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2017年2月 2日 (木)

2017年2月2日(木)の聖教

2017年2月2日(木)の聖教

◆わが友に贈る


笑顔を絶やさない人は
どんな時も負けない。

笑え合えば心が通う。
互いに元気になる。
溌剌と広布の劇を!

◆名字の言


  腹をすかせたキツネが、支柱から垂れ下がるブドウを見つけた。取ろうとしたが届かない。立ち去り際に独り言。「まだ熟れてない」――“できないことを何かのせいにしてごまかす人がいる”ことを表した寓話だ(『イソップ寓話集』中務哲郎訳、岩波文庫)▼環境や状況のせい、他人のせい、タイミングのせい……人は、“できない理由”を外に求め、自己正当化してしまいがち。しかし、そんな理由を並べているうちは、成長への軌道は開けない▼10年以上、自宅に引きこもっていた男子部員。先輩に励まされ、弘教に挑戦した。対話した友人が、次第に悩みを打ち明けてきた。自信がない。○○が憎い。○○に困っている――驚いた。まさに自分の変えたい部分。友人が自身の“鏡”の存在だと思った。弘教を実らせた彼は胸を張って語る。「対話は、弱い自分と向き合い、変わるためでもあるんですね」▼池田先生は小説『新・人間革命』につづっている。「仏法者というのは『自己挑戦』の人、『自己対決』の人です。我即宇宙ですから、自身を征する人は一切に勝つことができます」▼「人のせい」から「人のおかげ」へ。「逆境だから無理」から「逆境だからこそ成長できる」へ。勝利を開く鍵は、自身の一念の変革にある。(速)


◆〈寸鉄〉 2017年2月2日

 
会長は人間教育と世界市
 民の育成に先見的に貢献

 ―国連元次長。希望の光
      ◇
 「
法華経を持つ人は一切
 世間の天人の眼
」御書。
 信心即生活の実証を堂々
      ◇
 
親友を訪ねる為ならば千
 里の道も遠くない
―文豪
 友情は人生彩る最高の宝
      ◇
 「
情報セキュリティ月間
 暗号の変更、対策ソフト
 更新忘れず。意識向上を
      ◇
 今年の花粉は4・4倍―
 昨年比予想。飛散前の対
 策有効と。
賢く健康管理 

◆社説  本社公式サイト 刷新1年  価値創造の哲学を世界に発信


 セイキョウオンラインを大幅にリニューアルしてより1年、これまで世界177カ国・地域からアクセスされている。
 「紙面がスマートフォンで読めて便利」「全国の方面・県版の写真がカラーで見られるので感動した」「友人に紹介しやすく、購読推進にも役立つ」「出張先でも、クリップした記事をメールやSNSでメンバーと共有し、激励も送れるので助かる」など、利用者から多くの声を頂戴してきた。
 ある調査では、メディアとしての信頼度が、新聞はテレビ・インターネット・雑誌に比べて高い。また、ネット利用者の中でも、ニュースサイトへの信頼度は、SNSやブログなどのサイトに比べると高い(情報通信政策研究所調べ)。
 さらに、ニュースサイトについては米国の調査に、「若い世代には、ニュースは動画よりも、テキストの方が好まれやすい」という、興味深いものがある(ピュー研究所調べ)。  これは、「情報を効率よく収集する」というネット利用者の傾向だろう。セイキョウオンラインのスマートフォン・タブレット向けアプリには、こうした要望に応えて、ボタンタップ一つで、その日の見出しを一覧で閲覧できる機能を備えている。
 また、同アプリの特長に、「一度ダウンロードした紙面は、オフラインでも閲覧可」という機能がある。ある男子部メンバーは、入院中の家族が通信しなくても新聞が読めるよう、この機能を利用して“紙面”を届けている。
 2006年11月18日、前身の「セイキョウネット」を開設し、ネットを介して世界に情報発信を開始してより10年余り。これまで、「日本の新聞がリアルタイムで見られるのは勉強になる(欧州)」「留学先でも、池田先生のメッセージ等が読めてうれしい(北米)」など、世界中から反響を頂いてきた。
 池田先生は小説『新・人間革命』第14巻「大河」の章でつづっている。
 「現代は情報が氾濫しており、ともすれば、その情報の洪水に押し流されて、自らがものを考え、自身の価値観を確立できないでいることが少なくない。それだけに情報を見極める哲学の“眼”をもつことが極めて重要になる。そのための新聞が、聖教新聞であるといってよい」と。

 “情報氾濫の時代”であるからこそ、確かな価値創造の哲学を日本中、世界中に届けるため、世界広布を加速しゆくサイトへと、一層の充実を期したい。

◆きょうの発心  後継の決意を胸に地域広布へ2017年2月2日

御文
 其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ、仏種は縁に従って起る是の故に一乗を説くなるべし(高橋殿御返事、1467ページ・編1427ページ)
通解 その国の仏法流布は、あなたにお任せする。仏種は縁によって起こる。その故に一乗(法華経)を説くのである。

 地域広布の使命と責任を教えられた一節です。
 
 小学6年生の時に、愛媛文化会館(現・松山文化会館)で初めて池田先生にお会いしました。“創価大学にいらっしゃい”――この先生の温かな励ましが生涯の原点となりました。
 念願かない創価大学に進学し、師と幾重にも思い出を刻みました。卒業後は、青年部の第一線を走りながら、愛媛、滋賀、香川と転勤。49歳になった一昨年、愛媛に異動となり、21年ぶりに故郷に戻りました。
 1991年(平成3年)、信心一筋の父が亡くなったのも49歳でした。愛媛広布に走り抜いた父から“後継のバトン”を託された思いです。
 昨年11月、愛媛池田松山県長の任命を頂きました。松山文化会館を擁するこの地で、同志宅を訪問するたび、地域広布に駆けた父の思いを身近に感じ、この御文を胸に決意を新たにする日々です。
 “青年拡大の年”の本年、松山文化会館は落成40周年を迎えます。意義深き年に使命の天地で、後継の青年と共に前進してまいります。  愛媛池田松山県長 築山伸一

◆小説『新・人間革命』第30巻 大山の章  二十七

 


 鄧穎超は、念を押すように言った。
 「一歩も引いてはいけません!」
 彼女の顔に笑みが戻った。
 「前も敵、後ろも敵」という断崖絶壁のなかで、何十年もの間、戦い続けてきた人の言は重たかった。進退は自分が決めることではあるが、山本伸一にとっては、真心が胸に染みる、ありがたい言葉であった。
 彼は、鄧穎超の思いに応えるためにも、いかなる立場になろうが、故・周恩来総理に誓った、万代にわたる日中友好への歩みを、生涯、貫き通そうと、決意を新たにした。
 伸一は、彼女との約束と日中友好の誓いを果たすために、翌年の一九八〇年(昭和五十五年)四月、第五次訪中へと旅立った。
 この時、鄧穎超は、伸一夫妻を北京市・中南海にある西花庁に招いた。彼女が周総理と一緒に、長い歳月を過ごした住居である。
 伸一たちが通された応接間は、人民大会堂が完成するまで、総理が外国の賓客と会っていた部屋であるという。さらに、彼女は、「ぜひ、ご覧いただきたいと思っていました」と言って、中庭を案内した。海棠の花が淡い桃色のつぼみをつけ、薄紫のライラックの花が芳香を漂わせていた。
 庭を散策しながら友誼の語らいは続いた。
 伸一が次に訪中したのは、八四年(同五十九年)六月のことであった。鄧穎超は人民政治協商会議の主席として人民大会堂に伸一を迎え、中日の青年交流をさらに拡大していきたいとの希望を語った。
 五年後の八九年(平成元年)六月四日、中国では第二次天安門事件が起こった。
 以来、欧米諸国は政府首脳の相互訪問を拒絶し、日本政府は中国への第三次円借款の凍結を決めるなど、中国は国際的に孤立した。
 伸一は思った。
 “結果的には、中国の民衆が困難に直面している。私は、今こそ、友人として中国のために力を尽くし、交流の窓を開こう。それが人間の信義であり、友情ではないか!”
 窓が開かれていてこそ対話も可能となる。

◆〈御書と歩む――池田先生が贈る指針〉51  仏縁の拡大は幸福の拡大

御文
 されば此の経文をよみて見候へば此の経をきく人は一人もかけず仏になると申す文なり  (千日尼御返事、1319ページ)
通解 (法華経の一字一句を読めば、一切経を読むことになる)それゆえ、この経文(方便品の「若有聞法者 無一不成仏」)を読んでみると、この法華経を聞く人は、一人も欠けることなく仏になるという文なのである。

同志への指針


 一字一句でも耳にした人は一人も残らず成仏に至る――これが法華経の偉大な力だ。
 
 妙法を聞いた人が、すぐに発心しなくても、決して落胆することはない。妙法を語れば、必ず仏縁は結ばれ、相手の生命の仏性は、既に揺り動かされているからだ。
 私たちが対話した分だけ、幸と希望のスクラムは大きく広がる。さあ、勇気凜々と行動を! 楽しく朗らかに!

【聖教ニュース】

◆アジアに咲く福徳の花   各地で春節 慶祝の集い

 
「東南アジアの宝石」と輝くフィリピンで、良き市民として信頼を広げるSGIの同志(マニラ国際平和会館で)
「東南アジアの宝石」と輝くフィリピンで、良き市民として信頼を広げるSGIの同志(マニラ国際平和会館で)

 アジア各地で1月28・29日、春節(中国の旧正月)を祝う新春勤行会が開催された。
 このうち香港SGI(創価学会インタナショナル)の集いは28日、香港文化会館で。
 この日はちょうど、池田大作先生が香港を初訪問した日(1961年)。「皆で力を合わせれば、大きな力になる。団結の力は足し算ではなく、掛け算なんです」――先生は、到着日の夜の座談会でそう語り、席上、アジアで初となる香港地区が結成された。
 先生は、この香港指導の後、インド、タイ、カンボジアなどを続けて訪れ、アジア広布の原点を確固と刻んだ。
 以来、56星霜。アジア各地にまかれた妙法の種は福徳の花を見事に咲かせ、友は今、団結固く信頼と友情のスクラムを広げている。
 香港の勤行会では、世界広布の伸展を厳粛に祈念。呉楚煜理事長らが励ました。
 一方、フィリピンSGIの集いは国内3会場で開かれ、1300人を超える友が参加。
 マニラ国際平和会館(28日)では、各部の有志による合唱やダンス、管弦楽団の演奏等が披露され、祝賀の集いに彩りを添えた。アルカンタラ理事長は、「伝統の2月」に向け、強き祈りで前進をと呼び掛けた。
 タイ創価学会は28日、タイ本部をはじめ全土9会館で新春の集いを晴れやかに。首都バンコクのトンブリ会館では計6回の勤行会を行い、異体同心の躍進を誓った。

◆〈富士美の至宝〉 デュフィ「アネモネ」   
 好評開催中の西洋絵画展から  
           
1942年 水彩・グァッシュ/紙 50.0×65.0センチ
1942年 水彩・グァッシュ/紙 50.0×65.0センチ
 作者はフォーヴィスムの画家ラウル・デュフィ(1877~1953年)。音楽好きの父の感受性を受け継ぎ、明るい色彩の軽快な描線が走るリズミカルな絵で知られる。デュフィの絵筆は、花を描いた本作でも、その軽やかな調子を画面いっぱいに満たしている。
 【案内】東京富士美術館で3月20日(月・祝)まで。月曜休館(祝日は開館)。開館時間は午前10時~午後5時。入館は同4時半まで

【先生のメッセージ・特集記事】

◆〈座談会 栄光の峰をめざして〉6 
 インフルエンザが各地で猛威 日々の健康管理を賢明に
 発熱なくても感染のケースも
 
インフルエンザなどに厳重注意。体調が悪い時は、早めに医療機関を受診。予防対策を万全に©PIXTA               
インフルエンザなどに厳重注意。体調が悪い時は、早めに医療機関を受診。予防対策を万全にcPIXTA

 永石 今、全国各地でインフルエンザが猛威を振るっています。「警報レベル」を超す地域も増え、流行のピークを迎えています。
 酒井 例年、12月から翌年3月ごろにかけて流行しますが、今季は流行入りが早く、患者が急増し、学級閉鎖なども相次いでいます。
 原田 “自分は大丈夫”という油断や過信は禁物です。皆で意識を持って対策できるよう、基本的な事も含めて、確認し合いたい。

決して無理しない


 石川 典型的なインフルエンザの特徴は、高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が、比較的急速に現れることです。また、風邪と同様に、喉の痛み、鼻汁、咳やくしゃみなどの症状も見られます
 酒井 ここで気を付けたいのは、ほとんど発熱がなくても、インフルエンザに感染しているケースが多いということです。本人も周囲も気付かずに感染を拡大していることがあります。
 石川 少しでも症状がある場合や、体調が優れない場合は、早めに医療機関を受診し、療養することが重要です。
 永石 責任感の強い人ほど、「少しの熱では休めない」「休んだら周りに迷惑をかけてしまう」と思うかもしれませんが、体調が悪い時に休むのは、当然のことです。感染症の場合は、無理をすれば結果的に周囲にも広がってしまいます。
 酒井 もし、インフルエンザと診断された場合は、医師の指示に従い、安静にして休養をとることです。十分な睡眠をとり、水分補給も心掛けましょう。まれに肺炎や脳症などを起こして、重症化することもあるので侮ってはいけません。
 石川 感染が拡大しないよう、マスクを着用することも必要です。人混みや繁華街への外出を控え、無理して学校や職場等に行かないようにしてください。
 志賀 外出はどれくらいの期間、控えた方がいいでしょうか?
 石川 基本的には医師の診断に従うことが重要です。参考ですが、学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」を出席停止期間としています
 酒井 インフルエンザの予防法として、最も有効なのはワクチン接種です。ただし、接種をしていても発症するケースはあります。また、一度感染した後も、他の型に感染することがあるので油断はできません。
 石川 インフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染です。感染している人の咳や、くしゃみを浴びる距離(2メートル程度)にいる人は、感染の危険性が高くなります。マスクなどで、飛沫を浴びないように対策をとることが重要です。
 酒井 流水・せっけんによる手洗いも大事です。ウイルスを物理的に除去する感染症対策の基本です。アルコール消毒も有効です。
 永石 適切な湿度を保つのも、予防に効果的と伺いました。低温・低湿度の環境下では、ウイルスの感染力が強くなるそうですね。
 石川 空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能も低下し、感染しやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことが望ましいです。マスクも、喉の乾燥を防ぐので効果的です。
 永石 定期的に換気を行う、ぬれタオルを干す、霧吹きを使う、といった工夫もいいかもしれませんね。湿度を50%以上にすると、インフルエンザウイルスは不活化するともいわれています。
 酒井 そして何より大事なのは、体の免疫力、抵抗力を高めるために、日頃から十分な休養、バランスのとれた栄養を心掛けることです。規則正しい生活こそ、健康の基本といえます。

温度変化に要注意


 志賀 ノロウイルスも、例年を上回る勢いで流行し、集団感染などのニュースも報じられています
 酒井 例年、11月から翌年2月に流行します。主な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度です。通常は、症状が1~2日続いた後、治癒します。
 石川 予防で大切なのは、調理前、食事前、トイレ後などに、せっけんで入念に手洗いをすることです。アルコールの消毒効果は十分ではありません。
 酒井 有効なワクチンはなく、対症療法のみになります。脱水症状や体力消耗を避けるため、経口補水液などで水分補給し、栄養をとることが大事です。
 原田 この時期、激しい寒暖差などで、体調を崩す方も多くいます。寒い場所に移動する際は、強く意識して、防寒対策などを心掛けることが大事ですね。
 石川 浴室やトイレ等でも、急激な温度変化による、血圧の変動が生じる恐れがあります。「ヒートショック」と呼ばれ、心筋梗塞や脳卒中などが起こりやすくなります。特に、高齢者の方が入浴中に失神を起こして、溺水してしまうなどの事故も起きています。
 酒井 入浴の際は、次のような注意が必要です。①入浴前に脱衣所や浴室を暖める②湯温は41度以下、漬かる時間は10分までを目安にする③浴槽から急に立ち上がらない④アルコール摂取後や食後すぐは控える⑤精神安定剤・睡眠薬などの服用後は避ける⑥入浴前に同居者に一声掛ける。
 石川 高齢者や、高血圧・糖尿病・不整脈のある方などが、ヒートショックを起こしやすいといわれています。降圧剤を服用している方は、薬を飲み忘れると血圧が変動しますので、注意してください。
 永石 池田先生は語られています。「健康を維持するためには、平凡なようであっても、こまかい点に注意することである。生活の基本を大事にすることである」「ちょっとした心がけで、かけがえのない命を守れる場合が多々ある」と。
 原田 「心にふかき・えうじん(用心)あるべし」(御書1176ページ)と仰せの通りです。ある意味で自らが“医師”となり“看護師”となって、自身の健康を賢明に守り、使命の日々を送ってまいりましょう。

◆〈誓いの天地〉 東京・中野区 
   信心の歓喜広がる青年の街
    「今」を勝ち「ここ」で勝つ!

 
軍部政府と戦った戸田先生は、ここから出獄した。豊多摩刑務所の遺構「旧豊多摩監獄表門」の前で、男女青年部の代表が正義の誓いに燃えて(1月28日)
軍部政府と戦った戸田先生は、ここから出獄した。豊多摩刑務所の遺構「旧豊多摩監獄表門」の前で、男女青年部の代表が正義の誓いに燃えて(1月28日)

 JR中央線で新宿駅から4分。
 中野区は、中野駅を中心に、北は西武新宿線、南は地下鉄丸ノ内線が走る交通至便の町である。
 特に近年は、中野駅周辺の整備が進み、北口の西側に「中野四季の都市」が誕生。区民が憩う「中野四季の森公園」を囲むように、オフィスビルや3つの大学などが立ち並び、新たなにぎわいを見せている。
 中野駅北口から真っすぐに延びる中野サンモール商店街に向かうと、まず目に飛び込んでくるのが、おやき処「れふ亭」――今川焼きの名店である。
 多彩なメニューに、庶民的な価格。何より、その確かな“味”を求めて、客足は絶えない。一番人気は小倉あんこだという。
 「区内だけでなく各地から、遠くは韓国にも常連のお客さまがいます」と語るのは、千葉拓雄さん(中野戸田区、男子部本部長)。1984年(昭和59年)に父・公毅さん(同区、地区幹事)が始めた同店の経営を、専務として任されている。店長の林正樹さん(同区、男子部副部長)との息もぴったりだ。
 千葉さんは生粋の“中野っ子”。青春時代はスポーツに汗を流し、高校では卓球の東日本大会で優勝した経験も。しかし、その後は一転、荒れた生活を送るように。
 転機は22歳の時。男子部の先輩の激励と妻・美智子さん(同区、白ゆり長)との出会い、さらには“宿命に苦しむ友人を救いたい”と初めての折伏に挑んだことが、発心のきっかけになった。
 以来、3年連続で弘教を達成。2004年9月26日には「21世紀中野兄弟会」の一員として、「『中野兄弟』栄光の集い」で、師匠・池田先生との原点を刻んだ。
 分区の牙城会委員長も兼務。人材育成に奔走する傍ら、特技を生かし、60人以上が所属する卓球サークルで友好を拡大。商店街の2代目たちとも交流を深める。
 社長の父と母・富江さん(同区、地区副婦人部長)が信心で築いた店を守り発展させようと、誠実第一の接客を心掛ける千葉さん。
 「あまりにも 日本一かな 今川の 焼きたて見つめて 同志らは笑顔に」――池田先生から贈られた和歌を胸に、きょうも来店客との一瞬の出会いに真心を込める。
                                                                                  ◇
 都心へのアクセスがよく、若者に人気のエリアとなっている西武新宿線沿線。その一つ、野方駅周辺の地域で女子部本部長を務めるのは、白藤啓子さん(中野牧口区)。訪問介護の事業所に勤める多忙な毎日の中、「楽しく朗らかに」をモットーに、はつらつと学会活動に励む。21世紀中野兄弟会のメンバーでもある。
 将来への夢がなく、仕事で悩んでいた時、介護施設で働く親友の職場を見学。人と触れ合う仕事に魅力を感じ、かつて同じ業界にいた母・由美子さん(同区、支部副婦人部長)の勧めもあって、現在の会社に入社した。
 だが、しばらくすると、経営方針の変更により、同僚が次々と退社していった。慢性的な人手不足が続く介護の世界。白藤さんは意を決し、上司に“皆が働きやすい環境づくりを”と直訴する。その分、周囲の2倍、3倍の努力を重ね、懸命に信頼を広げた。
 そうした姿が認められ、4年前からは事業所の最年少管理者に。社内表彰も2度受賞し、模範の実証を示してきた。「利用される方々全員に満足していただきたい。『ありがとう』と言われるたびにやりがいを感じ、この仕事が大好きになります」
 家族の事故や病、経済苦などの困難を、信心で乗り越えてきた白藤さん。生まれ育った中野では、中学の同窓会の幹事となって、卒業後も友情を大切にしている。
 本部の女子部の活動者も増加。“楽しいところに人は集まる”との師の指導のままに、広布と社会の女性リーダーとして、縁する全ての人たちに希望を送り続ける。

栄光の共戦譜


 中野は池田先生が手塩にかけて育てた、妙法の人材山脈である。
 来る2月4日は「中野の日」。
 1973年のこの日、先生は中野駅近くの中野体育館へ。「中野・青少年スポーツの集い」に出席し、参加者と記念撮影を行った。
 先生は男子部・女子部・学生部・未来部のメンバーを「中野兄弟会」と命名し、ある提案をする。
 一つは「将来の希望をメモに書いて、提出すること」。もう一つは「30年間、2月4日を中心にして、毎年集まること」であった。
 「一流のジャーナリスト」と記した上田康晴さん(中野牧口区、副本部長)は当時、大学4年生。学会が権力から弾圧を受けた言論問題の後であり、胸中には正義の炎が赤々と燃えていた。
 当初はアルバイトだった大手出版社で正社員採用を勝ち取り、漫画雑誌の編集部では担当した連載作品が大ヒット。「社内一の売り上げ」という目標を達成し、編集長、編集本部長に抜てきされる。
 50代で取締役、常務取締役となり、学会組織では支部長に就任。唱題根本に病魔も克服し、信心の功力を深く実感してきた。
 だが4年前、試練に襲われる。社内での意見の相違から、退社を余儀なくされてしまったのだ。
 収入もなくなり、妻の香代子さん(同区総合婦人部長)と共に、ただ祈るしかなかった。折れそうになる心を支えたのは、師匠への誓いであり、欠かさずに参加してきた中野兄弟会の誇りだった。
 1年後、フリーの編集者として新出発することに。かつての実績が高く評価され、企画編集の依頼が次々と舞い込むようになった。
 「池田先生を範として、『一流のジャーナリスト』の道を追求していきたい」。上田さんは生涯、信念のペンを振るい続ける。
                                                                   ◇ 
 「大実業家」と書いたのは、学生部だった金子裕次さん(中野池田区、副支部長)。あの日、卓球の試合に“参戦”した先生の慈顔が、目に焼き付いて離れない。
 大学を卒業し、父が営む工務店に就職。しかし2年後、父が亡くなると、潮が引くように取引先が去っていった。
 題目を唱える中、リフォーム業を手掛けることを決意。最初は全く仕事が入らなかったが、具体的な目標を掲げ、祈り動いた。
 経営は徐々に軌道に乗り、28歳で「金子外装工事」を設立。入会時はバラック小屋だった実家に、広布の拠点となる4階建ての会社兼自宅を新築した。妻・裕美さん(同区、婦人部副本部長)との間に誕生した3人の子は皆、21世紀中野兄弟会。夫婦で大病も乗り越え、報恩の道を一筋に歩む。
                                                                                 ◇ 
 中野総区の団地部女性部長として、近隣友好に尽くす佐藤通子さん(総区副婦人部長)は振り返る。「記念撮影の折、清掃役員だった私に、池田先生は『風邪を引かないように。ありがとう』と、温かく声を掛けてくださいました」。夫の文孝さん(中野戸田区、副区長)は中野兄弟会である。
 佐藤さんには忘れられない場面がある。85年6月15日。中野牧口区の中野北会館を訪れた先生ご夫妻と、中野駅南口近くで、ばったり出会ったのだ。先生は不登校になった小学1年生の長女・範子さん(蒲田広宣区、地区婦人部長)の両肩に手を置き、力強く激励。長男・伸孝さん(中野戸田区、男子部副部長)の前にしゃがみ、優しく頭をなでた。「また会おう!」。その後、範子さんは元気に学校へ通えるように。二人が21世紀中野兄弟会の一員となったことが佐藤さんの最大の誉れだ。
 両兄弟会をはじめ、中野の隅々で綴られた師弟の共戦譜。池田先生は93年6月3日、中野池田区の中野南文化会館を車で視察。昨年5月25日には、中野戸田区の中野文化会館を写真に収めた。
 何より中野は、戸田先生が学会再建の一歩を踏み出し、池田先生が中野駅から入信の儀式の場へと向かった広布誓願の天地。
 「仏法の勝負は、常に『今』であり、『ここ』である。だから、『今』を勝つのだ! 『ここ』で勝つのだ!」――厳寒の冬から、躍進の春、栄光の夏へ、仲良き中野は先生と共に、新時代の凱歌の扉を、さっそうと開きゆく。

【信仰体験】

◆〈信仰体験〉 家庭のぬくもりに真心込める1級建築士
 限りある人生 自分にしかできない使命がある

 【東京都清瀬市】例えば――。夫の帰宅は何時で、夫婦は一緒の寝室なのか。子どもは受験を控えているか。趣味や料理の習慣は……。住宅リフォーム営業のプロ、土屋尚子さん(45)、支部副婦人部長は、依頼主の思いを引き出し、。形らにするため「しつこいくらい質問します」と目を細める。

◆〈信仰体験〉 90歳の“横綱”ボウラー 2017年2月2日
 信心一筋 多宝の輝き

 【東京都江東区】公益社団法人「日本ボウリング場協会」が、毎年発表する「ご長寿ボウラー番付」。ボウリングを定期的(月1回以上)に楽しむ高齢者を年代で分け、大相撲の番付のように紹介している。

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