)に、このほど「科学棟」が建設されることが発表された。2020年3月の完成を目指し、本年11月18日に起工式を行う予定である。
 科学棟は地上3階、地下1階建て。棟内には教室、実験室など理数系科目の授業に必要な施設が完備されるほか、教員研究室、事務室、会議室などが設置される。
 同棟の建設は、20年9月からスタートする新集中コース「生命科学」および「医学大学院進学準備プログラム」の開設にともなうものである。
 SUAではリベラルアーツ(一般教養)の教育課程のもと、幅広い分野の学問を修めるための授業が行われている。3年次からは、専門分野を深める集中コース(コンセントレーション)から一つを専攻することができる。
 現在、選択できるのは「人文科学」「社会・行動科学」「環境」「国際研究」の四つ。新たに加わる「生命科学」コースには、生物学、化学、物理学、数学などの理数系の授業が用意される。公衆衛生学、生理学、遺伝学などの科目も設けられる。
 また、「医学大学院進学準備プログラム」は、SUA生が卒業後、米国内のメディカルスクール(医学系の専門職大学院)に直接応募できる条件を満たすもの。「生命科学」以外のコースを専攻する学生も履修することができる。
 これまでSUAは、米メディア会社「USニューズ・アンド・ワールド・リポート」による全米大学ランキングにおいて、数々の部門で上位に輝くなど、教育界をはじめ、各界から高い評価を受けている。
 かつて創立者の池田大作先生は、学生たちに呼び掛けた。
 「SUAが、世界に誇る学風――それは、他者をどこまでも思いやり、共に苦楽を分かち合いながら、自他共の可能性を開いていく伝統です。ここに、SUAがSUAたる所以もあります」
 科学棟の建設により、教育環境が一層充実するSUAは、「貢献的人生」を生きゆく世界市民の潮流を、さらに大きく広げることとなろう。

【特集記事・教学・信仰体験など】

◆〈誉れの学園 世界市民を育む創価教育〉第12回=完 母校愛
  人類の幸福の港を守り抜け!

             
1990年5月5日、大阪・交野市の関西創価学園で開かれた同窓の集い。創立者・池田先生は、「創立者にとって、自分の創立した学校の生徒や学生、そして卒業生が、いかに、いとおしく、誇りに思えることか。それは、親の情愛とは、また違った次元の、深い、深い思いなのである」と語り、参加した卒業生・学園生らに真心の励ましを送った
1990年5月5日、大阪・交野市の関西創価学園で開かれた同窓の集い。創立者・池田先生は、「創立者にとって、自分の創立した学校の生徒や学生、そして卒業生が、いかに、いとおしく、誇りに思えることか。それは、親の情愛とは、また違った次元の、深い、深い思いなのである」と語り、参加した卒業生・学園生らに真心の励ましを送った

 今春も、北海道の札幌創価幼稚園には、多くの卒園生が帰ってきた。ある卒園生は、手に小さな瓶を持って、当時の担任のもとを訪ねた。その小瓶に入っていたのは、「甲子園の土」だった――。
 彼は今、高校3年生。卒園後、北海道の小・中・高校に学び、野球に打ち込んだ。憧れの甲子園を目指す日々。厳しい練習に耐え、けがを乗り越えた彼の胸奥には、“池田先生に、幼稚園の先生方に、甲子園出場を報告したい”との思いがあった。
 そしてこの春、北海道代表校の投手として、甲子園のマウンドに立ったのである。
 試合の4日前、彼のもとに、創立者・池田先生からの伝言が届いた。“創価幼稚園出身で甲子園か。本当にうれしい”
 試合当日、創価幼稚園の職員室では、当時の担任をはじめ教職員が、祈るようにテレビを見つめ、声援を送っていた。
 チームは敗れたが、彼は甲子園の土を札幌に持ち帰り、小瓶に移した。そして、創価幼稚園の職員室を訪ね、当時の担任に手渡したのである。その瓶の中には、彼の「母校愛」が詰まっていた。
 札幌創価幼稚園では、1期生が卒園した1977年以来、小学1年生を対象に、卒園生の集いを開催してきた。2001年からは、小学1・4年、中学1年、高校1年と、卒園生が3年ごとに集う「21世紀卒園生大会」に拡充されている。
 卒園生大会には、北海道外からも多数の卒園生が参加する。東西の学園に進学して戻ってくる子も。親子2代にわたる卒園生も増えてきた。ある年の卒園生大会、一人の高校生が近況報告に立った。彼女は、卒園後、父親の転勤で北海道外の小学校へ。だが、クラスメートから言葉のなまりをからかわれ、仲間はずれにされてしまう。
 そんな小学4年次、彼女は卒園生大会で幼稚園に帰った。玄関に入った瞬間、先生方が駆け寄り、優しく抱き締めてくれた。手をつなぎ、そばで悩みを聴いてくれた。
 後日、彼女のもとに、教員の手紙が届く。「良い時も悪い時も連絡ちょうだいね」。悲しみを分かってくれる人がいる。いつでも帰れる場所がある。安心感に包まれた。
 彼女は猛勉強の末、念願の創価高校(東京・小平市)に合格。今、海外の創価幼稚園の先生になりたいと、勉学に励む。
 教員のもとには、卒園生だけでなく、保護者からも多くの電話やメールが届く。保護者と綿密に連携する中で、卒園生の近況や悩みを知り、「的確な励まし」を送ることができる。教員は、創価教育の父・牧口常三郎先生の“真の教育は、子どもに情熱を注ぐ教師と、教育者を全面的に信頼する父母が一体とならなければできない”との教育理念を体現し、卒園後の成長をも見守り続けているのである。
 札幌創価幼稚園の「母校愛」を象徴する一つのデータがある。それは、教職員の半数以上が卒園生だということ。8期生の八木伸子さんもその一人。在園当時から、「創価幼稚園の先生」に憧れていた。
 八木さんは、卒園の時、教員から掛けられた言葉を今も心に刻んでいる。それは、「自分から勇気を出して友達に声を掛けていくんだよ」。小学校では、この言葉を思い出し、そばにいた子に声を掛けた。その子とは今も、何でも話せる親友である。
 八木さんは語る。「先生方は、幼い私たちの未来まで見据えて、強く生きるための指針を送ってくれていたのだと感じます」
 池田先生は語っている。「この幼稚園からは一人も不幸な人を出さない」と。その信念を「わが決意」とする教員の声だからこそ、その言葉が光となって、子どもたちの未来を照らしていくのだろう。
 3月、札幌創価幼稚園に、卒園の歌「ずっと ともだち」が誕生した。離れていても心は一つ。僕も、私も、太陽の子。だから、皆を照らしていける――歌詞には、そうした園児の心が表現された。最後は、池田先生の言葉で結ばれている。「いつまでも ここがこころのふるさと」と。
 ◇
 近年、日本の教育現場では、「愛校心」を育てる授業が重視されている。その一例が「自校教育」の推進だ。それぞれの大学が授業の中で、自らの建学の精神や大学史、社会的使命などを学生に教えている。
 それによって、大学への愛着や誇りが芽生え、研究や課外活動、社会貢献への意欲向上につながり、それが後輩の良き手本になるという好循環をもたらすという。
 母校のことを知るのは簡単だ。しかし、母校愛は、一朝一夕に深まるものではない。創価学園では、約半世紀にわたり、母校愛を育む教育に力を注いできた。その推進役を担ったのは、池田先生である。
 先生は、「真の優等生とは、『母校を愛し続ける人』」との理念を掲げ、学園生に校訓、モットー、五原則、合言葉などを贈り、小説『新・人間革命』などでは、学園創立の淵源を示してきた。
 さらに先生は、生徒たちと共に、建学の精神を刻む校歌や愛唱歌も作ってきた。学園生の「母校愛」は、こうした池田先生の人間教育の中で育まれてきたのである。
 これまで、創価学園の卒業生は、さまざまな形で、母校への貢献を重ねてきた。
 受験相談に乗る人、クラブの後輩に技術を教える人、委員会の後輩を激励する人、寮生・下宿生の後輩を支援する人、定期的に学園の校舎を清掃している人もいる。
 また、学園に寄付や記念品等を寄贈する卒業生もいる。毎年のように、教育ソフトやクラブの備品などが贈られてきた。寮生・下宿生には、少しでも長い時間、郷里の両親に電話をさせてあげたいと、「テレホンカード」が贈られたことも。ハンバーガーやカップラーメン、お菓子が届くこともある。図書委員会の出身者の中には、毎年、図書の寄贈を続けている人もいる。
 また、東西の創価学園出身者による母校への寄付金は、「鳳雛奨学金」として、後輩をサポートしている。学園生の日常を支える“物”の中には、卒業生の真心が詰まった品が多くあるのだ。
 また、東西学園の各校では、卒業生らによる“講演会”が、毎年、定期的に開催されている。これは、多職種で活躍する方々を講師に招き、夢を実現した軌跡や仕事の魅力を話してもらうものだ。
 また、各校では、毎年、定期的に“キャリアガイダンス”も実施している。多分野に進出した数十人ほどの卒業生が、生徒との懇談や進路相談に乗るもの。そのほか、アメリカ創価大学に進学した卒業生らによる受験相談の場も設けられている。
 懇談に参加した生徒たちは、「先輩方のように、私も夢を実現し、学園に帰って来て、後輩をサポートしたい」と感想を。帰校した卒業生たちは、「毎年、学園に帰って来る日を目標にして、仕事で成果を出そうと努力しています」と。学園生も卒業生も、母校を「決意と成長の基点」として、自身の課題と向き合っている。
                                                                      ◇
 1990年7月17日、東京・創価学園の第23回「栄光祭」が開かれた。池田先生は、百年戦争で、イギリス軍に包囲されたフランスの港町カレーを救った英雄サンピエールの信念に触れ、学園生にこう語った。
 「この学園も、ひとつの、人類のための“幸福の港”である。大切な、この宝の港を断じて守り抜かねばならない。悪に蹂躙されてはならない。権威に利用されてもならない。人類のため、正義のために」
 開校以来、どんな時も、“慈父”のように、学園生を信じ、支え、励ましてきた創立者・池田先生。その思いを受け継いだ卒業生たちは、“兄”“姉”のように、愛する後輩たちの成長を見守っている。
 創立50周年の「誉れの学園」。池田先生と心を一つに、母校を守り抜く「英雄たち」がいるかぎり、創価学園は永遠に発展していく――。
池田先生の指針
 母校には、人生の原点がある。
 母校への誇りは自身の人生への誇りでもある。
 本当の優等生とは、一生涯、母校を愛し、同窓の友を大切にする人だ。
 ケンブリッジ、オックスフォードという、イギリスを代表する両大学の偉大さは、単に多くのノーベル賞受賞者や国家の指導者を出したことにあるのではない。真の偉大さは、そこに学んだ者に、生涯にわたる誇りを育んだことだ。
 そして、その誇りとは、自分こそが大学自体であり、母校の栄光を担いゆくのだとの自覚である。
 〈『新・人間革命』「対話」の章〉
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◆〈座談会 栄光の峰をめざして〉37 太陽の婦人部が結成66年 
 困難の壁越える力は誓願の祈り
 「熱中症」には十分な注意を
 
 
私たちが動き語る、誠実な言葉が、どれほど幸の仏縁を結んでいることか。この勇気の対話が、信頼を固め、友情を結び、希望の安全地帯をつくり広げていく(1日、東京・目黒総区の婦人部・女子部の大会)
私たちが動き語る、誠実な言葉が、どれほど幸の仏縁を結んでいることか。この勇気の対話が、信頼を固め、友情を結び、希望の安全地帯をつくり広げていく(1日、東京・目黒総区の婦人部・女子部の大会)

 原田 10日は、「婦人部の日」です。池田先生は常々、“婦人部の皆さまが、深い祈りを根本に、一対一の地道な対話を積み重ね、力の限り正義を叫び抜いてこられたからこそ、現実に広宣流布は大きく進んでいるのだ”と言われています。日夜、広布のために献身してくださる婦人部の皆さまの奮闘に、あらためて心から感謝いたします。
 永石 今、全国の同志が、無限の明るさと勇気で、朗らかに対話を大拡大しています。
 長谷川 先生はかつて、そうした婦人部の皆さまの前進を“正しいことは「正しい」と、おかしいことは「おかしい」と、厳然と言い切る。その論法には、学者も政治家もかなわない”とたたえられました。
 沼倉 「サン?フラワー キャンペーン」として、先生の思想と行動を次の世代にも継承する、婦女一体の活動も活発です。
 永石 ヤング世代の働く婦人部の集いも各地で開かれ、「新しい力」が立ち上がっています。
 沼倉 広布拡大の原動力である「グループ」での学習・懇談の充実や強化も進み、一人一人が、“幸福博士”と光る、信心の成長も図られています。
 原田 この6月は、世界中で婦人部や、女子部「池田華陽会」の記念の会合が開催されています。今、広布は世界同時進行です。
 伊藤 その中、本年は、シンガポール国立植物園が新種の蘭に、先生の奥さまの名を冠し「デンドロビューム・カネコ・イケダ」と命名して10周年となります。
 永石 これは、奥さまの「世界平和の推進への無私の貢献」をたたえたものです。奥さまの、何があっても負けない生き方、ほほ笑みを絶やさない姿、決然と祈り抜く姿勢は、私たち婦人部の模範であり、お手本です。

千載一遇の天の時

 原田 御書では、南無妙法蓮華経の題目は「太陽」に、たとえられています。たとえば、「太陽が東の空に昇れば、その明るさによって、全ての星の光は跡形もなく消え去ってしまう」(1393ページ、趣意)と仰せです。これは、日蓮大聖人の教えが、全民衆を救う「太陽の仏法」であることを表しています。
 長谷川 婦人部の皆さまの強さは、その確信で、何があっても御本尊に強盛に祈り、そこから出発して体験をつかみ、生き生きと前進されてきたことです。
 伊藤 婦人部「実践の五指針」の第一も「祈りからすべては始まる」ですね。
 永石 婦人部は、その指針を胸に、“どんな宿命にも、絶対に勝つ!”と決めて祈り抜いてきました。
 原田 大聖人は「法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず」(御書1352ページ)と御断言です。婦人部の66年の歴史は、その偉大な人間革命と宿命転換の実証の歴史です。
 長谷川 風雪を乗り越え、つかんだ春ほど、美しいものはありません。「頂上を登攀するのに楽な道などない」「一つ一つの苦闘が勝利なのだ」とヘレン・ケラーが言ったように、婦人部の皆さまが歯を食いしばって、一歩一歩、目の前の“困難の壁”を乗り越えてきたからこそ、学会の今があるのです。
 原田 正しい信仰ゆえ、誤解による迫害を受けることもあります。けれども大聖人は、大難の中、勇気ある信心を貫き通した千日尼に仰せです。
 「いよいよ信心に励んでいきなさい。仏法の道理を人に語ろうとする者を、多くの人が必ず憎むであろう。憎むなら憎めばよい」「仏の金言の通りに実践する、その人こそ、如説修行の人なのである」(同1308ページ、趣意)と。
 沼倉 「如説修行の人」とは、法華経の行者のことです。その最も尊い称号を厳しい環境で勇敢に戦う女性の弟子に与えられたことに深い感動を覚えます。
 原田 大聖人はまた、遠方から駆け付けた、求道心の厚い一人のけなげな女性信徒を「日本第一の法華経の行者の女人」(同1217ページ)と称賛され、さらに強く激励されます。「前々からの信心の志は、言い尽くせぬほど立派なものでした。しかし、これからは、なお一層、強盛な信心を奮い起こしていきなさい。その時は、ますます十羅刹女の御守護も強くなると確信していきなさい」(同1220ページ、通解)
 沼倉 先生は、この御文を通し、「人生には、これまでの壁を破り、生まれ変わったように立ち上がるべき時がある」と言われ、「過去の壁を破って、決然と立ち上がれ! 自分が今いるその場所から!」と指導されています。
 永石 かつてない激戦に挑戦する私たちにとって、今こそ、「千載一遇の天の時」です。いかなる闇をも打ち払う婦人部の「強き誓願の祈り」と「勇気の行動」で、広布の新たな歴史を開いてまいります。

小まめな水分補給

 長谷川 暑い日が増え、「熱中症」を発症される方が多くいます。
 永石 暑さに慣れない、この時期も、熱中症には十分な注意が必要です。
 伊藤 予防には、「暑さを避けること」と「水分の補給」が大切です。
 沼倉 たとえば、外では「日陰を選んで歩く」、屋内では「我慢せず冷房を入れる」、「襟元がゆるく、通気の良い服を着る」ことなどを心掛けたいですね。
 原田 喉が渇いていなくても、暑いところに出る前から、水分を取っておくことも重要です。
 また、忙しい中だからこそ、自転車や歩行中の転倒事故にも注意を払っていきたい。皆で声を掛け合いながら、有意義な日々を送っていきましょう。

◆〈信仰体験〉 クローン病と闘い17年 負けない人が最後に勝つ


 【北海道・余市町】「心の温かい穏やかな人」。周囲からそう慕われる石谷県一さん(38)=余市支部、県青年部長=は今、介護福祉士として社会福祉法人の高齢者施設で働
 

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