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2017年2月27日 (月)

2017年2月27日(月)の聖教

2017年2月27日(月)の聖教

◆今週のことば

「師子王は前三後一」
小事にも油断しない。
奮迅の祈りと勢いから
道は劇的に開ける。
いざ師子王の心で勝て!

◆名字の言


  道路際のフェンスが、ふと目に留まった。数日前に設置されたばかりなのに、もう植え込みの植物がつるを絡ませ、伸びようとしている▼たくましい生命力を感じるとともに、「葛は大きな松の木にかかって千尋に伸びることができる」(御書26ページ、通解)との御聖訓を思う。葛のつるは1日に30センチも伸びることがある。多くの植物は自らを支えるために力を使うが、葛は伸びる方に“集中”できるからだという▼青年が多く育つ地区の座談会に出席すると一つの共通点に気付く。会場の後方に必ず、いすに座って静かに皆を見守る草創の大先輩たちがいるのだ。著しい発展を遂げる各国SGIでも同じだった▼ドイツには炭鉱労働者や看護師として働きつつ広布を開いた先輩。スペインには学会を襲った障魔に動じず信心を貫いた壮年や婦人――。風雪に揺るがぬ大木があってこそ、葛はどこまでも伸びる。大仏法を体現してきた池田先生、また共に広布に尽くす草創の先輩方ありて、世界広布も青年拡大もある▼「植えた木であっても、強い支柱で支えれば、大風が吹いても倒れない」(同1468ページ、通解)との御金言がある。新時代を伸びゆく青年世代と見守り支える先輩世代。それぞれの使命を自覚する時、どちらの胸にも新たな力が躍動する。(洋)


◆〈寸鉄〉 2017年2月27日

 会長の姿に師と共に生き
 抜く真実を見た―博士。
 仏法は師弟。後継よ続け
      ◇
 各地で「女性の日」。婦女
 一体の前進で地域に希望
 の光。賑やかに対話拡大
      ◇
 何が必要かよりも自分に
 今、何ができるかを問え
 ―魯迅。今日も一歩前へ
      ◇
 広島の原爆資料館の入館
 者が過去最多に。核なき
 世界へ平和の思潮今こそ
      ◇
 大学生の半数、読書時間
 0と。青年は深き思索の
 時つくれ。開く習慣から

◆社説  3月から未来部希望月間  後継の友に温かな励ましを


 来月1日から、「未来部希望月間」がスタートする(4月9日まで)。全国各地で卒業部員会や合唱団の入卒団式、創価ファミリー勤行会などが開催される予定だ。
 3月といえば、卒業シーズンを迎え、進級や進学、就職に備える大事な時期。多感な青春時代である。さまざまな変化に応じて、希望とともに悩みも増える。不本意な受験結果や進路に戸惑う人もいる。また、新しい環境や人間関係に不安をおぼえる人もいるだろう。そんな時に大切なのが、両親や友人、地域の学会員をはじめとした、周囲からの励ましである。
 ある中等部員は、小学生の頃からいじめに悩み、中学に進学した後もいじめが続いた
 転機となったのは、両親から渡された『希望対話』だった。池田先生の力強い指導に触れた彼は、「自分が負けちゃいけない!」と勇気を奮い起こし、唱題を重ねた。そして今では、同級生たちから、クラスの“ムードメーカー”と慕われるまでになった。
 また、ある高等部員も、中学の頃から人間関係に悩んできた。それでも学校に行
くことができたのは、「大丈夫?」と彼に声を掛け続けた友人の存在が大きい。“自
分のことを心配してくれる人がいる”ことが、彼の心の支えとなった。
 高校に進学し、ある会合に参加した彼は、男子部の先輩から温かな励ましを受け、唱題に挑戦するように。そして、苦しい時に支えてくれた友に恩返しがしたいと祈り、友人に「幸せになってもらいたい」と語り、入会に導くことができたのだ。
 御書に「言葉というのは心の思いを響かせて、声に表したものをいう」(563ページ、通解)と。幸福を願う心は言葉になって、必ず相手に通じていく。
 池田先生は「たった一度の出会いでも、短い時間の語らいでも、直接、会えなくとも、人生を変える励ましがある。後継の友に、かけがえのない触発となる。若き生命の無限の可能性を開くのは、まさしく関わる側の熱意であり、誠意であろう」と記している(「随筆 我らの勝利の大道」)。
 希望の若芽は、励ましの陽光を浴び、人間信頼の大地に育まれて伸びる。
 暖かな日差しに、桜のつぼみも大きくふくらむ春3月――。無限の可能性を持った未来部員一人一人の胸中にも希望が大きく広がるように、深い祈りと、真心の声掛けで、励ましを送っていきたい。

◆きょうの発心   威風堂々と弘教拡大に挑戦!2017年2月27日

御文
 裸形の猛者の進んで大陣を破ると甲冑を帯せる猛者の退いて一陣をも破らざるとは何れが勝るるや(法華真言勝劣事、123ページ・編228ページ)
通解 裸の猛者が勇敢に突き進んで大陣を破るのと、甲冑を身に着けた猛者が引き退いて一陣をも破らないのとでは、どちらが勝れているであろうか。

 戦いにあって肝心なのは、身分や立場ではなく、本当に戦う精神があるかどうかであると仰せです。
 
 1982年(昭和57年)、関西創価中学に、男女共学1期生として入学。大学に進学後、初めて折伏に挑戦しましたが、十人、百人と対話しても、弘教が実らず悩みました。目の前で苦悩する友と心を通わせられず、この上ない無力感を覚えました。
 「題目を唱え、誠意を尽くしていこう」と腹を決め、唱題に挑戦。友の幸福を懸命に祈り抜く中、「お前を信じてやってみる」と言われた時の感動は、今も忘れられません。
 現実に一人の人に仏法を伝えることが、いかに大変であるかを深く学ぶことができました。この難事に挑み、地涌の連帯を広めてきた両親や先輩、そして、世界広布の指揮を執られる池田先生の偉大さを心から実感することができました。
 今、京都中央総県は、威風堂々と弘教拡大に挑戦しています。京都の北山南河を“創価の都”と輝かせるべく、勇んで広布拡大に励んでまいります。   京都中央総県長 茂手木高広

◆小説『新・人間革命』第30巻 大山の章  四十七
 
 

 山本伸一は、記者団の質問に答えて、今後の自身の行動について語っていった。
 「学会としては、世界の平和をめざし、仏法を基調として、さらに幅広い平和運動、教育・文化運動等を展開していきます。私は、その活動に時間をあて、行動していきたいと考えています」
 伸一への質問は続いた。
 「会長交代によって、今後、学会と公明党の関係は変わりますか」
 記者たちの最大関心事は学会と政治との関係にあったようだ。伸一は微笑みながら、「それは、新会長に聞いてもらわないと。でも、これまでと同じでしょ?」と言って、隣の十条潔の顔をのぞき込んだ。
 十条は大きく頷いた。
 「やっぱり、同じですって」
 また、笑いが広がった。
 「これまで同様、学会が公明党の支援団体であることに変わりはないということです。公明党には、いちばん国民のために貢献していると言われる党に、さらに成長していっていただきたいというのが、私の願いです」
 彼は、すべての質問に、率直に答えた。
 午後八時前、記者会見は終わった。
 受付の女子職員が、心配そうな顔で伸一を見ていた。彼は、微笑を浮かべて言った。
 「大丈夫! 私は何も変わらないよ!」
 それから別室に移り、青年部幹部らと懇談した。彼は魂を注ぎ込む思いで訴えた。
 「私が、どんな状況に追い込まれようが、青年が本気になれば、未来は開かれていく。
 弟子が本当に勝負すべきは、日々、師匠に指導を受けながら戦っている時ではない。それは、いわば訓練期間だ。師が、直接、指揮を執らなくなった時こそが勝負だ。
 しかし、師が身を引くと、それをいいことに、わがまま放題になり、学会精神を忘れ去る人もいる。戸田先生が理事長を辞められた時もそうだった。君たちは、断じてそうなってはならない。私に代わって、さっそうと立ち上がるんだ! 皆が“伸一”になるんだ!」

◆〈池田先生と共に 新時代を進む〉5 我らの宝城から幸福勝利の光
 


 待望の新会館が各地に誕生し、心からお祝いしたい。
 わが学会の会館は、希望と幸福の宝処であり、平和と文化の大城である。
 新時代の「二月闘争」で意気軒高の東京・大田区の友からは、中心の文化会館が完成以来27年で来館者が延べ600万人になったと喜びの報告があった。
 恩師の事業が苦境にあった渦中に、私はお約束した。「広宣流布の立派な城を日本中、世界中に建てますから、ご安心ください」と。
 今、各会館に喜々として集い来る創価の宝友たちを戸田先生は、会心の笑顔で見守られているであろう。
                ― ◇ ― 
 寒い日々も、広布の道場を厳然と守ってくださる、創価班、牙城会、白蓮グループをはじめ、会館守る会、婦人部の香城会、一日会館長の創価宝城会など、尊き陰徳の方々に感謝は尽きない。無量の陽報に包まれゆくことを深く確信する。
 とりわけ、3月5日の壮年部の結成記念日を前に、王城会の皆さん方の奮闘に厚く御礼を申し上げたい。
 多忙な中、懸命にやりくりしての厳護の着任とともに、澎湃と躍り出る地涌の勇士の先陣を切る大活躍も、よく伺っている。
 「王城会」――何と誇り高き名前であろうか。
 日蓮大聖人は、「王」の意義について「天・地・人を貫きて少しも傾かざるを王とは名けたり」(御書1422ページ)と仰せになられた。
 何ものにも揺るがず、正義の学会を支え抜く「黄金柱」と合致する力用である。
 わが信頼する王城会の盟友たちよ! 民衆に尽くし、民衆から仰がれ慕われゆく真正の「人間王者」として、一人ももれなく、健康で大勝利の人生を、威風堂々と飾ってくれたまえ!
                  ― ◇ ― 
 地域の宝の個人会場、個人会館を提供くださっているご家庭に、皆で深謝したい。心して大切に礼儀正しく、使わせていただこう。
 牧口先生は、座談会の折々、会場のご家族に丁重に挨拶をなされていた。私の妻も、大田区の実家で、幼き日に命に刻んだ牧口先生の振る舞いを、たゆまぬ前進の力としている。 御聖訓には「かかる濁世には互につねに・いゐあわせてひまもなく後世ねがわせ給い候へ」(同965ページ)と仰せである。
 創価の城は、皆が永遠の幸福を開く宝城だ。この城と共に地域も栄える。この城から、勝利の人材を一段と送り出そうではないか!

【聖教ニュース】

◆各地に新会館 喜びはじける開館式
 わが地域に幸と安心の城


北海道・苫小牧平和会館
 わが地域に幸と安心の城と輝く創価の会館が、各地に誕生した。
 北海道の新「苫小牧平和会館」の開館式は26日、苫小牧市の同会館で行われた。
 池田大作先生は、1954年8月に北海道を初訪問した際、苫小牧へも広布の歩みを。10人ほどの新来者に情熱を込めて仏法を語り、全員が入会を決意した。弘教の波は勢いよく広がり、8年後には苫小牧に支部が結成。今年で55周年の佳節となる。
 先生は後年、同会館に隣接する旧・苫小牧平和会館で語った。
 「苫小牧は、これから開ける町だね。もっともっと発展していく所だね」
 式典では、地元・太平洋総県の羽野総県長、相内同婦人部長が「師の期待に応え、開拓と発展の新時代を築こう」と力説した。


東京 葛飾・柴又平和会館

 東京・葛飾の「柴又平和会館」の開館式は同日、区内の同会館で晴れやかに。
 人気映画「男はつらいよ」の“寅さん”の街として有名な柴又。下町情緒あふれる地域に誕生した同会館は、高砂桜城区の中心会館となる。町会や消防団などの地域活動に貢献する同区の友は、新会館の完成を荘厳すべく、全支部が見事な聖教拡大を成し遂げた。
 式典では大久保葛飾総区長の後、高砂桜城区の半田知久区長、堀川聡子婦人部長が「池田先生の葛飾初代総ブロック長就任60周年の本年、感謝の思いで師弟共戦の歴史を築こう」と語った。音楽隊・しなの合唱団が祝賀の歌声を。金澤総東京長が友をたたえた。


神奈川・麻生文化会館

 神奈川の「麻生文化会館」の開館式は25日、川崎市麻生区の同会館で行われた。
 同会館は、麻生勇勝区(宿野部悟区長、新井妙子婦人部長)の中心会場となる。
 式典でピアノを演奏した江尻由香利さん。大学進学を機に山梨から麻生区へ。女子部の先輩や創価家族の温かさに触れ、“自分も励ます側の人になりたい”と、学会活動にまい進するようになった。現在、本部長、区白蓮グループ委員長として対話に率先。仕事では生活支援員として周囲の信頼を広げる。
 「お世話になった方々への感謝を込めました」と、力強くも温かな音律を響かせた。
 式典では、鈴木川崎総県長が経過報告。宿野部区長は「新会館の喜びを胸に、功徳と人材と勝利の花を咲かせよう」と呼び掛けた。

【先生のメッセージ・特集記事】

◆〈座談会 栄光の峰をめざして〉11 「伝統の2月」から
 「広布後継の3月」へ 創価班・牙城会・白蓮Gが躍動
 全国各地で入卒式が意気高く

 原田 「新時代の二月闘争」から広布後継の「3・16」へ、男女青年部が目覚ましい拡大を遂げていますね。池田先生も活躍を最大にたたえられています。
 志賀 男子部は全国で、創価班大学校40・41期、牙城会新世紀大学校16・17期の入卒式を行っています。
 清水 「ロマン総会」を大成功に終え、女子部でも各地で白蓮グループ15・16期の入卒式を行っています。
 原田 未来の学会の命運を担う大事な人材です。勇気を奮った“挑戦の一歩”が結実し、人間革命・宿命転換のドラマが各地で生まれています。頼もしい限りです。陰で支えてくださる先輩方、そして壮年・婦人部の皆さまにも、あらためて心から感謝申し上げます。

新たな人材が陸続

 志賀 北陸・富山池田県では、2年連続、創価班大学校生が全員、折伏を実らせています。先輩が率先の弘教で範を示し、一緒になって折伏に臨むことで大きな触発を与えています。
 角田 同県のある40期生は「臆病な自分を克服したい」と入校しました。先駆する先輩の姿に奮起し、勇気を振り絞った執念の対話で、人生初の御本尊流布を成就。彼は、その先輩がさらに弘教を果たしたことに奮い立ち、自身も2世帯目の御本尊流布を達成しました。「大学校での薫陶を通し、『自分の弱い心』に打ち勝つ信心の力を確信しました」と彼は語っています。
 志賀 2人が折伏した友人のうち3人が、本年、創価班・牙城会大学校に入校しました。その中には、入校前にすでに、2世帯の弘教をした方もいます。
 角田 1月の本部幹部会で、代表の活動報告をした方も、創価班です。大学校卒業後も毎年、後輩の模範となるよう、率先して弘教を実践しています。職場でも実証を示し、地域貢献でも信頼を広げています。
 原田 先生は「『後輩のためなら』と労苦を惜しまぬ先輩がいるから、学会の人材の流れは盤石なのです。広宣流布は断絶することなく、未来へと発展していくことができるのです」と語られています。これが創価の人材育成の伝統です。
 角田 「『創価』とは『勝利』の異名なり」との指導を胸に、弘教・拡大、人材育成、破邪顕正の言論戦、全ての戦いにおいて、創価班が「勝利」の原動力となっていく決意です。
 志賀 牙城会は、先生から「ただ頼む 冥の照覧 牙城会」との句を頂いて、本年で35周年を迎えます。1982年6月、第1次宗門事件の“反転攻勢”の上げ潮の中、先生は北海道の地で、広布の使命に徹する牙城会を最大にたたえ、句を贈ってくださいました
 前島 北海道牙城会は、佳節を勝ち飾ろうと、リーダー率先で圧倒的な弘教・聖教拡大を果たし、着任でも模範の取り組みを行っています。札幌厚別総区のある16期生は、家族に念願の弘教を実らせ、さらに40人以上に対話。模範の聖教拡大も果たしています
 志賀 地区リーダーとしても、2人の17期生を輩出したそうですね。
 前島 また、網走戸田県のある17期生は「自分を変えたい」と願い、昨年2月に入会しました。祈った通り、すぐに自身の変化を実感し、「この信心は本物だ」と確信。入会した翌月に、友人に御本尊流布。さらに、その友人も本年、創価班大学校に入校しました
 原田 「竹の節を一つ破ぬれば余の節亦破るるが如し」(御書1046ページ)との通り、新たな人材が破竹の勢いを生んでいますね。
 前島 「ただ頼む」――先生の全幅の信頼にお応えすべく、一回一回の着任に勝って集い合い、新たな人材と共に、学会厳護の使命を果たしてまいります。そして一切の勝利の突破口を断じて開いていきます。

“良き同志と先輩”

 大串 白蓮グループでは、毎回の任務の中で“心”を磨き、先生の“目の前の一人を大切にする行動”を受け継いでいます。毎月8日の「白蓮DAY」をリズムに「歓喜の弘教」も各地に大きく広がっています。
 清水 総千葉では、皆が折伏に挑戦できるよう、女子部の先輩と白蓮メンバーが、2人1組で励まし合う“ピーナッツ”という取り組みを行っていますね。
 大串 殻の中で実が二つ寄り添うように、共に目標を立てて祈り、折伏に挑戦して、“共に殻を破ろう”という思いが込められています。ある県では、先輩と励まし合う中で、白蓮メンバーが友人を入会決意に導きました。さらにその翌日、翌々日には、先輩の2人の友人が入会を決意しました。各地に次々と折伏の息吹が広がり、職場での活躍など、勝利の実証も生まれています。
 清水 総長野では、班長同士が触発し合えるようにと「班長研修会」を行いました。共に研修会に参加したメンバーが弘教を実らせ、輝く姿に触れ、ある班長は“私も折伏したい”と決意。そして、華陽姉妹の温かな連帯に感動した友人に、御本尊流布をすることができました。さらに、その新入会の方も今、折伏に挑戦しています。
 原田 「信心の宝――それは、良き同志と良き先輩です。みんなで仲良く励まし合い、支え合って、全員が『幸福勝利の博士』と光っていってください」と、先生が白蓮グループに語られている通りの姿ですね。
 大串 「白蓮乃人に 不幸なし」との先生の指針を胸に、白蓮グループでの宝の薫陶を通して、一生の幸福と勝利の土台を皆で築いてまいります。
 原田 創価班・牙城会・白蓮グループのスクラムは、今や世界中に広がり、各国SGIの中核として活躍しています。先生は「世界広布新時代の今この時、躍り出た地涌の若人が、どれほど深い使命と宿縁を帯びていることか」と万感の期待を寄せられています。
 志賀 「青年が青年を拡大し続けるところが、永遠に勝つ」――この先生の呼び掛けを胸に、「3・16」「4・2」、そして「5・3」へ、世界の同志と共に圧倒的な拡大を繰り広げてまいります。

◆〈魂のバトンを君に 池田先生と後継の友〉 中部
 いざや築け!堅塁の金の城を

世界青年平和文化祭で、カメラを手に青年たちの熱演を見守る池田先生(1986年10月5日、愛知県体育館で)。この日は「中部青年部の日」と輝く
世界青年平和文化祭で、カメラを手に青年たちの熱演を見守る池田先生(1986年10月5日、愛知県体育館で)。この日は「中部青年部の日」と輝く

 後継の友の輝く未来を信じ、共に祈り、共に語り、共に進む――各方面に刻まれた池田先生の青年部への激励行を追う新企画「魂のバトンを君に」。第1回は、中部を紹介する。
 いざや起て
  いざや築けと
    金の城
   中部の堅塁
    丈夫勇みて
  
 60年前の2月、池田先生は詠んだ。
 戦いには急所がある。その舞台こそ、天下分け目の関ケ原があり、日本の中心に位置する中部であった。
 中部に人材の堅き城が築かれてこそ、日本の広宣流布も盤石となる。それが先生の確信であった。
 愛知、三重、岐阜――100回を超える中部への足跡。その一回一回を通し、先生は、中部の使命を語り、未来を託す青年たちを育ててきた。
                  ◆◇◆ 
 「青年部が前に来なさい」
 1981年(昭和56年)11月27日。岐阜文化会館で、池田先生は語った。前方に座った青年たち。その一人一人の出身地などを尋ねながら、スピーチした。
 「青年部は純粋だ。青年には未来がある」
 翌28日にも、中部青年部の代表100人と2時間にわたり懇談。“文化祭を開催したい”との青年たちの熱意に、こう応じた。
 「分かった。やろう! 君たち青年部が、一切を担って立つんだ」
 当時、岐阜の男子部長だった石津泰伸さん(名古屋牧口総県主事)。「第1次宗門事件の渦中でした。池田門下が躍動する文化祭を通し、学会と先生の正義を示したかった」と振り返る。
 その5カ月後。82年(同57年)4月29日に、第1回「中部青年平和文化祭」が岐阜県営陸上競技場(当時)で開催され、7万人の若人たちが乱舞した。
 圧巻は、男子部3000人の組み体操。そこで、一つのドラマが生まれた。
 5基のうち、中央の五段円塔が完成直前に崩れた。
 観衆が息をのんで見守る中、不屈の心で再挑戦し、見事に完成させた。
 その模様は、岐阜放送で実況中継され、学会青年部の心意気を満天下に示す文化祭となった。
 やり切った!――誰もが満足感にひたったが、最後にあいさつした先生は、こう提案した。
 “第2回の文化祭を開こう”。後日、その真意を語っている。
 「倒れても立ち上がる不屈の精神、それが堅塁中部の魂なんだ」「一度で満足してはいけない。二度繰り返して本物になるんだ」
 文化祭に、徒手体操で出演した飯沼研二さん(西濃圏、副圏長)。「“もう一度”との先生の提案に、青年を鍛えようとされる真剣さが伝わってきました」
 「池田先生はすごい人だ、すごい師匠だ」。子どもたちにも常々、こう伝えてきた研二さんには、忘れられない光景があった。
 77年(同52年)4月29日、中部第1総合研修所(現・三重研修道場)で行われた岐阜の青年部集会。先生は真心の激励を送った後も、バスで帰路に就く青年たちに手を振って見送った。「愛する青年たちのために、どこまでも心を砕く。これが先生なんだと胸が熱くなりました」
                 ◆◇◆ 
 第1回の文化祭から第2回までは、5カ月余り。次の会場は、三重の四日市市陸上競技場(当時)であった。
 「短期間の準備であっても、同じ演目では意味がありません。あの頃は、新しいものを生み出そうと、真剣に語り合う姿が各所で見られました」。中部男子部主任部長だった中本好昭さん(中部参事)は言う。
 当時、青年部の合言葉は「鍛錬」。弘教拡大に挑みながら、練習を重ねた。
 迎えた82年(同57年)10月3日の第2回文化祭。体操やダンス、力強い行進などが披露され、フィナーレでは、3万3000人の若人による中部歌「この道の歌」の歓喜の歌声が、会場の空にこだました。
 固く手を握り、肩を抱き合う友、涙を拭う友、拳を突き上げる友……。
 感動さめやらぬ会場に、池田先生から伝言が届く。
 「本当によかった。大、大成功おめでとう」
 この日、福冨あけみさん(鈴鹿常勝圏、支部副婦人部長)は、文化祭の生中継をテレビで見ていた。のちに夫となる栄さん(同圏、圏副本部長)が、役員として支えていた。
 「夫から信心の話を聞いてはいましたが、『私はやらない』と壁をつくっていました。でも、テレビを見て、それまでの“宗教”のイメージが一変しました。若者たちの迫力に圧倒されました」
 あけみさんは、この3カ月後に入会した。
                  ◆◇◆ 
 岐阜、三重と、1年に2回の文化祭を成功させた中部青年部。翌83年(同58年)4月、池田先生が中部を訪問した折には、さらなる構想が発表された。
 愛知での「世界青年平和文化祭」の開催である。それは、3年後の86年(同61年)と決まった。
 次なる目標へ、先生の励ましは続いた。
 85年(同60年)10月7日は、三重研修道場内に中部青年部が築いた「三重池田青年塾」の開所式に出席。「これからが若き諸君の本舞台だ」と。
 翌8日には、「道が大事だ。真っ直ぐに進むんだ。道を間違えては駄目だ」と、「道」などの書を揮毫。「さっき青年塾で書いてきたよ」と、代表の友に披露した。
 86年(同61年)9月には、群馬の文化祭に中部青年部の代表を招待。終わると、すぐに伝言を伝えた。
 「一緒に帰ろう」
 同乗した上越新幹線では、青年たちのもとに、次々と激励が届いた。
 今こそ、堅塁の底力を!
 君たちの手で新時代を!
 後継の成長を願う心が、ひしひしと伝わってきた。
 そして同年10月5日。愛知県体育館で、「世界青年平和文化祭」が開かれた。
 「この明るさ、この色、いいね」
 文化祭では、一つ一つの演技に拍手を送り、その模様をカメラに収めた。
 当時、長野耕三さん(副中部長)は、中部青年部長として、先生に演目の説明をしていた。「演技の合間にも、出演者に気を配り、電光石火で励ましの手を打たれていました」
 長野さん自身も、激励の当事者となった。教員をしていた頃の教え子が、ミュージカルに出演していることを報告すると、すぐに“皆に紹介してあげよう”。頑張っている人を一人も励まさずにはおかない、という気迫がみなぎっていた。
 「岐阜、三重、そして愛知での文化祭。その全てに出演する中で、先生に原点を築いていただきました」とは、音楽隊のフラッグ隊を務めた加藤英知さん(中川王者区、支部長)。
 愛知の文化祭の前年、音楽隊員としてハワイへ。その折、先生は提案した。
 “お父さん、お母さんを亡くした人は植樹を”
 中学1年の時、母親を失っていた英知さんも、植樹に参加した。「先生が目の前で見守ってくださる中、植樹をしました。“全部、分かってくださっている”。そう実感しました」
 師弟に生きる英知さんのもとで育った3人の子どもたちは今、男子部・女子部・学生部のリーダーとして、後継の道を歩む。
                                                 ◆◇◆ 
 87年(同62年)9月20日、池田先生は、中部文化会館(現・中部池田記念会館)を訪れた。
 70年前後の“言論問題”では最も厳しい風雪に耐え、80年代にも宗門事件の嵐が吹き荒れた中部。しかし烈風の中で断固と勝ち抜き、岐阜、三重、愛知の文化祭を節に、凜々しく成長した青年たちの顔があった。
 先生は、中部の同志を前に、高らかに宣言した。
 「よくぞ、ここまで戦い抜かれた」
 「皆さま方の今日までのご苦労をたたえ、中部の『大勝利宣言』としたい」
 「堅塁」――その「堅」の一字には、どんな試練にも揺るがぬ「堅固」という意味がある。どんな苦難をも耐え抜く「堅忍」という意味がある。そして、どんな変化にも勝ち抜く「堅実」という意味がある。
 本年4月に愛知、三重、岐阜の各県で行われる創価青年大会に向け、青春の汗を流す中部青年部。堅塁の新たな時代を開く後継たちの挑戦が始まっている。


◆3月の広布史

◎3・5「壮年部結成記念日」
 1966年(昭和41年)3月5日、池田先生のもと、学会本部に750人の代表が集い、壮年部が結成された。席上、先生は“創価の城を支えゆく、黄金柱になっていただきたい”“壮年部が大きく成長し、堅固な広宣流布の構えができるならば、わが創価学会は永久に盤石です”などと述べ、大きな期待を寄せた。
 ※参考資料=小説『新・人間革命』第10巻「桂冠」 


◎3・8「芸術部の日」
 62年(同37年)3月8日、「文化の世紀」の到来を見通した池田先生のもと、20人で部が発足した。本年は、結成55周年となる。
 ※参考資料=『新・人間革命』第13巻「光城」


◎3・11「小樽問答記念日」
 55年(同30年)3月11日、北海道小樽市の公会堂で、創価学会と日蓮宗(身延派)の正邪を決する法論が行われた。青年部の室長だった池田先生が司会を務め、第一声で日蓮宗側を圧倒。学会側の完全勝利に終わった。
 ※参考資料=『人間革命』第9巻「発端」「小樽問答」


◎3・16「広宣流布記念の日」
 57年(同32年)、第2代会長の戸田先生が、生涯の願業である75万世帯の弘教を達成。翌58年3月上旬、戸田先生は、若き池田先生に「将来のために、広宣流布の模擬試験、予行演習となる式典をしよう」と提案。同月16日、男女青年部の精鋭6000人が戸田先生のもとに集い、“広宣流布の記念式典”が開かれた。戸田先生は席上、「創価学会は、宗教界の王者である」と師子吼。広布のバトンを後継の青年に託した。
 ※参考資料=『人間革命』第12巻「後継」


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