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2017年2月22日 (水)

2017年2月22日(水)の聖教

2017年2月22日(水)の聖教

◆わが友に贈る


仕事等で忙しい時こそ
知恵と勇気を出し
連携を取ろう!
呼吸を合わせる努力から
拡大の波動は生まれる!

◆名字の言


  先日、89歳で亡くなったオランダの絵本作家ディック・ブルーナさん。うさぎの「ミッフィー」シリーズをはじめ、多くの作品を残した▼ブルーナさんが描いた絵本の登場人物は、いつも正面を向いている。体が横を向いても顔は真正面のまま。その理由を「うれしいときにも悲しいときにも目をそらすことなく、読者の子どもたちと正直に対峙していたいという気持ちのあらわれ」と語った。全ての子どもに「平等に幸福が訪れますように」と創作を続けたという(『ミッフィーからの贈り物』講談社文庫)▼10代の時、ナチス・ドイツがオランダに侵攻した。疎開先で過ごしていた冬の日、幾人かのユダヤ人が冷たい湖を泳いで逃げる場面を見かけ、憤りと悲しみが込み上げた。少年時代の体験から「戦争はあってはならない」と。子どもの幸せを真っすぐに見つめるまなざしの奥には、平和を願う信念があったのだろう▼池田先生は「『生命』を基準にした時、誰もが一対一で向き合うことができる」と語る。皆がかけがえのない命を持っている。幸せになる権利がある。その大前提があってこそ相手を敬うことができる▼喜びも悲しみも真正面から受け止めて、目の前の一人を励ます。この創価の対話運動もまた、目的は万人の幸福にある。(値)

◆〈寸鉄〉 2017年2月22日
 

 SGIは人と人の懸け橋
 ―識者。心を開き、心を
 結ぶ対話を今日も颯爽と
      ◇
 男女青年部の「部長」が
 勇戦。拡大の新潮流を!
 生涯の原点を築くのは今
      ◇
 どの一日も自分の全人生
 と思え―哲人。無上の同
 志と共に勝利の黄金譜を
      ◇
 たこ足配線による発火事
 故が増加と。許容電力の
 確認、埃除去など万全に
      ◇
 北極・南極の海氷面積が
 観測史上最小に。温暖化
 対策は国境なき緊急課題

◆社説   ポーリング対談から30年  創価の青年こそ平和建設の主体者


 「自分の研究をとおして、人間の苦痛を減らすための何か、世界平和のための何かをずっとやっていきたい」(『「生命の世紀」への探求』)――“現代化学の父”と称され、二つのノーベル賞(化学・平和)を受賞したアメリカの科学者ライナス・ポーリング博士の言葉である。
 1987年2月24日に、博士と池田先生がアメリカで初の出会いを刻んでから、あさってで30周年の節目を迎える。博士は、「科学上の発見は人類の利益のために用いなければならない」との信念のもと、反核運動のための講演活動を開始。『ノー・モア・ウォー』を著す。また、科学者1万3000人が署名した「核実験の即時停止を要請する国連への請願書」を、他の科学者と共同で発案。“人類の脅威”となる核兵器の廃絶や不戦の重要性を内外に訴え、平和への潮流を生み出すために世界的な貢献を果たした。
 権力者にとって、博士の平和運動は、時には目障りなものに映った。取り調べを
受けたり、旅券を没収されたりするなど、幾たびもの弾圧にあった。だが博士は、信念の歩みを止めることはなかった。
 平和のために不屈の行動を貫いた博士と、仏法指導者として、全民衆の幸福のために走りゆく池田先生の語らいは、互いの透徹した信念が共鳴し合うものとなった。両者は、核兵器廃絶と軍縮を促進し、平和創出のための確固たる潮流を生み出す方途などに言及。“核の力よりも、人間精神の力こそ偉大である”との理念を共有し、人類の未来への展望を深く論じ合った。
 90年には、対談集『「生命の世紀」への探求』が発刊。この中で博士は「民衆を苦しめる戦争を防止するのは、私たち一人一人の課題です。ほかのだれの責任でもない。ですから、とりわけ青年に対して、“地上から戦争を追放することを自身の責務とせよ”と呼びかけたい」と次世代の友へ期待を寄せている。
 創価三代の会長の平和思想を掲げ、世界に不戦の連帯を広げてきた創価学会青年部こそ、博士の叫びに応えゆく存在であるといえよう。青年部が中心となって推進された核兵器廃絶を求める500万署名(2014年)や、「核兵器廃絶のための世界青年サミット」(15年)などによって、草の根レベルでの創価の平和運動は着実に広がっている。
 創価の青年こそ、平和の世紀を建設する主体者だ。その自覚のもとに、一人一人が地域の活動に取り組み、全世界の希望の存在へと成長していこう。

◆きょうの発心  師と共に幸福の連帯を拡大2017年2月22日

御文
 水の底なる石に火のあるが如く百千万年くらき所にも燈を入れぬればあかくなる(妙法尼御前御返事、1403ページ・編1113ページ)
通解 (どんな十界の衆生も即身成仏できることは)水底に沈んでいる石でも、こすれば火を発するように、百千万年の間、闇に閉ざされていた所でも、灯を入れれば明るくなるようなものである。

 一切衆生を即身成仏へと導く妙法の偉大な功力を述べられた御文です。
 わが家は、私が1歳の時、経済革命をかけて一家で入会。父の交通事故など宿命の嵐が吹き荒れましたが、気丈な母の祈りが和楽の家庭を築く原動力となりました。
 高等部時代、師との出会いが。“じっとこらえて今に見ろの精神でいきなさい”との指導を胸に、女子部や鼓笛隊で薫陶を受け、自営業を営む夫と結婚しました。
 しかし、業績不振で生活費にも事欠き、3人の子どもを抱えながら、心が折れそうになる日々――。同志に励まされる中、この御文を思い起こし、夫と祈り、働きました。振り返れば、不可能に思われることも全て乗り越えることができました。
「貧乏は誇り」と明るく育てた子どもたちは、社会人になり、後継の道を歩んでいます
 池田先生は昨年12月の北陸総会に「誓願の/日々の祈りに/師弟あり/仏の力を/出し勝ちゆけ」との一首を贈ってくださいました。誓願の祈りで、師と共に幸福の連帯を拡大してまいります。  石川・金沢王者県婦人部長 清水良子

◆小説『新・人間革命』第30巻 大山の章  四十三
 
 


 会場の中央にいた男性が立ち上がった。まだ三十代の東北方面の県長である。彼は、県長会の参加者に怒りをぶつけるかのように、声を張り上げて訴えた。
 「皆さんは、先生が辞任されるということを前提に話をしている。私は、おかしいと思う。そのこと自体が、納得できません!」
 沈黙が流れた。
 伸一の声が響いた。
 「辞任が大前提でいいじゃないか。私は、そう決めたんだ。これで新しい流れができ、学会員が守られるならば、いいじゃないか。
 声を荒らげるのではなく、学会は和気あいあいと、穏やかに、団結して進んでいくことだよ。私と同じ心であるならば、今こそ、同志を抱きかかえるようにして励まし、元気づけていくんだ。みんなが立ち上がり、みんなが私の分身として指揮を執るんだ!
 初代会長の牧口先生が獄死されても、戸田先生がその遺志を受け継いで一人立たれた。そして、会員七十五万世帯を達成し、学会は大飛躍した。その戸田先生が逝去された時、私は、日本の広宣流布を盤石にし、必ずや世界広布の流れを開こうと心に誓った。そうして今、大聖人の仏法は世界に広がった。
 物事には、必ず区切りがあり、終わりがある。一つの終わりは、新しい始まりだ。その新出発に必要なのは、断固たる決意だ。誓いの真っ赤な炎だ。立つんだよ。皆が後継の師子として立つんだ。いいね。頼んだよ」
 県長会は、涙のなかで幕を閉じた。
 何があろうと、皆の心に峻厳な創価の師弟の精神が脈動している限り、新しき道が開かれ、広宣流布は伸展していくのだ。
 引き続き、午後には総務会が開かれた。
 この席上、伸一の会長辞任の意向が伝えられ、受理された。さらに総務会では、懸案であった「創価学会会則」の制定を審議し、採択。これに基づき、新会長に十条潔が、新理事長に森川一正が選任され、伸一は名誉会長に就任した。それは、伸一にとって、壮大な人生ドラマの新章節の開幕であった。

【聖教ニュース】

◆シンガポールで国家行事 SGI未来部が出演 
 社会貢献の模範の大行進
 タン大統領らが観賞

春節(旧正月)を祝うシンガポールの国家行事「チンゲイパレード」。SSAの未来部による躍動感あふれる演技に、沿道を埋め尽くす観客から喝采が送られた(マリーナ・ベイ地区で)
春節(旧正月)を祝うシンガポールの国家行事「チンゲイパレード」。SSAの未来部による躍動感あふれる演技に、沿道を埋め尽くす観客から喝采が送られた(マリーナ・ベイ地区で)

 春節(旧正月)を祝賀するシンガポールの「チンゲイ(粧芸)パレード」(主催=人民協会など)が10、11の両日、同国のマリーナ・ベイ地区で盛大に開催。これには、シンガポール創価学会(SSA)の未来部の代表300人が出演し、ダンスや行進を元気いっぱいに行った。
 同パレードは、同国の文化を織り成す中国系、マレー系、インド系等の人々が一堂に会し、「衣装と仮装の芸術」を披露するアジア最大規模のイベント。
 45回目の開催となった本年は、カンボジア、インドネシア、韓国、日本などの国々からも出演者が招かれ、華麗かつ迫力ある演技を。トニー・タン大統領やリー・シェンロン首相ら政府首脳はじめ、沿道の観客が大きな声援を送った。
 SSAの同パレードへの参加は33回目。
 今回は、未来部が「夢の街」をテーマに、光る棒を使いながら、創造性豊かなパフォーマンスを繰り広げ、シンガポールの輝く未来と平和の世界を堂々と表現した。
 未来部の友は、この日に向けて、池田大作先生の長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」などを学びつつ、勉強や勤行・唱題に挑戦。それぞれの“目標の山”を目指し、互いに励まし合いながら前進してきた。
 パレードに出演した未来っ子からは「見ている人たちに平和と喜びを感じてもらいたいと、一生懸命、演技しました」「創価の哲学を学び抜き、希望を与えられる人に成長していきます」等の決意の声が寄せられた。
 本年は、シンガポール広布50周年。
 池田先生が獅子の国の同志に示した“良き市民たれ”との指針は今、後継の若獅子たちに確かに受け継がれ、新たな50年を開きゆく社会貢献の人材が陸続と躍り出ている。

◆ドミニカ共和国で指針集「カリブの偉大な太陽」が発刊
 池田先生のドミニカ共和国訪問30周年を記念
 国立サントドミンゴ自治大学で出版発表会

ドミニカ共和国の名門・国立サントドミンゴ自治大学で開かれた『カリブの偉大な太陽』の出版発表会。会場となったペドロ・ミル図書館内には、池田先生の著作を集めた「池田大作コーナー」が常設されている
ドミニカ共和国の名門・国立サントドミンゴ自治大学で開かれた『カリブの偉大な太陽』の出版発表会。会場となったペドロ・ミル図書館内には、池田先生の著作を集めた「池田大作コーナー」が常設されている

 池田先生のドミニカ共和国訪問30周年を記念し、指針集『カリブの偉大な太陽』が同国SGI(創価学会インタナショナル)から発刊。出版発表会が11日(現地時間)、国立サントドミンゴ自治大学で開催され、憲法裁判所のジョティン・クーリ・ジュニア裁判官、文化大臣代理のアレクシス・ゴメス氏らが出席した。
 同書は、池田先生が同国SGIに宛てた長編詩やメッセージ、訪問の際に行ったスピーチなどを収録したもの。師と共に歩んできたドミニカ広布の足跡が、写真とともに記録されている。
 発表会には、同大学のロベルト・レイナ元総長がメッセージを寄せ、2008年に池田先生に名誉博士号を授与した際の語らいを述懐。「池田博士との出会いは、私に『素朴さ』『謙虚さ』『尊厳性』『人間の連帯』といった価値観を与え、心を豊かにしてくれました。博士にわが大学の名誉博士号を授与できたことは、総長時代の私の誇りです」と述べ、同書の出版を心から祝福した。
 同大学のクララ・ベネディクト国際協力・関係局長の祝辞の後、ファミリア同国SGI理事長は「池田先生の振る舞いを模範とし、より良き社会の建設へ、さらに貢献したい」とあいさつした。
 発表会終了後、ドミニカ共和国学術アカデミーで国際関係コーディネーターを務めるモデスト・クルス博士は語った。
 「アカデミーでは特に池田博士の教育哲学に注目しています。博士が掲げる“一人の人間の内なる変革こそ、社会変革の根本”との理念は、発展途上にあるわが国において、非常に重要な視点です。地域の発展に貢献するSGIメンバーを励ましてきた博士の指針は、ドミニカ社会に大きな影響を与えるに違いありません」

【先生のメッセージ・特集記事】

◆〈随筆 永遠なれ創価の大城〉16 青年の息吹で春へ

 
咲かせよう! 対話と友情の花
 負けない力は北風に踏み出す勇気から

春はもうすぐ。ほころび始めた早咲きの桜に誘われ、メジロもやって来た。枝から枝へと巡り、花々と対話を交わすかのように(池田先生撮影、今月、都内で)
春はもうすぐ。ほころび始めた早咲きの桜に誘われ、メジロもやって来た。枝から枝へ
と巡り、花々と対話を交わすかのように(池田先生撮影、今月、都内で)

 二月は、日蓮大聖人の御聖誕の月であり、わが師・戸田城聖先生の誕生の月である。
 東京・大田の蒲田支部での二月闘争をはじめ、師弟で綴った広宣流布の拡大の歴史は「今生人界の思出」と輝いている。
 一九五六年(昭和三十一年)の二月は、関西の目を見張る大前進で、恩師の誕生日を飾った。
 この折、私は、先生へ「関西に 今築きゆく  錦州城 永遠に崩すな 魔軍抑えて」と誓いの一首を献じた。
 先生からは一気呵成に「我が弟子が 折伏行で 築きたる 錦州城を 仰ぐうれしさ」との万感の返歌を賜った。忘れ得ぬ師弟の劇である。
 なお、私が捧げた和歌には、後年、“常勝関西の大城は永久不滅なり”との意義を込めて、「永遠に崩れぬ」と手を入れ、あらためて同志に贈った。
 今再び、関西をはじめ全国、全世界で、新たな青年錦州城が築かれゆくことを、大聖人が、そして恩師も、さぞかし喜んでおられるに違いない。
                                                                        ◇
 厳寒の佐渡で認められた「開目抄」の一節に、「一華を見て春を推せよ」(御書二二二ページ)と仰せである。
 寒風に咲き誇る花は、ただ一輪でも「春遠からじ」と告げてくれる。
 わが愛する創価家族が対話の花、友情の花、信頼の花を、一輪また一輪と咲かせるため、どれほどの祈りと苦労を尽くされていることか。その積み重ねによって、功徳満開の春は開かれるのだ。尊き健闘に、私は妻と題目を送っている。

「凱歌の人生」を

 今月の座談会で全同志が生命に刻んだ御書に、こう仰せである。
 「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる」(同一二五三ページ)
 誰人たりとも、「生老病死」の苦悩を避けることはできない。誰もが厳しい冬を耐え、戦わねばならぬ運命にあるともいえよう。だが、冬があればこそ、本当の春を知ることができる。御本尊を持った人は、人生の闘争の誉れの勇者なのだ。
 たとえ今、試練の冬にあろうとも、心は閉じこもりはしない。一歩、北風に踏み出す勇気に、戦う力、負けない力が湧き上がる。その心には、もう勝利の春が始まっているのだ。「冬の中に春を生む」梅花のように。
 梅の花で、懐かしく思い出すのは、一九八二年(昭和五十七年)二月の茨城訪問である 同志を苦しめた悪逆な迫害を断固とはね返す、いわゆる反転攻勢の一つの総仕上げでもあった。
 前年の秋から、四国、関西、中部、九州の大分・熊本・福岡、神奈川、年明けには東北の秋田と走り、念願叶って茨城へ向かったのである。
 この時、戸田先生の生誕八十二周年(二月十一日)に寄せ、茨城の友は八十二個の鉢植えの梅を飾ってくださった。
 法難の嵐を勝ち越えた同志と歌った、茨城の歌「凱歌の人生」の響きは耳朶から離れない。
 私は長年、多くの人生を見てきた結論として申し上げた。
 「信心、また人間としての勝利は、愚直のごとき求道の人、また、着実にして地道なる信心、生活を築き上げた人が、凱歌をあげている」と。
 以来三十五星霜――。当時、共に記念撮影した男女青年部により結成された「茨城二〇〇〇年会」(現・茨城新世紀大城会)の友からも、故郷や全国各地で広布に乱舞する様子を伺っている。
 この間、東日本大震災や豪雨災害など打ち続いた苦難にも、わが茨城の同志は懸命に耐え抜き、不退の負けじ魂で乗り越えてこられた。
 心の絆を結んだ宝友たちが、後継の眷属と共に「凱歌の人生」を歩む晴れ姿こそ、創価の正義の勝利劇なりと、私は誇り高く宣揚したいのだ。心は若くあれ!
 「新時代の二月闘争」に勇んで先駆する、わが男女青年部も、何と凜々しく頼もしいことか。
 男子部では、先月から今月にかけて、創価班大学校、牙城会新世紀大学校の気鋭の友らが、全国各地で意気軒昂に入卒式を行っている。
 「ロマン総会」を大成功に終えた女子部においても、白蓮グループの入卒式がたけなわだ。
 結成六十周年に胸を張る男女学生部の俊英も、才媛も、はつらつと使命の言論戦に挑んでいる。
 君たちの努力と開拓こそが、広布の勝利だ。
 貴女方の成長と幸福こそが、創価の希望だ。
 文豪ゲーテは言った。
 「偉大なことをなしとげるには、若くなくてはいけない」と。
 若さは、いかなる苦難も悩みも失敗も、前進の力に変えていける。
 若さには、人生の至宝の勇気と情熱がある。誠実と真剣さがある。
 ゆえに、勇敢なる信心で偉大な誓願に立つ人は皆、青年といってよい。
 「春に遇って栄え華さく」(御書四九四ページ)である。忍耐強く春を待ち力を蓄え、その開花の時に、自分らしい「挑戦の花」を咲かせることだ。
 我らには「生老病死」の四苦を、「常楽我浄」の四徳へ転ずる生命の哲理がある。年代を超えて支え合い、励まし合う「異体同心」のスクラムがある。

我らは実践第一

 思えば、先師・牧口常三郎先生は、晩年まで「われわれ青年は!」と叫び、「暦の年じゃない。つねに伸びていくのだ」と言われていた。
 牧口先生が、青年の青年たる所以とされていたのは「実践」であり、なかんずく
「大善」を行うことであった。
 すなわち、法華経の肝心たる南無妙法蓮華経を持ち、日蓮大聖人の立正安国の教えを実践し、弘めゆく「大善」である。広宣流布という菩薩の行に生き抜く中に、自他共の幸福が、そして社会の平和と繁栄があると、先師は訴えられたのだ。
 牧口先生が創立以来の伝統の座談会を、「大善生活法実証座談会」と銘打たれたのは、七十五年前の一九四二年(昭和十七年)の二月であった。
 当時の創価教育学会の機関紙「価値創造」には、東京の大塚支部、池袋支部、中野支部、北多摩支部など各地で、活発に実証座談会が行われていたことがうかがえる。
 牧口先生自ら蒲田支部等の座談会に足を運び、同志の悩みに耳を傾けながら励ましを送られたという記録も残っている。
 この年の二月十一日、つまり戸田先生の誕生日に、牧口先生は青年部の会合に出席し、明治維新の立役者が二十代の若者だったことを通して激励された。“広宣流布は、青年のリーダーシップによらねばならない”と。それは、戸田先生が常に語られた言葉でもある。  聖教新聞掲載の「東京凱歌の青年城」をはじめ、日本中、世界中で躍動する若人の英姿を、牧口、戸田両先生と同じ気持ちで、私も見守っている。

師弟勝利の物語

 お陰様で、小説『新・人間革命』の連載が六千回を重ねた。小説『人間革命』の執筆開始から数えると、足かけ五十四年、連載回数の合計は七千五百回を超える。
 同志の皆様方の題目と応援に励まされ、“師弟の凱歌の物語”を元気に綴りゆくことができる。誠にありがたい限りだ。
 「私は書くのを止めることは出来ません。私が汽車で旅をしようが、何をしていようが、私の脳は間断なく働くのです」――こう言ったのは、スウェーデンの作家ストリンドベリである。
 私も、さらに書き続けていく決心である。ただ未来のため、未来を生きる青年たちのために!
 信仰とは何か、正義とは何か、そして師弟とは何か――。その真髄を、日本はもちろん全世界の後継の友と、小説の執筆を通して対話できる日々は、何と幸せか。
 世界に発信する翻訳に取り組んでくださる方々にも、感謝は尽きない。

いよいよ励めや

 先日、九州の同志が、先駆の心意気で総本部へ熊本産の早咲きの「てんすい桜」を届けてくれた。熊本・大分の地震から一年となる四月には、全国男子部幹部会と九州女子部総会が熊本で行われる予定である。
 春を告げる真心の桜に合掌しつつ、全同志の健康と無事安穏を、そして不撓不屈の大行進を、私は真剣に祈った。
 ともあれ、私の心は、いつも青年と共にある。君たち、貴女たちが、勝利また勝利へ創価桜を咲かせゆく未来を信じ、ただただ道を開いていく。弥生三月も、日に日に近づく。さあ生き生きと進もう。伸びゆく青年の心で、青年と共に!
   
 寒風も
  はじきて芳し
   師弟花
  いよいよ励めや
    冬を勝ち越え
 
 (随時、掲載いたします)
 ゲーテの言葉はエッカーマン著『ゲーテとの対話』山下肇訳(岩波書店)、ストリンドベリはE・A・ルイゼ著『ストリンドベリー伝』富野敬邦訳(万里閣)=現代表記に改めた。

【信仰体験】
◆〈信仰体験〉 夫婦で児童デイサービスのNPO法人を設立  
 【鳥取県・岩美町】澤美智子さん(63)=浦富支部、婦人部副本部長=は、2012年(平成24年)に夫の芳雄さん(70)=副本部長=とNPO法人「きなんせこども館」を設立した――。

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