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2016年12月29日(木)の聖教

◆わが友に贈る


「無冠の友」の皆さま
通信員・新聞長はじめ
本紙を支えてくださった
全ての方々に感謝合掌。

希望の拡大を明年も!

◆名字の
 

  岐阜県高山市で迎えたある真冬の日の早朝。気温は氷点下で、前日からの雪は凍結していた。街は一面、“氷の世界”。その中で無冠の友が一軒一軒、ポストに新聞を投函していた▼きょうで本紙は、本年の最終号となる。読者に本紙が届くのも、配達員の友の奮闘あればこそと感謝は尽きない。秋田の婦人は毎冬、長靴を買い替えるという。約1時間の雪道を徒歩で配達していると、靴底がすり減り、滑りやすくなるからだ。履きつぶした長靴は、婦人が真っすぐに使命を貫いてきた証しである▼先日、取材で訪れた高知文化会館では、会合のための設営作業に黙々と励む同志の姿があった。こうした「陰の力」によって、今年も学会は前進・勝利の歴史を刻むことができ、明年を勢いよくスタートすることができる▼人間の本当の偉大さはどこにあるのか。池田先生は語っている。「脚光もない。喝采もない。それでも、自分が決めた使命の舞台で、あらんかぎりの、師子奮迅の力を出し切って、勝利の金字塔を、断固、打ち立てていく。その人こそが、最も偉大なのである▼誰が見ていなくとも、広布のための苦労は一切が自分自身の人生を荘厳する福徳となる。そこに信心の醍醐味もある。明年も自分らしく、完全燃焼の一日一日を飾ろう。(芯)

◆社説   新年勤行会から出発   清々しい決意で新たな希望峰へ


 全国、全世界の同志が、拡大の勝利のドラマをつづった本年。各地で奮闘してくださった広布の英雄の皆さまに、心から御礼申し上げたい。
 明2017年のテーマは、「世界広布新時代 青年拡大の年」。“今から”“ここから”“私から”との「青年の心」を燃やして、弘教に挑み、人材を育む一年にしていきたい。
 私たちが躍り出る世界広布の“舞台”は、どこか遠くにあるのではない。池田先生は、「皆が、わが町、わが村、わが島、わが集落で、地道に仏法対話を重ね、信頼を広げ、広布を拡大していってこその世界広宣流布なのである」(小説『新・人間革命』「源流」の章)と。
 “わが地域”の繁栄を願い、“わが友”の幸福を祈る。良き隣人、良き友人として、出会いと友好を重ねていくことこそが、世界広布の推進力となる。
 御聖訓には「日蓮はこの法門を語り、他の人と比較にならないほど、多くの人に会ってきた」(御書1418ページ、通解)と。
 
年末年始は、地域、職場、同窓など、さまざまな友人、知人と会う絶好の機会である。帰省する人も多く、普段は会えない親類と交流を深めるチャンスでもある
 ジャズピアニストとして活躍する、ある芸術部員は、コンサートでの共演を通して、多くの演奏家と一期一会の出会いを結んでいる。心を尽くして奏でる音色に、“一曲一会”“一音一会”の思いを込めて、語らいを深めているという。
 また、地域部のある友は、毎年、親戚の方々と餅つき大会を開く。このイベントは、赤ちゃんから90歳を超える大先輩まで、約30人が集まる恒例行事に。地道な交流を続ける中、自然と仏法理解も進み、今では参加する親族の半数ほどが、共に信仰に励む同志となっている。
 広宣流布大誓堂の完成5周年となる2018年の「11・18」へ――。創価の師弟が目指す、新たな希望峰への登攀は始まっている。
 池田先生はつづった。「一番大切な時に、一番力のある地涌の菩薩が大地から涌出する。これが法華経の本門の展開である」と。
 学会の永遠性を確立する「今この時」に生まれ合わせた私たちには、拡大の凱歌を高らかに響かせる地涌の使命がある

 その新たなる前進のスタートが、各地で開催される新年勤行会である。清々しい誓願の祈りから、勢いよく新年の出発を切っていこう。

◆きょうの発心   病に学んだ“題目根本”の生き方

御文
 このやまひは仏の御はからひか・そのゆへは浄名経・涅槃経には病ある人仏になるべきよしとかれて候、病によりて道心はをこり候なり(妙心尼御前御返事、1480ページ・編1129ページ)
通解 この病は仏のお計らいだろうか。そのわけは、浄名経、涅槃経には病がある人は仏になると説かれている。病によって仏道を求める心は起こるものである。

 夫が病床に伏していた女性門下に、病を縁として求道の心が起こってくると励まされた一節です
 信心している両親のもとに生まれ、創価家族の温かさを感じて育ったものの、どこか素直に信心に向き合えずにいました。
 高校1年の秋、極度の貧血で入院したことを機に、「健康になりたい」と真剣に題目を唱えるように。高等部の活動などにも積極的に励める自分に変わりました。
 後に、この御文に出合い、まさに自分のことだと拝した時の感動は忘れられません。
 女子部時代に、長野研修道場で池田先生との出会いを刻み、生涯不退の信心を貫く誓いを立てました。結婚を前に主人が入会し、その後、2人の息子と共に一家和楽を祈る中、昨年には、主人のめいが入会しました。めいは教学部任用試験に合格し、友人への仏法対話にも挑戦中です。
 今こそ師恩に報いる時――この決意で祈り抜き、「世界広布新時代 青年拡大の年」へ勇躍前進してまいります。  長野第4総県副総合婦人部長 石田 恵子

◆〈寸鉄〉 2016年12月29日
 

 
米の名門大学から会長に
 名誉博士号
。人類が仰ぐ
 英知。弟子の道ゆく誉れ
      ◇
 青年ならば天下を救うと
 の理想を持て
―戸田先生
 堂々と拡大の年の先陣を
      ◇
 
家の中に平和を見出す者
 が最も幸福
―文豪。有意
 義な一時を。和楽の礎に
      ◇
 若者の外出回数は高齢者
 以下と。
孤立化進む現代
 心を結ぶ後継の使命は大
      ◇
 
感染性胃腸炎、ピークは
 これから。手洗い・嗽を
 徹底。年末年始も健康で 

【聖教ニュース・特集記事】

◆米・デポール大学が池田先生に「名誉人文学博士号」 2016年12月29日
ホルトシュナイダー学長が来日 総本部で授与式
授与の辞「あらゆる差異を超え平和の連帯を創出」
創立118年 民衆に開かれた名門学府 2年前に全米初の「池田研究所」を設立

 
デポール大学「名誉人文学博士」の学位記がホルトシュナイダー学長(左から2人目)から代理の池田最高顧問に託された。学長は「本学の活動を通し、池田氏の哲学を知る教育者をアメリカに一段と輩出していきたい」と(信濃町の学会本部別館で)
デポール大学「名誉人文学博士」の学位記がホルトシュナイダー学長(左から2人目)から代理の池田最高顧問に託された。学長は「本学の活動を通し、池田氏の哲学を知る教育者をアメリカに一段と輩出していきたい」と(信濃町の学会本部別館で)

 創立118年の歴史を誇るアメリカ・シカゴの民衆教育の名門学府「デポール大学」から、創価大学創立者の池田大作先生に「名誉人文学博士号」が授与された。紛争の根絶、世界平和実現に向けた不断の尽力と、あらゆる差異を超えて民衆の連帯を築いてきた功績をたたえたもの。授与式は28日午後、東京・信濃町の総本部で行われ、デポール大学のデニス・H・ホルトシュナイダー学長、同大学「池田大作教育研究所」所長のジェイソン・グーラー准教授、創大の馬場善久学長らが出席。代理の池田博正創大最高顧問に学位記が手渡された。

 式典前の歓談の際、ホルトシュナイダー学長が「一言、よろしいでしょうか」と、柔和な笑みをたたえて身を乗り出した。
 私は池田氏の業績に対する深い尊敬の念と、創価大学が果たされてきた使命への感謝を伝えるために来日しました。そして今回の来日を契機に、創価大学と本学が海を越えて協力し、一段と人類のために貢献していきたいのです!」
 アメリカ最大のカトリック系私立大学であるデポール大学。その名は、16、17世紀のフランスに生きた人道主義者、ヴィンセント・デ・ポール(ヴァンサン・ド・ポール、ヴィンセンシオ・ア・パウロ)に由来する。
 紛争が続いた中世ヨーロッパにあって、困窮する民衆に奉仕し、在宅訪問看護団体や養育院を開設したほか、戦争や疫病等で苦しむ人々への食糧配給など数々の慈善事業に従事した。その“ヴィンセンシオの人道精神と実践”を現代に受け継ぐ教育の殿堂が、デポール大学である。
 アメリカの多様性を象徴する都市シカゴに“一人でも多くの人に高等教育を”との理念のもと1898年に創立。教員7人、学生約70人からスタートし、現在では10の学部・大学院に約2万3000人が学ぶ。海外100カ国からも留学生を受け入れる、民衆教育の大城へ発展を遂げた。
 多様な背景を持つ人々に広く門戸を開いており、学部生のおよそ3人に1人が、家族で初めて大学教育を受けるという。
 貧困や病に悩む人々を前に、自分は一体、何をなすべきか――同大学の源流にあるテーマである。

◆デポール大学「名誉人文学博士号」授与式でのホルトシュナイダー学長の祝辞
 「価値創造」の教育理念を共有

◆デポール大学「名誉人文学博士号」授与式でのグーラー准教授の授与の辞
 人間の紛争根絶へ不断の尽力

◆米デポール大学「名誉人文学博士号」授与式での池田先生の謝辞(代読)
  知恵の探求と人材育成の旅を
 青年こそ21世紀の中心の太陽
 地球を包め 善・幸福・平和・人道のネットワーク


池田先生への「名誉人文学博士号」の授与式で祝辞を述べるデポール大学のホルトシュナイダー学長(右端、学会本部別館で)
池田先生への「名誉人文学博士号」の授与式で祝辞を述べるデポール大学のホルトシュナイダー学長(右端、学会本部別館で)

 一、今、私の胸には、大好きなシカゴを幾度となく訪問した思い出が、鮮やかに蘇ってまいります。
 私が初めてシカゴを訪れたのは、1960年10月。キング博士を中心とした公民権運動のうねりが、全米各地に巻き起こっていました。
 多彩な人々が行き交うリンカーン・パークを散策しながら、人間が肌の色や、宗教、信条、地位などによって、決して差別されることのない、平和と共生の世界を断じて築いていこう――こう強く決意したのであります。  
 以来、志を同じくするアメリカの友人たちとのスクラムは大きく広がりました。若き世界市民が、あらゆる差異を超えて共に学び合うアメリカ創価大学も、その志を継承してくれております。
 貴大学は、まさしくリンカーン・パークに近接してメインキャンパスを構え、1898年の創立より、一貫して、人間の尊厳と平等、幸福のために尽力してこられました。
 早い段階から、女性のためのプログラムを開設し、さらには学位を授与してこられた歴史も、誠に有名であります。
 近年は、ホルトシュナイダー学長の卓越したリーダーシップのもと、全米を代表する理想の大学として、大いなる躍進を遂げてこられました。
 アメリカの「最も革新的な大学」の一つとして高く評価され、学生たちからも「最も幸福度の高い大学」と讃えられていることも、よく存じ上げております。
 その誇りも高き名門学府から、本日、光栄にも、最高に栄えある称号を賜りました。
 私は、このヒューマニズムの宝冠を、よき国民として、よき市民として献身する、貴国アメリカをはじめ、世界192カ国・地域のSGIの友と一緒に、謹んで拝受させていただきます。
 誠に、誠にありがとうございます。

シカゴの教育に学んだ先師


 一、今年は、私ども創価教育の創始者であり、平和の殉教者である牧口常三郎先生の生誕145周年でありました。さらに明年は、その先師の構想を最初に実現した創価学園の創立より、50周年となります。
 この節目に、創価教育の理念と実践を深く理解していただいている貴大学より賜りました栄誉は、先師への何よりの報恩であるとともに、創価教育の未来への限りない励ましであると、感謝は尽きません。
 実は、わが先師は、小学校の校長として、シカゴの教育から重要なる啓発を受けていた一人であります。
 先師は、苦学する児童のために、東京でいち早く無料給食を実施したパイオニアでありました。95年前の師走の全国紙で、先駆の取り組みが大きく取り上げられております。

 この手本としたのが、シカゴ郊外の学校で、貧窮の児童のために行われていた「ペニーランチ」(1セントという安価での給食提供)だったのであります。
 ただただ児童の幸福を願い、世界の最先端の教育現場に旺盛に学びつつ、積極果敢な改革に挑んでいた一つの象徴であります
 当時、シカゴにも、ヨーロッパから多くの移民が増え、経済の格差や貧困が深刻な社会問題となっていました。
 そうした困難の時代にあって、貴大学は庶民に広く門戸を開き、卓越した教育を提供する、民衆のための大学として、不朽の貢献を果たしてこられました。
 先師が、誉れ高き歴史を刻まれる貴大学と、このように交流を深めていることを知ったならば、どれほど喜んでくれるでありましょうか。
 先師は、貴国の偉大な哲学者であり、シカゴの天地にも不滅の足跡を留められたジョン・デューイ博士を深く尊敬してやみませんでした
 近年、研究が進み、デューイ博士が1919年の来日の際、東京の小学校長会でも講演されたことが新たに確認されております。この講演会には、先師も校長として出席し、博士と出会いを結んだのではないかと推察されております。
 デューイ博士が提唱された、教育における「コペルニクス的転回」を、私はあらためて思い起こすのであります。
 すなわち、「このたびは子どもが太陽となり、その周囲を教育の諸々のいとなみが回転する。子どもが中心であり、この中心のまわりに諸々のいとなみが組織される」(『学校と社会』宮原誠一訳、岩波文庫)との宣言であります。
 今、政治も、経済も、さらには宗教さえも、激しく揺れ動く世界情勢にあります。私は、まさしく、子どもたち、青年たちを太陽と仰ぎ、そして教育こそ、21世紀の中心の太陽と定める「コペルニクス的転回」が、人類に要請されていると思えてならないのであります。
 世界の教育者、また教育学術機関が、幾重にも手を携え、連携していくところにこそ、いかなる混迷の闇も照らし晴らす、陽光があるのではないでしょうか。

世界を良くする賢き人間よ育て


 一、この地球を包みゆく壮大な教育のネットワークにとって、貴大学は、かけがえのない要の存在であられます。
 貴大学は、「我は汝に、知恵の道を示さん」とのモットーを掲げ、大学教育における、真の知性の在り方を探究してこられました。
 ホルトシュナイダー学長は、この理念について、鋭く論じておられます。
 「我々は、ただ“教育された人間”ではなく、“賢き人間”の育成を目指しています
 この世界で最も価値のあるものを選択し、追求する視座を持ち、世界に良き変化をもたらすために、ひたむきに人生のエネルギーを注ぎゆく卒業生を輩出していきたいのです」と。
 まさに、至言であり、私は心から賛同を申し上げたいのであります。
 学長は、「知恵の探究」は、「生涯にわたり続く旅」であり、「人間は、出会う人々から、知恵を学ぶのである」と語られました。
 私たちは貴大学の伝統と知恵に真摯に学びながら、尊敬する先生方とご一緒に、この「知恵の探究」と「人材の育成」の旅に勇んで邁進してまいりたい。
 そして、後継の若人たちと共々に、世界に「善の価値」「幸福の価値」「平和の価値」「人道の価値」を創造しゆく教育の大連帯を、さらに大きく広げてまいりたい――そう誓いを新たにしております
 結びに、わが誉れの母校となった貴大学の無窮の栄光と発展を、心よりお祈り申し上げ、私の謝辞とさせていただきます。
 誠にありがとうございました(大拍手)。

◆〈座談会 師弟勝利の旗高く 69=完〉 拡大の実証こそ
師匠への報恩 創価三代の学会精神を永遠に 2016年12月29日
油断排し絶対無事故の年末年始を
 
 清水 本年も残りわずかとなりました。明「世界広布新時代 青年拡大の年」もいよいよ目前です。
 永石 池田先生は随筆でこう呼び掛けられました。
 我らが登攀すべき広布の大山は、眼前に見えている。さあ、出発しよう! わが胸に広布の誓いを燃やせば、誰もが永遠の青年だ。その本因妙の生命で戦おうではないか。皆で“歓喜の凱歌”を高らかに歌いながら、金色に染まる新たな希望の大山に向かって!」
 原田 私たち創価家族はこの「永遠の青年」の心意気で、新年勤行会から晴れやかに、満々たる勢いで出発をしてまいりたい。
 志賀 明年は、戸田先生と池田先生の師弟の出会い、池田先生の入信から70周年。また「2月闘争」65周年、「75万世帯」達成60周年、「300万世帯」達成55周年、「原水爆禁止宣言」発表から60周年など、「師弟の精神」に貫かれた意義深き佳節を刻みます。
 原田 特に、池田先生の入信記念日「8・24」について私が思い起こすのは、20年前の米コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジでの記念講演です。池田先生は、自らが教育に携わることになった原点に言及され、戸田先生との出会いについて語られました。
 長谷川 私も、講演を伺ったことを今も鮮明に覚えています。池田先生は、こう述懐されました。「戦後まもない、一九四七年、私は、戸田城聖という傑出した教育者に出会いました」「十九歳の私は、この人なら信じられると直感し、弟子となりました」「私自身、ほとんどの教育を、私の人生の師・戸田城聖の個人教授から
受けました
」と。
 原田 そして池田先生は、世界の一級の知性を前に、「今の私の九八%は、すべて、恩師より学んだものであります」と厳然と語られました。池田先生は、戸田先生の英知、情熱、人間愛を受け継ぎ、自らの実証をもって、恩師の偉大さを世界に示されました。
 長谷川 師弟の大道に生き抜く時、限りない力が湧いてきます。池田先生から薫陶を受けてきた、私たち池田門下もまた、勝利と拡大の実証で、師匠の大恩に報いてまいりたい。
 永石 先生は先日、全国最高協議会にメッセージを寄せられ、「妙法の智水を受けて末代悪世の枯槁の衆生に流れかよはし給う是れ智慧の義なり」(御書1055ページ)との御聖訓を拝し、こう呼び掛けられました。
 「我ら創価の地涌の師弟は、どんな時代の変化や試練に直面しようと、御本仏直系の初代・二代・三代の学会精神に立ち返るならば、妙法の『智慧の水』を尽きることなく流れ通わし、社会に、世界に、そして未来に、無量無辺の幸福と平和の価値を創造していくことができる」と。
 原田 師弟こそ、仏法の根幹であり、人間性の極致です。明年の一切の勝利の原動力、そして後世に伝え残すべき精神も「創価の師弟」以外にありません。
 まずは明年の上半期、全ての戦いを勝ち越え、「8・24」を迎えたい。そして、明後年の「広宣流布大誓堂完成5周年」を必ずや荘厳してまいりましょう。


駅伝に真心の応援


 清水 さて、来年1月2日・3日に行われる「第93回箱根駅伝」に、創価大学駅伝部が、2年ぶり2度目となる出場をします。今から本当に楽しみですね
 志賀 10月の予選会は、見事なチームワークにより、堂々の3位で突破。今回の本戦に向け、メンバーは真剣勝負で練習に挑んできました。
 長谷川 創大のタスキの「赤・青・金」の色には、それぞれ意味があります。赤は「情熱」、青は「冷静」、そして金は「勝利」です。
 永石 選手たちは、このタスキについて、「サポートメンバーやマネジャー、スタッフ、卒業生、さらには、全国で応援してくださっている方々の思いが詰まっています」と口をそろえて語っているそうですね。
 原田 伝統の「箱根駅伝」を目指して、各大学の選手たちが、懸命に努力を重ねてきました。私たちは全ての選手の大健闘に、真心のエールを送ってまいりましょう。
 長谷川 なお、創価大学からも具体的なお願い(本紙28日付)がありましたが、当日は、交通規制などにより混雑が予想され、また例年、厳しい冷え込みとなっております。決して無理をなさらず、テレビ等で観戦していきたいと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。


火災を起こさない


 原田 最後に、火災の注意です。この時期は空気が乾燥し、暖房器具を使う機会も多いため、火災が発生しやすくなっています。  
  永石 消防庁は「いのちを守る七つのポイント」として、三つの習慣と四つの対策を掲げていますね。
 志賀 
三つの習慣は、①寝たばこは絶対やめる②ストーブは燃えやすいものから離す③ガスこんろ等から離れるときは必ず火を消す、です。
 清水 四つの対策は、①住宅用火災警報器を設置する②寝具、衣類及びカーテンに防炎品を使用する③住宅用消火器等を設置する④年配者などを守るため隣近所の協力体制をつくる、です。
 永石 また、被害を広げないための「初期消火」の方法については「暮らしのアンテナ」(本紙26日付)で紹介されていましたね。
 原田 “自分は大丈夫”との油断は断じて排して、皆で声を掛け合ってまいりたい。小事の積み重ねが、大事を防ぎます。家庭、また職場などでも点検し、絶対無事故の年末年始を過ごしていきましょう

◆〈信仰体験 白ゆりの詩〉 卵巣がん克服し美容院を開業
 私が“太陽”と輝く

◆〈信仰体験 白ゆりの詩〉 大手介護会社の執行役員
 活躍の秘訣は強気信心の中に

2016年12月28日 (水)

2016年12月28日(水)の聖教

2016年12月28日(水)の聖教

◆わが友に贈る


新しい前進は
新しい目標から!

人生は常に「今」
「ここから」だ。

勝利の未来へ出発!

◆名字の言


  今月、没後100年となった文豪・夏目漱石のアンドロイドが公開され話題になった。製作に当たって関係者が最も力を入れたのは、漱石の「表情」だった▼肖像画などから気難しい印象を与えがちだが、実は落語や講談が好きなユーモアあふれる人物。弟子たちの記録を総合すると、一番ふさわしい表情は「微笑」という。そこでアンドロイドには、微妙な顔の動きがプログラムされた(NHK・WEB特集)。ほほ笑む漱石の顔が広まれば、作品の読み方も変わるかもしれない▼誰かの顔を思い出そうとすると、笑顔や真剣な顔など、日頃から見慣れた表情が思い浮かぶもの。ゆえに顔は「自分と社会をつなぐ接点」と、中央大学・心理学研究室の山口真美教授は指摘する(『自分の顔が好きですか?』岩波ジュニア新書)▼とりわけ「笑顔」が大事だという。例えば、人は笑顔を向けられると、脳の眼窩前頭皮質と海馬が活性化され、褒められたような喜びを感じて、強く記憶に残る。円滑な人間関係を築くうえで、笑顔は脳科学的にも欠かせないらしい
笑顔には、安心と希望の連帯を生み出す力がある。信仰の実践でつかんだ確信と歓喜を生き生きと語り広げながら、明年も、笑顔の絶えない人間共和の世界を広げていきたい。(灯)

◆社説 広布担う尊き儀典部   真心の友人葬に広がる共感の声


 学
会を支えているのは、誰が見ていなくとも、陰の労苦に励む尊き同志の存在だ。
 会合運営を担う創価班や白蓮グループ、香城会。会館厳護に徹する牙城会や王城会。雨の日も雪の日も、本紙の配達に走る無冠の友。また白樺会・白樺グループ、会館守る会、創価宝城会、サテライトグループ、設営グループや会場提供者の皆さま……。この一年、これら同志の献身があって、学会は社会に信頼を広げることができた。改めて、陰で支えてくださった全ての方々に、心からの感謝と御礼をささげたい。
 一人一人が積んだ「心の財」は無量であり、福運は計り知れない。その中で本年、発足25年を迎えた儀典部を紹介したい
 「最初は、坊さんを呼ばない葬式には協力できないと言われたもんです。旧習深い地域でした。でも、友人葬を地道に続ける中で、参加者から“私たちも、こういう葬儀をしたい”との声が寄せられるようになったんです」――長年、儀典部を務めた友がしみじみと語る。
 25年前、宗門による時代錯誤の「破門通告」により、学会は「魂の独立」を果たし、葬儀などの儀式も、地域の同志の手によって行われることになった
 “僧侶が導師をしないと故人は成仏できない”“塔婆を立てないと地獄に堕ちる”と御書にない邪義を振りかざし、信徒から供養を搾り取った宗門。それに対し、学会の友人葬は、仏法の本義にのっとり、日蓮大聖人、釈尊の精神にかなった最も崇高な儀式であり、真心の葬送である。信頼と友情の絆で結ばれた同志が集い、故人の冥福を祈る。弔慰の言葉は、徹して一人を大切にする慈愛に満ちあふれている
 今や友人葬は、未入会の参列者からも「清々しい葬儀だった」「友人が友人を真心で悼み弔う姿に胸を打たれた」等の共感が寄せられ、社会に定着。これも、ひとえに第一線で活躍する儀典長の誠実な振る舞いがあったからにほかならない。
 
 自らの時間も惜しまず地域のため、喜び勇んで同志のために――それは、広布を陰で支える同志の共通の心であろう。
 「SGIの皆さんは、価値ある人生とは他者に奉仕し、慈愛を注ぐ生き方にあることを、深く理解しているように思えるのです」とは、南カリフォルニア大学「宗教生活センター」のバルン・ソニ所長の言葉。その模範こそ、陰で尽くす友であろう。
 明年も、無上の人生を生き抜く誇りに燃え、友情のスクラムを大きく広げていき
たい。

◆きょうの発心 病に学んだ“題目根本”の生き方 2016年12月29日

御文 
このやまひは仏の御はからひか・そのゆへは浄名経・涅槃経には病ある人仏になるべきよしとかれて候、病によりて道心はをこり候なり(妙心尼御前御返事、1480ページ・編1129ページ)
通解 
この病は仏のお計らいだろうか。そのわけは、浄名経、涅槃経には病がある人は仏になると説かれている。病によって仏道を求める心は起こるものである。

 
夫が病床に伏していた女性門下に、病を縁として求道の心が起こってくると励まされた一節です。
 
信心している両親のもとに生まれ、創価家族の温かさを感じて育ったものの、どこか素直に信心に向き合えずにいました。
 高校1年の秋、極度の貧血で入院したことを機に、「健康になりたい」と真剣に題目を唱えるように。高等部の活動などにも積極的に励める自分に変わりました。
 後に、この御文に出合い、まさに自分のことだと拝した時の感動は忘れられません。
 女子部時代に、長野研修道場で池田先生との出会いを刻み、生涯不退の信心を貫く誓いを立てました。結婚を前に主人が入会し、その後、2人の息子と共に一家和楽を祈る中、昨年には、主人のめいが入会しました。めいは教学部任用試験に合格し、友人への仏法対話にも挑戦中です。
 今こそ師恩に報いる時――この決意で祈り抜き、「世界広布新時代 青年拡大の年」へ勇躍前進してまいります。     長野第4総県副総合婦人部長 石田 恵子



◆〈寸鉄〉 2016年12月28日
 

 
会長の著作は困難に敢然
 と立ち向かう力を呼び覚
 ます
―教授。希望の光源
      ◇
 「
但生涯本より思い切て
 候
」。大胆な挑戦は青年の
 特権だ。明年へ堂々先駆
      ◇
 
苦労した人間には誰人も
 かなわない
―戸田先生。
 広布を支える役員に深謝
      ◇
 
暖房器による子供の火傷
 に注意
。帰省等の外泊時、
 危険箇所の確認を忘れず
      ◇
 高速道の運転では小まめ
 な休憩が重要。計画に余
 裕持ち。
無事故最優先で 

◆御書と歩む――池田先生が贈る指針 【46】 陰の労苦に心から感謝

御文
 かかる乱れたる世に此のとのを・つかはされたる心ざし大地よりも・あつし地神定めてしりぬらん・虚空よりも・たかし梵天帝釈もしらせ給いぬらん  (同生同名御書、1115ページ)
通解 このような乱れた世に、この殿(四条金吾)を佐渡の地まで遣わされたあなたの真心は大地よりも厚い。必ず地神も知っていることであろう。またその真心は虚空よりも高い。きっと梵天・帝釈も知られていることであろう。

同志への指針

 尊き全同志の一年の奮闘に心から感謝申し上げます。
 悪世末法が深まる中、広宣流布に邁進しゆく皆さま方に、御本仏の御賞讃はいかばかりか。大聖人は、法難の地へ家族を送り出した「陰の志」まで最大に讃えておられる。「冥の照覧」とは、絶対にして絶大なのである。
 
 一家眷属を包む三世永遠の大福運を確信して、心も軽く走り舞いゆこう!

【聖教ニュース・特集記事】

◆池田先生の海外出版 47言語1700点に 
   46言語目 カタルーニャ語 「一生成仏抄講義」    47言語目 キルギス語 アイトマートフ対談

 
中央アジア・キルギス共和国の文豪アイトマートフ氏(左から3人目)と友情の語らいを結ぶ池田先生(1991年6月、ルクセンブルクで) 
中央アジア・キルギス共和国の文豪アイトマートフ氏(左から3人目)と友情の語らいを結ぶ池田先生(1991年6月、ルクセンブルクで)

 池田大作先生の初のキルギス語版書籍となる対談集『大いなる魂の詩』が今月、キルギス共和国のファスト・プリント社から発刊された。同国の文豪アイトマートフ氏と、文学論、青年論、宗教の復権の可能性等について語り合ったもの。
 これで池田先生の外国語書籍の出版は、46言語目のカタルーニャ語版『一生成仏抄講義』(カタルーニャ語は、スペイン北東部のカタルーニャ地方などで話される言葉)に続き、47言語目となった。
 池田先生の初の外国語書籍は、1972年に発刊された英語版の小説『人間革命』。以来、英国の歴史家トインビー博士ら識者との対談集をはじめ、詩集、エッセー集、大学講演集など数々の著作が、各国のニーズに応じて翻訳されてきた。発刊点数は、1700点を超える。
 人々に希望を送るその執筆活動に対して称賛の声がやまない。
 「池田博士は文字の力で戦っておられる。この世から戦争、核兵器、悲惨をなくすため、生命の尊厳を擁護するために行動されています。まさに博士は、人類を守りゆかれる『平和の王者』『平和の獅子』なのです」(ブラジルの弁護士ジョゼ・フェルナンド・ホッシャ氏)
 「思索する人間の心にみずみずしい糧を与えるもの」(ロシア国立貿易経済大学のセルゲイ・バブーリン元総長)
 池田先生は語った。「活字の力は、まことに大きい。魂の共感の響きは、国境を超え、民族や主義主張の違いの壁も超える」と。
 池田先生の著作の広がりはすなわち、人間主義の哲学を求め、世界平和を目指して共に歩む、人々の広がりそのものと言えよう。
電子書籍も相次ぎ発刊
 池田先生の外国語版著作は、手軽に持ち運び、閲覧できる電子書籍でも相次ぎ発刊されている。
 このほど、ゴルバチョフ元ソ連大統領との対談集『二十世紀の精神の教訓』のフランス語版『Dialogue pour la paix』が発刊された。両者による信念の対話が、世界の友に届く。
 1750円(税込み)。「Kindleストア」で発売。世界各国で購入できます。

◆〈希望航路―池田大作先生と進む人生旅―〉 オランダ③=完
 世界一の模範の信心で

 
後継の子どもたちに心からの励ましを送る池田先生(1983年6月28日、アムステルダム市内で)                                                                          
後継の子どもたちに心からの励ましを送る池田先生(1983年6月28日、アムステルダム市内で)

 夜更けのアムステルダム中央駅に、池田先生を乗せた列車が滑り込む。
 1983年6月、先生の4度目となるオランダ訪問は、駅のホームから帰国直前の空港まで、間断なき励ましのドラマにあふれる。

◆〈幸齢社会〉 創造的人生のすすめ    美術家 横尾忠則さん
 人間は“未完” だから面白い
   
 絵画の巨匠ピカソに感銘して独特の世界観を描く、現代日本を代表する美術家の横尾忠則さん。本年80歳を迎えた横尾さんに“創造的人生”を送るポイントを聞きました。

無頓着でいこう
 
――日頃から心掛けていることは何ですか。
  
 絵も人生も「『無頓着』でいこう」という点です
 僕の絵は「描きたいものを描く」スタイル。目的やテーマがないと描けない、ということはありません。自分を規定してしまうので邪魔になります。「したいことをする」といった感じでしょうか。
 まるで、子どもが「無心」で好きなことに熱中するような姿。従来の常識に縛られない自由があり、定年後の生活もそうあるべきです。
 退職後に好きなことが見つからない人は、今までの習慣に縛られている場合も。変なこだわりは捨て、かつて熱中したこと、やり残したことを思い出してみてください。
 大人は大義名分を求めがちですが、子ども心に似た好奇心による活動こそ、創造的人生の必要条件。でも、なかなか無心になれない。だったら「無頓着」になろうとしたらどうでしょうか。

分を愛せる人

 ――今、特に興味を持っているものは?
  
 自分の「命」です。
 今年80歳になり、どうしても残りの時間を考えますが、時間で考えるのでなく、何を何回したかという「回数」を数えることが大事です。
 もともと、僕は「愛」という言葉が好きで、絵を愛し、絵を描く自分を愛してきました。自分を愛せるからこそ、生き方を貫けるのです。
 その思いは道具などに対しても抱き、スポーツ選手らが自ら使う物を磨くのと同じ。勝利への“暗黙の祈り”ともいえる行為ですが、それは愛することから生まれた「感謝の気持ち」なのです。
 

長生きと創造力
 
 ――どのように長生きしたいと思いますか。
  
 長寿でも、創造的人生とは限りません。高齢になれば、長生きしたいと思うのは自然ですが、その願望に縛られた生き方にならないようにしています。自分の「死」は受け入れています。だからこそ、好きなことをして、そのことが死を忘れさせます。
 
僕には「創造する」ことが長生きの秘訣。絵を描きたいという“創造力”が、寿命を延ばすと考えています
 朝、目が覚めた時に「昨日の続きを描こう」と思うと、元気が湧きます。そんな毎日で気付いたら90歳、100歳になっていたというくらい、年齢に無頓着でいたいです。
 ただ、何も描けない日も。1カ月間も描けないと、絵の描き方すら忘れてしまうこともあります(笑い)。
 でも、描かねばならないと思う間は「描かない方がいいかな」と。目的や結果を想定した生き方は、自己を縛るだけ。描きたい気持ちになったら描けばいい。行き詰まった時はエネルギーをためる充電期間と思い、「無為」の時間を楽しめばいいのです。
 

老人になりたい
 ――70歳の時に「隠居」を宣言していますが……。

  
 それまで実年齢より若いと思いましたが、体力の衰えや物忘れの多さを感じ、「好きなことだけやろう」という、自分への宣言。嫌いな仕事の量をほどほどにしました。
 嫌なことは時が止まったように長く感じ、好きなことは時がたつのも忘れるくらい、充実感を得るもの。心地よい忙しさもあります。
 僕は意志が弱いので、よく宣言します。それは、社会に対してではなく、自分に言い聞かせるため。例えば「減塩宣言」とか(笑い)。
 そんな僕も、文豪ヘルマン・ヘッセのような、高齢でもスーツを着こなす、おしゃれな老人になりたい。街で見かける、つえが似合う人も格好いいですよね。
 もちろん、老人の魅力は格好だけでなく、長年に培った“毎日を楽しむ生き方”にもあり、これは若い時には考えられない生き方です

死なないつもり

 
――「死」に対する考えを教えてください
  
 僕は死んでも、死なないつもり。肉体は死んでも、魂は永続する、という意味です。
 人は生きている時に自分の生き方を考えますが、それがそのまま魂の生き方となるのが最高に幸せですね。「死んだ後は無になる」と言う人もいますが、僕には死んでからが大事であり、本番です。
 僕は作品をあえて“未完”にしており、人生も同じだと思います。赤ん坊に“完璧な人間”がいないように、未完で生まれ、未完で生き、未完で死んでいく――それでいいと思います。
 いい加減な未完が面白く、それを楽しんで生きる。何でも頑張る必要はありません。頑張れば結果を求める欲望が生じて縛られ、生き生きした生き方ができない。大事なのは「自由」でいることです。

 
よこお・ただのり 1936年、兵庫県生まれ。美術家。西脇高校卒業。72年にニューヨーク近代美術館で個展を開催後、国際的に高い評価を得ている。毎日芸術賞、紫綬褒章、日本文化デザイン大賞、泉鏡花文学賞、朝日賞、旭日小綬章、高松宮殿下記念世界文化賞など、受賞・受章多数。神戸市に横尾忠則現代美術館、香川県に豊島横尾館がある。


 

2016年12月27日 (火)

2016年12月27日(火)の聖教

2016年12月27日(火)の聖教

◆わが友に贈る


多忙な時こそ
唱題第一で挑もう!

困難を打開する智慧も
我らを護る諸天の働きも
強き祈りから生まれる。

◆名字の言


  今年の漢字にも選ばれたように、リオ五輪の「金」ラッシュには、日本中が沸いた。とくに、過去最多の金銀銅メダル12個をつかんだ柔道は、低迷した前回大会から見事、お家芸の復活を果たした▼躍進を陰で支えたのは、独自の技術を誇る情報分析班だった。彼らはこの4年間、世界中の大会約8000試合の映像を収集。強豪選手の技の比率、時間帯ごとの得失点、左右の技の分類など、十数項目で数値化し、徹底的に分析した▼かつては、映像を撮影しても、選手に“こんな感じ”と見せる程度だった。だが今回は、
データを直視し、相手に応じて、こちらの動き方も明確にした。選手が畳に上がる前に、すでに組み合いは始まっていたのだ学会にも、拡大の行進を支える、頼もしい“分析班”がいる。広布伸展の実勢を把握し、記録しゆく統監部だ。この22日に「部の日」を迎えた同部を、第2代会長の戸田先生は、いうなれば「組織科学研究機関」であると言った。数字を正確に踏まえてこそ、次に打つ手も見えてくる▼個人においても同じだろう。今年、何をどれだけ前進させることができたか総括し、明年は何をどう進めるか明確な目標を立てる。己を見つめ、「金」と輝く飛躍を期す、有意義な年末年始にしたい。(鉄)

◆〈寸鉄〉 2016年12月27日
 

 
人に会うことが広布の直
 道
。「仏種は縁に従って起
 る
」。足取り軽く友の元へ
      ◇
 創価班・牙城会・白蓮Gが
 奮闘。君ありて未来あり。
 “青年拡大”の主役頼もし
      ◇
 大学生の親、「教育費に負
 担感」9割と。
奨学金拡充
 など公明が更にリードを
      ◇
 世界と日本の平均気温が
 過去最高に。
環境問題に
 国境なし
。皆が主体者と
      ◇
 C作戦26年。
学会は世界
 宗教に飛翔
。偽法主の日
 顕宗は凋落。正邪は歴然

【聖教ニュース・特集記事】

◆民音 ドラマチック・タンゴ 明年1月開幕24都市で公演 
 新・黄金世代のマエストロオラシオ・ロモ氏率いる楽団が来日
 「バンドネオンの匠」

初来日する楽団「オラシオ・ロモ・セステート」。世界が認める演奏技術で聴衆をうならせるだろう
初来日する楽団「オラシオ・ロモ・セステート」。世界が認める演奏技術で聴衆をうならせるだろう

 民主音楽協会(民音)がアルゼンチン・タンゴの一流アーティストを招き、長年にわたって多くの観衆を魅了してきた民音タンゴ・シリーズ。
 明年1月24日から、第48回となる「ドラマチック・タンゴ『バンドネオンの匠』」が開幕する。
 1970年の初開催以降、同シリーズは、日本とアルゼンチンの友好促進、タンゴの発展と普及に大きく貢献してきた。
 6年前からは、演奏・歌・ダンスの三要素が繰り広げる華麗なるステージで、タンゴの魅力を余すところなく堪能できる「ドラマチック・タンゴ」を新たにスタート。
 その第8弾となる今回は、“新・黄金世代の巨匠”と称されるオラシオ・ロモ氏率いる楽団が初来日する
 オラシオ・ロモ氏はこれまでに「フェルナンド・スアレス・パス五重奏団」「アストル・ピアソラ財団五重奏団」「セレクシオン・ナシオナル・デ・タンゴ」などの多数の有名楽団で演奏してきたアルゼンチンを代表するバンドネオン奏者。
 現在は、世界的なタンゴブームを巻き起こしたショー「タンゴ・アルヘンティーノ」で演奏した楽団「セステート・マジョール」で第1バンドネオン、指揮者として活躍し、名実ともに“バンドネオンの匠”との名をはせる。
 また、共に来日する楽団のメンバーも、ソリストとして活躍する著名なアーティストばかりである。
 さらにダンスでは、タンゴダンス世界選手権ステージ部門の初代チャンピオンであり、民音タンゴ・シリーズのチーフダンサーを務めるガスパル氏を筆頭に、シルビア&ガスパル、ビクトリア&リカルド、アグスティーナ&ウーゴの3組のトップダンサーが出演。そこに、世界的女性歌手のイネス・クエージョさんが加わるなど、至高のプログラムとなっている。
 タンゴファンならずとも、誰もが心を奪われる必見のステージである。
 3月8日まで24都市での公演を予定。
 問い合わせは各地の民音センターまで。

◆韓国で教学部初級試験      求道の心熱き1万2000人が受験

全土160会場で行われた韓国の教学部初級試験。ソウル第3方面恩平圏の友が真剣に試験に取り組む(首都ソウルの恩平文化会館で)
全土160会場で行われた韓国の教学部初級試験。ソウル第3方面恩平圏の友が真剣に試験に取り組む(首都ソウルの恩平文化会館で)

 韓国SGIの教学部初級試験が18日、全土160会場で実施され、1万2000人を超える友が受験した。
 韓国では今秋、初開催となる法華経展(東洋哲学研究所企画・制作)に13万6000人が来場。生命尊厳の哲学が社会に大きく広がる中で、今回の初級試験は行われた。
 試験は「法華経」や「受持即観心」「地涌の使命と実践」などの基礎教学と、「兄弟抄」などの御書3編から出題された。
 各地では、出張の多い仕事の合間を縫って研さんに励んだ青年部のメンバーや、毎回の勉強会に欠かさず参加し、喜々として試験に臨んだ90歳の婦人部員など、求道の心熱き友のドラマが生まれた。
 受験者からは、「SGIこそ法華経の精神を正しく実践する団体だと学びました。自身の対話拡大で、世界広布に貢献します!」等の決意の声が寄せられた。

◆〈随筆 永遠なれ創価の大城 14〉 寒風に胸張り前進!
 青年と共に「希望」の大山へ!
 心通う「対話」と「交流」で境涯を拡大
 仲良く朗らかに新年をスタートしよう
 
金色に燃え輝く富士。烈風が山頂に吹きつけても、王者は堂々と(池田先生撮影、2005年12月、東京・八王子市で)
金色に燃え輝く富士。烈風が山頂に吹きつけても、王者は堂々と(池田先生撮影、20
05年12月、東京・八王子市で)

 年の瀬、いよいよ本格的な冬が到来しました。札幌で五十年ぶりの大雪となった北海道など、北国の同志の無事安穏を祈らずにはいられません。
 また尊き使命を胸に、誰よりも朝早く、広布拡大の一歩をしるしてくださる「無冠の友」の皆様には、いつにも増してご苦労をお掛けします。
 毎朝、皆様の「絶対無事故」「健康長寿」を妻と共に、ひたぶるに祈っております。配達員の皆様の無事故・健康こそ、私たち創価家族の願いであり、喜びであります
 どうか悪天候の時など、決して無理をせず、焦らず、偉大な福徳の道の歩みをお願いします。


「冬は必ず春」と

 「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる」(御書一二五三ページ)――今、世界中の同志が拝する日蓮大聖人の御聖訓である。
 厳しい冬を越え、春に咲く花は愛おしい。「桜梅桃李」と説かれる通り、試練の冬を経てこそ、“自分らしい花”“可能性の花”は開花する。
 創価学会の誕生からこれまで、幾たび試練の嵐が吹き荒れたことであろうか。だが、いかなる時にも、創価の師弟は正義の旗を高々と掲げ、共々に励まし合い、一切を勝ち越えてきた。
 スイスの哲学者ヒルティは述べている。
 「苦しみは人間を強くするか、それともうち砕くかである。その人が自分のうちに持っている素質に応じて、どちらかになる」と。
 苦しみのたび、我らは強くなる。試練のたび、我らの絆は強固になる。そして今、全世界同時に地涌の勇者たちが躍動する「世界広布新時代」となった。牧口先生、戸田先生が、どれほど喜んでくださっていることか。
 我らの前進は止まらない。世界には、限りなく多くの、この仏法を求めている人がいる。いよいよ共に境涯を開いていくべき人がいる。
 御書には、仏法とは、あらゆる差異を超えて、「共に離苦得楽・現当二世の為なり」(一四三ページ)と示されている。
 この精神を体現した、最も尊貴な創価学会を、皆で、共々に、断じて発展させ、栄えさせていこうではないか。
 主役は、次代を担う青年たちだ。青年と一緒に、青年とスクラムを組んで、青年の心で、朗らかに拡大の年を勝ち飾っていきたい。


「壁を破ろう!」


 今月十日、わが愛する大分の地で、意気高く九州総会が行われた。
 席上、懐かしき共戦の父母たちが、そして新しき共進の青年たちが、堂々と歌い上げてくれたのは、「青年よ広布の山を登れ」であった。
 この「十二月十日」は一九八一年(昭和五十六年)、私が大分の青年部二千五百人の前で、長編詩「青年よ 二十一世紀の広布の山を登れ」を発表した日である。
 この日を記念して、全九州の青年部代表千人も広宣流布大誓堂での誓願勤行会に勇み集ってくれた。師弟正義の魂が厳然と継承されていることを、「先駆の大九州」の後継の友たちは満天下に示したのだ。私は快哉を叫び、喝采を送った。
 三十五年前、私は大分で一つの提案をした。
 
 ――私が秋田に行く時に、大分から代表が参加してはどうか、と。
 私が決めていた翌年の戦いの助走は、既に始まっていたのである。
 「民衆を安んずるより大いなる道はなく、民衆を利するよりすぐれたる功はありません」とは、江戸時代の大分の哲人・三浦梅園の言葉だ。
 大分も、秋田も、邪知謗法の僧らの人権蹂躙によって、愛する健気な同志たちが最も苦しめられた地域であった。
 その両県が手を携え、距離の遠さや県民性の違いを超えて双方が互いに学び合うならば、「創価の新時代」を開く新たな活力が生まれるはずだと私は確信していた
 大晦日も近づいた頃、私は信濃町の聖教新聞社で、秋田の代表に会い、宣言した。「秋田に行くよ!」。友の目が輝いた。いよいよ戦闘開始だ。
 そして年明け早々、同じく悪僧らと勇敢に戦ってくれた東京・目黒区を訪れて「壁を破ろう!」と訴え、翌日、寒風の秋田へ飛んだのである。
 “こんな真冬に行かなくても”との声もあったが、今、行かずしていつ行くのか!
 厳寒に耐え抜く同志たちがいる。ならば自らが希望の春風となり、「冬を必ず春にする」との確信と勇気と希望を送る。これが広布のリーダーの責務ではないか!
 こうして、わが同志と共に、「吹雪に胸はり いざや征け」と声高らかに歌い、共に勝鬨を上げた、あの「雪の秋田指導」が生まれたのだ。


勇者の大連帯を


 この訪問中に、秋田と大分の第一歩の交流も実現した。列島の北と南で、苦難に負けず戦った勇者たちの連帯が、共戦の炎を広げたのである。
 「交流」は、わが創価家族の良き伝統である
 六十年前、私が指揮を執った「山口開拓指導」も、東京・関西・中国・九州など全国の同志が応援しての大交流であった
 現在、それは地球規模に広がり、SGIの友を迎えた日本各地の交流交歓会は、爆発的な歓喜の波動を生んでいる
 ダイナミックな交流は新たな創造を生む。新たな勢いと拡大の力となる。自分の持ち場を死守しつつ、心広々と打って出て、励まし合い、触発し合って、共に成長し、皆が勝利していくのだ。
 文豪・森?外は福岡の小倉(現・北九州市)で足かけ三年を暮らした思い出として、ある青年と結んだ友情を印象深く書き残した。胸臆から溢れる青年の言葉は時に無遠慮でさえあったが、その?のない真実は「却って面白く感じた」と、?外は綴っている。
 胸襟を開いた対話は愉快である。そして世代や地域を超えた交流は生命を豊かにし、自身の境涯を拡大してくれるのだ。
 まして我らには、いかなる力にも勝る、偉大な妙法がある。どこよりも強く温かな異体同心の団結がある。
 「最も勇気ある人」とは誰か。ヒルティは言う。「この世のあらゆる力にまさる偉大な力を、ゆるぎない拠点としている人間のことである」と。
 この創価学会を“揺るぎない心の拠点”とする限り、障魔の烈風に立ち向かう最強の勇気と団結が無限に広がっていく。ゆえに、我らが試練に負けるはずなど、断じてないのだ。


生きる力の言葉


 先月、諸天が喜び寿ぐ大晴天のもと、宮城の仙台で、新・東北文化会館が最高に晴れやかにオープンした。
 この日を迎えた東北の参加者一人ひとりの歩みの尊さを思えば、私もまた決意を深くする。
 この五年八カ月、大地に膝をつきながら、自らの力で立ち上がったその負けじ魂の手を、強く強く握って讃えたい。私と妻の心は、いつも大東北と共にある。
 
新会館の一角に、生きる力となった言葉を、思い思いに付箋に書いて壁に貼るコーナーが設けられていると伺った。
 とりわけ多かった言葉は「希望」――。
 希望は、与えられるものではない。絶望の底からも、自ら生み出せるものだ。不屈の祈りで、創り出すものだ。そこにこそ、仏法の真髄がある
 「法華経を信ずる人は・さいわいを万里の外よりあつむべし」(御書一四九二ページ)と仰せの通り、何があろうと信心に励む人は、万里の彼方から、幸せを集め、わが身を荘厳できる。紛れもない、御本仏のお約束である。
 不撓不屈のみちのくの友は、いかなる寒風にも希望と友情を手放さずに、生き抜いてこられた。
 その強さ、その懐の深さ。「青葉の誓い」を堂々と歌いながら、復興への歩みを一歩、また一歩と進め行く。その一歩が世界の模範となり、未来の指標となるのである。
 壁に貼られた「希望」という文字に込めたのは、金剛不壊の確信であり、信念であり、決意でもあると、私は思う。


本因妙の生命で


 思えば、あの秋田訪問の一九八二年(昭和五十七年)、学会は「青年の年」と掲げて出発した。その年頭に私は詠んだ。
  
 妙法の
  広布の彼方に
   山みえむ
  金剛かがやき
    旭日光りて
  
 九州の天地で、青年たちと共に二十一世紀の広布の山を展望し、雪の東北で一緒に歴史を刻んだ青年たちから、創価勝利の旭日は燦然と輝き昇ったのである。
 今年二〇一六年の掉尾を飾る会合では、シンガポールやインドネシア、ポルトガルをはじめ各国でも、英語などに訳された「青年よ広布の山を登れ」の歌声が轟いた。
 そして、いざ、迎える「世界広布新時代 青年拡大の年」――我らが登攀すべき広布の大山は、眼前に見えている

 さあ、出発しよう!
 
 わが胸に広布の誓いを燃やせば、誰もが永遠の青年だ。その本因妙の生命で戦おうではないか
 皆で“歓喜の凱歌”を高らかに歌いながら、金色に染まる新たな希望の大山に向かって!
     
 ――この一年も、日本中、世界中の同志の祈りと勇気の行動で、偉大な広布拡大の勝利の歴史を飾ることができました。心より感謝申し上げます。本当にありがとう!
 新しい年も、学会は、仲良く、朗らかに笑顔満開でスタートしよう!
 どうか、よいお正月をお迎えください。
 
 (随時、掲載いたします)
 ヒルティは『幸福論』草間平作・大和邦太郎訳(岩波書店)、三浦梅園は『三浦梅園自然哲学論集』尾形純男・島田虔次編注訳(岩波書店)、森?外は「二人の友」『?外全集16』所収(岩波書店)=現代表記に改めた。

◆〈紙上セミナー 生活に生きる仏教〉 生徒の可能性の開花へ
 

   公立中学校で国語の教師を38年間務め、一昨年、定年退職しました。生徒との思い出はたくさんありますが、特に進路に関して、子どもの可能性を信じることの大切さを実感した事例があります。
 「先生、お久しぶりです」。突然、話し掛けられてびっくりしている私を尻目に、A子は私のことを「中学校の担任の先生で、私が教師になれた恩人なんです」と、一緒にいた学校の同僚に説明を始めました。
 A子の話を聞きながら、ようやく記憶がよみがえりました。十数年前、高校進学を控えた三者面談。美術が得意なA子は、「私、中学校の美術の先生になりたいんです」と言うのです。残念ながら、美術以外の教科の成績は、将来、教師を目指すには不十分でした。
 親の「絶対無理ですよね」という言葉と、A子の悲しそうな表情に、私は思わず「いや、本人のやる気と、これからの努力次第ですよ」と答えました。
 A子はその後、勉強に励むようになり、教員採用試験への挑戦の結果、ついに夢を実現させたのだそうです。教師の言葉の重さに、あらためて身が引き締まる思いでした。
私たちの内面に力強い生命力が
 また、B子は「女子アナ」志望でした。進路指導の授業の後、彼女は「先生、アナウンサーになるのに有利な大学ってありますか」と質問してきました。私は、活躍している女子アナの出身大学や学部を調べることを提案しました。
 もちろん、同じ大学に進学したからといって、簡単に就ける職業ではありません。しかし、手掛かりを得たB子は、女子アナになるという夢に向かって、本気で努力を始めました。
 10年ほどたったある日、運転中に聞いていた地元のFMラジオから、聞き覚えのある声が聞こえてきました。「担当は○○でした」。やはりB子の声でした。車のハンドルを握りながら、私は「B子、やったな!」と叫んでいました。
 日蓮大聖人は「宝や財宝を積んだ蔵でも、鍵がなければ開いて、中の財宝を見ることはできない」(御書943ページ、趣旨)と述べられています。
 仏法は、あらゆる人の生命に「財宝」、すなわち何ものをも乗り越えゆく仏の生命が具わることを教えています。
 信心をしている私は、こうした生徒一人一人の内面に具わる力強い生命力を信じ続けて、その可能性を花開かせていこうと取り組んできました。
 生徒の可能性を花開かせる鍵について、国語の教師を務めてきた経験から思うところがあります。
 今、各地の中学校では、「キャリア教育」「自分作り教育」などさまざまなネーミングで、生徒の勤労観・職業観を養い、将来の生き方を考えさせる授業や活動が盛んです。
 こうした流れが定着してきているにもかかわらず、相変わらず「若者の離職」や「雇用のミスマッチ」等の問題が指摘されています。その原因と考えられているものの一つが、「コミュニケーション能力」です。


1分間スピーチで話すことが得意に


 ペーパーテストでは大変優秀なのに、面接がうまくいかなかったり、取引先へ出掛けても十分な成果を挙げられなかったりする。さらには、自分の意見を否定されるとひどく落ち込むなどといった“コミュニケーションの難しい若者”の増加が指摘されています。
 実は、こうした
コミュニケーション能力の意味するものは、一つではありません。①自分の意見や見聞を、相手に正確に分かりやすく伝える力、②目的や場に応じて効果的に発表・提示できる力、③異なる考えの人や初対面の相手とも互いに理解し尊重し合える力、などです。中学校では①と②は必須、③は、できれば身に付けさせたい能力ということになるでしょうか
 コミュニケーション能力に深くつながるのが、国語科です。そのために授業では、さまざまな指導が行われますが、私が行った中では、例えば「1分間スピーチ」などは、コミュニケーションの基礎的な力を養うのに効果的でした。国語の授業の始めに、一人ずつ順番に、自分の見聞きしたことや意見を1分間程度で話すというものです。
 最初は、「何も話すことがない」「恥ずかしい」などと、多くの生徒はやりたがらないものですが、クラスの一人が面白いスピーチをすると、それをきっかけに意欲を持って取り組む生徒が増え、面白いスピーチも増え始めます。生徒が意識して「聞く」ようになった結果、「話す」力が伸びたのです。


会話を増やす工夫を家庭でも


 御書には「竹の節を一つ割れば、他の節もそれにしたがって割れる」(1046ページ、通解)と示されています。
 竹は、一節、割れ目を入れると、次々に割れていきます。「破竹の勢い」は、ここに由来します。この大聖人の仰せのように、誰かが一人、“壁”を破ることで、それに続く生徒が、一人また一人と現れるものなのです
 最初は、小さなメモをチラ見しながら話す生徒が多いのですが、慣れてきたら「メモなしでやりなさい」とハードルを上げます。「聴衆の反応を見ながら話す」という高度な“技”を使う生徒も出てきます。
 話題も、ニュースや新聞を基にしたものから、身近な家族や友達のことなど自身の経験を基にした話に変わり、それとともに「起承転結」を意識した構成ができるようになります。スピーチの腕が上がると、自然に「雑談力」も上がります。
 近頃は、大学受験や入社試験に「雑談力のテスト」を導入するところもあるようです。
 一方、家庭では、言葉を介したコミュニケーションを省略して、最小限の言葉のやりとりで生活している実態があるかもしれません。学校でのさまざまな取り組みに加えて、家庭でもコミュニケーションのあり方を見直し、言葉を交わす場を少しでも増やす工夫が大切だと感じます。
 子どもの可能性を信じること、学校も親も子どものコミュニケーション能力を育てる意識を強く持つこと。それが、子どもたちの未来のために、とても大切なことなのです。

北教育部長 佐藤信之
 さとう・のぶゆき 仙台市の公立中学校で国語科の教師を務めてきた。62歳。1962年(昭和37年)入会。宮城・青葉宝城区副区長。


〈コラム〉 万人に具わる“仏の生命”

 私たちの信仰は、誰人にもその胸中に仏の生命が具わると教えています。
 この仏の生命を現すことを「成仏」といいますが、日蓮大聖人の仏法でいう成仏は、現在の自分と全く異なった特別な人間になるとか、死後に次の一生で現実世界を離れた浄土に生まれるなどということではありません。
 御書には成仏の「成」について、「
成は開く義なり」(753ページ)と示されています。成仏とは、自身の内に具わる仏の生命境涯を開くことにほかならないのです
 つまり、仏の生命を開くとは、他の世界に行くことではなく、あくまでもこの現実世界において、何ものにも崩されない絶対的な幸福境涯を築くことをいいます。
 また、仏の生命を開くことで、生命の全体が浄化され、本来持っている働きを十分に発揮して、さまざまな困難に直面しても、動揺することのない力強い境涯を確立することができます。
 仏法は、誰もが信心を根本に、生命に秘められた可能性を現して自身を輝かせ、人生を切り開いていくことができると説いているのです


◆〈信仰体験 ブラボーわが人生〉 第25回 夫婦というもの 

 【埼玉県川口市】約束の時間に訪ねると、ちょっとした夫婦げんかの最中だった。何やらエアコンの設定温度で、もめていらっしゃる。着込んだ柏木和さん(91)=朝日末広支部、副県長は、「寒い」と主張し、薄着の美穂子さん(86)圏副婦人部長は「熱い」と譲らない。聞けば、やれ風呂がぬるいとか、やれ料理の味が薄いとか、口論は日常茶飯事という。軍配はいつも美穂子さんに上がる。とこぼす和さんに伺った。結婚生活63年、夫婦のカタチというものを――。

2016年12月26日 (月)

2016年12月26日(月)の聖教

2016年12月26日(月)の聖教

◆今週のことば


輝き光る大勝利の一年
全同志の奮闘に深謝!
御本仏も御賞讃なり。
いよいよ朗らかな団結で

青年拡大へ走りぬこう!

◆名字の言


  鳥取・島根は雨が多い。年間日照時間を全国1位と比較すると7割程度。昔から「弁当忘れても傘忘れるな」と言われ、とかく“暗い印象”が付きまとった▼「春の小川」「もみじ」「おぼろ月夜」……。日本人が愛する唱歌を多数作曲した岡野貞一氏。特に「兎追ひし」で始まる「故郷」は、幼少期を過ごした鳥取県の風景を表現したもの。同県では「童謡・唱歌百景」が選定されるほど、今も懐かしい風景が広がる▼今月11日、島根で開催された世界広布新時代「山光総会・音楽祭」。音楽隊が「故郷」を詩情豊かに演奏した。すると会場の各所から口ずさむ歌声が。2カ月前の鳥取県中部地震で被災した男子部員は「応急危険度判定で自宅には住めません。しかし師匠を胸に、故郷の復興に尽くします」と力強く。朝からの雨はやみ、陽光が差していた▼かつて池田先生は「自分が住んでいる所が一番幸せなのだと確信していきなさい」と山光の青年に語った。以来、同志は少子高齢化などの難局に立ち向かい、友情の光で地域を照らす▼御書に「さいわいは心よりいでて我をかざる」(1492ページ)と。一念が変われば今いる場所は“希望の故郷”となる。山光の合言葉は「サン・イン・ハート(心に太陽を!)」。その太陽こそ師匠という存在である。(子)


◆社説    池田先生の対談集に反響 2016年12月26日 対話が開く世界平和への大道


 ドイツの核物理学者ハンス・ペーター・デュル博士が、ソ連のゴルバチョフ元大統領との思い出を語ったことがある。
 冷戦終結の立役者となった元大統領。偉業の原動力を探究したいと望むデュル博士に、元大統領が一冊の本を手渡した。それは、池田先生との対談集『二十世紀の精神の教訓』だった
 書をひもとき、初めて、池田先生の平和行動を知った博士。文化的背景も思想も異なる人々との対話によって、友好を結び、人類の未来を思索する姿に感銘を受けたという。
 イタリアのルイス・グイド・カルリ大学のアントニオ・ラ・スピーナ教授は、コミュニケーション学の見地から、先生の対話の特長について、「相手との多くの『相違点』に潜む『共通性』をいち早く、的確に見抜く能力の高さ」を挙げる。ゆえに、先生の対談集は人類普遍の価値を創出し、多様な読者の心をつかんで離さないのだ――と。
 先生は常に、周到に準備し、相手のことを熟知した上で、対談に臨む。本質に迫る質問を重ねながら、差異を超え、差異を結び、「人間主義」の哲学を根本に、人類社会の課題等を乗り越える智慧を引き出している。
 対談集を含んだ、海外における先生の著作の発刊は、1972年(昭和47年)以来、46言語1700点を超えた。
 これまでに、24点の先生の著作を発刊しているイギリスの総合出版社I・B・トーリス社のイラジ・バガザーデ会長は、信条を次のように語る。
 「池田先生の書籍を出版させていただくことは、わが社にとって、『後世に残る財産』を世に出す、大変価値のある誇り高い仕事」と。先生の思想は、活字を通して、世界に広がり、多くの人々の心を揺り動かす。
 先月には、ノーベル平和賞受賞者のアドルフォ・ペレス=エスキベル博士と池田先生の対談集『人権の世紀へのメッセージ』(イタリア語版)の出版記念発表会が、ローマのアルジェンティーナ劇場で開催された
 発表会に集まった650人の聴衆に、博士は語った。「池田先生と語り合う中で“平和は誰かから与えられるものではなく、創り上げていくもの”との考えで一致しました。そして、それを成し遂げるには、勇気と希望が必要である、とも。皆さんは具体的な平和の建設者であってください」
 対談集からほとばしる「平和への熱願」は、言葉という「永遠の魂」を得て、世界に、未来に、受け継がれていく。

◆きょうの発心  わが地域を広宣流布の理想郷に2016年12月26日

御文
 国を失い家を滅せば何れの所にか世を遁れん汝須く一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を?らん者か(立正安国論、31ページ・編169ページ)
通解 国を失い、家が滅びてしまったならば、いったいどこへ逃れていけるのであろうか。あなたは、一身の安泰を願うなら、まず世の静穏、平和を祈るべきである。

 社会の繁栄、平和の実現が仏法者の使命である、との仰せです。
 風光明媚な「詩歌の天地」和歌山県に生まれ育った私は、中学生の時に入会。以来、地道に広布の活動に励む中、悩んだ時には、いつも先輩が親身になって励ましてくださり、全てを乗り越えることができました。
 青年部として活動していた1996年(平成8年)3月20日、池田先生が和歌山文化会館を初訪問。会合に参加していたメンバー一人一人に対して、慈父のごとき温かな眼差しを向け、近況に耳を傾け、大激励を送ってくださいました。その姿を心に刻み、人生の師匠を前に“わが地域を広宣流布の理想郷に”と誓ったこの日は、生涯の原点となっています。
 現在、師から受けた薫陶を胸に“一人を大切に”との思いで、海あり山ありの広大な南紀の地で、同志の元へと車を走らせ、訪問激励に励んでいます。
 池田先生に何度も足を運んでいただいた白浜町の関西研修道場を擁する南紀の地で、これからも地域広布に全力で走り抜いてまいります。  和歌山・南紀大光県書記長 桂 晴之

◆〈寸鉄〉 2016年12月26日

 
友好を結ぶ地道な活動こ
 そ最も堅実な勝利の道

 戸田先生。心通う交流を
      ◇
 
地区部長、地区婦人部長
 の皆様
に感謝!最前線の
 尊き献身
は三世の福徳に
      ◇
 「
皆恩ある衆生なれば皆
 仏になれと思ふべき
」。
 皆が使命の人。大確信で
      ◇
 子どもの視力が過去最悪
 と。親子で過ごす冬休み。
 生活習慣の見直し今こそ
      ◇
 
水道管の耐震化、全国で
 37%―厚労省。生活守る
 基盤だ。政治は対策急げ

【聖教ニュース・特集記事】

◆開学50周年の2021年へ! 世界市民を育む創価大学 
 明春の完成へ 男女国際寮の建設進む
 一般入試出願受付中 女子短大は1月4日から

学生第一の伝統輝く創価大学のキャンパス(11月撮影)。経済・経営・法・文・教育・理工・看護・国際教養の「8学部10学科」を擁する総合大学として発展を続ける
学生第一の伝統輝く創価大学のキャンパス(11月撮影)。経済・経営・法・文・教育・理工・看護・国際教養の「8学部10学科」を擁する総合大学として発展を続ける

 創価大学(東京・八王子市)の2017年度一般入試などの出願受付が始まった。
 文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」事業の採択校である創大は、創立者・池田大作先生の人間教育の理念のもと、世界市民を育む教育環境を一段と充実させている。
 その一つが、明春の完成へ、建設が進む男女国際学生寮だ。男子寮は「滝山国際寮」、女子寮は「万葉国際寮」として、海外からの留学生と日本人学生が共同生活を送る場となる。
 また、学術交流協定校は世界54カ国・地域の大学に広がり、創大で学ぶ留学生は500人を超える。
 さらに、意欲ある日本人学生全員が海外留学を経験できるように「派遣制度の拡充」を図っている。
 創立者と親交が深い世界の一級の知性や各国の首脳らがキャンパスを訪れ、学生と交流する機会があるのも創大ならではの魅力だ。
 2021年の開学50周年に向かって、発展を続ける創大。世界に開かれた“SOKAの教育力”が、ますます注目されている。
 ◇ 
 創大、創価女子短期大学の2017年度入試の出願受付の日程は、次の通り。
 【創価大学】
 センター試験利用入試(前期)=1月13日(金)まで。
 一般入試・全学統一入試=1月19日(木)まで。
 【創価女子短大】
 一般入試=1月4日(水)から1月20日(金)まで。
 ※入試の詳細、願書の請求は、ホームページ=http://www.soka.ac.jp/等を参照。問い合わせは「創大アドミッションズセンター」〈042(691)4617〉、「創価女子短大入試事務室」〈042(691)9480〉まで。

◆〈座談会 師弟勝利の旗高く 68〉 陰の労苦は全て御本仏が御照覧 
 全同志の奮闘に心から感謝
 各会館で節電への取り組みを
 
無事故のため、真剣に討議する各地の「支部ヒヤリハット配達員会」(青森市内での模様から)
無事故のため、真剣に討議する各地の「支部ヒヤリハット配達員会」(青森市内での模様から)

 原田 この一年も、学会は、池田先生のもと、全同志の大奮闘のおかげで、全ての戦いに大勝利することができました。心から感謝申し上げます。
 長谷川 先生も、「広宣流布に走り抜いた、誉れの全同志の健闘を心から賛嘆したい」「御本仏が、どんな陰の労苦も御照覧であられる」と言われています
 原田 会合運営や会館警備、清掃、設営等においても、多くの方々に大変にお世話になりました。創価班、牙城会、白蓮グループ、王城会、香城会、ドクター部、白樺会・白樺グループ、会館守る会、創価宝城会、サテライトグループ、設営グループをはじめ、広宣流布の活動を陰で支えてくださった全ての皆さまに、深く御礼申し上げます。
 長谷川 新聞長、儀典長・儀典委員、教宣部、書籍長、文化長、統監部、未来本部長、21世紀使命会、民音推進委員、通信員の皆さまも、本当にありがとうございました。
 永石 さらに、毎日、聖教新聞を配達してくださる「無冠の友」の皆さま、個人会場を提供してくださる皆さま、そのご家族の方々にも深く感謝いたします。
 原田 「かくれての信あれば・あらはれての徳あるなり」(御書1527ページ)です。「陰徳」を積む誠実な行動には必ず、偉大な「陽報」が輝きわたります。
 清水 ある世界的な識者の方が語っていました。「私は創価学会の皆さまに叫びたい。皆さまの一歩は、日本のみならず世界の人びとを『平和』と『安穏』と『幸福』へ導く一歩なのです」と。
 原田 そうした期待の声を最近よく伺います。その意味でも、私たちは、明「世界広布新時代 青年拡大の年」も、「青年」を先頭に、全員が「青年」の心で自信満々と折伏・弘教に挑み、さらに勢いよく、「青年」を拡大・育成してまいりましょう。

希望送る聖教新聞


 原田(光) 「無冠の友」の皆さまにおきましては、雨の日も雪の日も、本紙を配達してくださり、誠にありがとうございます。先月から今月にかけては、無事故啓発の集いである、支部ヒヤリハット配達員会が、各地で行われました。
 原田 SOKAチャンネルVODに追加された5番組を活用しながら、有意義な会合を行うことができました、と多くの報告をいただいています。
 永石 いよいよ本格的な冬が到来し、路面の凍結や積雪への注意も必要です。今まで以上に用心を怠らず、「無冠の友」の皆さまが日々、無事故でありますよう、真剣に祈念しております。
 原田(光) 聖教新聞は、全国、全世界の読者の熱意によって支えられている新聞です。本年、新しく生まれ変わった「セイキョウオンライン」には、現在までに、世界173カ国・地域からアクセスをいただいております。
 志賀 先日も、聖教新聞社に、読者の方から、このような電話があったと伺っています。「初めて、お電話します。私は、知人の学会員の紹介で、聖教新聞を購読して、もう15年近くになります。聖教新聞の紙面には、常に感動を覚えます。生きるための『本来の希望』を感じ、いつも楽しみにしています」と。
 清水 また、「購読者ではありませんが、たまたまテレビで見た聖教新聞のCMに感動し、連絡先を調べて電話しました。耳の不自由な少女が、図書館の司書と心を通わせる姿を見ていると、何だか胸が熱くなり、泣けてきました。こういうCMを作れること自体、その団体が、いかに素晴らしいかを物語っていると思います」との声もあったと聞きました。
 原田(光) 明年の新年号からは、池田先生の小説『新・人間革命』第30巻「大山」の章の連載も開始されます。世界に希望を届けるのが、聖教新聞の使命です。これからも、全読者、そして支えてくださる全ての方々と共に、聖教の発展へ力を尽くしてまいります。

書類を整理・整頓


 長谷川 さて、年末となり、各家庭や職場において、「大掃除」をする機会が多くなります。私たちも、書類やデータの整理・整頓をしっかり行いたい
 志賀 特に、個人情報が記された書類やデータには、注意が必要です。書類であれば、シュレッダーを利用し、データであれば、ウイルス等に感染されないよう、対策ソフトなどを利用することです。
 原田 個人のプライバシーを守る観点から、情報管理の責任が厳しく問われる現代だからこそ、心していきたいと思います。
 長谷川 最後に会館の使用についてのお願いです。政府からの節電要請を踏まえ、学会では、冬季の会館における節電・省エネの取り組みを行っています。
 永石 具体的には、空調を適正に使用するため、各会場に室温計を置き、室温を管理(会合会場の目安は、室温22、23度)することなどですね。
 志賀 2点目としては、最大電力を抑制するための「半開事前運転」の実施です。また、複数の会場を同時使用する際、空調の一斉稼働を避けるため、「時差運転」(運転開始を30分以上ずらすことが望ましい)の実施もお願いしています。特に、多数の来館者がお見えになる新年勤行会での励行が大切になります
 清水 3点目として、エネルギー使用量を抑制するために、会合終了時の空調の半分停止「終了時半開運転」などが提示されていますね。
 原田 細かいお願いとなり、恐縮ですが、皆で励行できればと思います。ともあれ、この年末も、私たちは、友の幸福を祈り、誠実な語らいに徹し、仏縁を拡大していきたい。そして、晴れやかに新年を迎えていこうではありませんか。

◆〈地域を歩く〉 京都市中京区 大都会の中の歴史と文化

買い物客でにぎわう錦市場。ステンドグラスのようなアーケードが、約400メートル続く(今月17日)                                                                          
買い物客でにぎわう錦市場。ステンドグラスのようなアーケードが、約400メートル続く(今月17日)

 東西に御池通、二条通、三条通、六角通。南北に烏丸通、麩屋町通、室町通、千本通……。
 「通り名だけ言ってもらえたら、ピンポイントで、どちらでも行けますよ」。街について聞いたタクシーの運転手は、そう言って笑った。
 幹線道路に沿ってマンションやオフィスビルが立ち並ぶ大都会。だが碁盤の目の路地を歩けば、木造の町家やのれんの小店が、生活の歴史と文化を、無言のうちに語り掛けてくる。
 「錦市場」もそんな場の一つかもしれない。
 400年にわたって人々の食卓を支えてきた“京の台所”である。3~5メートルほどの道幅は、せり出した陳列台によってさらに狭まっており、年末には、おせちの食材を求める人であふれかえる。
 「29、30日になるとね、身動きがとれないくらい、ぎょうさん人が来はりましてね。5メートル進むのに、えらい時間が必要やな、っていうくらい(笑い)」。そう語るのは、大野千代子さん(婦人部副本部長)。市場の一角で生がきの専門店を営んでいる。「でも、昔と比べると、ここも最近は変わってきましたね」
 1927年に京都市に誕生した、全国初の中央卸売市場が年々、整備されるにつれ、料亭や旅館への卸の機能がそちらに移った。さらに、近所に量販店や、“デパ地下”を備えた大手百貨店が立った――。

◆ブラジル創価学園で卒業式   創立者がメッセージ
 
   
多くの保護者が見守る中で行われたブラジル創価学園の卒業式(サンパウロ市内で)
多くの保護者が見守る中で行われたブラジル創価学園の卒業式(サンパウロ市内で)

 ブラジル創価学園の卒業式が10日、サンパウロ市内で晴れやかに行われた。
 創立者の池田先生は祝福のメッセージを贈り、かつて対談したブラジル文学アカデミーのアタイデ総裁の言葉を紹介しつつ、幾多の苦難があっても不屈の勇気で前進し、学びの道を貫いてほしいと強調。「皆さんの人生の勝利の登攀を毎日、祈り続けていきます」と期待を寄せた

◆一月の広布史  2016年12月26日
 

◎1・1 小説『人間革命』連載開始
 1965年(昭和40年)元日、池田先生が法悟空のペンネームでつづる小説『人間革命』の連載が、聖教新聞紙上で開始。93年(平成5年)2月11日に連載回数1509回(全12巻)で完結した。続編の『新・人間革命』が連載中。1月1日付から第30巻がスタート。※参考資料=『新・人間革命』第9巻「衆望」
  
 
◎1・2 池田先生が男子第1部隊長に就任
 53年(昭和28年)1月2日、25歳の池田先生が男子第1部隊長に就任。1年間で、3倍となる陣列拡大を達成した。
  
 
◎1・15「中等部結成記念日」
 65年(同40年)1月15日、中等部が結成され、全国で集いが行われた。※参考資料=『新・人間革命』第9巻「鳳雛」
  
 
◎1・25「大阪事件」無罪判決
 57年(同32年)7月3日、池田先生(当時、青年部の室長)は、大阪の参院補欠選挙の選挙違反という事実無根の容疑で不当逮捕。15日間に及ぶ獄中闘争の後、7月17日に出獄した。
 4年半にわたる法廷審理を経て、62年(同37年)1月25日、大阪地裁の無罪判決が出た。検察は控訴を断念し、同年2月8日、無罪が確定した。※参考資料=『新・人間革命』第5巻「獅子」
  
 
◎1・26「SGIの日」
 75年(同50年)1月26日、グアム島に世界51カ国・地域の代表が集って開催された第1回「世界平和会議」で、SGIが発足。この日が「SGIの日」となった。池田先生は、83年(同58年)から毎年、この日に寄せて「記念提言」を発表している。※参考資料=『新・人間革命』第21巻「SGI」

◆〈世界の体験プラザ〉 イタリアSGI ロザリオ・カルビアさん
 選手の成長のため まず自分が変わる!

2016年12月25日 (日)

2016年12月25日(日)の聖教

2016年12月25日(日)の聖教

◆わが友に贈る


次代の広布を担う

創価班・牙城会
大学校生が弘教に全力!
断固と自己に打ち勝ち

限界突破の歴史綴れ!

◆名字の言


  今年も残りわずかになった。振り返ると、さまざまな成果を感じる一方、“あれをやっていれば”“こうしておけば”等の思いがよぎる人もいるのでは▼後悔には「やらない後悔」と「やった後悔」の2通りがあり、人は前者の方をより強く感じる傾向があるという。行動すればたとえ失敗したとしても、その経験から何かを学ぶことができるからだ(ダニエル・ギルバート著『明日の幸せを科学する』熊谷淳子訳、早川書房)。悔いのない人生とは「挑戦の人生」ともいえる▼群馬の婦人部員が開く音楽教室に、音楽大学を志望する男子高校生がやってきた。受験まであと1カ月。しかも音楽は未経験。しかし“どうしてもミュージカルを演じたい”との熱意に動かされ、指導を引き受けた。200枚もの音楽理論のプリントを3日間で3回読み込むなど努力を重ねた▼歌唱の練習も容易ではなかったが、壁にぶつかるたび、彼の良さが生きる方法を探した。受験前日、課題曲を見事に歌い上げる。挑戦し抜いた彼の英姿。婦人の目から涙があふれた。結果は見事合格。今秋、彼は学生ミュージカルの舞台で大役を演じ切った▼御聖訓に「一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ」(970ページ)と。新しい年へ、新たな心で目標を掲げ、挑戦を開始したい。(江)


◆社説   個人情報は厳重に管理  油断を排して人生勝利の正道を


 今年の課題は今年中に解決したいもの。特に身の回りの整理は欠かせない。職場で、家庭で、大掃除の季節だ。心身共に爽やかに新年を迎えたい。
 大掃除では思い切って不要なものを捨てる人も多いだろう。しかし、整理整頓をする際に気を付けたいのが、個人情報の取り扱いだ。
 先日も、大手企業の子会社が運営するサイトのサーバーが不正アクセスを受け、クレジットカード情報5万6千件を含む、顧客情報42万件が流出した可能性があると報じられた。情報化社会の現代において、個人情報は、常に犯罪者集団に狙われていると考えるべきである。
 個人においても、情報流出を防ぐため、書類等の厳重管理・破棄が求められる時代だ。NPO「日本ネットワークセキュリティ協会」が発表した昨年一年間の報告書によると、個人における情報流出の約4分の3は、書類の置き忘れや紛失、電子機器の誤操作など過失によるものだという。これらは自らの手で未然に防ぐことが可能だ。
 漏えいした媒体は「紙媒体」が半数超とのこと。特に名簿や帳簿が多いという。氏名や住所、連絡先などの重要な個人情報が印字された書類は、破棄する前に、捨ててもよいものかどうかを再確認し、関係者にメール送信する場合も、宛先が間違っていないかなど、何度も確認を重ねてから実行するという“基本”を徹底したい。
 
 破棄についても、シュレッダーで判読不能にしてから捨てる習慣を身に付けよう。現在は、家庭用の簡易シュレッダーや、シュレッダーの役割をするハサミ等が幅広く販売されているので準備してみてはどうか。
 日蓮大聖人は弟子の四条金吾への手紙に、「さきざきよりも百千万億倍・御用心あるべし」(御書1169ページ)としたためられている。
 池田先生は、この御文などを通し、「大聖人は、人生の試練と戦う門下を、断じて勝たせるために、絶対に油断しないよう、何度も何度も厳しく注意してくださっていると拝されてならない。人間とは、残念ながら、どうしても油断してしまう生き物である。だからこそ師匠は弟子を甘やかさない。あえて、厳愛の指導を重ねて、勝利への正道を歩ませてくださるのだ」と述べている
 慌ただしい年の瀬だからこそ、“信心しているから大丈夫”との安易な油断を排し、真剣な祈りと行動で、すがすがしく明「世界広布新時代 青年拡大の年」へ出発しよう。

◆きょうの発心  師に誓った生涯不退の信心貫く2016年12月25日

御文
 聴聞する時は・もへたつばかりをもへども・とをざかりぬれば・すつる心あり、水のごとくと申すは・いつも・たいせず信ずるなり(上野殿御返事、1544ページ・編1083ページ)
通解 (火のように信ずるとは)教えを聴いた時は燃え立つばかりに思うが、遠ざかると、信心を捨てる心が生じることをいう。水のように信ずるとは、常に後退することなく信ずることをいう。

 何があっても、水の流れるような信心を持続していくことが大切である、と仰せです。
  言論問題の最中の1970年(昭和45年)、第1回中等部総会の席上、池田先生の前で踊りを披露する機会があり、練習のたびに暗唱したのが、この御文です。
 「また会おうね」と言ってくださった先生のもとに、4年後に高等部として再び集い合い、生涯不退を誓ったことが原点です。
 結婚後、3人の息子を出産するたびに宿命との戦いがありましたが、先輩に指導を受けながら、唱題根本に乗り越えてきました。
 96年(平成8年)、主人の転勤のため、大阪から滋賀へ転居。ようやく慣れた頃、子どものことで次々と悩みが襲い掛かりました。しかし、どんな時も感謝の祈りを忘れず、広布の使命を果たす中で宿命転換することができました。
 滋賀研修道場の開所式に師をお迎えして45周年の本年を、圧倒的な拡大で荘厳。“常勝関西の東の砦”のわが分県から、青年を先頭に大前進を開始してまいります。
滋賀・琵琶湖王城県婦人部長 池本 久子

◆〈寸鉄〉 2016年12月25日
 

   
「対話」から「希望」生む
 創価の運動を賛嘆
―識者
 新たな歓喜生む語らいを
      ◇
 
妙法を唱える人は全て変
 毒為薬される
―戸田先生
 焦らず諦めずに祈り勝て
      ◇
 会館守る会、宝城会の皆
 様の功労に感謝。
広布の
 城守る陰徳に陽報は燦然

      ◇
 外出や入浴時等、温度差
 による
血圧変動に注意
 「
前前の用心」で健康生活
      ◇
 携帯を操作しながらの運
 転は事故の
危険6倍に
 僅かな油断、慢心を断て

【聖教ニュース・特集記事】

◆〈池田大作先生 四季の励まし〉 青年の心で向上の空へ!

 私は、青年が好きだ。
 挫折を繰り返しながらも
 瞳を未来に向けて
 何かしらに挑戦しゆく、
 逞しい青年の姿を見るのが
 何よりも嬉しい。
 
青春時代は失敗すればするほど、
 新たなる人生、
 一生の幸福への基盤が
 築かれるのだと
 勇気をもって進むことだ。

  
 青年に全てを託す以外にない。
 そのためには
 青年の諸君全員が
 創価学会の「会長」であり、
 「責任者」であり、
 「大指導者」であるとの自覚で
 全責任を担い立ってほしい。
  
 青年とは、決して年齢ではない。
 心の持ち方、生き方で決まる。
 若き日の誓いを忘れぬ人は
 青年である。
 生涯、師と共に、
 広宣流布の理想に生き抜く人は
 青年である。
 現状を破り、一歩でも二歩でも
 前進しようという挑戦の人は
 青年である。
 傍観者にならず、
 常に主体者となりゆく人は
 青年である。
 この青年の心が
 生き生きと脈打っている限り、
 無限の向上があり、発展がある。

  
 人々の心を温め、
 社会を前進させる
 若き「熱」と「力」は
 まぎれもなく今も青年のものだ。
 君たちこそ
 民衆の希望なのである。
 ゆえに、青年を先頭に
 青年と共に
 我ら創価青年学会は
 新たな広宣流布への大航海に
 躍り出るのだ。
 青天に、一筋の飛行機雲が現れた。
 


 2006年(平成18年)の12月。八王子市の東京牧口記念会館から、池田大作先生がカメラのシャッターを切った。
 真っすぐに伸びゆく白い“軌跡”は、大いなる理想に向かって突き進む「青年」の姿と重なる。
 池田先生は呼び掛けた。「青春時代の本当の失敗とは、失敗を恐れて挑戦しないことである。へこたれず、諦めなければ、失敗は栄光に変わる。人生は徹して強気でいけ!」と。
 いよいよ、「世界広布新時代 青年拡大の年」が始まる。さあ、「青年の心」をみなぎらせながら、わが幸福と勝利の“軌跡”を描きゆこう。向上の大空へ向かって――。

◆読書は“未来への扉”開く力 図書贈呈50万冊原点と歩み

 
池田先生が出席して行われた、西表島の竹富町立大原中学校への図書贈呈式。ここから全国へ、「希望の種」を届ける学会の贈呈運動が始まった(1974年2月、石垣島で)
池田先生が出席して行われた、西表島の竹富町立大原中学校への図書贈呈式。ここから全国へ、「希望の種」を届ける学会の贈呈運動が始まった(1974年2月、石垣島で)

 子どもたちに「精神の滋養」を――22日、兵庫・姫路市立家島小学校・中学校への寄贈で50万冊に到達した創価学会の図書贈呈運動。その歩みと、1974年(昭和49年
)、池田大作先生が出席して贈呈式が行われた沖縄・宮古市立伊良部小学校の砂川靖夫校長の声を紹介する。
◆〈青春譜――池田先生と綴る未来 創価大学 女子短大〉 第8回 女子寮 
 
満点の演目、ありがとう! 「創価栄光の集い」で、女子寮生の合唱などに拍手を送る池田先生ご夫妻。華東理工大学の銭旭紅学長㊨も共に(2005年10月8日、創大記念講堂で)
満点の演目、ありがとう! 「創価栄光の集い」で、女子寮生の合唱などに拍手を送る池田先生ご夫妻。華東理工大学の銭旭紅学長㊨も共に(2005年10月8日、創大記念講堂で)

聡明な女性リーダーたれ

 今年は、プロ野球のドラフト会議や2度目の箱根駅伝出場決定など、創価大学の名が一段と広く知れ渡る一年となった。
 そして今、新たな一年へと向かうキャンパスでは、新入生を迎える明春を目指し、新学生寮の建設が順調に進む。
 男子は「滝山国際寮」。
 女子は「万葉国際寮」。
 留学生と共同生活を送る国際学生寮である。
 中でも、新女子寮は、創立者の池田先生が海外の賓客を歓迎した「万葉の家」(合掌造りの民家)の跡地周辺に建つ。
 わが女子寮生よ、世界へ、未来へ羽ばたけ!
 永遠に変わることのない、池田先生の願いが、ここにある。

朗らかに仲良く


 草創期、池田先生は折々に女子寮生と語らいの場を持った。
 ある時は、「智朗」――英智の人、そしてどこまでも朗らかに――と書き贈り、こう呼び掛けている。
 「学生時代は、伸び伸びと朗らかに人生をつくり、生きていってほしい。できる限り、勉強しておきなさい。それが生涯の得です。自分自身を大切に、幸福になってもらいたい」
 またある時は、寮生活の心得を教えたこともあった。
 「共同生活の中では、つらいことも苦しいことも、いやなこともあるだろう。でも、みんな一緒に暮らすのだから、仲良くやっていきなさい。そうしないと損です」
 一つの出会い、一つの言葉が希望となり、指針となった。
 1974年(昭和49年)11月5日には、創大構内で行われた女子寮生との懇談会へ。
 仕事、結婚、出産、育児、生死……。やがて現実の厳しい人生行路へ挑みゆく友に、先生は言った。
 「自分は絶対に幸せになれるんだ、その資格があるんだ――こう思って進んでもらいたい」「皆さんは真の女性リーダー、女性解放のリーダーです。20年先、40年先、皆さんが世界的な視野に立って活躍する時、確たる平和の流れができるのです」
 翌年には、こうも述べている。
 「桜は桜らしく、菖蒲は菖蒲らしく、菜の花は菜の花らしく、桃は桃らしく、花を咲かせるように、自分の足元をしっかりと見つめて生きていくのです」と。
 地域で、社会で、家庭で、平和をつくる女性リーダーに!
 そう誓った乙女たちは、いかなる試練の風雪にも耐え、年々歳々、“使命の花”を爛漫と咲き薫らせてきた。
 深き縁で結ばれた集いの名称は「11・5グループ」。その友情のスクラムは、日本をはじめ世界に燦然と輝いている。

私は学ぶ この道を
 2004年春――。
 翌年の開学20周年の記念事業の一環として、創価女子短期大学に「朝風寮」がオープン。香友寮との2寮体制で、短大学生寮は新たなスタートを切った。
 新出発に際し、残寮生は「世紀の希望の短大寮 貴女よ 聡明な女性リーダーたれ」とのモットーを作成。すぐに池田先生のもとへ届けた。
 すると先生は、“貴女よ”を“全員が”にしてはどうか、と提案。創立者と一体で出来上がったモットー「世紀の希望の短大寮 全員が 聡明な女性リーダーたれ」に、喜びは幾重にも広がった。
 さらに、05年の秋には、短大学生寮歌「幸福の詩」が誕生する。寮歌作成実行委員会を中心に、有志による作詞・作曲が進められ、曲を最後まで聴いた先生は「出だしがいいね」と。冒頭の歌詞の「歩む」に「学ぶ」と直しを入れ、新しい息吹を吹き込んだ。
  
 〽ふるさと離れ ひとり立ち
  私は学ぶ この道を……
  
 先生の心を心とした短大生たちは、発表の直前まで、何度も何度も推敲を重ねる。ついに完成を見たその日は、『創価教育学体系』第1巻の発刊から75周年に当たる11月18日であった。
 一方、創大ではこの年、6月の男子寮歌「青春の城」の誕生に続いて、翌月からは女子寮歌が作られていった。
  
 〽私の使命が
  世界を結ぶ
  永遠に
  幸福博士なれ
  
 秋10月。第35回創大祭、第21回白鳥祭の開幕を告げる「創価栄光の集い」。
 そこには、創大女子寮歌「希望の光」の合唱に喝采を送る、先生ご夫妻の姿があった。
                                                         ◇ ◆ ◇ 
 かつて池田先生は、女子寮生らに語っている。
 「君たちの第一保証人がご両親だとすると、私はゼロ番目の保証人です。諸君だけでなく、ご家族や保護者の方々までも生涯見守るというのが、創立者である私の決意です
 創大は白萩・朝霧・桜香・陽光・香峯・創春・万葉国際寮。
 短大は朝風・香友寮。
 創立者は、いつも信じ、祈り、見守っている。
 女子寮生の幸福を。
 女子寮出身者の勝利を――。


◆〈親が子に語る物語〉 一眼のカメ  浮き木に出あえた奇跡に感謝
  
   

おうちの方へ
 

   
今回の物語は、「盲亀浮木の譬え」に出てくる「一眼の亀」の説話を基にしています。
 法華経の妙荘厳王本事品第27には、「仏には値いたてまつることを得難きこと(中略)一眼の亀の浮木の孔に値えるが如ければなり」(法華経657㌻)と、
仏に巡りあうことの難しさを、この譬えを用いて説かれています。
 ――大海の底に住む亀は、腹の熱さは鉄が焼けるほどで、背中の甲羅の寒さは雪山のようでした。この亀が常に願っていたことは、「センダンの木の上に乗って腹を木の穴に入れて冷やし、甲羅を天日にあてて温めたい」ということでした。亀は1000年に一度、海面に浮上する機会に浮木を探すものの、条件にかなった浮木に会うことは極めてまれです。たとえ適当な浮木があっても、亀は自力でそこへたどりつくことは非常に難しいのです――。
同じように、人々が正法に巡りあい、それを受持することは極めてまれなことです。私たちは、この仏法に巡りあえた喜びを、子供たちに伝えていきましょう
            

2016年12月24日 (土)

2016年12月24日(土)の聖教

2016年12月24日(土)の聖教

◆わが友に贈る


車で帰省する際は
余裕ある計画を。
〝ながら運転〟や
飲酒運転は厳禁!

油断や慢心を排せ

◆名字の言


  草創の男子部部隊長を取材した。貧しかった青年時代。宿命の嵐。幾多の苦難を勝ち越え、今は“悠々自適”の境涯で広布に進む。渋めのお茶をすすりつつ、好々爺は懐かしそうに目を細めた▼「苦労も多く、おつらい日もあったのでは?」と尋ねた。彼は湯飲みを置いて記者を見据えた。皺だらけの顔は若き日の精気みなぎる顔に変わっていた。「池田先生と世界広布をやっていると思ったら、何にもつらいことなんてなかったよ!」。1オクターブ上がった声が強く胸に響いた▼「大阪の戦い」の模様を取材した時も同じような経験がある。「池田先生が教えてくれたことは、“こんな自分にも地涌の菩薩の使命があるんや”ということ。みんな生活は苦しかった。でも使命感に燃えていた。だから愚痴も不満も出なかったよ」と▼池田先生が青年部の室長の時に熟慮していたのは、皆の内面に眠っているロマンを引き出すにはどうすべきか、ということ。目の前の課題だけにとらわれると、人は汲々としてしまう。しかし、夢を抱けば視野が広がる。ロマンに生きれば苦難の意味さえ変わる▼学会活動は義務や作業ではない。自身の人間革命と世界平和を直結させる最極のロマンである。草創の先輩の目の輝きが、そう教えてくれた。(速)

◆〈寸鉄〉 2016年12月24日
 

 
宗教とは「生活の法則」―
 戸田先生。信心即生活の
 祈りで明年の栄光を開け
      ◇
 
一家和楽が万代の広布の
 基盤
。親から子へ、子から
 孫へ朗らかに信心を継承
      ◇
 「
いよいよ強盛の御志あ
 るべし
」。苦難の時こそ
 飛躍の好機。題目第一で
      ◇
 私
は人類の将来を信じて
 疑わぬ
―偉人。楽観主義
 に基づく着実な行動こそ
      ◇
 遺伝子変異で
感染力増大
 の可能性
と。各地で猛威。
 手洗いの徹底など対策を

【聖教ニュース・特集記事】

◆東京・関西の創価学園で音楽祭
 世界に響け歓喜のメロディー
 音楽系クラブが感謝と決意の舞台

東京・創価学園の音楽祭では、学園創立50周年の明年のさらなる飛躍を誓い、音楽系クラブが演目を披露。会場から大きな拍手が送られた
東京・創価学園の音楽祭では、学園創立50周年の明年のさらなる飛躍を誓い、音楽系クラブが演目を披露。会場から大きな拍手が送られた

 創価学園伝統の音楽祭が23日、東京・小平市の創価学園と大阪・交野市の関西創価学園で、それぞれ午前と午後の2回にわたって盛大に開催された
 保護者や来賓など、日頃から学園を支える人々に感謝を届ける音楽祭。本年も、各種コンクールや大会で活躍した音楽系クラブが、平和と歓喜のメロディーを響かせた。
 東京校の音楽祭は、中学箏曲部の演奏で開幕。小学校のフローレンス合唱団、中学・高校の翼コーラス部が、希望の歌声を披露した。また先月、第5回「日本学校合奏コンクール2016全国大会」で金賞を受賞した高校箏曲部をはじめ、小学校のパリブラスバンドや中学・高校の吹奏楽部、高校の弦楽アンサンブルは情緒豊かな音律を奏でた。
 一方、関西校の音楽祭は、中学・高校の箏曲部(午前)、高校の栄光太鼓(午後)の熱演でスタート。小学校のビクトワール合唱団、中学・高校のレオナルド合唱団の晴れやかな歌声と、「日本管楽合奏コンテスト」全国大会で最優秀賞をそろって獲得した小学校のアンジェリック・ブラスバンド、中学・高校の吹奏楽部による迫力のサウンドに、喝采が送られた。
 来賓は、「児童・生徒の感性豊かな合唱や演奏に感激しました」(東大和市教育委員会の真如昌美教育長)、「子どもたちのすがすがしい合唱・演奏が印象的でした」(大阪府教育庁の橋本正司私学監)等の声を寄せた。

◆原田会長を中心に全国最高協議会 
 池田先生がメッセージ
 妙法の智慧で平和と幸福の価値創造を

広宣流布大誓堂内の「三代会長記念会議場」で行われた全国最高協議会の開講式。創価三代の師弟の魂を胸に刻み、新たな青年拡大の大前進を誓い合った(22日) 
広宣流布大誓堂内の「三代会長記念会議場」で行われた全国最高協議会の開講式。創価三代の師弟の魂を胸に刻み、新たな青年拡大の大前進を誓い合った(22日) 

 全国最高協議会が22、23の両日、東京・信濃町の総本部で開催され、原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、全国の方面長・婦人部長、各部の代表が出席した。
 池田大作先生はメッセージを寄せ、この一年の、婦人部をはじめ「宝の同志」の奮闘を心から賞讃
 「妙法の智水を受けて末代悪世の枯槁の衆生に流れかよはし給う是れ智慧の義なり」(御書1055ページ)を拝し、我ら創価の地涌の師弟は、どんな時代の変化や試練に直面しようと、御本仏直系の初代・二代・三代の学会精神に立ち返るならば、妙法の「智慧の水」を尽きることなく流れ通わし、社会に、世界に、そして未来に、無量無辺の幸福と平和の価値を創造していくことができると述べた
 そして、「此の事にあはん為なりけり」(同1451ページ)と勇んで、「今から」「ここから」、創価家族の明年の大躍進へ、意気高く出発しようと呼び掛けた
 協議会では、明年に行う「創価青年大会」「全国男子部幹部会」、女子部「ロマン総会」など、青年部の多彩な運動を軸に、さらなる弘教拡大と人材育成に全力を注いでいくことを確認。
 また、本年の「教学部任用試験(仏法入門)」を多くの会友が受験し、学会理解を大きく進めることができたとの報告があった。明年も「教学部初級試験・青年部教学試験3級」「教学部任用試験(仏法入門)」などを通して、行学錬磨の人材を輩出していくことが協議された。
 席上、原田会長は、戸田城聖先生と池田先生の師弟の出会いから70周年の明年、一切の戦いを深き決意と強き師弟誓願の祈りで勝ち開いていきたいと強調。学会の永遠性を確立しゆく大事な今この時、皆が青年の息吹で信心の初心に立ち返り、仏縁の拡大に勢いよく走り抜こうと訴え、師恩に応えゆく本物の弟子の信心を貫く日々をと望んだ

◆アフリカで統一教学実力試験   実施国は19ヵ国105会場に

 
多くのメンバーが挑戦した、コートジボワールでの教学実力試験(17日、アビジャンで) 
多くのメンバーが挑戦した、コートジボワールでの教学実力試験(17日、アビジャンで)

 第1回アフリカ統一教学実力試験が、11月にシエラレオネ、12月にコートジボワール、ブルキナファソ、ガボンでも行われた。
 これで、同試験を実施した国・会場数は、19カ国105会場となった。
 「教学の重要性を再認識し、信心の確信を深める機会になりました」等、喜びと決意の声が続々と届いている(2面に各国の教学試験の模様を掲載)。

◆〈希望航路-池田大作先生と進む人生旅-〉 オランダ② 
 君の勝利の報を待つ
 
飛行機の整備時間の合間を縫って開かれた、風車前での青空座談会(1973年5月26日、アムステルダム市内で)               
飛行機の整備時間の合間を縫って開かれた、風車前での青空座談会(1973年5月26日、アムステルダム市内で)

 「神は地球を創りたもうたが、オランダはオランダ人が創った」――オランダ人の開拓精神は、こうした言い伝えにも表れている。   

◆〈1月度 男子部「御書活動者会」研さんのために〉 王舎城事 
 誓願の題目で勝利劇を
 目標を明確に出発!

晴れ渡る北アルプス上空に、飛行機雲がくっきりと伸びる。清新な決意を胸に、一年を出発!(長野県白馬村)=長野支局・森田昭治通信員
晴れ渡る北アルプス上空に、飛行機雲がくっきりと伸びる。清新な決意を胸に、一年を出発!(長野県白馬村)=長野支局・森田昭治通信員

 2017年1月度の男子部「御書活動者会(御書活)」では、「王舎城事」を研さん。祈りを叶えるための信心の姿勢について学ぶ。

御文  御いのりの叶い候はざらんは弓のつよくしてつるよはく・太刀つるぎにて・つかう人の臆病なるやうにて候べし、あへて法華経の御とがにては候べからず(御書1138ページ)
通解  祈りが叶わないのは、弓が強いのに弦が弱く、太刀や剣があっても使う人が臆病なようなものである。決して法華経の失によるものではない。

背景と大意
 

 本抄は、四条金吾が、身延におられる日蓮大聖人に対して、鎌倉の極楽寺と鎌倉御所の焼失を報告したことへの御返事である
 建治元年(1275年)の御述作とされてきたが、内容等から、現在では建治2年の御執筆と考えられている。
 四条金吾は、「竜の口の法難」の際に殉死する覚悟で大聖人にお供したり、佐渡に流罪となった大聖人のもとを訪ねたりするなど、求道の姿勢を貫いていた。
 金吾は文永11年(1274年)、極楽寺良観を信奉していた主君の江間氏を折伏すると、不興を買い、同僚からも圧迫された。こうした苦境の中、大聖人は本抄を認め、真心の励ましを送るとともに、決定した強き信心こそが、妙法の偉大な功力を引き出す要諦であることを教えられている

解説


 今回の御文は、四条金吾の妻である日眼女に対し、譬えを用いながら、ますます信心を強盛にしていくよう、御教示された一節である。
 あなたの祈りが叶わないのは、弓が強いのに弦(=弓に張る糸)が弱く、立派な太刀や剣があっても使う人が臆病であるようなものだ――と
 御本尊の功力は広大無辺であるが、信じる者の祈りが弱く、自行化他の実践がなければ、祈りは叶わず、妙法の偉大な功徳を受けることはできない
 そのため、日蓮大聖人は、四条金吾や日眼女に対して、勇敢な信心に立つよう、何度も励ましを送られた
 「強盛な大信力を出して、法華宗の四条金吾、四条金吾と、鎌倉中の上下万人をはじめとして日本国の全ての人の口に褒めたたえられていきなさい」(御書1118ページ、通解)
 「苦を苦と悟り、楽を楽と開き、苦しくても楽しくても南無妙法蓮華経と唱えきっていきなさい。これこそ自受法楽ではないか。ますます強盛な信心を貫いていきなさい」(同1143ページ、通解)
 「深く信心で受け止めていきなさい。決して、臆病では何事も叶わないのです」(同1193ページ、通解)
 金吾は一時、同僚から讒言され、領地没収や追放の危機にさらされた。しかし、大聖人の御指導の通り、金吾は強盛な信仰を貫いていった。
 江間氏が重い病気にかかると、医術に優れていた金吾は、その看護・治療を献身的に行った。その結果、主君の信頼を勝ち取り、以前の3倍の所領を与えられたのである。
 次元は異なるが、私たちも「信心していても良いことがない」「祈ったけれども、思い通りにならない」等と思う時があるかもしれない。その時こそ、信心の姿勢が問われている
 かつて池田先生は、次のようにつづった。
 「祈りは、いわゆる『おすがり信仰』とは全く違うのだ。弱々しく、漠然と、誰かにお願いするものではないのだ。祈りとは本来、『誓願』である。『必ずこうする』という誓いであり、明確な目標に挑み立つ宣言である」
 2017年は、若き池田先生が広布拡大の突破口を開いた「2月闘争」から65周年の佳節を迎える。先生は、最前線の組織であった「組」(現在のブロック)に焦点を当て、「組2世帯」という具体的な目標を立てて出発した。明確な目標に“これならできる”と皆が奮起し、躍動した。目標を明確にすることは、勝敗を明確にすることにつながる。
 いよいよ、「世界広布新時代 青年拡大の年」の幕開けだ。目標を明確に定め、誓願の題目と勇気の行動で、新たな「人間革命」の勝利劇をつづりゆこうではないか!      

◆〈信仰体験〉 創業100年超の生花店3代目
 栄光の大輪よ咲き薫れ

 【横浜市鶴見区】深紅のバラに純白のコチョウラン、今がシーズンのポインセチアにシクラメン……。まさに百花繚乱! 花々が所狭しと並ぶ空間は、訪れる人を幸せな香りで包み込んでくれる。

2016年12月23日 (金)

2016年12月23日(金)の聖教

2016年12月23日(金)の聖教

◆わが友に贈る


親子の時間を有意義に。
じっくり話に耳を傾け
よき思い出をつくろう!
信心継承のドラマを
わが和楽の家庭から

◆名字の言


  日本で最初にプラネタリウムが設置されたのは80年ほど前。当時、投影できた星は地上から肉眼で見える6等星まで。数にして約9000個だったという。現在は、10億を超える星を映し出す装置もできた▼プラネタリウム開発をリードしてきた一人が大平貴之氏。開発者を志したきっかけが著書『プラネタリウム男』(講談社現代新書)につづられている。それは科学館に勤めるプラネタリウム解説員との出会いだった▼当時、小学生だった氏。だが解説員は、少年を決して“子ども扱い”しなかった。投影機の仕組みや機能を一つ一つ丁寧に説明。そして折あるごとに「大平君が真に世界に誇れる最先端のプラネタリウムを作り、科学館に納めてほしい」等と言葉を掛け続けた教師が優秀だと信じた生徒は、期待されなかった生徒に比べ、明らかな成績の向上が見られたという実験がある。教育心理学で「ピグマリオン効果」と呼ばれるものだ。成績にとどまらず、大人からの期待が、どれほど子どもの自信や生きる力になるか、計り知れない▼子どもは周囲の大人の考えを鋭敏に感じ取っているものだ。ゆえに心の思いを響かせて、後継の友へ真心の言葉を紡ぎたい。子どもたちを信じることは、未来を信じることである。(美)


◆社説  年末年始を有意義に   会い語ることは境涯高める一歩

 
本年も、残すところ1週間余り。多くの学校では冬休みに入り、帰省の準備に取り掛かったり、年末年始の外出の計画を立てたりする人も多いだろう。
 慌ただしくなる時期だからこそ、油断は禁物である。御書に「
敵と申す者はわすれさせてねらふものなり」(1185ページ)と仰せのように、魔はささいな油断や心の隙に乗じてくる。特に車を利用する人は、携帯電話の操作に気を取られる「ながら運転」や「居眠り運転」は厳禁だ。余裕を持った計画を組み、絶対無事故を期したい。
 また年末年始は、日ごろ会えない友人や知人、親戚とも親交を深める機会である。地域にあっては、町内会や自治会での餅つき大会や防犯防火のための夜回りなどの行事も多い。  無料通話アプリやSNSが普及する現代であるが、相手の表情やしぐさ、声や息づかいを感じながら語り合うことで、一歩深く、相手の思いをくみ取ることができる。心の距離は、ぐっと近づくだろう。
 御聖訓に「書は言を尽さず言は心を尽さず事事見参の時を期せん」(御書1012ページ)と。
 “会うこと”で心が通い合い、元気が湧く。“心の触れ合い”を大切にし、お世話になった方々へ感謝を伝え、友好の絆を一段と強めていきたい。
 東京のある男子部員は毎年、帰省してはクラス会を企画。担任教員を招き、当時の写真をスライドで流す工夫などで、毎回30人以上が参加する。自然と信頼の心が通う。悩みを打ち明けてくる友も生まれ、本年、級友の一人が進んで入会した。
 また、年末の地域のあいさつ回りを20年以上続ける壮年部員は、もともとは大の人見知りで、地域との関わりも薄かった。だが、“壮年は地域の柱”との先輩の励ましに奮起。妻と共に近隣のあいさつ回りを始めた。すると「会えば楽しく話せるもんだ」と、自ら進んで声掛けをするように。後年には自治会長にも選ばれた。地域に尽くす姿が信頼され、腹を割って語り合える交友が広がったという。
 池田先生は語った。「会うことが、『人間革命』の戦いである! 語ることが、『広宣流布』の第一歩である! これこそが、自身を菩薩の境涯に高めゆく、至極の『人間修行』であり『仏道修行』なのだ」と。
 友と会えば、そこにドラマが生まれ、新たな友情が育まれる。明「世界広布新時代 青年拡大の年」へ、大きく対話のうねりを起こし、友情と信頼の連帯を広げたい。

◆きょうの発心  「水の信心」貫き、青年を拡大2016年12月23日

御文 
各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣にをぢず・師子の子・又かくのごとし(聖人御難事、1190ページ・編1209ページ)
通解 一人一人が師子王の心を奮い起こし、いかに人が脅そうとも、決して恐れてはならない。師子王は百獣を恐れない。師子の子もまた同じである。

 
恐れなく覚悟の信心を貫き、胸中の「師子王の心」を取り出していくよう、教えられています。
 1957年(昭和32年)、経済苦の中、家族5人で入会。同年の大阪大会には、中之島の中央公会堂内で参加。草創の温かな学会家族の中で、題目第一の父母の背中を見て育ちました。
 高等部の時、十界論に感動し、臆病で内向的な自分を変えたいと唱題に挑戦するように。78年(昭和53年)に出席した会合で、池田先生から“題目同盟を結ぼう”と呼び掛けられ、「生涯、師と共に」と深く誓いました。
 結婚後、主人の転勤、2人の息子の事故、義父母の介護など悩みの連続でした。しかし、先輩の激励を胸に、この御文を拝し、“負けたらあかん! 必ず勝つ”との誓願の題目で全てを乗り越えることができました。
 本年は、先生が大東市の同志宅を訪問し、「水の如く」との揮毫を認められて60周年の佳節。明年は、大阪大会から60周年を刻みます。学研太陽県は青年と共に広布拡大に挑んでまいります。  大阪・学研太陽県婦人部長 徳丸 和子

◆〈寸鉄〉 2016年12月23日

 
一冊の良書が心を育み平
 和をつくる
。離島・被災地
 等への図書贈呈50万冊に
      ◇
 
荒川師弟勝利の日。福徳
 光る庶民の都。さあ大東
 京を牽引する快進撃を!
      ◇
 
言葉は人々を接近させる
 ―文豪。信頼は爽やかな
 挨拶から。師走の今こそ
      ◇
 
菩薩行をせねば仏になれ
 ぬ
―牧口先生。仏法の魂
 は利他の振る舞いにあり
      ◇
 
自転車事故に注意を。一
 時停止、信号等を順守。
 “車両”運転する意識持ち

【聖教ニュース・特集記事】

◆全国各地の小・中学校への図書贈呈50万冊 
 兵庫 家島本島で贈呈式
 創価学会が推進する教育・文化運動
 1974年以来離島、被災地など延べ1178校へ

家島小学校・中学校の図書贈呈式。生徒の代表は「大切に読ませていただきます」と(家島小学校で)
家島小学校・中学校の図書贈呈式。生徒の代表は「大切に読ませていただきます」と(家島小学校で)

 創価学会が教育・文化運動の一環として推進する図書贈呈の総冊数が50万冊に到達した。図書贈呈運動は1974年に始まり、山間部・離島など教育環境に恵まれない地域、阪神・淡路大震災や東日本大震災等の被災地にある、小・中学校や公立図書館に優良図書を寄贈してきた。贈呈校は全国延べ1178校となった。50万冊目が贈られたのは兵庫・姫路市立の家島小学校・中学校。合同の贈呈式は22日、同小学校で開催され、両校には、それぞれ300冊が贈られた。今後5年間、毎年20冊が追加贈呈される。

 兵庫・姫路港から船に揺られ約35分。瀬戸内海の播磨灘に浮かぶ家島本島の家島小学校・中学校が、50万冊目の贈呈校となった。
 同小学校の児童数は89人。毎週木曜朝に全学年で読書タイムを設け、低学年には地域の市民による読み聞かせ運動を行うなど、読書に力を注いでいる。同中学校(生徒数64人)も朝10分の読書運動を推進し、本を読む習慣化を目指している。
 同小学校の川口正幸校長は「読書は言葉を覚えるだけでなく、いろんな“生き方”と出合えます。そして落ち着いた性格の児童を育ててくれます」と語る。
 学会の図書贈呈の原点は、1954年にまでさかのぼる。戸田城聖先生が、故郷の北海道・厚田村(当時)を池田大作先生と共に訪れた折、地元の小・中学校に本が不足している状況を聞き、後日、図書を贈呈した。
 それを淵源として、74年2月、池田先生が出席し、沖縄・西表島の大原中学校、伊良部島の伊良部小学校、東村の高江小中学校に優良図書がそれぞれ贈られ、贈呈運動が開始された
 以来42星霜。創価学会は「未来を開きゆく子どもたちの心に、『希望の種』を、『精神の滋養』を」(池田先生の随筆から)との理念のもと、一貫して図書贈呈を続けてきた。
 家島での贈呈式では、学会を代表して岡部副会長があいさつ。広崎総兵庫長から、両校長に図書目録、児童・生徒の代表に書籍が手渡された。
 同小学校の川口校長は「今回いただいた図書を『家島文庫』と命名しました。読書を通して、表現力を高め、落ち着いて物事に取り組む姿勢を身に付けてほしい」と念願。同中学校の佐原英寿校長は「読書の経験は人生を豊かにします。本をひもとくことにより、自分にある未知の可能性の扉を開くことができます」と述べた。
 児童の代表は「私は本が大好きです。本を読むと、豊かな気持ちを身に付けることができます」と語った。

◆チリ大学で人権教育巡る国際会議 SGI代表が登壇 
 全ての人が輝く未来を

全ての人が輝く未来を共に――チリ・サンティアゴで行われた国際会議。SGIを代表してアウロラ博士(右端)が発表した
全ての人が輝く未来を共に――チリ・サンティアゴで行われた国際会議。SGIを代表してアウロラ博士(右端)が発表した

 人権教育を巡る国際会議が12日から15日にかけて、南米チリの首都サンティアゴにあるチリ大学で開催され、SGIの代表が出席した。
 今月10日の「世界人権デー」に寄せて、国連の潘基文事務総長がメッセージを発表。紛争が多発し、ヘイトスピーチ(憎悪表現)が台頭する今、「平等と人間の尊厳という共有の価値に基づく未来」へ、誰もがあらゆる場所で、人権を守るための変革を起こすことができると呼び掛けるなど、人権文化の構築は、一段と大切な課題になっている。
 SGIが参加した今回の国際会議は2010年から始まったもので、これまで6回にわたり開かれ、専門家や学者、NGO(非政府組織)など人権教育に携わる多様な人々が参加。世界的なネットワークを広げてきた。
 今回は約20カ国から190人が参加。各地の人権教育の実践や人権文化の構築に向けた知見、取り組みを共有、議論した。
 14日に行われた分科会では、SGIの代表としてスネー・アウロラ博士が登壇。各国の人権教育の在り方に大きく影響を与える要因として、国際社会の人権教育に関する政策や取り組みについて紹介した。
 さらに、政府の公約とその実現状況の隔たりを解決するには、国際的にも各国においても、モニタリング・評価制度の設置が必要であると指摘した。
 会議の参加者からは「鋭い視点で、実践的かつ非常に学ぶことの多い発表でした」などの声が寄せられた。

◆スリランカが晴れの総会  池田先生初訪問55周年を祝賀

拡大の息吹みなぎるスリランカ創価学会の友。総会に集った友が喜びのカメラに(コロンボ市内で)
拡大の息吹みなぎるスリランカ創価学会の友。総会に集った友が喜びのカメラに(コロンボ市内で)

 池田先生の初訪問55周年を祝賀するスリランカ創価学会の総会が4日、コロンボ市内で晴れやかに行われた。同国の友は、この節目の年を圧倒的な拡大で荘厳しようと、昨年から、勇敢な仏法対話に挑戦。見事、1000人の地涌の陣列を達成し、この日を迎えた。
 池田先生が初めてスリランカ(当時、セイロン)を訪れたのは、1961年。一人立つ心で信心に励むある青年を温かく激励した。“徹して一人を大切にする心”――その師の心を胸に刻み、同国の友は地道に信頼の輪を広げてきた。
 総会では、3人の同志が体験発表を。壮年部のランジャン・ワニガセカラさんは、信心根本に経済苦を乗り越えた喜びを報告。ニランジャラ・ジャヤティラカさん、ニマル・ディサナーヤカさんが、地域に友情を広げる様子を語った。
 サマン・バラスリヤ理事長は、一人一人の奮闘をたたえ、「青年を先頭に、師に応えるさらなる前進を」と呼び掛けた。

◆〈誓いの天地〉 北九州
 地域の樽に受け継ぐ心 「勝利の船出」を九州から

活力あふれる小倉の工業地帯。博多から広島に向かう新幹線の車中、池田先生がシャッターを切った(1993年5月24日)
活力あふれる小倉の工業地帯。博多から広島に向かう新幹線の車中、池田先生がシャッターを切った(1993年5月24日)

各地の青年の活躍を広布史と共に紹介する新連載「誓いの天地」。その舞台は、「先駆の中の先駆」を使命とする北九州から始まる。
 日本海、瀬戸内海を望み、関門海峡を挟んで本州と向き合う福岡県北九州市。
 地の利を生かして古くから物流・交通が発展し、四大工業地帯の一つとして日本の高度経済成長を支えた。
 九州第2の人口を誇る同市には、歴史を伝える小倉城がそびえる。また、日本の長大つり橋の先駆けとされる「若戸大橋」など、見どころは尽きない。農産・海産・畜産物も豊富で、とりわけ冬は「豊前海一粒かき」「関門海峡たこ」「合馬たけのこ」などが食べ頃を迎える。
 同市を中心とする北九州総県は、八幡・八幡西・小倉・小倉南の4県からなる。愛する地域で幸福と信頼を広げる北九州の同志の心は、次世代の青年へと受け継がれる。
 久保田勇さん(小倉喜多幸城区、男子部部長)の広布の舞台は、市の中心であるJR小倉駅にほど近い。同駅は、池田先生も北九州訪問の際に足跡を刻んでいる。
 小倉で生まれ育った久保田さんは、小学校から野球に明け暮れた。高校時に念願の甲子園出場を果たすも、自身はベンチ外だった。
 悔しさを胸に、社会人になっても野球に携わろうと、地域の少年野球チームのコーチに就任した。チームの創始者で、当時の監督は父の勝さんである。
 北九州で池田先生との出会いを刻んだ父は常々、“地域貢献が大事っちゃ”と。その心を久保田さんが継ぎ、親子2代で子どもたちのために汗を流した。
 勝さんは引退し、今では久保田さんが監督を務める。
 小学生といえば、身長や体格によって上達のスピードも異なる。久保田さんは一人一人の目線に立ち、丁寧に基礎を教える。今がどうあれ、その成長を信じ続ける。
 「それが、学会活動で培った人間力です」
 男子部の部長に就任した4年前、会合参加者は少なかった。そこから地道な訪問激励を行い、心通う対話を重ねた。今、会合参加者は倍増。地区リーダーが弘教を実らせるなど、若手の活躍も光る。
 久保田さんの周囲には、信心を背中で示す父の存在があり、自分を信じて叱咤激励してくれる同志がいた。
 その恩を今、地域の子どもたちに返している。それが自分にできる地域貢献だと、久保田さんは決めている。
                                                                 ◇ 
 八幡西区黒崎の商店街にある、カフェ「AND SMILE」。オーナーを務める酒匂雅美さん(八幡西太陽区、華陽リーダー)は、客に笑顔を届けたいと、淹れたてのコーヒーを提供している。
 カフェが入る建物のフロアは、エステ、ネイルサロン、ハンドメードの雑貨店が並ぶ。酒匂さんをはじめ4店舗の経営者は、“商店街から、地元・八幡西区を元気に”との経営理念で一致し、フロアをシェア(共有)する。
 酒匂さんは八幡西区で生まれ育ち、創価大学へ。創大を卒業後、大手の弁当会社に入社するも、本当にやりたいことが分からず、悶々とする日々が続いた。
 そんな時、日頃から通っていたカフェで、“自分も最高の一杯で人に安らぎを送りたい”との思いを強めていく。
 5年前、思い切って退職し、帰省。地元の喫茶店に弟子入りし、コーヒー豆の基礎知識を学びつつ、淹れ方の技術に至るまで教わった。
 レシピ通りに淹れたつもりでも、納得の味はなかなか出せない。祈りを重ねるうち、ハッと気付く。“私は、自分の未熟を環境のせいにしている”と。
 以来、以前にも増して勉強と技術習得に打ち込むように。「コーヒーマイスター」などの資格を取得し、昨年、カフェの出店にこぎ着けた。
 カフェでは“おいしいコーヒーの淹れ方セミナー”を開催し、商店街の活性化に貢献。フロアをシェアする4店舗がテレビ番組に取り上げられ、評判は上々。若き女性経営者に、地元の商工会からも期待が寄せられている。
 「自身の心が変われば、環境も変わります。今後も、愛する故郷に貢献し、勝利の実証を示したい」と、酒匂さんはきょうも腕を磨く。

栄光の共戦譜

 1960年(昭和35年)1月以来、池田先生の北九州訪問は14度を数える。
 「九州が ありて二章の 船出かな」と詠み、九州青年部に贈ったのは、73年(同48年)3月21日。その日、北九州市内で第1回「九州青年部総会」が開かれたのである。
 会場となったのは、八幡県内にある新日鉄大谷体育館。製鉄で栄えた北九州の象徴である。
 同県はこの体育館をはじめ、北九州で初めて誕生した北九州会館(当時)など、池田先生の訪問の歴史が刻まれている。
 「新日鉄が外部団体に会場を貸すのは、前例のないことでした」と久米博愛さん(戸畑池田区、区副本部長)は述懐する。当時、新日鉄の社員だった。
 それでも体育館の使用にこぎ着けたのは、学会員の熱意に触れ、使用を快諾した管理者の存在があった。久米さんは男子部の一員として、その渉外の一役を担った。
 場外役員を務めていた久米さんは、総会後、参加者を通じて会合の内容を聞く。
 舞台裏で役員をしていた男子部のメンバーに、先生は「ありがとう。頑張ってくださいね」と声を掛けた。陰の人を大切にする、師の振る舞いに胸が熱くなった。
 総会後、青年部との懇談で池田先生は語った。「学会の原型は九州にある。九州から新風を起こして、学会を守り支えてください」と。九州の友の永遠の指針である。
 77年(同52年)5月にも、池田先生は4日間にわたり、北九州で激励を重ねた。
 23日、北九州文化会館(現・北九州平和会館)で行われた支部結成17周年記念勤行会に出席。翌24日には、市内で青年部の代表と懇談し、久米さんも参加した。
 参加者が先生に自己紹介する機会があった。先生は一人一人の話に耳を傾け、仕事や生活の状況などを聞いた。
 久米さんの番。先生は久米さんのやせた体をじっと見つめた後、「しっかり睡眠をとって、よく食べて、健康第一で頑張るんだよ」と。
 そして、「必ず学会が理解される時がくるからね」と力強く語った。
 「学会が理解される時代を自分たちが開く! そう決意しました」。久米さんはそう振り返る。
 職場の第一人者を目指し、真剣と誠実をモットーに仕事を続けた。そうした姿勢が認められ、品質管理や安全活動について発表する社内大会に、部署の代表として出場するようになった。
 新日鉄を退職後、本紙の販売店主を28年間務めた。
 広布の第一線を走り抜き、男子部では北九州の青年部長。壮年部では、支部長、本部長などを歴任した。
 師の励ましを胸に、大病を勝ち越えた経験も持つ。
 「不撓」の心意気で、全ての戦いに勝利を誓う。
                                                                  ◇ 
 77年5月24日、青年部との懇談を終えた池田先生は、小倉南区に向かった。
 同区は今、北九州空港、市内最大の学生数を誇る北九州市立大学があり、市随一のベッドタウンとして栄える街。この一帯を広布の舞台とするのが、小倉南県である。
 この日、前年に誕生したばかりの個人会館である田辺会館(当時)を池田先生と香峯子夫人が訪問した。
 24日夜、先生が同会館に到着。庭には月光に照らされた20鉢の菖蒲が咲いていた。
 先生は、仏間で代表の友と勤行を。各部それぞれに指針を贈り、「皆さまお一人お一人が本当に幸せになってください。それが会長の責務です」と。
 そして、「地域が良くなったら、また来てあげるよ」と約束し、ピアノで「荒城の月」など5曲を奏でた。
 西口瑞枝さん(小倉南共戦区副婦人部長)は、9歳の娘(恵美子さん)、6歳の息子(勝彦さん)と共に田辺会館へ。黄金の原点を刻んだ。
 2年後、先生が第3代会長を辞任。小倉南区では、第1次宗門事件の障魔の嵐が吹き荒れ、所属していた若園南大ブロック(当時)でも、学会を退転し、去っていく者が現れた。
 だが西口さん一家は揺るがなかった。
 戦後、家族と一緒に旧満州から引き揚げてきた。明日の食事にも事欠いたが、学会と出あい、経済苦を打開した。
 西口さんは悪戦苦闘の日々を振り返り、「生前の父(武寿さん)がよく言っていたんです。『何があっても、学会と先生から離れちゃいかん』と。あの言葉をかみ締めました」と。
 2012年2月、先生は小説『新・人間革命』「薫風」の章で、小倉南県を訪れた歴史をつづった。
 西口さんは「先生は小説の中で、“約束”を守ってくださったのです。宗門との決着を付け、師をお迎えできた喜びに、感無量でした」と目を潤ませる。
 現在、恵美子さんは白ゆり長、勝彦さんは副先駆長(副ブロック長)として、広布後継の道を歩んでいる。
 かつて先生は、小倉南の友に詠み贈った。
  
  まごころの
   菖蒲に月も
    語りかけ
    小倉の友と
     会えし嬉しさ
  
 明年は、池田先生の同県訪問から40周年。師の慈愛を胸に、友は地域に幸の花を咲かせる。

◆ 〈信仰体験〉 リオ・パラリンピック閉会式で踊る 

 
下半身不随を超え「車いすダンサー」に
 母が教えてくれた強き祈り、負けない心
 

 【広島県呉市】ダンスミュージックに観衆が沸き立つ。阿田光照さん(39)=音戸支部、男子部ニュー・リーダー=は本年9月、「リオ・パラリンピック」閉会式の舞台に立っていた――。    

2016年12月22日 (木)

2016年12月22日(木)の聖教

2016年12月22日(木)の聖教

◆わが友に贈る


友のために祈り
励ましを送り続ける
婦人部の皆様に最敬礼!

創価の女性こそ
社会を照らす太陽だ!

◆名字の言


  最近、出合った「ありがとう」に関する心温まる話を三つ▼まず一つ目。今年最後の座談会。未来部コーナーの内容はとんちクイズだった。「『ありがとう』の“反対”の言葉は?」の出題に、大人たちは苦戦。珍解答が続出した揚げ句、ついに降参となった。「
答えは『どういたしまして』です!」。子どもらしい解答に、一同は「そうだ、そうだ」と笑顔でうなずき、喝采が起きた▼続いての話。先日、東北新幹線で福島県を移動中、川の堤防に「ありがとう ふくしまへ」と書かれた巨大なメッセージボードが車窓から見えた。これは、復興支援への感謝を伝えようと、JR福島駅と福島河川国道事務所が設置したものだという。福島県民の復興への力強い決意と負けじ魂を見る思いだった▼そして最後に紹介するのは、笑顔皺が美しい多宝会の婦人の言葉。「『ありがとう』を口癖にしていると、日常生活でも、お礼を言いたくなることばかりに目がいって……。気付けば、私の周りは“感謝”であふれていました」▼池田先生は、「『ありがとう』を言うたびに、あなたの心は光ってくる。体にも生命力がわく」と。わが師、同志、家族、友人たちへの感謝を忘れず、明「世界広布新時代 青年拡大の年」へ晴れやかに前進しよう。(城)

◆社説  きょう「統監部の日」   拡大へ 徹して「一人」を大切に


 きょう22日は「統監部の日」。1952年(昭和27年)のこの日に設置された地方統監部が淵源だ。池田先生が蒲田支部で限界突破の弘教の大波を起こされた「2月闘争」と同年である。「驀進」を合言葉に広宣流布は奔流の勢いで伸展する。その実勢の把握と記録を担ったのが統監部だ。今も変わらず地味で繁多な作業だが、着実な広布前進の土台である。
 「正確・明確」「基本を大切に」「広布伸展を支える」の3モットーを掲げる統監部。かつて池田先生は「大阪の戦い」の渦中、統監に携わる同志を心からねぎらい、「このような縁の下の仕事こそ、まさに、陰徳を積む仕事です。誰に知られなくとも、広宣流布の中枢の仕事であることは、間違いありません。陰徳は、必ず陽報となって顕れます」と、励ましの言葉を送っている。
 統監は、それに携わるメンバーの福徳を輝かせ、広布の組織にとって「拡大」への大きな力となっている。
 15万5000人を超える広布の陣列を築いたインド創価学会では、弘教の高まりを時々刻々に数える。目に見える広布の潮流に勢いが倍加した。昨年、新入会者を中心に5000人以上が基礎教学試験を受験したアメリカSGIでも、拡大の支えとして統監部が奮闘している。
 日本でも、明「世界広布新時代 青年拡大の年」の前進を決定づける根幹の土台として、統監の重要性は言うまでもない。今年から配信されている統監研修用のVOD「広布の要 地区統監」を参考に、地区の現状を確認し、時代の変化に応じて“わが地区の広布”を伸展させゆく基本情報として、着実に推進したい。
 また、明年2月の地区統監では、定例項目に加え、新たな把握を行う。そのためのVODも明年1月に配信される予定だ。
 池田先生は、統監部結成50周年を記念する全国支部・地区統監部長研修にメッセージを寄せている(2002年12月)。
 1枚の統監カードは『1枚の紙』にあらず『一人の生命なり』――。そこには、命の鼓動があり、人格があります。発心と蘇生のドラマがあり、人と人との温もりの絆があります。『一人』を徹して大切にしてきたからこそ、今日の創価学会の大興隆があるのであります
 広宣拡大を支える要・統監部――その陰の労苦に感謝の思いを新たにし、統監の結果を最大限に生かしながら、明2017年を大前進していきたい。

◆きょうの発心   創価の「善知識」の連帯広げる 2016年12月22日

御文
 されば仏になるみちは善知識にはすぎず、わが智慧なににかせん、ただあつきつめたきばかりの智慧だにも候ならば善知識たいせちなり(三三蔵祈雨事、1468ページ・編759ページ)
通解 仏になる道は善知識に勝るものはない。わが智慧は何の役に立とう。ただ暑さ寒さを知るだけの智慧でもあるならば、善知識が大切なのである。

 
道を志す者には、支えてくれる「善き友」の存在が、なにより大切であると仰せです。故郷・石川県から上京して7年目の1982年(昭和57年)に入会。86年11月2日に行われた「第8回創価班総会」の着任時に、池田先生に激励していただき、人生の原点を刻みました。
 以来、仕事においても、学会活動でも、自身の限界の壁を破る挑戦を重ねました。勤務先の会社が2度続けて倒産するなど、宿命の嵐が吹き荒れましたが、師との誓いを胸に真剣に祈り、学会活動に取り組み、世界を舞台にする会社に転職することができました。
 14年前、自ら会社を立ち上げ独立。厳しい時期もありましたが、良き先輩や同志の励まし、家族の応援のお陰で信心根本に一つ一つ乗り越えることができました。
この御文を拝するたびに、最高の善知識の集いに連なることへの感謝の思いが込み上げてきます。
 この恩に報いるためにも、府中広宣区の皆さまと共に、励まし合いながら創価の「善知識の連帯」を幾重にも広げてまいります。   東京・府中広宣区長 竹部 浩

◆御書と歩む――池田先生が贈る指針 【45】 強盛な祈りで絶対無事故を

御文
 前前の用心といひ又けなげといひ又法華経の信心つよき故に難なく存命せさせ給い  (四条金吾殿御返事、1192ページ)
通解 (あなた〈四条金吾〉は敵人に狙われたが)普段からの用心といい、また勇気といい、また法華経への信心が強盛な故に、無事に存命された。

同志への指針
 

 御本仏は、門下の無事安穏と絶対勝利の道を示してくださっている。それは「前前の用心」「勇気」「強き信心」である。その御指南を胸に、四条金吾は勇敢に重大な危機をくぐり抜けた。師弟で勝ち取った変毒為薬である。
 慌ただしい年末年始。油断は大敵である。いやまして、魔を打ち破る強盛な祈りを忘れまい。どうか、聡明に健康・無事故の一日一日を!

◆〈寸鉄〉 2016年12月22日


 「
此の経をきく人は一人
 もかけず仏になる
」御書。
 勇気凜々と仏縁の拡大を
      ◇
 
統監部の日。カード一枚
 は同志の尊き生命。広布
 は真剣な陰の献身ありて
      ◇
 
行動から限りない楽しみ
 が出てくる
―哲人。自他
 共の幸開く人生こそ無上
      ◇
 戦いは守りに回らず攻め
 ることが肝心
―戸田先生
 後継よ明年の突破口開け
      ◇
 絶滅危惧種にトナカイが
 追加、
温暖化で餌減少と。
 地球守る取り組みが急務

【聖教ニュース・特集記事】

◆初春寿ぐ新展示「富士美の西洋絵画」展
 イタリア・ルネサンスから20世紀に至る名作の数々
 国内最大規模の美術展 明年1月5日に開幕 3月20日まで
 八王子市制100周年記念事業

エドゥワール・マネ「散歩」 1880年頃                                                                       
エドゥワール・マネ「散歩」 1880年頃
 東京富士美術館(八王子市)の新展示「とことん見せます! 富士美の西洋絵画――日本最大級の西洋絵画コレクション、全貌公開!」が明年1月5日から開催される(3月20日まで)。
 八王子市制100周年の記念事業として開かれる本展は、同市のほか市教育委員会や八王子商工会議所が後援。同美術館の開館(1983年11月)以来、最大となる202人の作家による275点の作品を一挙に公開する。これは国内の美術展として最大規模の催しである
 16世紀のイタリア・ルネサンスに始まり、17世紀のフランドルや18世紀のロココ、19世紀の新古典主義やロマン主義、そして同世紀後半の印象派や20世紀絵画など、富士美が誇る400年にわたる西洋絵画コレクションを余すところなく展示。ヴァン・ダイクやラ・トゥール、ブーシェ、ドラクロワ、ターナー、マネ、モネ、ルノワール、ゴッホ、シャガール、ウォーホルら巨匠たちの名作がずらりと並ぶほか、初公開作品も22点、出品される。
 さらに会場では、作品をより深く味わうために、著名な美術史家による特別講演会や、一流音楽家による名曲コンサートも開催する(別掲)。
 新春を飾るにふさわしい絢爛たる美の旅を心ゆくまで堪能することができるだろう。
                                                              ◇ 
 ▽会期=2017年1月5日(木)~3月20日(月・祝)。月曜休館(1月9日は開館。翌10日が休館。3月20日も開館)。
 ▽開館時間=午前10時~午後5時。入館は同4時半まで。
 ▽入場料金=大人800円(700円)、大学・高校生500円(400円)、中・小学生200円(100円)。カッコ内は前売り、20人以上の団体割引などの各種割引料金。
                                                               ◇ 
 会期中、関連イベントとして、特別講演会と名曲コンサートを開催する。定員は200人(申し込み不要、先着順。詳細はホームページhttp://www.fujibi.or.jp/を参照)。
 〈特別講演会〉/【第1回】▽講師=高階秀爾氏(大原美術館館長・美術史家)▽日時=1月29日(日)午後2時
 【第2回】▽講師=大野芳材氏(美術史家)▽日時=2月19日(日)午後2時
 〈名曲コンサート〉/【第1回】「イタリアは“芸術の宝の都”~関孝弘ピアノトークコンサート」▽出演=関孝弘氏(ピアノ)▽日時=1月22日(日)午後2時
 【第2回】「“フランスの至宝”ジェラール・プーレ ヴァイオリンリサイタル」▽出演=ジェラール・プーレ氏(ヴァイオリン)・川島余里氏(ピアノ)▽日時=2月5日(日)午後2時
 【第3回】「“流麗なる響き”藤井洋子&出羽真理コンサート」▽出演=藤井洋子氏(クラリネット)・出羽真理氏(ピアノ)▽日時=3月5日(日)午後2時

◆〈座談会 師弟勝利の旗高く 67〉 友人・親戚と真心こもる交流 
 有意義な年末年始友好期間を 
 車・自転車ルール守り安全運転
 
 
音楽隊の創価ルネサンスバンガードが、「マーチングバンド全国大会」で圧巻の演技・演奏を披露。14度目の日本一に(18日、さいたまスーパーアリーナで)
音楽隊の創価ルネサンスバンガードが、「マーチングバンド全国大会」で圧巻の演技・演奏を披露。14度目の日本一に(18日、さいたまスーパーアリーナで)

 志賀 楽隊の創価ルネサンスバンガーが、第44回「マーチングバンド全国大会」で「内閣総理大臣賞」を受賞し、見事、14度目の“日本一”の栄冠に輝きました。
 清水 鼓笛隊の創価中部ブリリアンス・オブ・ピースも、第44回「バトントワーリング全国大会」で、4年連続の“日本一”となりました。
 原田 池田先生は、先日の各部代表者会議へのメッセージでも、本年の掉尾を飾った音楽隊・鼓笛隊の活躍をたたえられ、「全てにおいて、創価家族の見事な大勝利の一年となりました。みんなの誠実な努力と団結のおかげです」と呼び掛けてくださいました。あらためまして、本当におめでとうございます
 長谷川 明「世界広布新時代 青年拡大の年」に向け、さらなる希望の前進を開始してまいりましょう。

広布を支える功徳


  原田 本年の
財務の納金が、無事故で終了いたしました。真心の財務に取り組んでくださった全ての方々に、衷心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
 永石 御本仏・日蓮大聖人は、「法華経を供養する人は十方の仏菩薩を供養する功徳と同じきなり」(御書1316ページ)、「この功徳は父母・祖父母・乃至無辺の衆生にも・をよぼしてん」(同1231ページ)と仰せです。
 原田 仏意仏勅の和合僧団であり、大聖人直結で世界広宣流布を進めている創価学会を支える功徳は無量無辺です。私たちリーダーは、同志の尊い志を最大にたたえ、福徳の花が咲き薫り、幸福境涯を開いていかれるよう、さらに深く祈念してまいりましょう。
 永石 間もなく、年末年始の友好期間を迎えます。普段なかなか会えない友人や親戚と会い、一層交流を深める絶好の機会です。
 清水 年賀状などを通して、お世話になった方々に、あらためて感謝の思いも伝えていきたいですね。
 志賀 メールやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを利用して年始のあいさつをする人も増えています。誠意・真心を込めて、“心と心の交流”を広げていきたいと思います。
 永石 十分に英気を養いつつ、朝晩の朗々たる勤行・唱題を根本に、規則正しい生活リズムで、有意義な友好期間にしてまいりましょう。
 原田 明年の活動方針には、新たに「親戚との交流推進」が加わりました。信心をしているか否か、日頃からの行き来の有無にかかわらず、親戚とは深く強い縁があります。友好期間なども活用して、遠方の親戚との付き合いもさらに深めてまいりたい。
 清水 先生は、このようにつづられています。「私たちは、一人ひとりが、家族、親戚、友人等々、他の誰とも代わることのできない自分だけの人間関係をもっています。妙法のうえから見れば、そこが使命の本国土であり、その人たちこそが、自身の眷属となります」(小説『新・人間革命』「厳護」の章)と。
 長谷川 特に親戚は、自分自身の人間関係の中でも、大切な存在です。信頼と理解を築くためにも、私たちはどこまでも、「誠実第一」で進んでいくことが重要です。
 原田 先生は「一人が強盛な信心に立てば、一家、一族を、幸福の方向へと必ず導いていけるのが、偉大な妙法の力用である」(同「常楽」の章)と呼び掛けられています。自らの使命の場で、真心の交流を広げ、自他共の幸福の大道を開いていきましょう。

絶対無事故を皆で


 志賀 12月は、交通事故の発生件数が最も多くなる時期でもあります。
 長谷川 交通量が増え、日暮れも早いことから、慣れた道でも事故が起こりやすくなっています。また寒冷地等では、積雪や凍結などにより、道路状況も悪くなります。
 原田 帰省などで、長距離を運転する機会も増えてくるかと思います。移動計画に十分なゆとりを持ち、安全第一の運転を心掛けてまいりたい。また、少しでも疲れや眠気を感じたら休息を必ず取るようにしましょう。
 志賀 特に、高速道路を利用する際などは、事前の点検整備も必要です。制限速度を守る、適切な車間距離を保つ、といった交通安全の基本にも、徹していきたいですね。
 長谷川 当然のことですが、飲酒運転、また運転中の携帯電話の使用などの違反行為は厳禁です。
 清水 自転車の事故も大変に多いですね。交通事故全体の約2割を占めているそうです。事故が続く背景として、「自転車は車両」という意識が低いことも指摘されています。
 志賀 昨年の自転車乗用中の死亡事故では、約8割に法令違反が見られたそうです。「安全不確認」「ハンドル操作不適」「信号無視」「一時不停止」などが多くを占めています。  永石 飛び出しや、傘差し、無灯火運転なども大変に危険ですね。
 長谷川 自転車運転の基本である「自転車安全利用五則」をあらためて確認したい
 ①自転車は、車道が原則、歩道は例外②車道は左側を通行③歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行④安全ルールを守る⑤子どもはヘルメットを着用、です。
 原田 「
心にふかき・えうじん(用心)あるべし」(御書1176ページ)と御聖訓に仰せです。“自分は大丈夫”という過信は禁物です。“事故を起こさない”“事故に遭わない”と強く祈り、絶対無事故の日々を過ごしてまいりましょう。

◆〈世界写真紀行〉 第6回 イタリア・フィレンツェ
 「生命のルネサンス」を共に


アルノ川のほとりに広がるイタリア・フィレンツェの街並み。景観を守るために屋根や外壁、窓の色は条例で定められている
アルノ川のほとりに広がるイタリア・フィレンツェの街並み。景観を守るために屋根や外壁、窓の色は条例で定められている

 随所に立つ彫刻。趣のある石畳の小径。一つ一つの建物が歴史を感じさせる。
 この街を一言で表すなら、やはり“屋根のない美術館”がふさわしい――。

◆〈信仰体験〉 荒れた青春からクレーン会社を起業 
今に見とれ! 信心は、やったもん勝ち


 【福岡市南区】マンションなどの建設現場で、クレーン車を的確に操る藤本弘章さん(54)=常勝支部、副区長(本部長兼任)。真剣なまなざしの先には、数トンはあろうかという鉄柱が、高くつるし上げられている――。

◆信仰体験〉 保健主事として県学校保健会表彰 
 役立つ実感が蘇生の力

 【島根県松江市】県内の工業高校で電子科の教諭として教壇に立ちながら、保健主事として生徒の健康などを守る福間滋さん(59)=東八雲支部、副本部長。
 教育相談係特別支援教育コーディネーターの役割を担いスクールカウンセラーや学校医などが、支援を必要とする生徒に的確に関わるよう連携をとる――。

2016年12月21日 (水)

2016年12月21日(水)の聖教

2016年12月21日(水)の聖教

◆わが友に贈る


地域に信頼の城ありて
広布は着実に伸展!
陰の大功労者である

会場提供者とご家族に
最大の感謝と賞讃を!

◆名字の言


  「すみだ北斎美術館」が先月、東京・墨田区にオープンした。日本を代表する浮世絵師・葛飾北斎に関する作品が展示され、多くの来場者でにぎわう▼北斎の代表作といえば“赤富士”の通称で知られる「凱風快晴」。「凱風」とは南風を指す。晴れた朝、南風が吹く中で赤みを帯びて輝く富士。その一瞬を捉えた作品とされている▼中国の古典『詩経』に「凱風南自りし、彼の棘心を吹く」とある。「棘心」は育てにくい茨の木の芯。「凱風」はそんな茨にも隔てなく吹き、成長への滋養を与える。自分を育ててくれた母親へ感謝を込めたとされる一節だ北斎が描いた、快晴に映える富士も、雲を吹き払う凱風という存在があってこそ。そう思うといっそう趣が増してくる▼「凱」の文字には「和らぐ」との意味もある穏やかな懐の深さに通じるのは、学会婦人部の姿だ。青年の成長を願い、信心の開花を信じて励ましの風を送る。その温かさは、頑なになりがちな青年の心をほぐし、成長を促してきた▼池田先生は「慈愛の婦人部に背中を押されてこそ、無数の青年たちは威風も堂々と羽ばたいていく」と。今、世界各国で巣立つ若き地涌の人材群。その一人一人の陰に、創価の母たちの祈りと行動があることを忘れまい。(値)


◆社説  アジア照らす仏法の陽光  新しき青年の熱と力を世界へ!


 本年は“アジア広布新時代 拡大の年”だった――そう言っても、過言ではないだろう。  本年8月に「インド創価学会が15万の地涌の連帯を達成」との報が、世界の創価家族を驚かせたことは記憶に新しい。
 11月下旬に南アジア訪問団が訪れたタイでも、15万の同志が社会貢献に励んでいた。第2次宗門事件の折、反逆者らに組織を蹂躙されたインドネシアは、「魂の独立」から25年を経た今日、当時の1本部から、実に12本部49支部を数えるまでに大発展を遂げた。
 また、シンガポールのメンバーは約4万人。全永住者のうち1%を占める。「シンガポール創価学会は社会の大事な柱です」(チャン・チュン・シン首相府大臣)とたたえられるほどまで、信頼を広げている。
 思えば、第2代会長の戸田城聖先生が、「雲の井に 月こそ見んと 願いてし アジアの民に 日をぞ送らん」と詠んだのは60年前、1956年(昭和31年)の新年であった。戸田先生の思いは常に、アジアの人々へと向けられていた。日中戦争や太平洋戦争、そして、朝鮮戦争……。「戦争の世紀」と呼ばれた20世紀にあって、最も悲惨な被害を受けた地域の一つが、アジアだったからに違いない。
 和歌の中で、「ひかり」という言葉に「光」ではなく「日」という漢字が用いられている。その意をくめば、「月」は東漸した釈尊の仏法を、東から西へ行く「日」は日蓮大聖人の仏法の西還を譬えている。仏教発祥の天地への感謝とともに、戦禍に苦しんだアジアの民衆に、平和と幸福をもたらす大聖人の太陽の仏法の光を送りたい――これが、戸田先生の思いであった。
 池田先生はこの恩師の悲願を胸に、第3代会長就任の翌年、アジア広布へと走った。
 その第一歩がしるされてから55周年の佳節に、マレーシアの天地に「SGIアジア文化教育センター」が誕生した。開所式(11月27日)には、アジア5カ国の代表が参加。センターの外観を荘厳するように飾られたヒマワリが、南国の太陽に照らされて映えていた。センターの天窓からも、中央ホールのステージに向かって陽光が燦々と降り注ぐ。恩師が詠んだ和歌の世界そのままに――。
 その日、5カ国の青年たちが叫んだ合言葉がある。「私たちは戦う。センセイと共に!
 日本も、負けていられない。間もなく迎える「世界広布新時代 青年拡大の年」。アジアから、新しき青年の熱と力を世界へ、未来へと広げていこう

◆きょうの発心   晴れやかな希望のリーダーに 2016年12月21日

御文
 心の師とはなるとも心を師とせざれ(曾谷入道殿御返事、1025ページ・編65ページ)
通解 わが心に対して師とはなっても、わが心を師としてはならない。

 自身の弱い心に負け、弱い心を師として従ってはならない、と教えられた御文です。10歳の時、第1次宗門事件が勃発。悔し涙を拭って戦った先輩・同志は、「必ず立派な後継者を育てて、学会の正義を宣揚してみせる」と期待を寄せ、励ましを送ってくださいました。この創価の庭で育ったことが、私の原点です。
 21歳の時、母にがんが見つかり、余命わずかとの宣告が。自身初の試練でした。仕事と家事を両立しながら活動に挑むも、いつしか行き詰まってしまいました。
 そんな中、1994年(平成6年)3月20日、東京牧口記念会館で行われた北陸栄光総会に参加。席上、池田先生は“毅然として、全てを喜びに変え、晴れやかな希望の明日をつくりゆくリーダーに”と指導を。どんなことがあっても、師弟の道に生き抜くことが、幸福なのだと確信しました。
 母は6年も寿命を延ばし、安詳として霊山へと旅立ちました。その後、3人の子どもを抱えながら広布に奔走。婦人部になってから11人の友に弘教が実りました。
 先日の北陸総会を目指し、旭日立山県の皆さまと、かつてない弘教に挑戦し、大勝利で飾ることができました。これからも連続勝利の実証を示してまいります。
富山・旭日立山県婦人部長 江尻 里美
◆〈寸鉄〉 2016年12月21日

   
青年を正しく育成できる
 団体はSGI以外ない

 識者。平和創出の揺籃と
      ◇
 
和歌山の日。共戦の同志
 の底力は無限。勇敢な対
 話で新たな常勝の歴史を
      ◇
 
受験生よ頑張れ。自分と
 の戦いに断固勝ちゆけ!
 執念で挑む勇者に栄冠が
      ◇
 
国連、要職に女性3人
 起用と。新鮮な視点・人材
 が社会・組織に活力呼ぶ
      ◇
 火災に注意を。外出・就寝
 時は火の元点検忘れず。
 「
百千万億倍・御用心」と

【聖教ニュース・特集記事】

◆ブラジル パライバ州歴史地理院 池田先生に「名誉会員証」
 創立111年の英知の殿堂が平和の大闘争を讃えて
 リンス総裁「私たちの使命は博士の世界的偉業に続くこと」

式典の参加者が記念のカメラに。パライバ州歴史地理院のリンス総裁(最前列左から4人目)から池田先生への「名誉会員証」が託された(ジョアン・ペソアで)
式典の参加者が記念のカメラに。パライバ州歴史地理院のリンス総裁(最前列左から4人目)から池田先生への「名誉会員証」が託された(ジョアン・ペソアで)

 創立111年の歴史を誇る、ブラジルの「パライバ州歴史地理院」から、池田大作先生に「名誉会員証」が贈られた。平和・文化・教育への多大な貢献を讃えたもの。授与式は9日(現地時間)、同州の州都ジョアン・ペソアで晴れやかに挙行され、発議者でもある同院のギリェルメ・ゴメス・ダ・シルベイラ・ダビラ・リンス総裁をはじめ、同州知事代理のホナウド・レイテ氏、同州文学アカデミーのダミアン・ハモス・カバウカンチ総裁、パライバ法曹文学アカデミーのヒカルド・フェイトーザ・ベゼーハ総裁、市民の代表ら約100人が出席した。

 ブラジル北東に位置するパライバ州。その州都ジョアン・ペソアに本部を置く「パライバ州歴史地理院」は1905年、非営利文化機関として誕生した
 州の歴史や地理、文化、環境、経済などを広範囲にわたって調査・研究し、社会の発展に寄与することを目的としてきた英知の殿堂である。
 リンス総裁は語る。
 「池田博士を名誉会員として迎える。その理由は、語り尽くせません。これまでの世界的な功績と顕彰が、全てを物語っているからです」「博士の平和・文化・教育への偉大な業績を讃え、その大闘争に続くことこそ、社会の繁栄を願う私たち歴史地理院の使命でもあるのです
 リンス総裁が池田先生を知るきっかけとなったのは、同州出身で南マットグロッソ連邦大学教授を務める友人の存在。同大学は2007年、先生に「名誉博士号」を授与している。その友人との語らいを通し、また自らも学ぶ中で、池田先生の哲学こそが、州の発展には欠かせないとの確信を深めた。
 そして先月、リンス総裁は、同院の臨時総会で、先生への「名誉会員証」の授与を発議。全会一致で採決されたのである。
 厳かに行われた式典では、国歌斉唱に続いて、リンス総裁が授与の辞を述べた。
 「池田博士の核廃絶への行動、創価学園や創価大学などの教育機関を創立した貢献は、人類の歴史において、特筆すべきものであります。博士のもとで、社会に尽くすSGIの『善の連帯』は、今や地球を包んでいます。その偉業もまた、最大の敬意をもって讃えるべきものなのです
 リンス総裁からブラジルSGIのコウサカ理事長に証書が託されると、大きな拍手が湧き起こった。
 来賓のパライバ医学アカデミーのヒカルド・ホザド・マイア総裁は語った。
 「池田博士は、仏法の人間主義を掲げ、より良き世界を築くために心を尽くされてきた方です。博士のリーダーシップのもと、SGIの皆さまが進める平和・文化・教育への貢献を、心から賞讃します。皆さまの姿こそ、社会の模範です

◆さあ人材を拡大! フィリピンで盛大に総会
 
  
“良き市民”として社会貢献に励むフィリピンSGIの友(マニラ国際平和会館で)
“良き市民”として社会貢献に励むフィリピンSGIの友(マニラ国際平和会館で)

 フィリピンSGIの総会が11日、国内4会館で盛大に開かれた。
 マニラ国際平和会館の集いでは、青年部の代表と創価大学からの留学生が「ソーラン節」を披露。チュア壮年部長、セラノ婦人部長、フィグラシオン男子部長、タン女子部長がそれぞれ本年の取り組みを報告し、アン青年部長が明年の活動方針を発表した。続いて、「グシ平和賞財団」から池田先生に贈られた「グシ平和賞」の授賞式(11月23日)の模様が放映された。
 アルカンタラ理事長は「師匠は針で、弟子は糸」との先生の言葉に言及し、「師匠の闘争に続き、広布を伸展させることが弟子の使命。皆が青年の心で人材と仏縁の拡大に総力を」と呼び掛けた

◆オランダ 青年部が意気高く集い

 
オランダ青年部が晴れやかに。会合の内容に感動したある参加者は、御本尊を受持する決意を(アムステルダムで)
オランダ青年部が晴れやかに。会合の内容に感動したある参加者は、御本尊を受持する決意を(アムステルダムで)

 オランダSGIの青年フェスティバル(青年部総会)が11日、首都アムステルダムで意気高く開催された。
 参加者のうち、3分の1が新来者。本年、粘り強く友情を広げてきた同国青年部に対する信頼の証しである。
 席上、3人の識者が、核兵器廃絶や、罪を犯した若者とその家族へのケアなどの問題をテーマに講義。平和を築く対話において、聞く耳を持つことの大切さを訴えた。
 体験発表の後、イワミ理事長は、青年を先頭にさらなる拡大をと念願。参加者は終了後、小グループに分かれ、交流のひとときを過ごした。

◆創価ルネサンスバンガード 14度目の頂点へ 努力の軌跡   おめでとう!日本一の栄冠


14度目の日本一に輝いた創価ルネサンスバンガードの友。沖山楽団長は「次なる戦いの勝利を見据え、一人一人が常勝の歴史を築いていきます!」と(東京・東大和市の創価青年音楽センターで)
14度目の日本一に輝いた創価ルネサンスバンガードの友。沖山楽団長は「次なる戦いの勝利を見据え、一人一人が常勝の歴史を築いていきます!」と(東京・東大和市の創価青年音楽センターで)

 第44回マーチングバンド全国大会の「マーチングバンド部門・一般の部」で、14度目の日本一に輝いた音楽隊・創価ルネサンスバンガード(18日)。   

◆〈誉れの学園 世界市民を育む創価教育〉   第7回 地球的視野
 海外に眼を開き創造力を養う
 
創立者・池田先生と共に、関西創価学園を訪れたゴルバチョフ元ソ連大統領が、学園生と握手し、激励の言葉を掛ける(1997年11月20日)。毎年、世界の識者を迎える創価学園。学園生は、一流の知性に触発を受け、成長する
創立者・池田先生と共に、関西創価学園を訪れたゴルバチョフ元ソ連大統領が、学園生と握手し、激励の言葉を掛ける(1997年11月20日)。毎年、世界の識者を迎える創価学園。学園生は、一流の知性に触発を受け、成長する

 「君たちの舞台は世界だ」
 創立者・池田先生が学園生に、一貫して訴えてきた指針である。近年は、在校中から海を渡り、各国の英才たちと頭脳を戦わせる学園生もいる。
 一方、日本社会に目を転じれば、留学数の減少など、若者の「内向き傾向」が危惧されている。日本は、国際的な学生流動化の潮流に乗り遅れているのだ。
 ゆえに文部科学省は、「地球的視野に立って、主体的に行動するために必要と考えられる態度・能力の基礎」の育成へ、国際教育に力を注ぐ。東西の創価高校が指定されている「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」もその一環だ
 学園生の「地球的視野」と、創立から約半世紀、世界に眼を開くよう促し続けてきた池田先生の先見性に、改めて、各界から驚嘆の声が寄せられている。
 大阪・交野市に立つ関西創価高校。今年度も、生徒たちはアメリカや中国に渡り、語学の世界大会や核兵器廃絶に関する国際会議などに出場を果たした。
 今春、ニューヨークに向かったのは、関西高の女子生徒2人。国連本部で開かれた「模擬国連」国際大会に出場した。帰国子女ではない2人が、全国大会を勝ち抜き、日本代表に選ばれた快挙は、学園の優れた英語教育の証左であった。
 集結したのは、えりすぐりの約25カ国の高校生。各自が国連加盟国の大使になりきり、特定の議題について、英語で討議や外交を行い、決議案を作成する。
 中東・クウェートの大使を務めた関西高の生徒。1カ月半の準備で得た情報力を発揮したが、入賞に届かなかった。
 「まだまだ英語力が足りないんだと、思い知らされました」。悔しさが募った。しかし、「世界標準」を体感したことで、課題がより鮮明になったという。
 帰国後、2人を含む模擬国連部の3年生は、探究型総合学習「GRIT」の企画について、教員と協議を始めた。それは、3年生全員参加の「学年模擬国連」という初の試みだった
 全8クラス356人を少人数のグループに分け、92カ国の大使を割り当てる。議題は「飢餓の終息に向けた農業分野での国際協力」。JICA(国際協力機構)の「出前講座」を受講して実際の国情を聴き、政策案を具現化していった。
 自主性を重んじ、授業の企画・運営は、生徒の主導で行われた。教員は、「生徒たちの主体的な取り組みをサポートする中で、教育者として、共に成長する喜びを感じた」と、目を細める。
 約半年間にわたる準備の末、先月、集大成となる学年模擬国連を開催。過半数の賛同を得た決議案は、後日、関西高の生徒が実地研修で訪米した折、チョウドリ元国連事務次長に提出される。
 独創性のある教育実践を、多くの有識者や教育関係者らが視察に訪れた。
 関西高のSGH運営指導委員である、日本ユネスコ協会連盟の米田伸次理事は「感服したのは、これだけのものを生徒が企画し、進めたという点です。生徒を信頼する先生方の姿に、今後の教育の在り方を見る思いがしました」と語る。
 また学園の特色を、こう評価した。
 「これからの時代、国際社会に『適応』するだけでは足りません。『持続可能な世界』を創る力をどう伸ばすか。根本の教育哲学が大事になります。
 創価学園の五原則の筆頭には『生命の尊厳』とある。ここが教育の急所です。創立者の池田先生が、幾度も強調されてきた最重要の着眼です。哲学が欠落した教育現場が多い中にあって、創価学園の教育には哲学の深みがある。だからこそ、注目しているのです
 生命の尊厳とは、すなわち「全生命の価値の平等」をうたうもの。その精神性は授業の中でも育まれている。
 創価高校(東京・小平市)のグローバル・シティズンシップ・プロジェクト(GCP)では、国連の「持続可能な開発目標」を中心に授業を進める。
 1年次は環境・貧困、2年次は冷戦後の紛争や人権を学ぶ。特長は、多角的な視点で、一つの事象を考察する点だ。
 例えば、「戦争の悲惨さ」を学ぶ際には、フィリピン・レイテ島の日本軍と米軍の戦闘について、日・米・比の3カ国の視点から凄惨な戦争の実態に迫っていく。
 3年次には、「持続可能な開発目標」で示された17の目標から、生徒が研究テーマを選び、日本語での論文作成と英語でのプレゼンテーションを行う。
 こちらも、授業の運営は「GCPリーダー」と呼ばれる生徒たちが担う。年2回、希望する生徒を募るが、今年度は、のべ230人以上が集まった。
 また、創価高の学校設定科目「平和学入門」では、「平和・人権・環境」をテーマに、創価大学の各学部の教員による多彩な授業が盛り込まれている。
 例えば、アフリカ・ルワンダの内戦に関する授業では、実際にルワンダで医療援助に従事し、医学博士号を取得した教員が登壇。“小さな差異へのこだわりは、なぜ生じるのか”などをテーマに、教員と生徒の双方向で、活発なディスカッションが行われている。
 授業を履修した卒業生の中には、貧困や難民問題の現場で奮闘する人もいる。夢へとつながる生徒の変容こそが、この授業の価値を雄弁に物語っている。
 海外に行かずとも、外国の人々と交流し、異文化を肌身で実感することは、かけがえのない財産となる。
 日本国際理解教育学会の多田孝志元会長は、「新しいものや未知なものに出会ったときの感激」(『グローバル時代の学校教育』三恵社)を呼び覚ます教育を重視する。
 この点に関して、創価学園の教育環境は傑出している。東西の創価小・中・高校の6校全てが、毎年、創大留学生を招いた交流会を授業に取り入れている。
 関西創価学園では、小学校から高校まで、「グローバルキャンプ」と呼ばれる留学生との交流授業を行っている。
 関西創価小学校(大阪・枚方市)では、2、3人の児童と1人の留学生がグループとなり、児童の案内で校内を回る。
 今年は、児童が英語で歌を合唱し、留学生が「難民」をテーマにした創作劇を披露した。初めて難民問題を知った児童も多く、苦境と闘う人々に心を寄せる貴重な機会になった。
 東京と関西の創価中学校では毎年、1年生が、留学生との交流を通して、他言語や異文化に触れている。
 今月15日、創価中(東京・小平市)を、19カ国・地域42人の留学生が訪れた。
 出会った直後の生徒は緊張の面持ち。留学生を前に、「Hello. My name is…(こんにちは。私の名前は…)」。
 恥ずかしそうに、片言の英語で話し掛けると、留学生がほほ笑む。「Nice to meet you!(初めまして!)」
 その後、留学生に日本文化を紹介。ある生徒は、ガーナの留学生に折り紙を教え、一緒に紙飛行機や鶴を作った。
 ブラジルの留学生は、目隠しをして「福笑い」に初挑戦。「mouth(口)」「eyebrow(まゆげ)」などと、生徒が顔のパーツを留学生に渡す。面白い顔が完成すると、留学生と生徒は肩を寄せ合って爆笑。教室から「世界への扉」を開いた。
 ある生徒は、頬を紅潮させ、「英語が通じて感動しました。外国人の友達ができて、世界が一気に身近になった気がします」と喜んだ。
 関西中(大阪・交野市)では今月9日、青年海外協力隊からの依頼を受け、スカイプ(テレビ電話)を使って、アフリカ・マラウイの学校との交流会を行った。
 マラウイの子どもたちと、英語で手紙を交換。マラウイについて学習した内容を展示にまとめ、校内に掲示している。
 さらに、池田先生との友誼に基づき、ノーベル賞受賞者、国家元首ら、各界の著名人が、東西の創価学園に来校し、授業の視察や懇談会を行っている。
 本年5月、女性難民の教育支援に従事してきたニュージーランドのバレリー・クレメンツ氏が、東京創価小学校(小平市、国分寺市)を訪れ、世界の難民問題について講演。児童の質問に応じた。
 これは、東京小の「世界市民タイム(GCT)」という授業の一環。「世界のことや、英語を学ぶ目的を知りたい」という児童の要望に応えた授業だ。
 世界市民の要件について、池田先生のコロンビア大学ティーチャーズ・カレッジでの講演を学んだ上で、オバマ大統領の広島演説、ノーベル賞受賞者の功績などを学習。6年次には、“SGI提言”を読み深め、感動した箇所と将来の夢を英文で記し、ポスターにまとめている
 また、東西の創価小は、中国・北京第一実験小学校と絵画の交換を行っている。これは、鄧穎超氏(周恩来元総理夫人)と池田先生の友誼を淵源とするもので、本年で23回を数える。
 学園生が目指す「世界市民」について、池田先生は、こう述べている。
 「『世界市民』とは、まず『世界から学ぶ』市民である。また『世界に尽くす』市民である。そして『世界のために戦う』市民である」。その模範を示す池田先生の功績を世界はたたえ続ける

 数々の国家勲章や名誉学術称号を受章してきた真意を学園生に、こう語った。
 「私はこれらの栄誉を、皆さんの創立者として、皆さんの世界への道を開くために拝受している。皆さんの中から、より以上の栄誉に輝く人物が現れることを念願しています」
 世界に開かれた「使命の道」。その道を歩む学園生・卒業生の心は、いつも、池田先生と共にある。

池田先生の指針

 いかなる国の人びととも、慢心にも卑屈にもならず、一個の「人間」として、堂々と誠実に交流できる「実力」と人類に貢献しゆく「開かれた心」を持つことだ。
 そのためには、「世界を知る」ことが欠かせない。知らないことが、偏見や先入観を生む。学ぶ勇気が、自分の心を世界に向かって開くことになる。語学力も大切だ。
 ともかく、日本の小さな物差しではなく、地球規模のスケールで考え、手を打っていけるリーダーが躍り出なければならない。
 私が「君たちの舞台は世界だ」と語り、学園生や創大生に、世界の指導者や一流の文化人や芸術と触れ合う機会を数多く作ってきたのも、そのためである。
 〈随筆「創価一貫教育の大城」から〉
ご感想をお寄せください news-kikaku@seikyo-np.jp

◆信仰体験 生きるよろこび〉 多発性関節拘縮症に生まれて
 どんな苦難も 幸福へのばねに変える  会う人が明るく笑顔になっていく


 【広島県呉市】自宅で洋裁業を営む能田光子さん(48)=焼山支部、地区副婦人部長(白ゆり長兼任)=のもとには、老若問わず、毎日、誰かがおしゃべりに訪れる。皆、能田さんと会うと、ほっとして心を開き、思わず話をしたくなる。その明るい笑顔には、障がいとともに生きてきた強さがあった。

2016年12月20日 (火)

2016年12月20日(火)の聖教

2016年12月20日(火)の聖教

◆わが友に贈る


仕事に奮闘する友よ
賢く健康第一で
全てに真剣勝負で臨め!
誠実の振る舞いには
必ず「信用」が残る!

◆名字の言


  18府県、33の祭りで構成される「山・鉾・屋台行事」が、ユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まった。能楽や和食などに続くもので、日本では計21件となる▼「文化」と聞けば、音楽や絵画などの「芸術」を思い浮かべるが、本来はもっと広い概念で、人類が自らの手で築き上げた有形・無形の成果の総称。身近な生活の場で生まれ、育まれるものだ▼例えば、家に赤ちゃんがいれば、オムツは欠かせない。戸田先生は、「赤んぼうの“おしめ”なんか、立派な文化です」「あれを発明した人は、たいした知恵者ではないだろうか」と語っている。知恵を形にして、人に用いられるようにすること――この「知恵の知識化」を、戸田先生は「文化」と捉えた法華経では「開示悟入」の法理が説かれる。一人の人間には、“無限の知恵”が秘められており、それを全ての人に示し、開きゆくのが、仏の出現した目的であるという意味だ。つまり、仏法の目的の一つは、人間の“知恵の開発”にあるこの法理を現代に敷衍し、具体的に展開したのが、創価の三代会長であり、なかんずく池田先生である▼豊かな知恵の大地にこそ、絢爛たる人間文化が花開く。私たちが進める広宣流布は、地域・社会を潤す大文化運動である。(芯)


◆原田会長を中心に各部代表者会議 
 「団結即智慧」で広布を開け


 世界広布新時代第38回の各部代表者会議が19日、東京・新宿区の常勝会館(本部第2別館内)で開催された。
 池田先生はメッセージを贈り、その冒頭、音楽隊がマーチングバンド全国大会(18日)で、鼓笛隊がバトントワーリング全国大会(11日)で、それぞれ「日本一」に輝いた活躍を心から祝福。
 皆の誠実な努力と団結によって、全てにおいて、創価家族の見事な大勝利の一年となったと述べ、「ご苦労さま! 本当にありがとう!
と全同志の健闘を讃えた。
 次いで、広宣流布はどこまでも、「智慧」の勝負であると強調。
 「信心のこころ全ければ平等大慧の智水(=仏の智慧の水)乾く事なし」(御書1072ページ)を拝し、御本仏に直結の正しき信心で仏の智慧を湧き出し、民衆の幸福と世界の平和へ、無限の価値を創造していくのが創価学会であると力説した。
 さらに、“日蓮大聖人から託された広宣流布と立正安国のための国土を担い立っている”との誇りと自覚に立ち、強盛に祈り抜き、異体同心で前進するならば、仏の智慧が満ちあふれてこないわけがない。いかなる社会の激流も断じて勝ち越え、いかなる邪智にも必ず打ち勝つことができる――と述べ、「責任即智慧」「真剣即智慧」「団結即智慧」であると訴えた。
 その際、恩師・戸田城聖先生の次の指導を紹介。「山道を大きな石が塞いで、前に進めない。さあ、どうするか。その時こそ、勇気を奮い起こし、智慧を発揮していくのだ。ここに、信心の本当の強さがあり、深さがある
 そして池田先生は、新たな広布の山を目指す我らの挑戦は、その山が険しくとも、皆が大福運を積み、大境涯を開いて、永遠に仏になりゆく登攀であると強調した
 最後に「『
いよいよ悦びをますべし』(同203ページ)との御金言のままに、共々に悦び勇んで、仲良く励まし合いながら、断固と勝ち登ろう」「勇猛精進の題目を忘れず、満々たる勢いで新年の出発を頼みます」と呼び掛け、メッセージを結んだ
 原田会長は、明“青年拡大の年”に、戸田先生と池田先生との出会いから70周年など、幾重にも意義ある佳節を迎えることに言及しつつ、「創価の師弟の力」こそ広布勝利の要諦であると力説
 池田門下の誓願の祈りと確信の対話で、創価の師弟の偉大さを満天下に示しゆこうと望んだ。
 また池田主任副会長、谷川主任副会長、清水女子部長があいさつした。

◆〈寸鉄〉 2016年12月20日

 
最後に勝つのが正しい
 信心の姿
戸田先生。本年
 も深き祈りで総仕上げへ
      ◇
 
東京・多摩池田総区「原点
 の日」。勇気の対話で拡大
 の波を!共戦の誉れ高く
      ◇
 
働く人が選ぶ今年の漢字
 は「乱」と
。時代は求める。
 揺るぎない精神の支柱を
      ◇
 
学習指導要領が10年ぶり
 の改訂
、世界化に対応と。
 「開かれた心」の育成が要
      ◇
 国
連の「人間の連帯国際
 デー
」。国を超えて民衆
 を結ぶSGIの使命は大

【聖教ニュース・特集記事】

◆福島・楢葉町で震災後 初の座談会 2016年12月20日
励まし合う同志の輪 「安心と希望の光を古里に」

東日本大震災後、初めて行われた楢葉支部の座談会。山内総福島長らリーダーも駆け付け、友をたたえた(18日、楢葉町で)
東日本大震災後、初めて行われた楢葉支部の座談会。山内総福島長らリーダーも駆け付け、友をたたえた(18日、楢葉町で)

 本年を締めくくる創価家族の集いが、列島各地でにぎやかに行われた今月の座談会週間。“この時”を格別の思いで迎えた地域が、みちのくにある。福島県の楢葉町。東日本大震災による原発事故のため、全町避難指示が発令された町である。昨年9月5日午前0時をもって避難指示は解除されたものの、帰還した人の数は、今月2日現在の集計で405世帯737人。震災前の2887世帯8011人と比べて、1割にすぎないのが実情だ。この楢葉町で実に5年10カ月ぶりに座談会が開催されると聞き、18日、会場へと向かった。
 いわき市の中心部から、国道6号線を車で北上すること約40分。広野町を過ぎてしばらく走ると、ぱっと視界が大きく開け、左右に田園風景が広がった。
 「美しく」「のどかな」と形容するのが、ふさわしいはずのその景色の中に、いや応なしに目に飛び込んでくるものがある。除染した土や草木を入れる膨大な数の黒い袋(フレコンバッグ)だ。ここ楢葉町のほぼ全域が、福島第1原発から20キロ圏内に入っている。
 脇道を抜け、住宅地に進むと、解体作業中の家や更地が目立ち始めた。借地が多いために、町外に避難した人がこの機に家を壊し、土地を返すケースが少なくないという。
 楢葉町を訪れる前に聞いた、原発事故によって故郷を追われた婦人部リーダーの言葉を思い出す。「どんどん変わってゆく古里に、自分の心が付いていけずにいるんです」
 座談会の会場は、一部区間が不通となっているJR常磐線の“仮の終着駅”竜田駅から程近い場所にあった。楢葉支部の支部婦人部長、新妻節子さんの自宅である。
 玄関の外では、夫の文明さん(地区幹事)が竹ぼうきを右に左にと、リズミカルに動かしている。節子さんは会場の準備の手をいったん止め、ガラス窓越しに映る夫の姿に目を細めた。
 「あの人、去年の7月に定年退職して以来、植木や庭の手入れにハマリだしたんですけど……。きょうは一段と力が入ってて」
 その気持ちは誰よりも分かる。座談会の開催を呼び掛けたのは、ほかならぬ、節子さんだったから――。
 楢葉町に帰町後、節子さんは、隣接する広野支部の座談会に参加してきた。広野町も一時、避難指示が出されていた地域である。どこにあっても変わらぬ創価家族の温かさ。そのぬくもりに、どれほど助けられたことか。
 一方で、ふと思いにふけることも増えた。「このままで、いいのかな……」と。きっかけは、長年勤めてきた楢葉町の社会福祉協議会で、デイサービスの仕事を再開したことかもしれない。
 帰還した高齢者たちがホッとした表情で、おしゃべりを楽しむ姿を見るたび、慣れ親しんだ古里で、勝手知ったる者同士が語り合う“場”の大切さを感じた。と同時に、帰りたくても帰れない人たちを思った。「ありのままの自分を出せず、つらい思いを抱えているかもしれない」同志たちのことを――。

◆轟かせ! 東京凱歌 「青年拡大の年」勝利へ総東京男子部が駆ける

 
世界が仰ぎ見る青春勝利の金字塔を! 明年への大前進を勢いよく開始した総東京男子部の友。集いでは、東京の歌「ああ感激の同志あり」を合唱した(東京戸田記念講堂で)
青年の熱と力で東京凱歌を轟かせ!――本陣・総東京男子部の代表が誓いのカメラに納まった(写真、18日、東京戸田記念講堂で)。

   明年は、若き日の池田先生が広布拡大の突破口を開いた「2月闘争」から65周年、そして「炎の東京大会」から60周年。異体同心の鉄壁の団結で青春勝利の金字塔を!

◆〈わが町わが誇り〉 大分市 
 共に登ろう! 世界広布の勝利の山も
   
長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」が発表された大分県青年部幹部会(1981年12月10日、大分平和会館で)。後に池田先生は「青年に 託しゆづらむ この日かな」と句を詠んだ
長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」が発表された大分県青年部幹部会(1981年12月10日、大分平和会館で)。後に池田先生は「青年に 託しゆづらむ この日かな」と句を詠んだ

◆〈信仰体験 白ゆりの詩〉 「訪問看護ステーション」の代表として奮闘 
 関わりたい。“この一人”に

 【愛知県小牧市】誰にとっても「生老病死」は避けられない。宮下善美さん(51)=西外山支部、支部副婦人部長=は、30歳を前に、准看護師となり、43歳で看護師試験
合格。4年前には、念願だった訪問看護ステーションを開設した――。

2016年12月19日 (月)

2016年12月19日(月)の聖教

2016年12月19日(月)の聖教

◆わが友に贈る


年末年始のあいさつは
希望の言葉の贈り物だ。
友人とも親戚とも
心の交流を大切に!

広布は仏縁の拡大なり。

◆名字の言

  伝統芸能の「能」を題材にした博多人形を作り続けて50年――。「現代の名工」と称される人形師の壮年部員がいる。「人形には、作家の心が出る」が信条。「だから、うんと苦労して、心を練り、心を鍛え、心を磨き続けることが大切」と▼月々日々に壮年は、自分をいじめ抜くかのように鍛錬を重ね、多くの秀作を生み出してきた。そして今年、3度目となる最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した▼人を感動させる魅力を「花」に例えるなら、「時分の花」と「誠の花」がある――これは「能」の第一人者として知られる世阿弥の言葉(『風姿花伝』岩波文庫)。若さゆえに美しくても、時とともに散ってしまうのが「時分の花」。それに対し、たゆまず己を磨いた人は、時とともに美しさを増す。それが「誠の花」である▼「年の数だけ折伏を」と82歳で82世帯目の弘教を実らせた多宝会の婦人がいる。経済苦、夫との死別など、試練に直面するたびに心を奮い立たせ、毎年のように対話を実らせてきた。「今年も勝ったわよ!」。会心の笑顔が、まぶしかった▼挑戦を続ける人生は美しい。何より、崇高な目的を目指せば、人は“永遠の青春”を生きることができる。「誠の花」が百花繚乱と輝く広布の世界は、それを教えてくれる。(実)


◆社説   配達員の皆さまに最敬礼  尊き「無冠の友」の無事安穏を祈る


 先週、強い寒気が日本上空に流れ込み、初雪を観測した地域も多くあった。一年の中で昼の時間が最も短い「冬至」(21日)も間もなく。本紙の配達員「無冠の友」にとって、“厳しい季節”が到来する。日の出の時刻が遅くなることで暗い時間帯での配達も増える。寒暖差による体調管理にも注意が必要だ。
 本年も誉れの道を歩まれた、配達員の皆さまの労苦に、感謝の念は尽きない。
 無事故を期すために、最も大切なことは、「危険を予測する能力」という。先月から各地で開催されている支部ヒヤリハット配達員会では、各人の具体的な「危険予測」の意見交換が活発に行われた。
 日々の配達ルートには階段、段差、砂利、突起物など事故を引き起こしかねない場所が必ずある。特に冬は、路面の凍結や積雪、一見するとぬれた路面に見え、実は凍結している“ブラックアイスバーン”など、注意深く配達を行う必要がある。
 青森市の配達員の友が語っていた。「一番危ないのは帰り道。きょうも無事故で配達できたという“ホッとした心”に、隙が生まれ、事故につながる」。自宅に帰り
くまで、油断なく、無事故の配達を心掛けていきたい。
 聖教新聞を、日本中、世界中の人に読ませたい」――戸田先生の熱願は、池田先生の間断なき言論闘争によって実現された。信心の息吹がみなぎる聖教新聞も、配達員の尊き一歩がありてこそ、読者の手元に届く。
 
 日蓮大聖人の時代にも、師匠のお手紙や門下の御供養の品を携えて走る“使者”がいた。大聖人はこうした使者を「御使」と称され、「御使をもって脚力につかわされて」(御書1105ページ)等々、感謝をもって、その尊い姿を書きとどめられている
 池田先生は語られている。「大聖人と門下の生命を結んで走った『御使』の方々の足音が、私の心には、そのまま、わが『無冠の友』の皆様の足音と重なり合って、何よりも尊く、力強く響いてくる」(『無冠の誉れ』)。本紙に目を通す時には、日本列島の津々浦々で、朝一番に響く本紙配達員の足音に思いをはせ、あらためて感謝したい。
 自らも新聞配達の経験がある池田先生は、折に触れ、無冠の友の「絶対無事故」への思いをつづり、日々、祈念されている。我らも、
宝の配達員の皆さまに最敬礼するとともに、「絶対無事故」「健康長寿」を真剣に祈っていきたい。 

◆きょうの発心  何にも負けない「太陽の心」で! 2016年12月19日

御文
 苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ(四条金吾殿御返事、1143ページ・編880ページ)
通解 苦を苦と悟り、楽を楽と開き、苦しくても楽しくても南無妙法蓮華経と唱えきっていきなさい。

 いかなる時も唱題し抜いていくことこそ最高の幸せである、との仰せです。
 
 1982年(昭和57年)3月22日、「関西青年平和文化祭」に白蓮グループの一員として参加。初めて池田先生とお会いすることができました。どんな迫害にも、真っ向から挑まれる師匠の姿に心を揺り動かされました。
 何があっても師にお応えしようと決意。この出会いを原点に、一家の経済苦や、職場の悩みを打開でき、感謝の思いは尽きません。
 結婚後、全力で活動に励む中、思春期の長男が反抗期に。先輩から「太陽の婦人部として笑い飛ばせる境涯に」と激励を頂き、“わが子を広布のお役に立てる後継者に”と夫婦で懸命に祈りました。
 現在、長男は創価大学を卒業し、税理士に。弘教も実りました。長女は創価女子短期大学を卒業。女子部の部長として活動に励み、視能訓練士を目指して挑戦中です。
 本年は、先生が豊中会館(現・豊中平和会館)を初訪問されてから50周年。「五月三日」の書を認められた、わが県の誇りの宝城です。豊中県の同志と共に、広布拡大の歴史を築いてまいります。   大阪・豊中県婦人部長 浜 初恵
 
◆〈寸鉄〉 2016年12月19日

 
差異を超えて人々を結ぶ
 創価の対話運動を現代は
 要請
―博士。民衆の中へ
      ◇
 
まじめな信心の方を守る
 のが自分の信心の証し

 戸田先生。幹部は銘記を
      ◇
 
才能を育むには思いやり
 が必要
―文豪。未来部に
 温かな激励を。皆で包め
      ◇
 
ドクター部・白樺の皆様、
 本年もありがとう
!健康
 世紀の旗手に栄光燦たれ
      ◇
 
給付型奨学金、来年度か
 ら一部実施。公明の声が
 結実。若者に希望を更に

【聖教ニュース・特集記事】

◆マーチングバンド全国大会 音楽隊が日本一
 創価ルネサンスバンガード 内閣総理大臣賞14度目のグランプリ
 創価中部ファーストスターズも熱演

日本一、おめでとう!――新たな常勝の歴史を築いた創価ルネサンスバンガード。この日を目指し、全楽団員が自身の壁を打ち破り、勝利した姿で圧巻のステージを披露した(さいたまスーパーアリーナで)
日本一、おめでとう!――新たな常勝の歴史を築いた創価ルネサンスバンガード。この日を目指し、全楽団員が自身の壁を打ち破り、勝利した姿で圧巻のステージを披露した(さいたまスーパーアリーナで)

 第44回「マーチングバンド全国大会」(日本マーチングバンド協会主催)の「マーチングバンド部門・一般の部」が18日、さいたま市の「さいたまスーパーアリーナ」で開催され、音楽隊の2団体が出場。創価ルネサンスバンガードが、14度目となるグランプリ「内閣総理大臣賞」を受賞し、栄えある日本一に輝いた。創価中部ファーストスターズが「銅賞」と健闘した
                                                                   ◇ 
 一般の部の最後に登場した創価ルネサンスバンガード。会場中から熱い視線が注がれ、声援の飛び交う中、躍動のステージが幕を開けた。
 バンガードのテーマは「STEAMPUNK――未来への発明」。18世紀後半の産業革命の時代を舞台に、一人の発明家と仲間たちによる未来への憧れと情熱を表現した。大迫力のサウンドと流れるような隊列変化をはじめ、光る歯車やポールの演出など、圧巻の演技・演奏で会場を沸かせた。
 沖山健之介楽団長は「池田先生をはじめ支えてくださった全ての方への感謝を胸に、最高の演技・演奏ができました。先駆者の誇りに燃え、一人一人が新時代を開く広布の推進力となっていきます」と語った。
 一方、熱演を披露した創価中部ファーストスターズは「Explore The Future――勇気の一歩」と題して。勇気の「勇」と大書された、ひときわ大きな旗と三色旗が会場に舞った。
 織田淳楽団長は誓った。「数多くの応援があり、6年ぶりの全国の舞台に立てました。これからも演奏で勇気と希望を届けます

◆しなの合唱団 岩手で希望の絆コンサート

 東日本大震災からの復興支援として、音楽隊・しなの合唱団による「希望の絆」コンサートが17、18の両日、岩手の久慈市、岩泉町、宮古市の3会場で開催された
 “苦しむ人を励ましたい!”と、当地ゆかりの曲目を加えるなど、工夫がちりばめられたステージ。真心の歌声や踊り・衣装・小道具などの演出に、参加者から盛んな拍手が送られた。
 そんな中、復興支援ソング「花は咲く」の演奏が始まると、目を閉じて聴き入る人、目を赤くし、涙をぬぐう人――それぞれの思いを胸に、メロディーに耳を傾けていた。
 大震災で自宅を流失したある来賓は「これまでは、『花は咲く』を聴くと、大震災当時を思い出し、悲しみが込み上げました。しかし、今回は、しなの合唱団の歌声に、生きる勇気をもらいました」と語った。
 各会場では、来賓を代表し、宮古市の山本正德市長、岩泉町の伊達勝身町長、久慈市の中居正剛副市長らがあいさつ。合唱団の歌声をたたえつつ、青年部を先頭に、創価学会が献身的な救援活動に尽力し、復興支援を続けていることへの深い感謝を述べた。

◆〈座談会 師弟勝利の旗高く 66〉 12月22日は前進の要・統監部の日 広布支える聖業に福徳は厳然  会場提供者に最大の感謝を
 
 
本年の掉尾を飾る座談会。会場提供者の方々に、心からの感謝を皆で!
本年の掉尾を飾る座談会。会場提供者の方々に、心からの感謝を皆で!

 原田 12月22日に、「統監部の日」を迎えます。ご多忙の中、陰で統監作業を支えてくださっている皆さまに、あらためて心より御礼を申し上げます。
 長谷川 統監部には、長年携わっておられるベテランの方も、多くいらっしゃいます。本当に地道な、また大切な作業です。
 奥村 先日、総宮城の区・圏統監部長会に参加し、復興の中、誠実に真剣に、「一人」のために尽くされる姿に触れ、本当に頭が下がりました。
 原田 池田先生は、統監部の同志に呼び掛けられました。
 「強盛な祈りを根本に、心血を注いでくださる皆さん方の労作業あればこそ、人材の拡大があり、幸福の前進があります。地道な統監から、無限の広宣流布の価値創造が生まれます」と。統監部の方々の尽力のお陰で、学会は広布の一切の戦いに勝ち進むことができます。

 奥村 統監部の淵源は、1952年(昭和27年)12月22日、伸展する広布の状況を正確に把握し、さらなる飛躍を期すために設置された地方統監部にあります
 長谷川 この年は、池田先生が指揮を執り、弘教拡大の金字塔が打ち立てられた「
2月闘争」の年に当たります。その後の戸田先生の願業「75万世帯」の達成、また池田先生が第3代会長就任式で訴えられた「300万世帯」の成就も、統監部の貢献が大きな基盤となりました。
 原田 明「世界広布新時代 青年拡大の年」は、「2月闘争」65周年、「75万世帯」達成60周年、「300万世帯」達成55周年など、幾多の節目を刻みます。明年の広布拡大にあっても、統監の取り組みが、より一層、重要になってきます。

「一人」を大切に
 

 奥村 宮城のある地区の同志は、統監で転入受け入れした方を訪れたそうです。その方は長年、学会活動をしていなかったのですが、決して先入観にとらわれずに訪問を重ねる中、今では、ご夫婦で座談会に参加され、活動されるようになりました。
 永石 今、各地で数多くの新入会者も誕生し、「新しい力」の育成が重要な鍵を握っています。新入会者の方が活躍していくためにも、住んでいる地域の同志とつながり、信心を育めるように取り組んでいくことが大切ですね。
 奥村 はい。人材育成という意味においても、なるべく早く、住んでいる組織に統監を送ってあげることが大事であると実感しています。
 竹岡 今年から配信されている、統監研修用のVOD「広布の要 地区統監」も、大変に好評を博しています。
 永石 具体的でとても分かりやすい内容になっていますね。初めて統監に携わる方も、モバイルSTBでご覧ください。
 奥村 明年2月の地区統監は、定例項目に加え、新たな把握を行います。1月には、そのサポートのためのVODが配信される予定ですので、各地区でモバイルSTBにダウンロードの上、視聴していただければと思います。
 竹岡 時代の変化に伴い、ライフスタイルなども大きく変化しています。新たな広布の展開へ、的確な手を打ち続けていくためにも、現状を把握していくことがとても重要ですね。
 奥村 組織が一丸となって、一人一人を激励していくためにも、高齢者の方々の状況や、年代別の実態なども把握をしていくことが大事になってきます。大変にご苦労をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
 長谷川 「一人」を大切に励ましていく限り、学会は発展し続けていきます。かけがえのない「一人の人生の幸福」が凝縮された統監を進めることは、そのまま世界広布の前進へとつながります
 原田 池田先生は、統監部に語られました。
 「御本仏・日蓮大聖人が、全て御照覧であられます。『陰徳陽報』の法理に照らし、皆さん方と一家眷属が生々世々、無量無辺の福運と智慧に輝き渡ることは絶対に間違いありません。どうか、誉れ高き地涌の統監博士として、緻密に精確に、そして全世界まで一念に収めゆく大ロマンに燃え、使命の遂行をよろしくお願いします」と。先生の思いを胸に、世界広布の基盤を築く、尊い聖業に取り組んでまいりましょう。

「前前の用心」こそ

 長谷川 各地で本年の掉尾を飾る座談会や地区討議などが行われていますね。
 原田 あらためて、この一年間、広布のために会場を提供してくださった皆さま、ご家族の方々に、心より御礼を申し上げます。誠にありがとうございます。
 永石 会場提供者の皆さまは、近隣やご家族にも、こまやかな配慮を重ねながら、尽力してくださっています。ご苦労は計り知れません。決して感謝の思いを忘れず、心を尽くしていきたいと思います
 原田 具体的には、①時間厳守②清掃、整理整頓③節電・節水④会場内・近辺は禁煙、私語を慎む⑤迷惑駐輪・駐車をしない――など決められたルールを守っていきたい。「地域の宝城」を皆で大切にし、信頼をさらに広げていきましょう

 竹岡 また、全国的にインフルエンザやノロウイルスなどの感染症が猛威をふるい、「警報レベル」に達した地域も増えています。
 永石 予防に大事なのは、やはり、手洗い・うがい、マスクの使用など、日常の基本的な対策ですね。
 長谷川 当然ですが、体調が悪い時は、決して無理をせずに、休養を心掛けましょう。たとえ忙しくとも、医療機関を受診していただきたいと思います。
 原田 小事が大事」です。「前前の用心」(御書1192ページ)で、信心根本に規則正しい生活を送り、健康第一の日々を勝ち取ってまいりましょう

◆〈希望航路-池田大作先生と進む人生旅-〉 オランダ① 
 自分に負けるな! 未来に生きよ

 
第1回オランダ記念総会で、伝統の民族衣装をまとってダンスを披露した友に感謝を伝える池田先生(1983年6月26日、アムステルダム市内で)
第1回オランダ記念総会で、伝統の民族衣装をまとってダンスを披露した友に感謝を伝える池田先生(1983年6月26日、アムステルダム市内で)

 池田大作先生がオランダに第一歩を刻んだのは、55年前の1961年10月。以来、4度にわたって同国を訪れ、全魂の励ましを送り続けてきた。

◆〈世界の機関紙・誌から〉 アメリカSGI 李光堯さん 
 世界的な学術誌に論文が掲載  名門イェール大学で生物統計学を研究
 支えてくれた人々に今こそ恩返しを

 現在、私はアメリカの名門イェール大学医学大学院で副研究員として、生物統計学を担当しています。
 生物統計学とは、生物学に対して統計学を応用する分野です。

2016年12月18日 (日)

2016年12月18日(日)の聖教

2016年12月18日(日)の聖教

◆わが友に贈る


きょうも一歩前進!
明日も勇んで前へ!

゛何があっても勝つ〟と
決め切って行動する

不屈の
楽観主義者たれ!

◆名字の言


  若い壮年部員の家を訪ねた際、“この日まで、あと何日”とデジタル表示される卓上カレンダーを見せてもらった。100歳の誕生日を設定したという彼は、「実際の残り日数を目にすると、“一日も無駄にできない!”と決意できるので」と語った▼彼は東日本大震災の直後、何もできないまま、表示される日数が減っていくのを見て、“今日に全力を注ごう”と深く決意した。はるかな未来も、一歩一歩進む先にあると自覚すれば、足元の“今”に真剣になれる池田先生は、昭和31年の「大阪の戦い」を、小説『人間革命』に山本伸一の心情として、「この初陣の一戦を本源として、未来のこうした戦いが勝利に通ずる道を開くことができる」と記した▼一方で、病魔と闘う日々にあった心情を、こう述懐する。「もしかしたら、この戦いが最後かもしれない。そう思っていた」「『臨終只今』の覚悟であった。今日、死んでも、今、死んでも、少しも悔いがない。そういう決意で戦った」と現在の「因」が、未来の「果」をつくる。今日の勝利に、栄光の未来は厳然と宿っている。ゆえに、一日一日を悔いなく、自分らしく前進しよう。広宣流布大誓堂完成5周年の2018年11月18日まで、あと700日。(城)


◆社説  きょう国連加盟60周年  創価の民衆運動は平和の推進力


 60年前、1956年のきょう18日、日本は国連に加盟した
 小説『新・人間革命』第1巻「慈光」の章では、冷戦時代に国連本部を視察した山本伸一会長の感想がつづられている。「世界の民衆は、等しく平和を望んでいる。しかし、総会に臨んだ各国の代表からは、その素朴な民衆の声が発せられることはなかった
 平和を願う民衆の熱意が届き、民衆の善意に支えられた国連に――。「さまざまな現実の難問があるにせよ、国連を中心として、対話を続け、調和を図っていく以外に、人類にとって、平和と人道の確たる軌道は、絶対にありえない」(『池田大作全集』第53巻)。池田先生は国連を「人類の議会」と位置付け、一貫して「国連中心主義」を訴えてきた。  日本は、近年では国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の策定に尽力するなど、国際社会での貢献が期待されている。
 SGIは国連NGO(非政府組織)として、池田先生の「SGIの日」記念提言などを受けて、国連の種々の取り組みを支援するための展示会やシンポジウムの開催など、各国で市民の意識啓発に力を注いできた。
 日本の国連加盟の翌年、戸田先生は、後継の青年へ“遺訓の第一”として「原水爆禁止宣言」を発表。明年は60周年の佳節となる。池田先生の多岐にわたる国連支援は、「地球上から悲惨の二字をなくしたい」との師の願いを実現しようとの平和への闘争にほかならない
 日本人初の国連職員である明石康氏は、池田先生の核廃絶への行動を高く評価。「第二回国連軍縮特別総会における『世界軍縮キャンペーン』の採択に大きな影響を与え、核廃絶への世界世論を形成するうえでも重要な役割を果たしたと思っています」(『民衆こそ王者』第9巻)と語っている。
 核拡散、紛争、貧困……。地球的問題群は時に、人間個人の無力さを突き付ける。しかし、仏法は、無力感を打ち破る「人間革命」の哲学を教えている
 池田先生は平和を目指す要諦を「『これは無理だ』と不可能を数え上げても、きりがない。偉業を実現するには、一つでもよい、『何が可能か』を探しだし、その『何か』を実行することである」(『池田大作全集』第123巻)と示している。私たち一人一人が、世界市民の自覚を持ち、苦しむ他者への共感を広げる民衆運動こそ、国連という平和の船を運ぶ推進力となることを確信したい。

◆きょうの発心  弟子の誇りを胸に、全てに勝利 2016年12月18日

御文
 よき弟子をもつときんば師弟・仏果にいたり・あしき弟子をたくはひぬれば師弟・地獄にをつといへり、師弟相違せばなに事も成べからず(華果成就御書、900ページ・編1098ページ)
通解 よい弟子をもつならば師弟はともに成仏し、悪い弟子を養うならば師弟はともに地獄に堕ちるといわれている。師匠と弟子の心が違えば何事も成就することはできない。

 よい弟子を持つかどうかで師弟の仏果が決まると、師弟不二を貫く大切さを教えられています。
 
 幼少の頃から吃音に悩み、引っ込み思案な性格でした。しかし、高等部時代に女子部の先輩から激励され、唱題を重ねる中で少しずつ自信が持てるように。気が付くと吃音を克服して人前でも話ができるようになり、信心の確信をつかむことができました。
 この御文を胸に「師匠の期待に応えられる自分に」と決意し、創価大学に進学。学生を抱きかかえるように激励される池田先生の姿に、生涯、師と共にと誓いました。
 婦人部に進出後、夫の大病や息子の学校生活の悩み、経済苦など次々と試練が。そのたびに、「弟子として全てに勝利を」と決意し乗り越えることができました。
 本年は、先生から泉区の永遠の指針「神奈川の誇り 信心と福運と人材の泉」を頂いて30年の佳節です。青年部を先頭に皆が団結し、万代にわたる師弟城を築いてまいります。 神奈川・泉区婦人部長 溝部みどり

◆池田先生と共に 新時代を創る 【31】 広布の陰徳は輝く陽報に
 

 この一年、広宣流布に走り抜いた、誉れの全同志の健闘を心から賛嘆したい。
 日蓮大聖人は、ある年の瀬、門下の真心に感謝され「心ざし大海よりふかく善根は大地よりも厚し」(御書1105ページ)と仰せられた。
 
御本仏が、どんな陰の労苦も御照覧であられる
 厳寒の中も聖教新聞を配達してくださる無冠の友、個人会場を提供してくださっているご家族の皆さま。
 創価班、牙城会、白蓮グループ、王城会、香城会の皆さま、ドクター部、白樺の皆さま、会館守る会、一日会館長の創価宝城会の皆さま。サテライトグループ、設営グループ等の皆さま。
 新聞長、教宣部、書籍長、文化長、統監部、民音推進委員、通信員の皆さま、儀典長・儀典委員の皆さま、そして未来本部、21世紀使命会の皆さま等々、一切の方々に深謝申し上げます。
 「陰徳あれば陽報あり」(同1178ページ)である。使命の「陰徳」に徹する生命には、どれほど偉大な「陽報」が輝きわたることか。
 
 一日一日、また一年一年、心の財を積み、福徳の境涯と眷属を広げていけるのが、創価の人生である
                 ◇ ◆ ◇ 
 多忙な師走も、広布と社会に尽くす日々には、さまざまな出会いがあろう。
 御聖訓には、「法華経を耳にふれぬれば是を種として必ず仏になるなり」(同552ページ)と説かれる。
 妙法と共に生きる我らは行くところ、向かうところ、希望の種を蒔きながら、自分らしく幸と平和の価値を創造することができる。
 友の幸福を祈る、誠実の語らいは全て仏縁に変わる。この確信で、年末年始も、賢く明るく朗らかに心の交流を結んでいきたい
                 ◇ ◆ ◇ 
 戸田先生は言われた。
 「若い人が、ぐんぐん伸びていく創価学会であれ
 今、その通りに、日本中、世界中で、青年部も、未来部も、元気に躍動し、成長してくれている。地涌の若人がいやまして続々と躍り出る不思議な時を迎えた。
 創価の青年は自信と誇りに胸を張って、思う存分に乱舞してもらいたい。
 青年の熱と力を高めるのは、先輩の大情熱である。「一人を大切に」との学会精神で宝の人を励ますのだ
 後輩を弟、妹と思い、わが子、わが孫と思って、共に語り、共に祈り、共に信心の思い出を刻みながら、希望に燃えて世界広布のロマンの詩をつづっていこう

◆〈寸鉄〉 2016年12月18日

 日本の国連加盟から60年
 「
学会は国連支援の模範
 元事務総長。貢献を更に
      ◇
 
東京「足立の日」。本陣
 に人間共和の理想郷を!
 庶民の王者が拡大に先駆
      ◇
 
指導とは「一緒にやろう」
 と勧めること
―戸田先生
 共に学び動いてこそ名将
      ◇
 
「恩を知り」「恩に報いる」
 のが仏法の道
。お世話に
 なった方に一年の感謝を
      ◇
 普段より2時間寝不足な
 だけで車の事故は倍と。
 
事故を防ぐのは自己管理 

【聖教ニュース・特集記事】

◆南米ペルーでGKI(ガンジー・キング・イケダ)展
 3人を貫く非暴力の精神を社会へ
 文化省カヤオ地域局が池田先生に顕彰状


「非暴力は人類に託された最大の力」とガンジー(森本達雄訳)――多くの見学者が訪れているペルーでの“ガンジー・キング・イケダ展”
「非暴力は人類に託された最大の力」とガンジー(森本達雄訳)――多くの見学者が訪れているペルーでの“ガンジー・キング・イケダ展”

 南米・ペルー共和国の文化省カヤオ地域局庁舎で「ガンジー・キング・イケダ――平和建設の遺産」展(アメリカ・モアハウス大学主催)が開かれている(明年1月12日まで)。
 同展は、インド独立の父・ガンジー、アメリカ公民権運動の闘士・キング博士、そして池田大作先生の足跡を紹介しながら、3人に通底する非暴力の精神を伝えるもの。
 連日、多くの人々が見学に訪れ、反響を呼んでいる。
 各界の来賓が列席した開幕式(11月16日)の席上、文化省カヤオ地域局から池田先生に「顕彰状」が授与された。これは、文化・教育運動を通して人類の向上に貢献しゆく功績を讃えたものである。
 カヤオ市は、首都リマの西部に位置する同国最大の港湾都市。近代的な施設が整備され、同国有数の貿易拠点として知られる。
 国の機関である文化省カヤオ地域局は、これまで、「世界の少年少女絵画展」や、波涛会(海外航路に従事する壮年・男子部のグループ)の写真展「波涛を越えて」を開催。池田先生のダイナミックなリーダーシップのもと、幅広い平和・文化運動を推進するペルーSGIに深い共感を寄せてきた。
 そして今回、同地域局からの強い要請を受け、“ガンジー・キング・イケダ展”が実施される運びとなった。
 開幕式であいさつに立った同地域局のファン・フェルナンデス・バージェ局長は、次のように語った。
 「この展示会は、平和の闘士である3人の業績を伝える、大変に意義深いものです。特に池田博士の貢献は素晴らしい。博士の人間主義の哲学は人類が希求しているものです」
 池田先生への「顕彰状」がペルーSGIのファーレス理事長に託されると、来場者から拍手が高鳴った。

戸田先生が広布旅を夢見た 希望の天地メキシコが新出発
 
新たな体制で出発したメキシコ創価学会の幹部会
新たな体制で出発したメキシコ創価学会の幹部会

 メキシコ創価学会の新出発の幹部会が11月27日、メキシコ市のメキシコ平和文化センターで開催された。
 第2代会長の戸田城聖先生が世界広布の旅路を夢見た同国に今創価のスクラムが大きく広がる――。

◆〈開学50周年へ 世界に挑む創価大学〉 日本の大学で初のロシアセンターが開設

 
創大のロシアセンターを視察するサドーヴニチィ総長(前列左から3人目)。ステラ・シバコーバ同センター長(額を持った中央の女性)が案内した(15日)
創大のロシアセンターを視察するサドーヴニチィ総長(前列左から3人目)。ステラ・シバコーバ同センター長(額を持った中央の女性)が案内した(15日)

 本年6月、創価大学(東京・八王子市)に、日本の大学として初の「ロシアセンター」が開設され、話題を呼んでいる。今月15日には、プーチン大統領の来日に合わせて、モスクワ大学のヴィクトル・A・サドーヴニチィ総長一行が同センターを視察した。同センターは、ロシアの文化や最新の情報を紹介し、ロシア語に興味を持つ人々を支援する機関。大統領令によって設立された「ルースキー・ミール基金」が全世界で推進している。センター設置への思いや創大への期待を、同基金のゲオルギー・トロラヤ国際地域プロジェクト局長に聞いた。

    ルースキー・ミール基金 国際地域プロジェクト局長 ゲオルギー・トロラヤ氏
    両国に精通した人材を育成 日露を結ぶ最高学府に期待
 ――創大にロシアセンターを設置した経緯を教えてください。
 このセンターは、各国にロシアの魅力を発信するためのものです。ロシアの文化を伝える、さまざまなジャンルの書籍や資料、民族衣装、工芸品などを直接、手に取ることができます。政治的なプロパガンダ(宣伝)は一切、やりません。
 創価大学は、ロシアと40年以上の交流を続けており、わが国では有名です。変わらぬ友好を積み重ねてきた大学だからこそ、センターを設置するにふさわしいと判断したのです。
 これまで、英・エディンバラ大学、タイ・チュラロンコン大学、韓国・ソウル大学など、世界の約100大学に設置してきましたが、日本の大学では初めてとなります
 今回、センター開設から半年を迎える創大を訪れ、学生たちの喜びの声を、たくさん聞くことができました。
 また、他大学の関係者にもお会いでき、一大学の枠を超えた“地域の拠点”として運営されていることを大変うれしく思いました。
 懇談した学生たちは、学び始めて日が浅いにもかかわらず、とても流ちょうにロシア語を話しており、創大の語学教育のレベルの高さに驚かされました。今後も、日本とロシアを結ぶ最高学府として、ますます発展していかれることを期待しています
  
 ――両国の将来を考えると、青年の育成こそが最も重要です。
 もちろんです! 
 そもそもロシアセンターは青年を対象としたものであり、民族の壁を超えて友好を築くために設立されました。
 ここでロシアの魅力に出あい、その感動を胸に刻んだ学生たちが、将来、各分野で日露友好に貢献していってほしいと願っています。
 第2次世界大戦以降の日露関係は、あまり正常とはいえません。
 ただし、戦後の対立や争いは、それまでの長い歴史から見れば、ごく短期的なものであり、互いの努力によって必ずや乗り越えていくことができるでしょう
 今ほど、両国の未来を見据えて、相互理解への道筋をつくる努力が求められている時はありません。ロシアの人々は、日本に対して、とても好意的な見方を持っています。
 ですから日本の皆さんにも、もっとロシアのことを知り、興味を持ってもらいたいと思っています。
  
 ――創立者・池田先生は長い年月をかけて、ロシアとの友情を築いてきました。
 よく知っています。
 私自身は、池田博士に直接お目に掛かったことはありませんが、著名な哲学者であられる博士の存在は、ロシアでも広く知られています。両国をつなぐ環境が整っていない状況の中で、民間レベルの交流を40年以上にわたって継続してこられたことは大変な業績です
 また、博士はコスイギン首相やゴルバチョフ大統領らと会見され、対話で友情の道を切り開いてこられました。
 教育の分野では、モスクワ大学、サンクトペテルブルク大学、ロシア民族友好大学など、わが国有数の高等教育機関と交流を結ばれました。
 これにより、毎年、多くのロシア人学生が創大に留学しています。中には現在、外交官などの要職を担って、友好の最前線で活躍しているメンバーもいます。
 創大はこれまで、教育における日露交流を大きくリードしてこられました。今後も、その役割を堅持し、新たな飛躍を果たされることを期待しています。
 そして、両国に精通した優秀な人材を、世界中に送り出していただきたいと念願しています

〈交換留学生は語る〉 ユリヤ・ディチャチェヴァさん 異文化の魅力を伝える人に

 私はウラジオストクで生まれ育ちました。ロシアでは、日本の文化はよく知られています。文学作品も多く訳され、特に松尾芭蕉や清少納言、現代では村上春樹の小説がとても人気です。
 日本文化を好む父の影響で、私はロシアの極東大学(現・極東連邦大学)で日本語を学び、2007年に交換留学生として創大に来ました。
 母校で日本語を学ぶ学生の間で、創大はとても有名です。留学から戻った先輩たちが後輩に思い出や魅力を語ってくれるからです。
 私も初めて創大を訪れた時、そのキャンパスの美しさに魅了されました。学生や教職員の温かな雰囲気や、ハイレベルな学習内容に、とても感動しました。
 寮では、他の留学生や日本人学生と共に、毎晩のように、互いの国の生活や文化について語り合いました。母国の料理を作り、ダンスを披露した創大祭は、忘れられない思い出です。
 ロシア語を学ぶメンバーと交流する機会も多く、日本人学生にロシア語を教えたり、スピーチコンテストをサポートしたりしました。
 私の研究テーマは“どのように日本の文化をロシア人に伝えるか”でした。
 一流の通訳・翻訳家でもある先生方のもとで、雑誌や文学、手紙等、ジャンルによって翻訳の仕方が異なること、古典や現代文学などを訳す際には、その時代背景を踏まえることなどを教えていただきました。
 留学を終えた後も、このキャンパスでもっと学びたいと思い、創大の教授のもとで研究生を経て大学院に進学。現在は、東京・創価中学で英語講師をしながら、週に1度、創価高校でロシア語を教えています。
 両国を往来する人々がますます増えるよう、互いの文化の魅力を伝えていきたいです。

創立者とロシア


 創大は1975年にモスクワ大学と学術交流協定を結んで以来、40年以上にわたってロシア語教育に力を入れてきた。
 「ソ連(当時)が怖いのではない。ソ連を知らないことが怖いのだ」――この創立者の信念が、友好の流れをつくった。
 79年、ソ連がアフガニスタンに侵攻。翌年、モスクワ五輪を自由主義国が相次いでボイコットするなど、国際世論から大きな非難を浴びていた渦中だった。
 当時、ソ連への留学を目指していた創大生たちは、社会主義の大国に行く不安を抱えていた。
 そうした学生に、創立者は語った。「政治体制は、やがて変わる。君たちは、変わらない“友情の道”を行くんだよ
 創立者はその後、自ら範を示すように、約250人の訪問団を率いて第3次訪ソを決断。多くの創大生が学生の代表として同行した。
 以来、創大生は毎年、ロシアに渡っている。
 現在、ロシアの交流大学は9校となり、両国を往来した学生は500人以上に及ぶ。
 卒業生は外交官や通訳者をはじめ、大学教員、航空会社や貿易会社など、多彩な分野で両国の交流促進に尽力している。
ご感想をお寄せください news-kikaku@seikyo-np.jp
 

2016年12月17日 (土)

2016年12月17日(土)の聖教

2016年12月17日(土)の聖教

◆わが友に贈る


道理証文よりも
現証にはすぎず

体験が真の納得を生む。
信仰の醍醐味を
自分らしく語り抜こう!

◆名字の言

  感性豊かな絵がずらりと並んだ第31回少年少女希望絵画展(創価文化センターで25日まで)。会場には今回初めてシリアやトルコの子どもたちの作品も展示された▼特定非営利活動法人「難民を助ける会」(AAR Japan)の提供によるもので、紛争が続くシリアを逃れ、トルコで避難生活を送る子らが描いた。にぎわう家や色とりどりの果物など、祖国での暮らしを思い出して描いたのだろう。けなげさに胸が詰まる▼避難先には環境になじめず友達ができない子や、学校に通えない子も少なくない。そのためAARでは両国の子どもの交流行事を実施している。絵画展にはトルコの少年が描いた“大きな家”の絵も。「これはトルコを表しているんだ。トルコだってトルコ人だけのものではないと思うよ」との言葉が添えられていた。相手を知る中で思いやりは芽生える▼「私には関係ないと思わずに、あちら側にいるのは自分や家族、友人や恋人だったかもしれない。そういう想像力を持って」――AARの長有紀枝理事長の本紙での言葉を思い出す仏法では、万物が関係し合いながら存在するという縁起論を説く。世界を身近に捉える。人の痛みに思いをはせる。そこから目の前の現実を変えていきたい。想像力とは創造力でもある。(朋)

◆御書と歩む――池田先生が贈る指針 【44】 師弟の道を堂々と歩み抜け

御文
   総じて日蓮が弟子と云って法華経を修行せん人人は日蓮が如くにし候へ、さだ
にも候はば釈迦・多宝・十方の分身・十羅刹も御守り候べし  (四菩薩造立抄、989ページ)

通解 総じて日蓮の弟子といって法華経を修行する人々は、日蓮のようにしなさい。そうするならば、釈迦仏、多宝仏、十方分身の諸仏、十羅刹女も必ず守護される

同志への指針

 「日蓮が如く」――これが、創価の師弟の魂である。
 
 ゆえに、何があろうとも微動だにしない。いかなる大難にも、三世十方の仏天から厳然と守られてきたのだ。
 私は、今も日々、胸中の戸田先生と対話しながら、大聖人直結の慈折広宣流布の道を歩み抜いている
 この師弟の道こそ、永遠に行き詰まりのない、所願成就の無上道であるからだ

◆〈寸鉄〉 2016年12月17日
 
  青年部の成長の先に人道
 世紀が開かれると確信

 識者。社会貢献の人たれ
      ◇
 
個人会場提供者の皆さま
 に感謝
!宝城ありて地域
 広布は加速。福徳は無量
      ◇
 
立派な友人の励ましほど
 苦しみを癒す薬はない

 詩人。創価は大善の連帯
      ◇
 多忙な年の瀬、
空き巣が
 増加
。短時間の外出でも
 施錠徹底。
心にも隙なく
      ◇
 
企業の障がい者雇用、13
 年連続で最多と。万人が
 輝く社会へ公明が牽引を

【聖教ニュース・特集記事】

◆香港中文大学で出版発表会 
劉博士が記念講演
池田先生と経済学者劉遵義博士の対談集 中国語(繁体字)版が完成


対談集『新たなグローバル社会の指標――平和と経済と教育を語る』の中国語繁体字版の出版発表会で講演する劉遵義博士
対談集『新たなグローバル社会の指標――平和と経済と教育を語る』の中国語繁体字版の出版発表会で講演する劉遵義博士

 池田大作先生と香港中文大学元学長で経済学者の劉遵義博士による対談集『新たなグローバル社会の指標――平和と経済と教育を語る』の中国語繁体字版が、香港中文大学出版社から刊行。その発表会が9日、同大学内で開かれ、劉博士による記念講演が行われた。
 これには池田先生がメッセージを寄せ、世界的に著名な経済学者である劉博士との対談集の中国語版が発刊されたことを喜ぶとともに、翻訳・出版に尽力した関係者に心から感謝。そして、友誼と信頼に基づく誠実な「教育・青年・民衆の交流」を、一段と強めていきたいとの決意を伝えた
 劉博士は中国貴州省出身で、米スタンフォード大学教授、同大学アジア太平洋研究センター所長などを歴任。2004年から香港中文大学の学長に。中国の計量経済モデルを構築した同国屈指の経済学者である。
 池田先生とは07年1月に東京で会見。その後、書簡等を通じて意見を交わしてきた。そこでは、アジア通貨危機(1997年)やリーマン・ショック(2008年)による経済・雇用問題、さらに環境、核軍縮など地球的課題をテーマに、人類の進むべき道を模索。語らいは対談集として15年に日本で発刊された。

◆創大・創価教育研究所主催の講演会から 
 米・デポール大学池田大作教育研究所 グーラー所長
 差異を超えて人々を結ぶ価値創造の哲学を今こそ

 創価大学の創価教育研究所主催の講演会「ジョン・デューイと創価教育」が5日、
東京・八王子市の同大学で行われた。池田先生の米コロンビア大学ティーチャー
ズ・カレッジでの講演20周年を記念するもの。ここでは、デポール大学・池田大
作教育研究所のジェイソン・グーラー所長の講演の内容(抜粋)を紹介する。

 アメリカでは今、女性や有色人種、移民らへのヘイトクライム(憎悪犯罪)や、教育現場でのいじめなどが激増しています。これらの人々は無力感や絶望感に苛まれています
 そんな中、詩人ウォルト・ホイットマンや教育哲学者ジョン・デューイの思想に立ち返り、民主主義に対する継続的な参画という対話的、また身体的実践を通してしか、真の意味で人間になり、幸福を創造できないとの訴えが注目されています
 私は、創価教育こそが私たち一人一人の生き方を向上させ、民主主義的な参画を深め、差異を超えた対話を可能にすると考えています。そこに、現代において要請されている「人間になっていく」ということへの答えが込められているのです。
 池田大作博士は、民主主義における対話の重要性に言及しています。
 創価教育では、対話がさまざまな形態を取って行われます。ただし、ここで言う対話とは、何も教室の中に限られたものではないことを、強調しておきたいと思います。
 創価大学のキャンパスを歩くと、偉大なる思想家との“出会い”が至るところであります。そのことを通じ、池田博士は学生に対して、文化的、また言語的に背景を異にする他者と真摯なる対話に挑むこと、それによって生活や生命の変革をしていくことを望んでいるのではないでしょうか。
 また池田博士は、人間が完全なる人間になるための必然的に欠かせないプロセスがあるという意味で、次の言葉を残しています
 人間は、放っておいて人間に成るのではなく、対話や言葉の海の中でたがいに接しあい、打ちあっていくなかで人間的成長をとげていきます。いわば対話とは、人間が人間たろうとする証といってよい」(対談集『世界市民の対話』)
 しかし、これは決して容易なことではありません。このような対話は、現在のアメリカにおいて行われていません。それぞれのグループが、密封された世界に引きこもり、同じような思想・考え方を持っている人同士が対話をしているのです。他者というものに対して無知になっています。恐怖を抱いているのです
 これは、まさに池田博士が、かつて哲学者ガブリエル・マルセルを引用して述べ
た、「抽象化の精神」の罠に陥っているのです。  創価の伝統である価値創造とは、絶対的幸福を達成するための方法であるとされています。創価学会の牧口初代会長は言っています。「教育の目的たるべき文化生活の円満なる遂行を、如実に言ひ表はす語は幸福以外にはないであらう。これは吾々が数十年来の経験からも思索からも、これこそ総ての人の希望する人生の目的を最も現実的に、率直に表現したもので、而かも妥当なるものであると信ずるのである」(『創価教育学体系』)
 さらに、池田博士が述べている通り、価値創造とは、どのような状況においても、その意味を見いだし、自分自身の生命を、存在を向上させるとともに、人々に貢献していくことを意味します。私たちが個人的に幸福を得ると同時に、社会的な善をどれだけつくっていけるか。価値創造というものは、必然的に、また内在的に対話を要請するものです。
 創価教育は、このような民主主義的な価値を創造していく人格を養成するものであり、そのプロセスは、他者の人格を認める空間の中で、自ら進んで行う対話によるものです
 結合的な人間と人間の関係性の欠如――これが、現代のアメリカにおける民主主義が危機に陥っている点です。不平等が深くなるにつれて、疎外感も蔓延し、見放されている少数派に「無視された」という感情が芽生えてきています。
 ホイットマンやデューイ、そして池田博士が望む民主主義的な夢が危うくなっています。アメリカの学生たちが、希望と行動する勇気を生み出すためには、私たちが彼らと関わっていかなくてはなりません。彼らが、教育の重要課題として牧口初代会長が提起していた「応用の勇気」を引き出し、価値創造を通じて自分自身の力を引っ張り出すように促さなくてはなりません。
 池田博士は、私たちが与えられた状況の中に、可能性を創造的に見いだすこと、また非常に居心地の悪い状況の中に意味を見いだすことを呼び掛けています。価値を創造し、それを通じて自分自身を知り、他者を知ることを通じて十全な人間になることを望んでいるのです

◆〈生老病死を見つめて〉 宿命転換の信心  
 諸難を乗り越え 戦い続ける人こそ「仏」

           

   連載「生老病死を見つめて」では、創価学会員が信心根本に、生老病死という「四苦」を乗り越えてつかんだ信仰の確信と仏法の哲理を紹介する。今回は父と夫を事故で亡くした婦人の体験を通して、宿命との戦いについて考察したい。

心に刻む御聖訓
 我並びに我が弟子・諸難ありとも疑う心なくば自然に仏界にいたるべし、天の加護なき事を疑はざれ現世の安穏ならざる事をなげかざれ、我が弟子に朝夕教えしかども・疑いを・をこして皆すてけんつたなき者のならひは約束せし事を・まことの時はわするるなるべし(開目抄、234ページ)


夫が交通事故で急死

 日蓮大聖人御在世に活躍した門下の一人に、妙一尼がいる。
 鎌倉の門下に大弾圧が加えられる中、妙一尼は夫と共に法華経の信仰を貫き通す。その後、夫に先立たれた妙一尼は幼い病気の子らを抱えながら純粋な信心を貫いた。そんな妙一尼に、大聖人は渾身の励ましを送られている。
 「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる、いまだ昔よりきかず・みず冬の秋とかへれる事を、いまだきかず法華経を信ずる人の凡夫となる事を」(御書1253ページ)
 いかなる苦難や試練に直面しても、必ず“幸福の春”へと転換していけるのが、日蓮仏法である。多くの同志が信心に励む中で、その確信を深めている。
              ◇ ◆ ◇ 
 青森常勝県婦人部長の中野渡美智子さん(58)が自身の宿命を痛感したのは、1993年(平成5年)12月2日のことだった。夫の和利さんが車での通勤途中に、センターラインを越えて飛び出してきた対向車と衝突し、帰らぬ人になったのだ。享年40歳だった
 中野渡さんは当時35歳。2人の娘は小学5年生と2年生だった。深い悲しみに沈む中、中野渡さんは泣きながら、同居する母・タミさん(82)に語り掛けた。
 「申し訳ないことをしたね。でも、この信心で乗り越え、必ずお母さんを幸せにするからね!」。それは自身の宿命との“闘争宣言”でもあった。


「まことの時」に立つ

 青森県十和田市出身の中野渡さんは高校卒業後に上京し、就職。親友の勧めで19歳の時に学会に入会する。
 ところが、母のタミさんは大の学会嫌いだった。中野渡さんは女子部の活動に励み、仕事の取引先で知り合った和利さんを折伏。結婚を機に青森の実家に戻り、母との同居生活が始まった。
 夫の和利さんは環境の変化や慣れない仕事にも負けず、地域広布に奮闘した。聖教新聞の配達員も志願し、亡くなった年には、「地域の拠点に」と自宅を新築していた。
 「実は、私が小学3年生の時に父を亡くしています。仕事から車で帰宅途中の衝突事故でした。夫が亡くなり、“なぜ”という気持ちでいっぱいでしたが、一方で“これは私自身の宿命なんだ”とも思いました」
 とはいえ、夫を失った喪失感は強く、中野渡さんは激しい悲しみに襲われたという。幼い娘たちの前では気丈に振る舞ったが、目をつぶると涙がポロポロと流れ出て止まらなかった。夫の背広を抱きしめ、泣き明かした夜も数え切れなかった。
 悲しみに負けないように、時間を見つけては唱題を重ねた。その姿を見ていた未入会のタミさんが、いつしか後ろに座って唱題してくれるようになった。
 夫の死から4カ月後の94年3月、中野渡さんは東京・八王子市の東京牧口記念会館で行われた「東北栄光総会」に参加。池田先生と初の出会いを刻んだ。
 席上、池田先生は「開目抄」の「私ならびに私の弟子は、諸難があっても、疑う心がなければ、自然に仏界に至ることができる。諸天の加護がないからといって疑ってはいけない。現世が安穏でないことを嘆いてはいけない。私の弟子に朝夕、このことを教えてきたけれども、疑いを起こして皆、信心を捨ててしまったようである。拙い者の習性として、約束したことをいざという時には忘れてしまうものである」(同234ページ、通解)との一節を拝し、次のように語った。
 「『
まことの時』――その時にこそ立ち上がり、敢然と戦っていく。その人は『自然に仏界にいたるべし』と大聖人は仰せである。諸難を乗り越え、戦い続ける人こそが『仏』になる」「仏といっても特別な存在ではない。戦い続ける心が『仏』、行動し続ける姿が『仏』である。魔と戦いきる人が『仏』なのである
 この指導は、中野渡さんの心に刻まれた。人間である限り、悩みを断じることはできない。その必要もない。
 煩悩を転じて菩提となす――それには戦い続けることだ。これが日蓮仏法の成仏観である。


自分自身が強くなる

 中野渡さんは言う。
 「同年8月には、池田先生の青森訪問が実現しました。第1回青森県総会で発表された『伸びゆく楽土 世界の青森』とのスローガンに、今いる場所を、断じて幸福の楽土に変えていこうと決意しました」
 以来、中野渡さんは、広布の活動に邁進。この間、子育てで悩んだり、自身が体調を崩したりと、何度もくじけそうになったが、そのたびに、同志の激励や池田先生の指針が心の支えとなった。
 中野渡さんに信心を勧めた紹介者で、前任の県婦人部長も務めた宮森りつ子さん(58)=東京・江東太陽区副婦人部長=は、中野渡さんの成長を間近で見てきた一人である。
 「ご主人が亡くなった時、私もすぐに警察に駆け付けました。泣き崩れる中野渡さんの姿を見て、紹介者として責任を感じました。そして、真剣に中野渡家の宿命転換を祈ろうと決意しました。
 彼女は日々の学会活動に励む中で、母としても、また婦人部のリーダーとしても本当に強くなっていったと思います。その後、私が介護疲れで倒れそうになった時には、1週間泊まり込みで私の子どもの面倒を見てくれました。どんな時でも、互いに励まし、支え合う『無二の親友』です」(宮森さん)
 中野渡さんは長年にわたり、粘り強く母・タミさんと対話を続けてきた。
 自身と同じように夫を亡くした中で奮闘する娘の姿を見てきたタミさんは、99年7月に晴れて入会。今では「よく乗り越えてきたね」と中野渡さんに語りながら、婦人部員として、はつらつと学会活動に励んでいる。
 弱かった自分が、『泣いても現実は変わらない。負けてたまるか。自分が強くなろう!』と決意できたのも、池田先生をはじめ多くの同志の支えがあったからです。そう思える自分になれたこと自体が信心の偉大さの証明だと思います。“戦い続ける人が仏”との言葉を胸に、報恩感謝の心で広布に走り抜きます!」


取材メモ

 池田先生は、つづっている。
 どのような『煩悩』や『業』や『苦』であろうとも、それを変じて、仏の『生命』と『智慧』と『福徳』を勝ち開いていく究極の力こそが、南無妙法蓮華経なのである変えられぬ宿命など断じてない。ゆえに、決して嘆かずともよい、そして絶対に諦めなくともよい希望の光が、ここにあるのだ
 あらゆる宿命を、わが使命に変えていけるのが日蓮仏法である。しかし、苦難と戦い、宿命転換を成し遂げていくためには、周囲の励ましが欠かせない。それは中野渡さんの取材を通して、あらためて実感したことでもある。
 「学会と共に、師匠と共に、同志と共に」――この前進の中でこそ、あらゆる試練を乗り越え、勝利していけることを確信した。(秀)

◆〈信仰体験 生きるよろこび〉 真田幸村ゆかりの地で がんに臆さず

 【和歌山県・九度山町】今年のNHK大河ドラマ「真田丸」が描いた真田幸村(信繁)。彼が、14年の時を過ごした舞台、九度山町が今、赤く染まっている。武具・旗を赤でそろえた名将になぞらえ、商店の品も、たなびく旗も赤一色。戦場では狙われやすい“赤備え”だが、赤を身にまとうことで、“戦い”の腹を決めたという。幸村ゆかりの地で町おこしに取り組んでいるのが溝端たえさん(68)県副婦人部長。10年間がんと対峙し続けているとは思えないほど、穏やかな笑顔で観光客をもてなしている。

2016年12月16日 (金)

2016年12月16日(金)の聖教

2016年12月16日(金)の聖教

◆わが友に贈る


日に日に寒さが増し
空気も乾燥する時期。

火災に厳重注意を!
火の元の点検怠らず

事故を未然に防げ!

◆名字の言


  熊本地震で甚大な被害を受けた熊本城。天守閣の南西に立つ「飯田丸五階櫓」も2度の激震に襲われたが、倒壊を免れた。支えたのは「奇跡の一本石垣」だった▼櫓は、4月14日の前震で石垣の一部が崩壊。2日後の本震の後は、南東側の角に残された細い石垣だけで、重さ17トン以上の櫓全体を支えてきた。今夏、櫓周辺に架台が設けられたものの、「一本石垣」は今も復興の象徴となっている▼益城町の婦人部員は自宅が全壊となり、避難所から仮設住宅に移り住んだ。変わり果てた故郷を見ると、やりきれない気持ちになる。そのたびに池田先生の指導を読み返し、友の激励に歩いてきた。この秋、仮設で1人暮らしをする友人と仏法対話を。友人は「強く生き抜くあなたのようになりたい」と先月、入会した▼被災者の心には、将来への不安や現実の厳しさが、重くのしかかっているだろう。その中で自身も苦境と戦いつつ、皆を懸命に励ます同志の存在が、多くの人の折れそうな心を支えてきた。あの「一本石垣」のように▼益城の婦人が語ってくれた。「これからだよ。一番苦労した人が一番幸せになる信心なんだから。今度は私たちの番だ」。希望を失わない同志の胸中には“不動の信心の城”が堂々とそびえていた。(剣)


◆社説  学会は永遠に若々しく  青年に学び、青年と共に成長!


 今年もあと半月を残すばかりとなった。明「世界広布新時代 青年拡大の年」の開幕に向けて、スタートダッシュの機運が高まっている。
 男子部は各種人材グループの大学校生が、入卒式を目指して折伏にまい進中だ。また女子部はロマン総会に向け、希望と笑顔に満ちた幸のスクラムを広げている。“私たちの世代の広宣流布を開き築く!”との気概に、壮年・婦人部も惜しみないエールを送る。
 「青年拡大の年」とは、青年が拡大、青年を拡大、青年の心で、青年と共に広布を拡大していく年といえようか。誰もがその主役である。
 過日、埼玉の創価長(ブロック長)が語ってくれた。多忙なため、王城会への参加を迷っていた時、息子が創価班大学校への入校を決意した。理由は「父が創価班だったから。父のようになりたい」と。その話を聞いて、“負けてはいられない”と奮起し、王城会の一員に。親子ともども成長する一つのきっかけとなった。
 ジャズ界の巨匠、ハービー・ハンコック氏は以前、本紙の対談企画で、“若い人たちから学ぶことこそ、若い世代への責任”との思いを述べている。
 「若い人たちとは、未来そのものです。彼らの趣向を真剣に取り入れて、どうジャズを『未来の音楽』へ成長させられるか、ここが肝心なのです」
 
 未来への成長のため、青年から真剣に学ぶという氏の情熱もまた若々しい。
 世代が違えば、当然、ものの考え方なども大きく違う。時には戸惑うこともあるだろう。だが大切なことは、その「違い」を不満や対立などマイナス面と捉えるのではなく、「若い人たちから学ぶチャンス」として、プラス面に目を向けることだ。
 かつて池田先生は、「青年を育てる」「青年に学ぶ」という姿勢について、次のように語っている。
 私の恩師、戸田第二代会長も晩年、『君たちのほうが私に教えてくれ』と言っておりました。大学者の先生が、無学な一介の青年たちに、です。その心に感動し、自分も生涯、同じ心でいこうと決めました。“青年に学べ”は、学会の伝統です。そこに永遠の『進取』と『進歩』の軌道があると信じます
 学会の永遠性を確立するため、今こそ青年に学び、青年を育て、青年と共に成長する時だ。明年の青年拡大に勝利することが、わが地域の未来を決するとの信念で進んでいきたい。

◆きょうの発心   「深きに就く」生き方で困難に勝つ 

御文
 浅きは易く深きは難しとは釈迦の所判なり浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり(報恩抄、310ページ・編906ページ)
通解 浅い教えは信じやすく理解しやすいが、深い教えは信じ難く理解し難い、とは釈尊の教判である。浅きを去って深きに就くのが仏の心である。

 浅い爾前権教を捨て、深い法華経につくことが、仏の心であり成仏の直道である、との釈です。
 旧習深い石川県の奥能登で暮らしていたわが家は、経済苦と兄の大けががきっかけで、両親が入会。私も小学2年の時に入会しました。
 大学3年の時に全国学生部総会に参加した際、池田先生の前で「常勝の空」を歌い、“生涯、学会厳護の人生を”と誓いました。
 社会人になるにあたり、師匠の御書講義を通して、先輩から教わったのがこの一節です。どんな困難や難しい選択があっても、「浅きを去って深きに就く」生き方の大切さを教わりました。
 この御文を胸に、仕事と活動に全力で挑戦してきましたが、7年前、長く勤めた会社が突然、倒産。“今こそ信心が試されている”と腹を決めて転職活動に取り組み、1カ月も経たずに、今の会社に再就職を果たしました。
 吹田文化会館に先生をお迎えして、本年11月で30周年。師の「吹田は強気で」との指導のまま、“吹田から世界へ”を合言葉に青年部を先頭に前進してまいります。
大阪・吹田旭日県総合長 上野 博二

◆〈寸鉄〉 2016年12月16日

 
善友を積極的に求めてい
 くべき
―牧口先生。伝統
 光る座談会は希望の源泉
      ◇
 
多忙な時こそ迅速・正確
 な報告・相談を
。広布の
 伸展は鉄壁の団結ありて
      ◇
 「
困難を笑いの種にし、
 それを乗りこえよ
」作家。
 逆境が青年の成長の因に
      ◇
 デマや噓ほどネットで拡
 散され易いと。情報源の
 確認等で
真実を見定めよ
      ◇
 
感染性胃腸炎の患者数が
 昨年比3倍。外出やトイ
  
【聖教ニュース・特集記事】

◆交流41年のロシア・モスクワ大学 サドーヴニチィ総長が創価大学へ
 青年の友情こそ平和の基盤
 記念講演、ロシアセンターの訪問も

ロシア研究会など学生代表、ロシアから創大への留学生らが、モスクワ大学のサドーヴニチィ総長一行と記念撮影。歓迎した創大生は「ロシアの歴史を学べば学ぶほど、魅力が増します。将来、日露友好の一翼を担う人材に成長します」と(創価大学本部棟で)
ロシア研究会など学生代表、ロシアから創大への留学生らが、モスクワ大学のサドーヴニチィ総長一行と記念撮影。歓迎した創大生は「ロシアの歴史を学べば学ぶほど、魅力が増します。将来、日露友好の一翼を担う人材に成長します」と(創価大学本部棟で)

 ロシア・モスクワ大学のヴィクトル・サドーヴニチィ総長、ニコライ・ショーミン副総長、ユーリー・マゼイ副総長ら一行が15日夜、東京・八王子市の創価大学を訪問。創大の池田博正最高顧問、田代理事長、馬場学長はじめ、学生の代表らが歓迎した。サドーヴニチィ総長は、大学の使命とモスクワ大学の取り組みなどについて講演。本年6月に創大に開設された「ロシアセンター」を視察した。
 サドーヴニチィ総長一行が、創価大学本部棟に到着すると、創大生や、モスクワ大学からの留学生らが出迎えた。創大首脳との会見では、池田最高顧問から創大創立者の池田大作先生の伝言が伝えられると、総長は心からの感謝の意を表した。
 モスクワ大学と創大の交流は、41年前に始まった
 1975年5月27日、池田先生は、第2次訪ソの中で、前年に続きモスクワ大学へ。創大との学術交流協定が調印された

 池田先生はこれまで、モスクワ大学を6度訪問。ホフロフ元総長、ログノフ前総長、現在のサドーヴニチィ総長と、3代の総長と“英知の交流”を続けてきた。
 ホフロフ元総長、ログノフ前総長、サドーヴニチィ総長も創大を訪問している。
 創大は90年、文学部にロシア語を学ぶコースを開設した。現在、ロシアの大学との交流は10校に。
 これまで、500人を超える学生が両国を往来してきた。
 こうした業績が高く評価され、本年6月、ロシアの言語教育の推進と文化の普及に努める拠点である「ロシアセンター」が創大に開設された

 講演会では、サドーヴニチィ総長が、92年の初会見以来、池田先生と深い友情を育んできたことを述懐。「生命、人生、社会、教育、そして未来について語り合い、その内容が対談集に結実しました」と述べた。
 そして、大学は、どのような発展を遂げるべきかという問いを提示。
大学には、①教養ある人を輩出する②科学技術の先端を担う③社会や文化・環境などを結び付ける役割があり、世界とともに未来を構築する使命があると訴えた
 また、モスクワ大学が打ち上げている人工衛星などの宇宙開発や、スーパーコンピューターなどの分野における研究成果の一端を紹介。両国における大学の交流を、さらに発展させていきたいと念願した。
 池田最高顧問は、講演への感謝を述べ、学術交流こそが未来を開く鍵であると強調。池田先生が築いた両国の友情の道を、次代を担う青年が力強く歩んでいただきたいと呼び掛けた。

◆東北希望コンサート  2012年にスタート 44市区町村で開催
 音楽の力で子どもに夢を
シンガー・ソングライターのティーナ・カリーナさんに、子どもたちも手を振って応える(本年11月、宮城・七ケ浜町立亦楽〈えきらく〉小学校で)
シンガー・ソングライターのティーナ・カリーナさんに、子どもたちも手を振って応える(本年11月、宮城・七ケ浜町立亦楽〈えきらく〉小学校で)

 「音楽の力」「ラジオの力」で東北の子どもたちに希望と勇気を送りたい――趣旨に賛同したアーティストや団体らが協力し、東北3県(岩手、宮城、福島)の小・中学校などで開催する東北希望コンサート(主催=IBC岩手放送、東北放送、ラジオ福島、TBSラジオ、民音。共催=創価学会)。先月、今年の全9回の公演が終了した。大きな反響を呼んできた同コンサートのこれまでの歩みを振り返り、開催した中学校の校長、出演アーティスト、主催団体を代表してTBSラジオ社長の声を紹介する。
 東北希望コンサートが始まったのは、2012年5月。
 
 岩手・陸前高田市の気仙中学校が第1回の舞台だった。同校の校舎は東日本大震災の津波によって3階建ての屋上まで水没。多くの生徒たちが、仮設住宅から仮校舎へバスで通学していた。
 公演の終盤、あいさつに立った生徒代表の言葉が、その場にいた大人たちの心に深く残った。
 「仮校舎で過ごす日々の中で、いつも気仙中生としての誇りを呼び覚ましてくれたのが校歌でした
 以来、出演アーティストがコンサートのフィナーレで、生徒と一緒に校歌を歌うという伝統が生まれた。
 これまで44市区町村で行われ、57回を数える東北希望コンサート。アーティストと子どもたちの交流の模様は後日、ラジオで放送され、多くの人に感動を広げた。
 2015年からは、津波被害を受けた地域に加え、原発事故で避難した自治体の小・中学校の児童・生徒の元へ。
 また、震災の記憶を風化させまいと、東京から全国へ復興のメッセージを届ける「東北希望コンサートin東京」や「奇跡の一本松展」を開催。主催団体のスタッフも“子どもたちに受け入れてもらえるように”と、背広ではなくオレンジ色のベストを着用するなど工夫も重ねた。
 コンサートでは、“音楽のお返し”として、子どもたちから合唱や演奏のサプライズプレゼントも。
 本年、最後に開催した岩手・宮古市立河南中学校でも、3年前に生徒たちが作詞作曲した復興ソング「未来へ」が披露された。
 
 ここからつくろう 
 僕らの未来
 みんなの幸せ願い 
 この歌をこれからも
 歌いつなごう 
 みんなの思い乗せて 
 ここから始まる 
 未来に向かって
  
 将来を担う子どもたちこそ、復興への希望そのもの――。「歌を絆に」のスローガンの通り、音楽を通じた心の交流は、夢や勇気を育み、未来を開く力となっている。

岩手県宮古市立河南中学校 山名秀樹校長

 実は私自身、勤め先の学校で、これまで2度、東北希望コンサートをお迎えしているんです。
 初めは昨年、宮古西中学校で。2度目は、今年度に転勤した河南中学校です。どちらの学校でも、心から喜んでいる子どもたちの顔が忘れられません。
 子どもたちは私たちが思っている以上に音楽が好きで、その力を分かっているように感じます。河南中学校には、生徒たちが作詞作曲した「未来へ」という復興ソングがあります。震災を通して学んだ人の優しさや、前を向いて進もうとの思いが込められた歌で、先輩から後輩へと毎年受け継がれています。
 私は音楽の技術には詳しくありませんが、この歌を聞くと、子どもたちの思いが胸に迫り、目頭が熱くなります。音楽には、言葉では表現できない感情や気持ちを伝える力があるんです
 東日本大震災から5年9カ月がたち、住居や交通の便など、物理的な環境は整備されてきました。
 しかし、震災をきっかけに変化した家庭環境は生徒によってさまざまです。親戚の家に身を寄せたり、逆に身内との離別など……。私たちは、子どもたち一人一人が、生きづらさを感じることがないよう、日ごろから注意を払っています。
 そうした点でも、
誰に対しても平等に、一人一人に安らぎや元気を送る音楽の励ましが、どれほど子どもたちの心を耕していることか。東北希望コンサートの関係者の皆さんに感謝の思いでいっぱいです。

TM NETWORK 木根尚登氏

 音楽の力を借りて、目の前の一人を元気にしたい――それが自分にできることだと思い、先月、岩手の中学校での東北希望コンサートに初めて出演しました。
 それまでも何度か、仮設住宅や学校などで、コンサートをさせていただいたことがあります。
 正直、自分のファンの皆さんの前で歌うのとは、全く違う緊張感があるんです。“受け入れてもらえるか”との不安もあります。聴衆を圧倒する音響も、照明も、ありません。  裸一貫の勝負みたいな気持ちで、ありのままの自分を出して一回一回に臨んでいます。  でも、ステージの演出や舞台のクオリティーなんかを超えて、“何としても希望や勇気を送りたい”との気持ちは、音楽を通じて伝わるんですよね。そのことを僕は、東北の人に教えてもらいました。
 南相馬市で「上を向いて歩こう」を歌った時、涙を流して聞いてくれたおばあちゃんのことが忘れられなくて。今の子どもたちは「TM NETWORK」って言っても分かんないかもしれないけど、岩手の中学校では“自分の無限の可能性”を忘れないでほしいとの気持ちを、ステージにぶつけました。
 コンサートのことをちょっとでも覚えててくれて、“自分のことを信じてみよう”と思ってくれたら、これほどうれしいことはありません。
 未来を担う子どもたちに夢や希望を送る、東北希望コンサートが、100回、200回と続いてほしいと願っています。

TBSラジオ 入江清彦社長

 これまで東北希望コンサートを続けることができ、一丸となって主催するIBC岩手放送、東北放送、ラジオ福島、民音、そして共催の創価学会の皆さんに感謝の思いは尽きません。
 私自身、このコンサートに足を運ぶ中で、特に印象に残っていることがあります。それは、小・中学校の児童・生徒と出演したアーティストが、その学校の校歌を一緒に歌う場面です。
 校歌には、ふるさとへの愛情や大切な記憶など、格別な思いが詰まっていることでしょう。それを一期一会の出会いの中で共に歌い、絆を育む――ここに、このコンサートの意義があると感じます。
 これまで「東北のために何ができるか」と真剣に話し合いを重ねることで、復興への願いを共有してきました。その結果が、この「57回」の開催に結実したのだと信じます。  TBSラジオの初代社長も、仕事こそ引退したものの、ボランティアスタッフとして、このコンサートに参加し続けるほどです。
 主催する他社の皆さんも、同様にそれぞれの熱い思いを抱いておられます。そんな多くの人たちの思いがあふれたイベントに携わることができて、光栄です。

 「3・11」以降、災害時に最も役に立つメディア、心に訴えるメディアとして見直されてきたラジオ。私たちが、東北希望コンサートを継続していくことで、“人に寄り添うメディア”としてのラジオの使命を果たせると思っています。 

◆〈青年SGI 世界の若きスクラム〉 ペルー 
 内なる変革を訴える仏法を時代が希求!


色彩豊かな民族衣装を身にまとったフォルクローレグループの友が朗らかに(本年9月)
色彩豊かな民族衣装を身にまとったフォルクローレグループの友が朗らかに(本年9月)

 今、広宣流布の若きスクラムは、世界同時進行で広がっている。新企画では、若者世代に見られるSGIへの共感や、各国青年部の活動の様子などについて、各部・各グループのリーダーに語ってもらう。

◆〈おやじのリスタート物語 ⑩=完〉 左半身まひと闘い再就職果たす
  苦難に負けない強さの中に幸せが

 【兵庫県尼崎市】その日は、うだるような猛暑日だった。2001年(平成13年)8月。酒販店に勤める小西一彦さん(56)=勇勝錦城支部、副支部長(地区部長兼任)=
は、得意先の阪神甲子園球場の売店に商品を卸していた。

◆信仰体験〉 地元で人気の手打ちそば店  最後に残るのは信心

 【横浜市中区】JR根岸線山手駅から徒歩1分。「手打そば百花」は、心和む板の間の空間で、香り高いそばを堪能できる、地元の人気店だ。

2016年12月15日 (木)

2016年12月15日(木)の聖教

2016年12月15日(木)の聖教

◆わが友に贈る


青年を育てよう!
まず信じて託すことだ。
共に祈り、動くことだ。

「責任感」と「安心感」が
可能性を開く力になる!

◆名字の言


  今年も話題を集めたプロ野球の大谷翔平選手(北海道日本ハムファイターズ)。彼の代名詞「二刀流」は、「両方やればいいのに」という、母の一言がきっかけで生まれた▼高校球児だった大谷選手は「(プロは)死にもの狂いでポジションを奪おうとしている世界」「どっちもやりたいなんて、やってる人に失礼だよ」と(「週刊ベースボール」2月20日増刊号)。今では大リーグも注目する二刀流も、初めは、本人すら思いもしない挑戦だった▼4個のリンゴを3人で均等に分けてください――分数の授業で、小学生が「ミキサーで全部ジュースにして、仲良く分けます」と答えた。教育部員が「立派な正解です。先入観がないことは、可能性に満ちています」と言っていた▼前例を踏まえ、論理を積み上げる「垂直思考」に対し、既成概念にとらわれず、新しい角度から考えることを「水平思考」という。両者が相まってこそ、思考は立体的となり、革新と飛躍を生み出す力となる▼「日は西より出づるとも・法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず」(御書1352ページ)。「どうせ無理」と決めつける“常識の壁”を劇的に打ち破る。思いもしなかった自分へと己を高め、変革しゆく。我らの祈りは、その挑戦の営みである。(鉄)


◆社説   訪日客4千万人へ  共生の哲学が観光先進国の柱


 「いらっしゃい 世界の縮図 ここにあり」「地図見てる かわいそうだが 目をそらし」
 「訪日外国人」をテーマにインターネットで募集された川柳コンテスト。道を聞かれて答えられないもどかしさや、身ぶり手ぶりで伝わった喜びなど、急増する外国人観光客とのコミュニケーションを詠んだ句が数多く見られた。今や観光地を中心に、街を歩けば外国人と接するのが日常の光景になりつつある。
 2016年の訪日外国人数は10月末、年間で初の2千万人を突破した。13年に1千万人を超えてから、わずか3年で倍増。さらに政府は20年に4千万人、30年に6千万人へ拡大する目標を掲げる。官民挙げての外国人誘致の取り組みが展開され、インバウンド(訪日旅行者)消費は大幅に増大。観光を成長戦略の柱に、日本経済を支える挑戦は、着実な前進を遂げている。
 一方、訪日客の増加により、さまざまな課題も。主要な観光地では混雑や渋滞が頻発。とりわけ世界の人気観光都市ランキング2年連続1位だった京都の混雑は激しく、今年は6位に後退した。日本人観光客の満足度も低下しているという。また、交通標識やルールに不慣れな外国人のレンタカー事故も多発、対策が急務となっている。
 こうした諸課題を乗り越え、「世界が訪れたくなる日本」を目指す上で、心すべき点は何か。
 海外の民間調査による15年の「国家ブランド指数」で、日本は都市や製品などの評価が高く総合6位。しかし、「歓迎されていると感じられるか」(13位)「その国の人を身近な友達に欲しいか」(14位)の項目で相対的に低い評価に。訪日経験のない人も調査対象とはいえ、意外にも日本人の強みとされる「歓迎」「おもてなし」が、海外の人たちに、あまり評価されていない現状が明らかになった(平成28年版観光白書)。
 しかし、一方で、日本が誇る最大の観光資源は「日本人」そのもの、ともいわれる。「おもてなし」を生む親切さ、温かさに、もっと自信を持ちたい。とともに、文化や風習の違いを楽しめる余裕を社会に育むことが大切ではないか。
 そのためにも、人種や国籍の壁を越え、世界市民として支え合い、助け合っていく精神性の涵養が不可欠だ。池田先生は随筆で「私たちが広げる助け合いの絆こそ、共生の社会建設の土台となる」と。一切衆生に仏性を見いだす仏法の共生の哲学の実践が、観光先進国の精神的支柱と輝くことを銘記したい

◆きょうの発心  師と共に大歓喜の青春を歩む 2016年12月15日

御文
 師とは師匠授くる所の妙法子とは弟子受くる所の妙法・吼とは師弟共に唱うる所の音声なり(御義口伝、748ページ・編1594ページ)
通解 「師」とは師匠が授ける妙法、「子」とは弟子が受ける妙法であり、「吼」とは師弟が共に唱える音声をいう。

 師と弟子が、共に妙法を唱え、弘めゆくことが「師子吼」の意義である、との仰せです
 小学生の頃、突然、病気となった姉を力強く支えてくださる地域の同志の姿に、創価家族の温かさを実感。姉の病も乗り越えることができました。
 高校生になり、創価女子短期大学で学ぶ姉や先輩方に憧れて、池田先生の創られた短大で学びたいと受験を決意。結果発表までの5日間、かつてないほど真剣な唱題に挑戦し、“必ず師匠のもとで成長しよう”と一念が定まりました。合格を果たし、感謝の思いで“青春二歳”を走り抜きました。
 卒業後、本部職員として働く中、さまざまな課題に直面。「悩みのない人などいない。祈れば勝ちだよ」との先生の指導を胸に、唱題根本で課題の解決へ奮闘する日々です。
 今秋の四国総会で、「紅の歌」の新歌詞が発表され、“師子”の魂を込めていただきました。徳島女子部は、“何があっても師と共に”との深き祈りで、大歓喜の青春を歩み、晴れやかなロマン総会から「青年拡大の門」を大きく開いてまいります。
徳島総県女子部長 浜村 舞子

◆〈寸鉄〉 2016年12月15日

 「
仏の如く互に敬うべし
 御書。各地で健闘讃える
 座談会。団結固く明年へ
      ◇
 
人間の持つ最も大切な宝
 は希望
―哲人。信心こそ
 幸福への指標。祈り強く
      ◇
 
年賀状の受け付け開始
 一葉に真心込めて。旧交
 を温め、友情育む好機に
      ◇
 
日本でのいじめ、無視や
 陰口が多い―調査。まず
 
大人社会の歪みから変革
      ◇
 
組織での忘年会・新年会
 は厳禁
。不信と事故の因。
 安易に信仰の世界崩すな

【聖教ニュース・特集記事】

◆創価菩提樹園でインドが総会 
 池田先生がメッセージ 青年拡大の源流たれ
 全土182会場に中継 1万2千人が集う

青年拡大の源流たれ!――2018年11月18日へ、喜びにあふれて出発したインド総会の参加者(創価菩提樹園内の菩提樹講堂で)
青年拡大の源流たれ!――2018年11月18日へ、喜びにあふれて出発したインド総会の参加者(創価菩提樹園内の菩提樹講堂で)

 「青年拡大の源流」の誇りで進むインド創価学会(BSG)の「世界広布新時代 第4回総会」が4日、全土から2800人の代表が出席し、ニューデリー近郊の創価菩提樹園で行われた。これには池田大作先生がメッセージを寄せ、BSGの世界模範の前進を心から祝福。総会は全国の182会場に中継され、合わせて約1万2000人のメンバーが集った。
 仏教源流の国・インドに広がる創価の連帯は今夏、15万人を突破。広布伸展の勢いはとどまることなく、歓喜と功徳の人華が全土に咲き薫っている。
 「仏法西還」の実証をたたえ合う総会に、池田先生は万感のメッセージを寄せた。
 「世界一仲の良い異体同心の前進をお願いします。仲良く『異体同心』で進む姿それ自体が、広宣流布の理想像です。学会の一番の宝なのです」「青年の大国・インドが世界の『青年拡大』の源流たれ! 先駆たれ! 模範たれ!」――と。
 師の大激励にメンバーは総立ちとなり、割れんばかりの拍手と歓声が響いた。
 総会は2部形式で行われ、第1部は“文化祭”として開催。「青年の大国」の熱と力がほとばしった。
 2018年11月18日へ出発する意義を込めたドラム演奏に始まり、男子部が「紅の歌」を力強く指揮。婦人部の合唱団「サンシャイングループ」と、女子部・池田華陽会の歌と舞踊が総会に花を添えた。未来部の代表は、「誓いの青年よ」を元気に合唱した。
 第2部では、アナミカ・グプタ女子部長があいさつ。BSGの陣列が、8月からさらに5000人拡大し、15万5000人となったことを報告した。
 ビネイ・ジェイン副壮年部長が池田先生のメッセージを紹介。
 インド南部・ハイデラバードで圏男子部長を務めるビシュワループ・ポールさんは、38人もの友人に弘教を実らせ、大手企業への就職を果たした喜びを報告した。
 デリー方面・サケート圏のマドゥ・シャルマ地区婦人部長と夫のアルン本部長はリレー体験を発表。マドゥさんが、ひたぶるな唱題と広布の活動に励むなか、医師も治療を諦めた末期がんから生還した感動の報告に、大拍手が送られた。
 さらに、女子部のシュウェタ・バンサルさん、女子高等部員のムスカン・ランバさんが後継の決意を語った。
 ゴーラブ・サブー男子部長が明年の活動方針を述べた後、ラシ・アフジャ婦人部長は、「常に笑顔を絶やさず一人一人を励まし、創価家族の輪を広げよう」と呼び掛けた。
 グプタ議長は、1979年の池田先生のインド訪問がつづられた小説『新・人間革命』「源流」の章に言及。「報恩感謝を胸に、一人一人が地涌の菩薩の深き使命を果たしていこう」と訴えた。

◆〈座談会 師弟勝利の旗高く 65〉 「世界の北陸」が大感動の総会 
 広布の誓願貫く人生を! 
 真剣な題目、誠実な行動が壁破る
 
北陸でのSGI交流交歓会。世界に広がる創価学会の姿に、会館の周辺に住む方から「学会はすごいですね」などの感想が(インド、マレーシア、シンガポールの友を迎えた、3日の石川文化会館での集い)
北陸でのSGI交流交歓会。世界に広がる創価学会の姿に、会館の周辺に住む方から「学
会はすごいですね」などの感想が(インド、マレーシア、シンガポールの友を迎えた、3日の石川文化会館での集い)

 原田 あらためて、大成功・大勝利の北陸総会(本部幹部会)の開催、誠におめでとうございました。
 横山 ありがとうございます。今も、北陸中に感動が広がっています。
 折戸 実は、この時期の北陸は天候が変わりやすく、雨や雪が降ることが、たびたびあります。
 横山 婦人部をはじめ、皆で総会の成功と晴天・温暖を祈りました。当日は、見事な快晴でした。
 原田 全国の同志も真心の題目を送ってくださいました。総会前日の石川・富山でのSGI交流交歓会も、全会場が快晴にめぐまれたと聞きました。立山連峰を望む圧巻の風景には、SGIメンバーからも歓声が上がったそうですね。
 本郷 はい。こうして迎えた総会に、池田先生は感動的なメッセージを贈ってくださいました。特に、冒頭、北陸初訪問に当たって、戸田先生から池田先生に託された言葉には、深い衝撃を覚えました。
 「大作、俺の生まれ故郷へ一緒に帰りたいな! 俺が行けなくても、お前が代わりに行ってきてくれ!」 
 横山 SGIの同志には「私の心を心として、恩師のふるさとを訪ねてくれました」と呼び掛けられました。その言葉に、目頭を熱くするSGIの皆さまの姿を見て、私たちも心が揺さぶられました。
 山上 また、「頼もしく成長した青年部の音頭で、恩師のふるさと『世界の北陸』と、『全世界の創価家族』の大勝利の万歳をしたいと思うが、どうだろうか!」と提案してくださいました。万歳を終え、着席した際、場内の多くの方が感動と喜びの面持ちで、目頭を押さえられていたことは、生涯忘れられません。
 竹岡 北陸音楽隊の演奏による少年少女部・青年部の合唱(「喜多国正義合唱団」と命名)も見事でした。

蘇生と幸福の“灯”

 本郷 この日を目指し、北陸は、「ブロック1の拡大」と「ブロックで1人の任用試験の申込者の輩出」を目標に前進しました。その全てを成し遂げた同志の祈りと行動が、総会の大成功として結実したのです。
 山上 男子部は、連日連夜、唱題に徹し抜き、日本一となる部3の折伏を成就することができました!
 折戸 女子部は、モバイルSTBや学会のネットCMなどを活用して懸命に対話に励み、本部1の弘教を実らせることができ、さらに部で1人以上の友人が入会を希望しています。  本郷 任用試験の申し込み推進では、白ゆり長はもちろん、誓願長(ブロック長)の皆さまの地道な家庭訪問のおかげで、目標を達成することができました。
 原田 何より拡大目標の完遂は、各部一体で、最後まで諦めずに題目をあげ抜いた結果だと伺いました。まさに、「異体同心なれば万事を成じ」(御書1463ページ)と仰せの通りです
 横山 特に目を見張ったのが、数十年越しの対話が実っての入会です。
 原田 “念仏王国”といわれ、旧習深い北陸にあって、妙法の旗を掲げ、弘教拡大に挑戦していく苦労は並大抵ではありません。その中、北陸の同志は、真剣な題目を根本に、誠実な行動を貫き、地域、社会で見事に信頼を勝ち得て、弘教されてきました。
 横山 「結婚50年。夫が入会しました!」などの感動の声も相次いでいます。
 原田 池田先生の北陸初訪問から明年で60年。先生は、あらゆる機会を通し、北陸の同志を激励されています。先生がともされた蘇生と幸福の灯が今、大きく広がっていますね。
 本郷 はい。先生は、この数カ月、総会を目指して奮闘する同志に、何度も何度も、伝言や励ましを送ってくださいました。皆、先生と共に戦う喜びの中で、北陸広布の新たな歴史を築くことができました。

「新時代」を開く時

 竹岡 1978年(昭和53年)の「ああ誓願の歌」をはじめ、先生は一貫して北陸に、「誓い」に生きる使命の人生の素晴らしさを教えてくださっています。
 原田 小説『新・人間革命』第28巻「大道」の章にある通り、それは北陸が、「広布の誓願」に生き抜かれた、戸田先生のご生誕の地であるからです。
 本郷 ゆえに私たちは、これからも、創価三代の会長が貫いた「広布誓願の人生」に連なり、生き抜いていく決意です。
 原田 かつて先生は、「『誓』とは、歴史をつくる『力』である。『誓』とは、暗闇を照らす『光』である。『誓』とは、邪悪を破する『剣』である」「師弟の『誓』に生き抜く限り、恐れるものなど何もない」と教えてくださいました。「誓」こそ学会の魂です。
 竹岡 先生はまた、北陸は「世界の北陸」であるとも言われています。
 原田 それは88年のことです。北陸に初めて贈られた長編詩の中で先生は、北前船や越中・富山の薬売りが、当時の「国」であった「藩」の枠を超えて活躍したことを通し、その「開かれた心」は、国際化時代が要請する「世界市民のひな型」であるとされ、北陸は「世界の北陸」であると呼び掛けられました。
 折戸 そして、北陸の出身者が、世界各国のSGIのリーダーとして現実に活躍している様子も教えてくださいました。
 山上 詩には、このようにも綴られています。「自発的に――/山間の静寂に/朗々と流れゆく唱題の声/それは まさしく/世界宗教の/現在と未来の鼓動/人里離れ ひなびた/合掌造りの学びの棟は/“世界の北陸”の縮図だ」と。
 本郷 「世界広布新時代」は「世界の北陸」の新時代を開く時でもあります。私たちは、どこまでも師弟誓願の道を、まっしぐらに進み続けてまいります。

◆〈世界写真紀行〉 第5回 インド「ガンジス川」 
 広宣流布の永遠の大河を
 
             
朝日に照らされるガンジス川。船が次々と漕ぎ出していく。母なる大河は悠久の時を超え、人間の営みを見つめ続ける(パトナで)                                                                            
朝日に照らされるガンジス川。船が次々と漕ぎ出していく。母なる大河は悠久の時を超え、人間の営みを見つめ続ける(パトナで)

  地上で最も神聖な川。ゆえに流域もまた神聖な地となる――このインドの人々の確信は、永遠に揺るがないだろう。
 その名、ガンジス。
 インドでは、多様な宗教・思想が生まれ、文明の興亡が繰り返された。だが、ガンジス川だけは、至高の存在であり続けた。
 源流は、北部のヒマラヤ山脈の氷河に発する。全長は約2500キロ。渓流はやがて大河となり、沿岸の地を豊かに潤していく。
 川岸には人の姿が絶えない。洗濯する女性、沐浴する男性、祈りを捧げる若者……。岸辺には、死者を荼毘に付す炎が点々と上がる。ヒンズー教徒は、ここで生涯を終え、遺灰を川に流してもらうことが何よりの願いだという。
 かつて釈尊が初めて説法したのも、サールナートというガンジスのほとりの地。同じ流れを見つめ、生命と宇宙を貫く根源の法に思索を巡らせたのかもしれない。
 インドでは、「ガンガー」という女神の名で呼ばれる。これが音写されると「恒河」に。仏典や御書にも、しばしば登場する。
 ガンジスは、精神の大国インドを育む“母なる大河”なのだ。
 池田大作先生がガンジス川を初めて訪れたのは、1961年の2月。川幅は果てしなく広く、対岸は霞んで見えた。

 この時の模様が、小説『新・人間革命』「月氏」の章に綴られる。先生は同行の友に、大河の静かさと豊かさを語り、こう続けた。
 「学会は、まだ今は、渓流の時代だが、やがて、大河の時代に入る。渓流は谷を駆け、巌にぶつかり、激しく水飛沫を上げて進まねばならないが、その試練を乗り越えて、本当の大河となっていく。今は、ともかく力の限り走ることだ。動いた分だけ流れが開かれる。ただまっしぐらに、突き進んでいくのが青年の気概です」

 この時、インドに永住しているメンバーは一人もいなかった。先生は大地に染みこませる思いで、題目を唱え続けていく。
 18年後の79年2月11日、池田先生は再びガンジス川へ。
 これに先立つ7日、ニューデリーの懇談会で、インド各地から集った約40人の同志に呼び掛けた。
 悠久なるガンジス川の流れも、一滴の水から始まる。同じように皆さんは、インド広布の大河をつくる、源流の一滴、一滴となる方々です。洋々たる未来を信じて前進していっていただきたい」(小説『新・人間革命』「源流」の章)
 「ガンジスの一滴に」――これが皆の合言葉になった。粘り強く対話を重ね、信頼を広げた。さらに先生が92年、97年と訪印するたび、広布の勢いは増した。
 そして先生の訪問から55周年の本年、インドに15万5000人の地涌の陣列が誕生。仏教発祥の地に人間主義の奔流が流れ始めた。
 池田先生は語っている。
 よく『ガンジスの一滴』と言うが、決して、静かで、おとなしいものではない。獅子が猛然と吼えるがごとく、はねるがごとく、轟々と、すさまじい勢いで、ほとばしっている。このはち切れんばかりの『勢い』があるからこそ、ガンジスの大河は生まれた
 広宣流布という大河もまた、源流の勢いで決まる。明年は「世界広布新時代 青年拡大の年」。ほとばしるような青年の心で、学会の永遠性を確立する時である。

◆〈信仰体験 まうごつすごか 熊本の友〉
   きょう、「田原坂」の合唱から35周年
  越せない坂は絶対にない

 【熊本市北区】35年前のきょう15日、熊本を訪れていた池田先生は、集まった同志と「田原坂」を合唱した。西南戦争の最激戦地・田原坂で戦った若人の覚悟を歌った曲で
ある。この歌を聴くと、熊本の友の心は熱くなり、闘志が湧いてくる。住吉美智枝さん(56)支部婦人部長も苦難の坂に直面するたびに「田原坂」を歌いながら、全てを勝ち超えてきた。

2016年12月14日 (水)

2016年12月14日(水)の聖教

2016年12月14日(水)の聖教

◆わが友に贈る


各地の行事や大会で
希望の旋律を奏でる
音楽隊・鼓笛隊、万歳!
使命に生き抜く友を
皆で心から讃えよう!

◆名字の言


「アフリカで第1回の統一教学実力試験を実施」――9日付本紙の報道に大きな反響が寄せられた。同試験は先月から今月にかけて17カ国で行われ、さらに複数の国で予定されている▼ウガンダでの教学試験は今回が初めて。あるリーダーは言う。「新入会者も含め多くの人が共に学び、語り合えたことが素晴らしい」「受験者が、学んだ内容を友人に語りたいと決意していた。それが本当にうれしい」。教学の研さんによって生まれた信仰への確信と歓喜が、弘教の推進力となっている▼アフリカは近代以降、列強による過酷な植民地支配を受け、20世紀の独立後も内戦や貧困などに喘いできた。苦難の歴史に翻弄されたこの大地で、幾多の友が日蓮大聖人の御書を学び、希望と幸福の大哲学を心に刻む。仏教史に輝く大運動が今、アフリカで起きている▼かつてケニアのメンバーに「日蓮仏法の魅力は何ですか」と質問した際、こう答えていたことが忘れられない。「それは、幸福を築く力は自分自身の中にあると教えていることです」と▼運命に泣くのではない。自らが人生の主人公として未来を切り開き、宿命を使命へと転換していく。人間革命の哲学を実践する地涌の連帯の広がりこそ、21世紀の「希望大陸」を築く原動力となるだろう。(駿)


◆社説   明年への出発期す座談会  不滅の歴史築く誇りを胸に前進


 本年の掉尾を飾り、明年への出発を切る座談会が各地で開かれる。
 弘教拡大、本紙の購読推進、未来部の育成、教学部任用試験を通した成長のドラマ……。各人が目標に挑戦し、前進した一年であったことだろう
。「わが地区の十大ニュース」の発表や、初めて広布拡大に挑んだ人を表彰するなど、工夫を凝らす地区もあると聞く。お互いの健闘を大いにたたえ合いたい。
 192カ国・地域に広がるSGIの連帯。この瞬間も、初めて題目を唱える友がいる。希望の哲学を友に語る同志がいる。求道の心で、真剣に教学を研さんするメンバーもいる。  学会の地球規模の活動に、多くの識者が注目する。米国の著名な仏教研究者クラーク・ストランド氏は語った。「歴史的に見ても、新しい宗教革命が起きる時は、その宗教が伝わる勢いは大変なものがあります。理屈を超えて、人の心から心に伝わっていく。創価学会を研究してきて、おそらく五百年、千年に一度、誕生するかしないかの偉大な宗教であると確信します」
 
 私たちは今、民衆が目覚め、民衆勝利の時代を開く、偉大な歴史の舞台に立っている。  法華経では、さまざまな仏が、それぞれの世界の衆生を教化する姿が説かれる。不軽品に登場する「威音王仏」は人々に法を説き入滅したが、それで終わらない。その後、現れた仏もまた威音王仏と名乗り法を説いた。こうして次から次へと「二万億」もの威音王仏が出現し、同じ名前で長い歳月をかけて、衆生を救ってきたというのである。
 戸田城聖先生は、“これは、威音王仏の名を冠した「組織」「和合僧団」とはいえまいか”――と鋭く洞察した。そして、日蓮大聖人の仰せ通りに広布を進める学会の存在について、「『創価学会仏』――未来の経典には、こう学会の名が記されるのだよ」と愛弟子の池田先生に語られたのである
 先日、戸田先生のふるさと・石川県で開催された世界広布新時代第22回本部幹部会から、日本中、世界中の同志が心一つに出発した。まさに広宣流布を使命とした「創価学会仏」の姿そのものであるといえよう。
 民衆のために、難を受けながら戦った人の名前は、時とともに光を増していく。いわんや、不滅の妙法を弘めゆく、わが同志の名は永遠に不滅である」と池田先生。「学会の永遠性を確立」する尊い今この時、偉大な師匠と共に新たな決意で威風堂々と前進を開始しよう。

◆きょうの発心  水の流れるような信心を貫く!2016年12月14日

御文 
聴聞する時は・もへたつばかりをもへども・とをざかりぬれば・すつる心あり、水のごとくと申すは・いつも・たいせず信ずるなり(上野殿御返事、1544ページ・編1083ページ)
通解 (火のように信ずるとは)教えを聴いた時は燃え立つばかりに思うが、遠ざかると、信心を捨てる心が生じることをいう。水のように信ずるとは、常に後退することなく信ずることをいう。

 何があっても、水の流れるような信心を持続していくことが大切である、と仰せです。
  1979年(昭和54年)1月19日、師弟の絆を裂こうとする悪侶と退転・反逆者の陰謀が渦巻く中、池田先生がわが家に隣接する会員宅を訪問。“水のごとき信心で進むんだよ”との、師匠の渾身の指導が自身の信心の原点となっています。
 現在の会社に勤めて今年で35年になります。長期出張を伴う現場仕事が多い職場で、活動との両立で悩むことも、しばしばありました。しかし、そのたびにこの御文を拝し、唱題根本に乗り越えてきました。
 一家和楽の信心を実現し、現在、8人家族の一人一人が実証を示しています。
 今月25日には、港北文化会館の開館25周年の佳節を迎えます。地域広布のさらなる伸展を目指し、港北総区の尊き同志の皆さんと共に、「世界広布新時代 青年拡大の年」へ向けて、勇躍前進してまいります。   神奈川・港北総区長 林 弘道

◆〈寸鉄〉 2016年12月14日
 

 
誓願とは即「行動」、即
 「真剣勝負」なり
。青年よ
 鋼の如き信念で勝ち進め
      ◇
 
「関西女性の日」。世界の
 模範と光る婦女の連帯。
 新しき常勝譜を朗らかに
      ◇
 
一歩一歩の前進を大切に
 せよ
―戸田先生。地道な
 対話・激励が勝利の因と
      ◇
 
奉仕生活は真の歓喜に満
 たされる
―偉人。自他共
 の幸福開く無上道を邁進
      ◇
 北海道・岩手の1000
 カ所で治水対策へ。行政
 は
災害時の備えを隅々に

【聖教ニュース・特集記事】

◆初訪問から50周年 ペルーに広がる人間主義の哲学 
 国立フェデリコ・ビヤレアル大学が池田先生に顕彰状
 国立サンマルコス大学で法華経展

国立フェデリコ・ビヤレアル大学の創立記念式典の席上、池田先生に対する「顕彰状」の授与式が行われ、代表が祝福のカメラに
国立フェデリコ・ビヤレアル大学の創立記念式典の席上、池田先生に対する「顕彰状」の授与式が行われ、代表が祝福のカメラに

 本年は、池田大作先生の南米・ペルー初訪問から50周年。その佳節を祝賀する式典や文化行事が行われた。首都リマの国立フェデリコ・ビヤレアル大学はSGI会長の池田先生に対する「顕彰状」を贈った(10月31日)。世界的な平和・文化・教育活動による人類への多大な貢献をたたえるもの。また、東洋哲学研究所が企画・制作する「法華経――平和と共生のメッセージ」展(主催=ペルーSGI)が11月21日から同26日まで、リマにある南米最古の名門・国立サンマルコス大学で開かれた。同展はペルー初開催となる。
 ペルー屈指の最高学府・国立フェデリコ・ビヤレアル大学から池田先生への「顕彰状」の授与式は、首都リマで行われた同大学の創立53周年の記念式典の席上、盛大に開かれた
 国会議員や、多くの教授、学生らが見守る中、同大学のホセ・ラミレス総長代行からペルーSGIの代表に証書が託された。
 ――同大学は1999年4月、池田先生に「名誉博士号」を贈り、その思想と行動に強く共感を示している。
 授与式でラミレス総長代行は感動の面持ちで語った。
 「池田博士は人間主義の哲学を堅持し、不眠不休で世界平和に尽力されてきました。博士を顕彰できることは、わが大学にとっての栄誉なのです!」
 この日、創立記念行事として「核兵器廃絶への挑戦と人間精神の変革」展が開催され、500人が来場。観賞した大学首脳は「SGIが促進する平和の文化は、未来に継承すべき最も大切なものです。これからも不戦の哲学を持つ人々を結集してほしい」と述べた。
 国立サンマルコス大学で開催された“法華経展”も大きな反響を呼んだ。
 サンマルコス大学のミゲル・ポロ主任教授は感慨深く語った。
 「本展は、法華経の平和と共生の心を人類に伝える意義深い展示です。さらに、池田博士のリーダーシップのもと、世界の共生のために活動を進めるSGIの精神性そのものだと感じました」
 世界で60万人が観賞してきた“法華経展”は、今回のペルー展で14カ国・地域目の開催となった。
 会場には、ロシア科学アカデミー東洋古文書研究所が所蔵する貴重な写本の複製や『インド国立公文書館所蔵 ギルギット法華経写本――写真版』をはじめとする「法華経写本シリーズ」、また仏教芸術の品々など、人類の至宝が並ぶ。
 開幕式(11月21日)には、サンマルコス大学のカルロス・ガルシア文学・人間科学部長をはじめ、多くの大学関係者らが出席した。
 ガルシア学部長は次のように述べた。
 「人類に共生の精神を構築するため、法華経が、どれだけ貢献してきたのかを学べる展示会です。わが大学で開催できたことを誇りに思います」
 会期中、約1300人が訪れ、熱心に観賞した。
 「法華経の持つメッセージに触れ、平和への新たな視点を発見することができました」(サンマルコス大学の学生)などの感想が寄せられた。

◆〈世界広布の鼓動〉 ベルギー・ブリュッセル 
 欧州屈指の国際都市で 多様性光る一つに友が心
 
文豪ビクトル・ユゴーが“世界で最も美しい広場”と絶賛したグラン・プラスで、友が朗らかに
文豪ビクトル・ユゴーが“世界で最も美しい広場”と絶賛したグラン・プラスで、友が朗らかに

 日本とベルギーの国交樹立から本年で150周年。首都ブリュッセルを中心に、佳節の掉尾を飾る記念イベントが催されている。

◆〈信仰体験 母ありて〉  人情船宿は千客万来

 潮風が初冬の冷気を運ぶ。江戸川放水路でハゼを釣り、東京湾でアジやマコガレイを狙う釣り人が、船宿「伊藤遊船」を訪れる。迎えるのは、おかみの伊藤千鶴子さん(69)地区副婦人部長。夫の遺志を継ぎ、男社会に生きる。

◆〈信仰体験 さわやか寸景〉 病と闘った2人の娘が結婚
 

 【埼玉県・寄居町】本年11月のある日。茂木美知子さん(62)=寄居東支部、圏副婦人部長=は、次女の下田顕子さん(29)=副白ゆり長=の左手をまぶしそうに見つめていた。薬指には指輪が光っていた。

2016年12月13日 (火)

2016年12月13日(火)の聖教

2016年12月13日(火)の聖教

◆わが友に贈る


言論の力、活字の力で
広布は切り開かれる

新聞長をはじめ
聖教の拡大に奮闘する
全同志に心から感謝!

◆名字の言


  大隅良典氏に贈られた本年のノーベル医学・生理学賞。授賞式が10日、スウェーデンのストックホルムで行われた。式典に先立ち行われた記者会見で、氏は「素朴な疑問を持ち続けることが大事」と若者にエールを送った▼授賞理由となった研究テーマはオートファジー。「自食作用」と訳される。人体は毎日約200グラムのタンパク質を作るが、食事で摂取するのは70~80グラム。足りない分、体内ではオートファジーで分解されたタンパク質がリサイクルされている▼小学生時代、川や海で遊んだという氏。自然の事物に対する興味や疑問は尽きなかった。やがて“ゴミ溜めの機能しかない”と考えられていた細胞の小器官・液胞を研究するように。酵母の観察を続け、生物の重要な作用であるオートファジーを発見した▼疑問を持ち、問い続ける中で思想は深まるものだ。戸田城聖先生は、質問会で発言する人を大切にした。皆の思いを代弁する質問や、深い法理を語る契機になる質問が出ると「よく聞いてくれた。ありがとう!」と称賛を惜しまなかった▼心を働かさなければ、問いを発することはできない。「世界をよりよく変えるには」「平和のために何ができるか」。時に、答えより大事な問いもある。常に「何のため」を問い続けたい。(由)

◆〈寸鉄〉 2016年12月13日

 
学会員との出会いで民衆
 の力の偉大さを感じた

 台湾識者。平和へ心一つ
      ◇
 
岐阜「大正義の日」。情熱
 の師子吼で新しき時代の
 建設を!堅塁の要の誇り
      ◇
 
人は勇敢であるほど幸せ
 ―哲人。信心とは勇気の
 異名。今日も不屈の前進
      ◇
 
ふたご座流星群が極大。
 わが地域にも煌めく青年
 の人材群を!深き祈りで
      ◇
 
詐欺の手口は狡猾。警戒
 怠るな。「
兼ての用心深け
 れば身によせつけず
」と

【聖教ニュース・特集記事】

◆北海道総会 九州幹部会 2016年12月13日
池田先生が祝福のメッセージ贈る
北から南から青年拡大の潮流

「先駆の九州」50周年開幕を記念する九州幹部会・青年部総会。青年拡大へ意気高く出発した(九州池田講堂で)
「先駆の九州」50周年開幕を記念する九州幹部会・青年部総会。青年拡大へ意気高く出発した(九州池田講堂で)

 北から南から青年拡大の潮流! 北海道と九州の大会が11日、それぞれ盛大に開催。池田大作先生はメッセージを贈り、誉れの同志の大前進を祝福した。
                                                                           ◇ 
 明年は創価の人権闘争の原点と光る「夕張闘争」60周年。大佳節の幕開けとなる北海道総会・北海道青年部総会は札幌市の北海道池田講堂で開かれた。
 池田先生はメッセージで、今夏の豪雨被害にも屈せず、大勝利の一年を飾った友を心から賞讃した。その上で、北海道家族が「冬は必ず春となるとの勝利の大福徳に包まれゆくことこそ、未来を照らす太陽にほかならないと強調。「世界広布は北海道から」を合言葉に、「幸福拡大」「青年拡大」の大金字塔をと念願した
 三代城青年勝利太鼓の演奏で始まった集いでは、堀政弘さん、平本みどりさんが活動報告。戸田北海道青年部長が、友情の連帯を広げに広げ、後継の証しをと叫んだ。
 石橋同婦人部長が婦女一体の躍進を呼び掛けた後、日下北海道長は、新スローガン「世界広布は北海道から! 我らの誓いの大行進『弘教拡大』『聖教拡大』『幸福拡大』『青年拡大』の三代城たれ!」を紹介。「師への報恩の誠を尽くす時は今と決め、拡大また拡大を」と語った。
 川原主任女性部長に続き、原田会長は、池田先生のたゆみない激励を礎として加速度を増す世界広布の最前線を紹介。師弟の精神を未来へと継承する私たちの使命を自覚し、北海道から新たな拡大のうねりをと望んだ。
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 永遠不滅の指針「常に先駆の九州たれ」発表から50周年を迎える明年。その開幕を告げる九州記念幹部会・九州青年部総会は、福岡市の九州池田講堂で。
 池田先生はメッセージの中で、熊本地震の甚大な被害も一丸となって乗り越え、大拡大を成し遂げた同志をたたえた。そして、大九州は、全学会の先頭に一人立つ誇り高き師子王の連帯であり、全世界が憧れる師弟源流の誉れの人材城であると強調。「先駆の大九州」「世界の大九州」はここにあり! という誓願勝利の大行進をと呼び掛けた
 第1部は、音楽隊の創価福岡先駆太鼓団、創価鹿児島サザンブレイズが圧巻の演奏を披露。鬼木九州青年部長、藤原同男子部長、野口同女子部長は、1967年(昭和42年)7月に池田先生から九州に託された「先駆」の魂を、今こそ青年部が圧倒的な弘教拡大、人材育成で継承しゆく誓いを述べた。
 第2部では、山本総九州長の後、田中知恵美さんが活動報告。
 新名九州長、登坂同婦人部長は、「日本の先駆」から「世界のSENKU」へ、次の50年の堂々の船出をと力説。青年と共に、青年を輝かせ、永遠の基盤の構築をと訴えた。
 志賀男子部長、永石婦人部長に続き、池田主任副会長は一人一人が自身の広布の山に挑み抜き、明年を大勝利の一年にと念願した。

◆鼓笛隊が日本一 創価中部ブリリアンス・オブ・ピースが全国大会で第1位

   
幸福勝利のリズムを刻み、あふれる歓喜を世界中に広げたい!――鼓笛隊結成60周年の本年の掉尾を勝ち飾った創価中部ブリリアンス・オブ・ピースの友が満面の笑みで(幕張メッセで)
創価中部ブリリアンス・オブ・ピースの演技。全員が自身の課題に挑戦し、成長の節を刻んで本番を迎えた(幕張メッセで)

 鼓笛隊の創価中部ブリリアンス・オブ・ピース(鑄場﨑優子チームリーダー)が11日、千葉市の幕張メッセで行われた第44回「バトントワーリング全国大会」(日本バトン協会主催)の「一般部門」OPENの部・ペップアーツ編成に出場。編成別で第1位となり、4年連続“日本一”に輝いた。
 テーマは「音楽会」。軽やかなメロディーに合わせ、大きな音符やポンポンを手に華やかな舞を演じた(2面に関連記事)。

◆本部幹部会で紹介された池田先生の指針
万年の未来へ! 新たな希望の出発を
 
いよいよ、これからが本舞台である!――池田先生の声が響き渡った「創価ルネサンス大勝利記念幹部会」。邪宗門の鉄鎖から“魂の独立”を果たし、世界宗教への飛翔を開始した(1991年11月30日、東京・千駄ケ谷の創価国際友好会館で)
いよいよ、これからが本舞台である!――池田先生の声が響き渡った「創価ルネサンス大勝利記念幹部会」。邪宗門の鉄鎖から“魂の独立”を果たし、世界宗教への飛翔を開始した(1991年11月30日、東京・千駄ケ谷の創価国際友好会館で)

 「北陸総会」の意義を込めて、石川平和会館で開催された「世界広布新時代第22回本部幹部会」(今月4日)の席上、池田先生のスピーチ映像が上映された。この映像は、1991年11月28日付の「破門通告書」が邪宗門から送り付けられた直後、同30日に行われた「創価ルネサンス大勝利記念幹部会」でのもの。世界
宗教としての誇りを胸に、さらなる飛躍を期す友の指針として掲載する。

 一、本日は、緊急に、“祝賀の集い”があるというので(爆笑)、私も出席させてもらった。
 11月28日付(文永7年。同6年説も)の日蓮大聖人の御書には、次のように仰せである。
 「いたづらに曠野にすてん身を同じくは一乗法華のかた(方)になげて雪山童子・薬王菩薩の跡をおひ仙予・有徳の名を後代に留めて法華・涅槃経に説き入れられまいらせんと願うところなり」(御書999ページ)  ――無意味に荒野に捨てるこの身を、同じことなら
法華経のために捧げ、雪山童が法を求めて身を投げ、薬王菩薩がひじを焼いて、法華経に供養したあとに続き、また護法のために壮絶に戦い抜いた(在家の)仙予国王や、有徳王のように、わが名を後世にとどめよう。そして次に法華経、涅槃経が説かれる時には、わが名が、その経典に説かれることを願っている――。
 戸田先生も言われていたが、未来の経典に、「創価学会仏」の名が厳然と記し残されることは間違いないと確信する
 創価学会は、こうした大聖人の仰せ通り、不惜身命で妙法広宣流布を実現してきた。これ以上、折伏・弘教をし、これ以上、世界に正法を宣揚した団体はない。
 学会こそが、正統の信心、正統の実践を貫いている団体であることを、重ねて断しておきたい。

 一、先日、ある著名な宗教学者が、キリスト教と比較して、今回の宗門問題について個人的な所感を述べておられたようだ。少々紹介しておきたい。 「宗教においては、“変わらざるもの”は何か、“変化すべきもの”は何かを見極めることが大事だ。すなわち、普遍性と特殊性をわきまえることが、宗教発展につながるのである。
 
 カトリックにおいても、社会の多様化に伴って、現代という時代への対応、適応が必要になってきた。現代では、独善的・閉鎖的ないき方は通用しないのである。その意味で創価学会は、信仰の根本の部分は堅持し、普遍化しながら、布教の姿勢については、現代に適応させようと努力してきたから、今日までの発展を築くことができたのだと思う
 創価学会員が各地の旧い社会の因習を打破してきたように、宗門の僧侶たちが、
ら“広宣流布”に尽力し、血のにじむような努力をしていれば、この点も当然、理解できるはずである。  “日顕宗と化した”といわれる宗門の実態を見聞きするにつけ、驚くばかりである。仏法でいう『増上慢』そのものの姿を現出しているとしか言いようがない」  ――良識の声、正義への励ましの声として、紹介させてもらった。
 私どもは、大聖人を信じているのである
 
そして大聖人の仏意仏勅のままに「大法弘通慈折広宣流布」の大願を掲げて、行動し続けている。
 だれ人も、大聖人と私どもの間に介在させる必要はない。また、介在させてもならない。


 一、大聖人は「報恩抄」にこう仰せである。
 「日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外・未来までもながる(流布)べし」(同329ページ)――日蓮の慈悲が広大であるならば、南無妙法蓮華経は万年のほか未来の果てまでも流布するであろう――と。
 根本は、大聖人の「大慈悲」によって、広宣流布は進められていく
 また、大聖人は「御義口伝」に、次のように述べられている。  「今日蓮が唱うる所の南無妙法蓮華経は末法一万年の衆生まで成仏せしむるなり」(同720ページ)  ――今、日蓮が唱える南無妙法蓮華経は、末法一万年の衆生まで成仏させるので
ある――と。
 大聖人の仰せのままに進む人は、だれでも成仏できるのである。
 大聖人は「末法一万年」「万年の外」と仰せである。いよいよ万年の未来へ、広宣流布への新しき、そして壮大なる希望の出発をしたい。

 一、大聖人はまた、次のように仰せである。  「此の御本尊も只信心の二字にをさまれり」(同1244ページ)――この御本尊もただ「信心」の二字におさまっている――と。
 信心がなければ、御本尊の体はあられるけれども力用は現れない。
 こちらの強い信力・行力が、御本尊の仏力・法力と相まって、功徳が厳然と現れるのである。
 「信心」と「実践」のないところに、もはや仏法の生命はない。
 また、このようにも仰せである。
 「南無妙法蓮華経とばかり唱へて仏になるべき事尤も大切なり、信心の厚薄によるべきなり仏法の根本は信を以て源とす」(同ページ)  ――南無妙法蓮華経とだけ唱えて、仏になることが最も大切である。ひとえに信心の厚薄によるのである。仏法の根本は信を源とするのである――と。
 成仏は、信心の厚薄によるのであり、あくまでも強き信が根本である。他の特別な権威等によるのではない。
 
 一切は、信心の厚薄による。信心のある人が必ず勝つのである

 一、どうか、皆さまは、「世界一の朗らかさ」と「世界一の勇気」をもって、「世界一の創価学会」の建設へ進んでいただきたい。そして、大勝利の創価学会創立70周年をともどもに迎えたい。
 きょうは本当にご苦労さまでした。重ねて御礼申し上げます。

◆世界広布新時代第22回本部幹部会北陸総会から(要旨) 
 師とともに「誓願の大行進」を  本郷弘 北陸長/横山美智子 婦人部長
 
◆世界広布新時代第22回本部幹部会北陸総会から(要旨) 
 県で初の女性農協理事として活躍 地域に根を張り信頼広げる
   活動体験 富山・旭日立山県 金山 加代子さん(県副婦人部長)

◆〈池田華陽会御書30編に学ぶ〉 報恩抄 
広布への行動こそ最高の報恩の実践

 今月は、「報恩抄」を学びます。報恩の実践を貫かれた日蓮大聖人の御精神を心に刻み、師恩に報いる人生を歩んでいきましょう。(拝読範囲は本抄全編です。池田大作先生による本抄の講義は、『希望の経典「御書」に学ぶ』第3巻、『勝利の経典「御書」に学ぶ』第22巻、本年12月号「大白蓮華」の「世界を照らす太陽の仏法」〈いずれも聖教新聞社〉に収録されています)


〈本抄について〉

 本抄は、建治2年(1276年)7月、かつての師である道善房の逝去の知らせを聞かれた日蓮大聖人が、修学時代の兄弟子である浄顕房・義浄房(義成房)に送られた御書です
 道善房は、大聖人が若き日に安房国(千葉県南部)の清澄寺で修学されていた時の師匠です。
 大聖人は、亡き師匠の恩に報いるために本抄を認められ、浄顕房・義浄房に対し道善房の墓前で読むよう指示されています


〈大 意〉

 日蓮大聖人は本抄で、人間として生きる根本の道は「報恩」にあることを示されます。そして、大聖人御自身、報恩のために仏法を学び究められたと仰せです。続いて、釈尊が説いた一切経の中で、最高の真実を伝える経典は法華経であることを明かされます
 しかし、特に日本において、法華経より真言の方が勝っているとの邪義が唱えられていることを破折。大聖人は身命を賭して、こうした邪義を打ち破り、大難に遭われました。これも、四恩(父母の恩・師匠の恩・三宝の恩・国恩)に報いるためであったことを明かされます。
 さらに、末法に広まるべき法は、法華経の肝心である三大秘法の南無妙法蓮華経であることを示され、南無妙法蓮華経は、大聖人の広大な慈悲によって未来永遠に流布し、一切衆生を救う大法であることを宣言されます。そして、この妙法弘通の功徳は、全て旧師である道善房に集まっていくと示されます。


〈御 文〉

 日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外・未来までもながるべし、日本国の一切衆生の盲目をひらける功徳あり、無間地獄の道をふさぎぬ、此の功徳は伝教・天台にも超へ竜樹・迦葉にもすぐれたり、極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず、正像二千年の弘通は末法の一時に劣るか、是れひとへに日蓮が智のかしこきには・あらず時のしからしむる耳、春は花さき秋は菓なる夏は・あたたかに冬は・つめたし時のしからしむるに有らずや(御書329ページ3行目~7行目)


〈通 解〉

 日蓮の慈悲が広大であるならば、南無妙法蓮華経は万年の更に先の未来までも流布するであろう。
 日本国の一切衆生の盲目を開く功徳がある。無間地獄への道をふさいだのである。この功徳は伝教や天台にも超過し、竜樹や迦葉よりもすぐれている。
 極楽百年の修行の功徳は、穢土の一日の修行の功徳に及ばない。正法・像法二千年の弘通は、末法の一時の弘通に劣るであろう。これは、ひとえに日蓮の智慧がすぐれているからではなく、時がそうさせるのである。
 春は花が咲き、秋は果実がなる。夏は暖かく、冬は冷たい。これらも時がそうさせることではないか。


〈解 説〉末法での妙法弘通に計り知れない功徳が

 報恩の人生こそ、最も尊い、最極の人生です
 日蓮大聖人は、かつての師匠をはじめ、父母や三宝(仏・法・僧)、さらに国家社会の恩に報いるため、仏法を学び究められました。本抄では、その結論として、末法の民衆を救う三大秘法の南無妙法蓮華経について示されています。
 掲げた御文の前半では、大聖人御自身の不惜身命の闘争によって、南無妙法蓮華経が未来永遠にわたって民衆を救っていくとの大確信を述べられています。
 大聖人が明かされた南無妙法蓮華経は、宇宙の根源の大法です。ゆえに、いかなる時代になっても人々を救っていくことができるのです
 また、ここでは、大聖人の「
主師親の三徳」が明かされています。
 すなわち、「日蓮が慈悲曠大」は、人々を慈しむ「
親の徳」。「一切衆生の盲目をひらける功徳あり」は、人々を正しく導く「師の徳」。「無間地獄の道をふさぎぬ」は、人々を守る「主の徳」を表します。
 ここでいう「盲目」とは、生命の根源的な迷いである無明が原因で、覚りの生命が開かれていない状態と拝されます。大聖人は、不惜身命で妙法を弘めることによって、人々の生命の無明を打ち破り、“民衆を不幸にする無間地獄への道”をふさいでくださったのです。
 人々の生命が濁り、乱れた時代である末法に妙法を弘めることは、難事中の難事です。
 ゆえに、続く御文で大聖人は、困難のない「極楽」での100年の修行よりも、苦悩や苦難に満ちたこの現実世界である「穢土」で修行する一日の功徳の方が、はるかに大きいと述べられています
 私たちが、現実の中で悩みと向き合いながら、広宣流布のために祈り、行動する一日一日の功徳は計り知れません。
 さらに大聖人は、末法弘通の大法を確立されたことについて、御自身の智慧がすぐれているからではなく、“
時がそうさせるのである”と仰せです。南無妙法蓮華経こそ、末法の民衆を救う、時にかなった大法であることを教えられているのです。
 この大聖人の御確信のままに、妙法を全世界に弘めてきたのが創価学会です。世界広布という大聖人の大願を現実のものとしたのは創価学会以外ありません。
 世界広布の道を開いてくださった三代会長への報恩の誓いを胸に、「世界広布新時代 青年拡大の年」へ、勢いよく出発していきましょう


〈理解を深めよう〉師恩に報いる

 日蓮大聖人は本抄の冒頭で、恩を知り、恩に報いた動物や賢人の例を挙げ、「仏法を学ぶものが、どうして父母、師匠、国土や社会の恩を忘れてよいであろうか」(御書293ページ、通解)と、報恩の大切さを教えられています。この仰せの通り、大聖人は、亡き師匠・道善房に報恩の誠を尽くされました。
 大聖人の修学時代の師匠・道善房は、大聖人の立宗宣言後、大聖人の教えが正しいと心を寄せていたものの、権力からの迫害を恐れ、遂に念仏の信仰を捨てきれないまま亡くなりました。
 そんな師匠であっても、大聖人は、仏教を教えてくれた恩を忘れませんでした。道善房の逝去の知らせを聞いた時には、“すぐに自ら安房に向かい、道善房の墓前で追善したかった”と言われるほど、師匠を大切にされたのです。
 さらに、大聖人は本抄の結びで、「此の功徳は故道善房の聖霊の御身にあつまるべし」(同329ページ)と仰せになり、大聖人の妙法弘通の功徳は、全て師匠・道善房の身に集まるだろうと示されています。弟子の正しい実践が、師匠への最高の報恩となるのです。
 大聖人が御自身の振る舞いで示されたように、仏法者にとって、恩を知り、恩に報いる生き方こそ重要です。ましてや、広宣流布の正しい師匠への恩に報いる人生ほど、尊いものはありません。
 池田先生は、「報恩は、人として生きる『至誠の道』です」と呼び掛けています。師恩に報いていく最極の青春を歩んでいきましょう。


〈池田先生の講義から〉

 御書に「師匠は大地であり、弟子は草木である」(御書900ページ、趣意)と仰せです。
 弟子が咲かせた勝利の花は、必ず大地に還り、師匠の福徳となる
 そして、その師弟の大地から、また新たな勝利の花が咲き薫ることも、これまた疑う余地がありません。(中略)
 いよいよ二十一世紀の本舞台へ――。師弟勝利の新たな歴史を築きゆく「時」が到来しました。私は愛弟子の絶対の勝利を信じています。わが真の弟子たる青年の勝利を待っています。(『希望の経典「御書」に学ぶ』第3巻)
                                                                      ◇ ◆ ◇ 
 「慈悲」の精神が社会のすみずみに浸透し、脈動していく時、どんなに世界は明るく変わることでしょう。
 「人間主義の時代」「生命尊厳の時代」へ――私たち創価の民衆のスクラムと前進が、その夜明けを創り開いていくことは、絶対に間違いありません。(中略)
 広宣流布とは、人類の苦を抜き去り、「慈悲の行業」を世界に広げる戦いです。(中略)我ら創価の連帯は、この「慈悲」の精神で、人類を結びゆくのです。(『勝利の経典「御書」に学ぶ』第22巻)

◆2017年(平成29年)未来部の活動 主体性引き出す励ましを

◆2017年(平成29年)の活動 〈学生部〉
  新風を起こせ! 若き革命児のスクラム拡大 師弟勝利の快進撃を!

◆2017年(平成29年)の活動 〈女子学生部〉
  福智の太陽女子学生部 誓いのスクラムを楽しく! 世界を照らす希望の光に!!

2016年12月12日 (月)

2016年12月12日(月)の聖教

2016年12月12日(月)
  新聞休刊日

2016年12月11日 (日)

2016年12月11日(日)の聖教

2016年12月11日(日)の聖教

◆今週のことば


和楽と希望の座談会だ。
いの健闘に拍手!
会場のご家庭に感謝!
共々に笑顔で決意!

みなで朗らかに新年へ。


◆名字の言


  都会や観光地では、中国語を耳にするのが当たり前になった。日本政府観光局によると、本年1月から10月に日本を訪れた外国人旅行者は約2011万人。このうち、4人に1人以上が中国人という▼『訪日中国人、「爆買い」以外にできること』(日本僑報社)をひもといた。これは、中国で日本語を学ぶ学生を対象とした「中国人の日本語作文コンクール」の第12回受賞作品集。過去最多の5190本の応募作から、優秀作81本が収められている▼最優秀賞に輝いた大学生の白宇さん。入学当時、日中関係が冷え込んでいたこともあり、日本語専攻をやめようと考えていた。だが、2人の日本人教師との出会いで変わる。「今年、私は大学院へ進学する。専門は日本語。今なら相手が誰であろうと、私は胸を張って言える。『私の専門は日本語です』と」▼コンクールの主催者で、民間交流を通して日中友好に尽力する日中交流研究所の段躍中所長は断言する。「一人の力は小さいかもしれませんが、両国民が民間レベルで力を合わせれば、日中友好は必ずできる」▼国と国の関係といっても、人と人の関係に帰着する。明年は日中国交正常化45周年。明後年は日中平和友好条約締結40周年。友好の新時代を開く、心通う出会いを重ねたい。(川)


◆社説   地域社会で子どもを育む 温かな〝人間のネットワーク〟を

   
あす12月12日は児童福祉法公布記念日である。厚生労働省の調査によると、全国の児童虐待の件数が昨年度、10万件を突破し、25年連続で過去最多を更新。また、子どもの貧困も問題となっており、内閣府の「子ども・若者白書」によれば、現在、6人に1人の子どもが貧困状態にあるという
 昨年5月から本紙に連載しているコラム「未来をつくる」は、社会起業家で、内閣府「子ども・子育て会議」委員なども務める、認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹氏の執筆。同欄では、児童福祉に関連した、さまざまな社会問題を取り上げてきた。
 第6回のコラムでは、虐待通報ダイヤル「189(イチ・ハヤ・ク)」を紹介。虐待の恐れがあると感じたら、すぐ児童相談所に通告・相談できる全国共通の電話番号で、通告・相談は匿名でもよい。第18回のコラムでは、日本の貧困について、発展途上国と違い、表面的には見えにくいとも指摘した。
 駒崎氏は、「教師と生徒、親と子どものタテの関係だけでなく、別の大人が関わるナナメの関係も大切です。子どもからすれば“ウザイ”と思われそうな多少の“おせっかい”も、子どもたちを守るためには、大切な関わりです」と、社会として子どもたちを見守り、育んでいく重要性を一貫して訴えている。
 神奈川県のある男子部員から、こんな話を聞いた。3歳になる娘が、目を離した隙にドアの鍵を開け、一人で近所の公園に遊びに行ってしまった。たまたま公園に居合わせた近隣の方が気付き、家まで連れて来てくれた。この男子部員も、夫人も、共に公園清掃や防犯パトロールなど地域の自治会活動に、普段から積極的に参加していたことで、誰の子か、すぐに分かったという。
 小説『新・人間革命』には、「子育て支援や虐待の防止のためには、行政などの取り組みも必要不可欠である。しかし、より重要なことは、地域社会の中に、共に子どもを守り、若い母親を励まそうとする、人間のネットワークがあるかどうかではないだろうか」と、つづられている
 近隣との日頃のコミュニケーションは、子育て支援のみならず、防災の観点からも重要だ。町内会や自治会、ボランティア等での活動を通じ、地域交流を推進する同志も多い。地元の未来部員を皆で見守るだけでなく、地域の全ての子どもたちが健やかに成長できるよう、祈り、行動する私たちでありたい。


◆きょうの発心  祈りを根本に信心の実証を示す(諸経と法華経と難易の事)
御文
 仏法は体のごとし世間はかげのごとし体曲れば影ななめなり(諸経と法華経と難易の事、992ページ)
通解 仏法は本体であり世間法はその影のようなものである。体が曲がれば影はななめになる。

心という根本が曲がると、生活も乱れてくる、と教えられています。
母子家庭のわが家は、私が5歳の頃に入会。山あいの小さな町にあふれる学会草創の息吹に、幼い私も勇気づけられ、経済苦に負けずに育ちました。
 高校2年の時、第1回高等部総会に参加。池田先生から真心の指導と激励をいただき、生涯の原点を築きました。
 支部長の任命と同時期に、職場で重要なプロジェクトに携わるように。“今こそ社会で実証を示す時”と決意するものの、いつしか惰性に流され、大事な場面で健康を害してしまったのです。
 先輩から、「基本に立ち返ろう」と激励をいただき、自身の慢心を反省し、朝晩の祈りを根本に仕事に再挑戦。すると翌年、最年少で部長に昇進できました。
 その後、地元組織では本部長、分区長の任を頂き、仕事と学会活動の両立に徹しました。執行役員を経て、現在は、仕事で培った技術を生かせる第二の職場に恵まれ、感謝の日々です。
 師弟有縁の地・杉並で、誠実に信頼の輪を広げてまいります。  東京・杉並総区副総区長 金子 浩

◆〈寸鉄〉 2016年12月11日

 
会長は出会いを通し人々
 が結び合える事を証明

 博士。信念の対話、我らも
      ◇
 
東京・墨田の日。師弟有縁
 の地から拡大の潮流を!
 「庶民の王国」の誉れ高く
      ◇
 
幸福だから笑うのではな
 い。笑うから幸福なのだ

 ―哲人。今日も爽やかに
      ◇
 さあ
未来部の日。幹部会
 中継行事に家族と参加。
 周囲も真心の激励で包め
      ◇
 くしゃみによるウイルス
 飛散は4~5メートルと。共々
 に
咳エチケットの励行

【聖教ニュース・特集記事】

◆池田先生とエスキベル博士(ノーベル平和賞受賞者)の対談集 
 イタリアで出版発表会
 エスキベル博士が記念講演

ローマのアルジェンティーナ劇場で行われた対談集『人権の世紀へのメッセージ』のイタリア語版の出版記念発表会。ノーベル平和賞受賞者であるエスキベル博士の講演は、大きな反響を呼んだ。著名な彫刻家・画家・建築家でもあり、教師としての実績も持つ博士。これまでに日本の創価大学や創価学園を訪れ、アルゼンチンSGIの集いにも頻繁に出席するなど、未来を担う青年たちにエールを送り続けている
ローマのアルジェンティーナ劇場で行われた対談集『人権の世紀へのメッセージ』のイタリア語版の出版記念発表会。ノーベル平和賞受賞者であるエスキベル博士の講演は、大きな反響を呼んだ。著名な彫刻家・画家・建築家でもあり、教師としての実績も持つ博士。これまでに日本の創価大学や創価学園を訪れ、アルゼンチンSGIの集いにも頻繁に出席するなど、未来を担う青年たちにエールを送り続けている

 アルゼンチンの人権の闘士アドルフォ・ペレス=エスキベル博士と池田大作先生の対談集『人権の世紀へのメッセージ』のイタリア語版が、ミラノのエスペリア出版社から発刊された。出版記念発表会は11月29日、ローマのアルジェンティーナ劇場で開かれ、650人が出席。席上、エスキベル博士が記念講演を行った。
                                ◇ 
 「皆さん、お元気ですか」――博士の講演は、会場を埋め尽くした一人一人に語り掛けるように始まった。
 「創価学会には大変感謝しています。東京で池田先生に初めてお会いした際、ずっと昔から知り合いだった気がしました。私は南米生まれのキリスト教徒です。(池田先生と)育った文化環境は異なりますが、私たちは、平和への共通の視点を持っていました。“どうすれば争いの絶えないこの地球を、平和の地に変えられるか”と語り合ったのです
 ――博士は1931年生まれ。74年、人権団体「平和と正義のための奉仕」を創立。アルゼンチンの軍事政権による市民への弾圧に対し、民衆の力を結集した運動を展開した。77年、権力者の標的となって逮捕されるが、激しい拷問に耐え、14カ月の獄中闘争を勝ち越えた。80年、ノーベル平和賞を受賞。「非暴力を旗印に人権擁護を訴えて戦い、弾圧で闇から闇に葬られた人々に光を与えた」との受賞理由だった。池田先生との会見は95年12月、東京で。その後も往復書簡を重ね、対談集『人権の世紀へのメッセージ』(2009年、東洋哲学研究所刊)を結実させた。
                                 ◇ 
 博士の講演内容は多彩なテーマに及び、示唆に富むものだった。

平和の建設者

 「池田先生と語り合う中で“平和は誰かから与えられるものではなく、創り上げていくもの”との考えで一致しました。そして、それを成し遂げるには、勇気と希望が必要である、とも。皆さんは具体的な平和の建設者であってください

青年への指針

 「青年の役割についても、たびたび意見を交わしました。青年は人生の道を自らの手で見つけていかなければなりません。そのためには、自らのルーツを知る必要があります

女性こそ希望

 「暴力が渦巻く現代にあって、一筋の希望の光があります。それは女性の存在です。私たちに戦い続ける力を与えてくれます。女性の本能は、生命を慈しみ、育むことにあります。平和を望み、自分たちの居場所をつくってきた方々です」

教育の役割

 「教育とは、批判精神と豊かな価値観を養い、人間の心を解放するための実践です。自由がなければ、相手の人間性と向き合い、相互に対話の橋を架けることはできない。単一文化主義は危険です。多文化を受け入れる価値観が必要です」
                                 ◇ 
 最後に、博士は訴えた。「民族間の差異は本来、私たちを豊かにしてくれます。例えば1本の指で紙をつかむことは難しい。しかし5本の指を使えば、何でもできる。民族も同じ。共同作業するならば、必ずこの世界を変えられます!」
 “2人の闘士”の平和のメッセージは参加者の心に深く刻まれた。

◆長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」発表35周年 大分で九州総会行う

  
世界広布新時代を切り開く決意にあふれた総会。「青年よ広布の山を登れ」を大合唱した(大分平和講堂で)
世界広布新時代を切り開く決意にあふれた総会。「青年よ広布の山を登れ」を大合唱した(大分平和講堂で)

 世界広布新時代第5回九州総会が10日、大分総県総会の意義を込め、大分平和講堂で開催された。長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」発表35周年を記念するもの
 これには、池田先生がメッセージを贈り、麗しき異体同心の先駆の連帯を築き上げた大分、そして九州の友を賞讃。師弟正義の電源地たる誇りも高く、人間革命の歓喜の歴史、広布の金字塔を打ち立てようと呼び掛けた
 総会に向け、大分では「地区青年5勇者」と銘打ち、座談会などを活用して青年部の記念撮影を推進。その中で、忘れ得ぬ師弟の原点を語り継いできた。
 ――退転・反逆者と不知恩の坊主らによる迫害の嵐が吹き荒れた第1次宗門事件。その発火点の一つ・大分にあって、青年部は揺るがなかった。それを聞いた池田先生は“広宣流布の一切を青年に譲り託す”との思いで1981年(昭和56年)12月10日、新たな青年部の指針として長編詩を発表。その師子吼が瞬く間に全国に広がり、反転攻勢の歴史が開かれたのである――。
 九州総会の会場のロビーでは、「地区青年5勇者」の笑顔を収めた幾多の写真が、来場者を迎えた。勇み集った青年の代表500人の顔は、“師弟の魂を永遠に受け継ぐ!”との決意に漲っていた。
 新名九州長のあいさつの後、多嶋田美智代さんが体験発表。大塚総県長、古田同婦人部長は「強盛な祈りと団結で青年を拡大し、一人一人が幸福の実証を示そう」と訴えた。
 志賀男子部長、永石婦人部長に続き、池田主任副会長が、青年拡大の先駆を切る大分の友をたたえた。

◆〈開拓者の誇り〉 ペルー    信心の精進即人生の勝利

   
10年ぶりにペルーを訪問した池田先生が、広布20周年記念の勤行会に出席。計2500人の参加者と3度にわたり勤行・唱題を行い、故・キシモト初代理事長の功労を称賛するとともに、“妙法こそ幸福の原動力である”と呼び掛けた(1984年3月4日、リマのペルー文化会館で)
10年ぶりにペルーを訪問した池田先生が、広布20周年記念の勤行会に出席。計2500人の参加者と3度にわたり勤行・唱題を行い、故・キシモト初代理事長の功労を称賛するとともに、“妙法こそ幸福の原動力である”と呼び掛けた(1984年3月4日、リマのペルー文化会館で)

 世界各国の広宣流布の礎を築いたSGIの同志を紹介する「開拓者の誇り」。今回は、池田先生の初訪問から50周年の佳節を迎えた、ペルーのカルロス・シマ最高指導会議議
長とホセ・ファーレス理事長に語ってもらった。

◆〈信仰体験 しあわせ家族〉 亡き弟(次男)が遺したもの 


 【山形市】2003年(平成15年)8月、それは突然の出来事だった――。「英雄が海で溺れて病院に運ばれた。意識不明だ」。父の電話の声から、緊迫した事態が伝わってきた。久しぶりに御本尊に向かった。“絶対に大丈夫、必ず助かる!”。だが弟は帰らなかった。亡きがらを前にして橘井恒雄さん(41)副支部長は、父・栄司さん(66)副総県長に怒りをぶちまけた。

2016年12月10日 (土)

2016年12月10日(土)の聖教

2016年12月10日(土)の聖教

◆わが友に贈る


受験生よ 頑張れ!

一日一日を大切に
断固と自分に勝て!

たゆまぬ努力の人に
青春の栄冠は輝く!

◆名字の言


「通信員になって本当によかった」。茨城の通信員が晴れ晴れと語っていた。自身の病との闘いもあったが、宿命を使命に変えゆく同志の取材を通して、勇気と希望を得たという。本年の通信員写真特集で「最優秀賞」に輝いた▼写真が掲載された紙面(10月2日付)には、“現役”のみならず、通信員出身の誇りで活躍する友からも多くの声をいただいた。元通信員の精神を発揮して、「地元の功労者の信仰体験を原稿にまとめているんです」と話す方もいた。変わらぬ信念に頭が下がる▼本紙の通信員制度は、1954年(昭和29年)1月に発足。本紙には「全国通信網の基礎確立」との見出しで紹介されている。その隣には「社友」制度(当時)発足の記事も。これは随時、執筆を依頼する制度で、そこには男子第一部隊長だった池田先生の名も記されている。通信員は、その出発から師弟一体であった▼池田先生は、通信員大会へのメッセージで、通信員の名称には「信心の光を流れ通わせる」「信頼の絆を広げ通わせる」「行学の息吹を伝え通わせる」との意義があるとつづっている▼一人一人が広布の最前線に立ちつつ、健筆を振るってくださる皆さま。これからも力を合わせ、共に「通信」の使命を果たしていきたい。(道)

◆〈寸鉄〉 2016年12月10日

 
平和な社会構築の為には
 創価の哲学と連帯が必要

 ―市議。我らの使命は大
      ◇
 
人は広い人間関係の中で
 真の自己を見つけ出す

 詩聖。学会活動こそ王道
      ◇
 
誠実でも行動しなければ
 何にもならない
―戸田先
 生。どんどん動き、語ろう
      ◇
 
世界人権デー。生命尊厳
 の視座を今こそ時代の潮
 流に。万人が輝く未来を
      ◇
 
買い物カートの子供転落
 事故多発
。日々、使用する
 物。短時間でも油断なく

【聖教ニュース・特集記事】

◆池田先生のリオ初訪問50周年を記念 盛大にリオデジャネイロ圏の希望総会 2016年12月10日
   ブラジルに響く勝利の歌声
   池田先生の平和貢献讃え3自治体が顕彰状
   熱戦繰り広げた五輪アリーナで


 
「支部50世帯」の金字塔を打ち立て、勝利の歌声に包まれた総会。次なる50年へ新たな出発を切った1万人の歓声が、場内にこだました
「支部50世帯」の金字塔を打ち立て、勝利の歌声に包まれた総会。次なる50年へ新たな出発を切った1万人の歓声が、場内にこだました

  池田大作先生のブラジル・リオデジャネイロ初訪問50周年を記念する「世界広布新時代 希望総会」が、「リオ五輪アリーナ」で盛大に開催された(11月27日)。これには池田先生がメッセージを贈り、「『生涯青年』の心意気で、みずみずしい建設の人生を共々に歩んでいただきたい」「リオに希望あれ! 栄光あれ! 平和あれ! そして、皆さまに幸福あれ! 和楽あれ! 勝利あれ!」と呼び掛けた。総会の席上、リオデジャネイロ州議会、メスキッタ市議会、ジャペリ市議会から池田先生の平和への貢献を讃える「顕彰状」が授与された。
 その瞬間は、総会の途中で訪れた。昨年1月からのリオ圏の弘教数が7250世帯に達し、目標であった「支部50世帯」の弘教を超えたことが発表されたのである。
 吉報が発表されるやいなや、地鳴りのような参加者1万人の歓声と拍手が会場を大きく揺るがす。
 「エ・ピケ、エ・ピケ、エ・ピケ、ピケ、ピケ!……」と、総立ちとなって歓喜の勝鬨が湧き起こった。その熱気は、同じ場所で行われたオリンピックの盛り上がりにも引けを取らない。いや、それ以上かもしれない。
 参加者の一人であるアレシャンドレ・ピニェイロ・ダンタスさん(総合方面長)は、満面の笑みをたたえて語っていた。
 「私の地元の支部では、今日までに70世帯を実らせ、自身8世帯の弘教を成就することができました。何よりもうれしいのは、師弟の絆を結び、喜びに包まれて入会した同志の笑顔です。まだ見ぬ多くの人が仏法を求めていることを思うと、私たちの使命の深さを実感します!」
 「支部50世帯」の発表に続き、リオで生まれた愛唱歌「サウダソン・ア・センセイ(ようこそ、センセイ)」を全員で歌い上げた。
  
 〽先生、あなたをブラジルに迎えることができて、私たちの夢はかないました。
 私たちの鼓動は高まり こだましています。
 ムイト・オブリガード(本当にありがとうございます)、先生……
  
 池田先生がリオを初訪問した1966年3月、広布の陣容は166世帯だった。それから84年、93年と計3回にわたり師を迎え、そのたびにリオの同志の陣列は水かさを増してきた。初訪問から半世紀を経た今、その連帯は、当初の約130倍に拡大。池田先生は、南米最大の都市であるサンパウロの友と並び、模範の拡大を続けるリオのスクラムを“ブラジルの関西”と讃えてやまない。
 マリア・アンジェラ・ロカテーリさん(支部婦人部長)は語る。
 「私たちの住む地元には、大変に貧しい地域が多くあります。だからこそ、幸福の源泉である妙法を弘めたいと、題目根本に訪問激励に歩き、地域中を駆け回ってきました。そして、支部で59世帯の弘教を達成することができました」


◆「世界人権デー」に当たり英字紙「ジャパンタイムズ」に池田先生が寄稿
 

 きょう12月10日の「世界人権デー」に当たり、池田先生が英字紙「ジャパンタイムズ」(12月7日付)に寄稿した。

◆きょう「世界人権デー」 

 
カナダのモントリオール大学で開催された「現代世界の人権」展で、来賓に展示パネルを解説する池田先生(1993年9月)。同展は2004年まで世界各地で実施され、40都市を巡回した
カナダのモントリオール大学で開催された「現代世界の人権」展で、来賓に展示パネルを解説する池田先生(1993年9月)。同展は2004年まで世界各地で実施され、40都市を巡回した

 きょう10日は「世界人権デー」。1948年のこの日、国連総会で、「世界人権宣言」が採択された。これを記念し、各国で人権活動を推進するための諸行事が開催されている。SGIでも、人権意識の向上のためにさまざまな活動を展開してきた。ここでは、その一端を紹介する。…

◆世界広布新時代第22回本部幹部会 北陸総会から(要旨) 原田稔会長
 
 青年の熱と力が新たな時代を開く
 「信仰の王者」の誇りで前進
 この一年の陰の尽力に感謝


 一、「世界広布新時代第22回本部幹部会」ならびに、盛大な「北陸総会」の開催、大変におめでとうございます(拍手)。
 また本日は、8カ国・地域から、104人のSGIメンバーも参加されております。遠いところ、ようこそお越しくださいました。
 一、初めに、11月に行われた教学部任用試験(仏法入門)では、全国で10万2000人が合格されました。誠におめでとうございます(拍手)。
 教学で得た感動を、確信へと変えるのは実践です。お一人お一人が、「行学の二道」を力強くまい進されますよう、心から念願します
 また、無冠の友の皆さま、各種役員・担当の皆さま、会場提供者の皆さまなど、この一年、陰で学会の前進を守り、支えてくださった全ての皆さまに、衷心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました(拍手)。
 併せまして、すでに財務の振り込みも始まっておりますが、広布部員の皆さまには、あつく御礼を申し上げます。


アジア各地で創価の友が躍動


  一、さて先月、南アジアの4カ国を訪問してきました。
 タイでは、10月13日に崩御されたプーミポン国王陛下の弔問のため、王宮を訪れました。池田先生が3度にわたる国王との会見で、まかれた信頼の種は、今や15万人もの地涌の連帯となって花開いております。
 インドネシアでは、教育文化省を訪れ、ムハジル・エフェンディ教育文化大臣と会見。第2次宗門事件の折、反逆者らに組織を蹂躙されたインドネシアは、「魂の独立」から25年を経た今日、当時の1本部から、実に12本部49支部を数えるまでに大発展を遂げています。
 またシンガポールでは、チャン・チュン・シン首相府大臣と会見しました。大臣は、「多民族・多宗教の国であるわが国において、シンガポール創価学会は社会の大事な柱です。他団体との調和に取り組んでくれています」と高い評価を寄せてくださいました。
 そしてマレーシアでは、約6100坪(2万平方メートル)の敷地に700席のメインホールを有するSGIアジア文化教育センターの開所式が開催されました。
 引き続き行われた、マレーシア芸術学院からの池田先生への「文化芸術卓越貢献賞」授与式は、5カ国から代表600人が集うという、東洋広布の一大拠点へと飛躍しゆくマレーシアの未来を象徴する式典となりました。
 一、「青年拡大」の要諦とは何か。池田先生は小説『新・人間革命』で、「青年部に、学会の全責任を担うという自覚がなければ、いつまでたっても、後継者として育つことなどできません」(第4巻『青葉』の章)と、厳しくご指導くださっています
 「青年の自覚」――この重要性を先生は、こうもつづってくださっています。
 「現代の若者たちのかかえる問題の根本的な解決も、仏法による以外にないし、それを現実に実証してきたのが創価学会である。
 しかし、社会に、その事実を知らしめていくには、新しい運動が、新しい表現の場が必要になる。そして、それをつくり上げていくのは、同じ世代にあたる青年部である。世代によって異なる悩みや問題を熟知しているのは、同世代の人たちであるからだ。
 自分たちの世代の広宣流布は、自分たちが責任をもち、最も有効な運動をつくり上げていってこそ、仏法の永遠の流れが開かれる」(第7巻『文化の華』の章)と。
 “わが世代の広宣流布は、わが世代にしか成し遂げられない。否、断じて成し遂げてみせる”――この自覚こそ地涌の友を呼びいだす祈りの原点であり、智慧の源泉なのであります
 シンガポール創価学会は、国家の最重要行事である独立記念式典に、政府の要請を受けて22年連続31回の出演を果たしています。また、旧正月を祝賀する「チンゲイ(粧芸)パレード」にも32回出演し、毎回、大統領や首相らの前で圧巻の演技を披露しています。
 こうした取り組みが高く評価され、2005年には青年部に対し、政府からシンガポール国家青年賞が贈られておりますが、振り返れば独立記念式典での演技然り、チンゲイパレードへの出演然り、1980年代に青年部が自ら立案し、始まったものでした。
 青年の熱と力、発想と実行力が、新たな拡大を可能にし、新たな時代を開き、新たな伝統を築いたのです。
 そして今、シンガポールのメンバーは約4万人。全永住者のうち堂々の1%の勢力を誇っております。
 その上、さらに頼もしきシンガポール青年部は、2018年の「11・18」を目指し、1万人の青年を結集すると意気込んでおります。
 池田先生が、「学会の永遠性を確立するのは、まさに今この時だ。これが私の総仕上げの闘争である」と位置付けられている今、2018年11月18日までの2年間がもつ歴史的意義は、極めて重大であります
 永遠に池田先生と共に、永遠に広宣流布の流れを開く――その命運を担い立つ、使命深き責任世代の青年部を、私たちは全力で励まし、立ち上がらせ、慈しみ、応援していきたい。


新年勤行会からにぎやかに出発


  一、御書には「新春の慶賀自他幸甚幸甚」(893ページ)と仰せです。年末年始、事故には十分に注意しながら、親戚をはじめ広く旧交を温め、自他共に喜びと充実の一年を、新年勤行会からにぎやかに出発していきたい。
 「
天の時 遂に来れり 創価王」――宗門から1991年11月28日付の「破門通告書」が届いた直後の30日、池田先生は一句を詠まれました。そして、「『創価王』というのは、皆さん全員が信仰の『王者』という意味です」と語られました。
 さあ、今再び「天の時 遂に来れり」との心意気で、「創価学会仏」の誇りに燃え、一人一人が勇んで出発していきましょう(拍手)。

◆世界広布新時代第22回本部幹部会 北陸総会から(要旨) 竹岡光城青年部長
   弘教と人材拡大の金字塔


 一、本年、総仕上げの12月、青年部の若き力が全世界で躍動。邪宗門(日蓮正宗)と決別した「魂の独立」から25年を迎えた今、新時代の世界広布の潮流は、その水かさを大きく増しています。
 インド創価学会は本年、15万人の陣列へと拡大。ブラジルでは、昨年1月から1万8000もの御本尊流布を達成。その半分が青年部による折伏です。
 19カ国で統一の教学実力試験を実施し、1万人が受験する予定のアフリカでは、メンバーが3万人を超えたコートジボワールをはじめ、各国の同志が広布開拓を力強く進めています。
 日本でも本年、男子部が2万に迫る折伏・弘教を達成。女子部もロマン総会へ朗らかに前進しています。いずれの地域も、青年がその発展の大きな原動力になっています。
 宗門が「破門通告書」を送り付けてきた25年前、一体、誰がこのような絢爛たる創価の大発展を予想したでしょうか。全ては、池田先生の遠大なるご構想と、不惜身命のご闘争によって成し遂げられた仏法史上の壮挙です。
 一、創価学会が、世界へと飛躍する一方、日顕宗は見るも無残な末路をたどっています。
 地方の末寺では、毎月の御講の参加者が激減。新年の勤行会ですら閑散としている所もある。本年の折伏目標達成寺院も、2年前の3分の1で過去最低の結果といわれています。
 そんな、世間からも全く相手にされない泡沫教団が、生き残りをかけ苦し紛れに行っているのが学会攻撃です。坊主・講員たちは、学会員のみならず一般の住人にまで、迷惑なビラ投函や訪問を行い、大ひんしゅくを買っています。
 男子部は、これらの行為に対して破邪顕正の言論戦を展開。
 男子部の質問に住職がまともに答えられないケースが続出し、住職が逃げて嫁に対応させる、通称「嫁ブロック」も多発(笑い)。
 男子部の正論に、中には「本山のビラは意味がない」「嫌がるような行為はよくないと思う」と情けなく語る坊主もいます。
 住職からしてこの体たらく、他は推して知るべしであります。もはや大聖人の教えと無縁の宗教である日顕宗の末路は哀れの極み。人間を供養収奪の手段としか考えない邪教が衰亡するのは歴史の必然であり、世界的発展を遂げた創価学会と、その正邪は厳然です。
 我々は「追撃の手をゆるめるな!」とのご指導のまま、明年も徹底して破邪顕正の実証を示し、創価の勝利を高らかに宣言していきたい(拍手)。
 一、明年は、青年拡大の年。まさに青年部にとって、その真価が問われる最重要の年です。
 御書に「過去の宿縁追い来って今度日蓮が弟子と成り給うか」(1338ページ)とあります。
 現代に広布を実現しゆく創価の師弟の絆は、三世に永遠です。会いがたき師匠に出会えた誇りを胸に、師の理想を、青年部が命懸けで実現してこそ、永遠に勝ち栄える学会が築かれます。
 明年の創価青年大会を、必ずや折伏・人材育成で大勝利し、新時代の青年拡大の金字塔を、力強く打ち立てていきます(拍手)。

 

〈信仰体験〉 銭湯絵師として半世紀  大胆に繊細に悠然と

「空塗り3年、松10年、富士山は一生。松の木を入れると全体が締まるんだ」。中島さんは、ひと筆ひと筆に魂を込める(足立区の「梅の湯」で)
「空塗り3年、松10年、富士山は一生。松の木を入れると全体が締まるんだ」。中島さんは、ひと筆ひと筆に魂を込める(足立区の「梅の湯」で)

 【東京都練馬区】取材しては、記事作成に頭を悩ませ、何とか仕上げた原稿はデスクから書き直しを命じられる……。慌ただしい一年も既に師走。つかの間の癒やしを求め、銭湯の湯船にゆっくり漬かった。

2016年12月 9日 (金)

2016年12月9日(金)の聖教

2016年12月9日(金)の聖教

◆わが友に贈る


掉尾を飾る中継行事。
尊き運営役員の皆さま
1年間ありがとう!

歓喜と和楽の集いから
誓い新たに出発だ!

◆名字の言


  朝晩の冷え込みが日ごとに強まってきた。健康のために体を動かした方がいいとは思いつつ、外に出るのも億劫になりがちだ▼日本体育協会公認アスレティックトレーナーの西村典子さんによれば、実は寒い時季ほど運動効果が出やすいという。外気で冷やされた体が体温を維持しようと多くのエネルギーを消費し、基礎代謝量が上がるからだ(「第三文明」2017年1月号)▼とはいえ、特別な運動をする必要はない。例えば、普段より少し遠い店で買い物をするとか、最寄りの一つ前の駅で下車して歩くなど、ちょっとした工夫でいい。体内では緩やかでも確実に変化が起きる。成果を急がず、日常生活の中に運動を組み込むことが大切だという▼「食事の時間があるのと同様に、身体訓練の時間をつねにつくっておかなくてはならない」と語ったのはインドのガンジー(蠟山芳郎訳『ガンジー自伝』中公文庫)。独立という大業を成し遂げるには頑健な体も不可欠であったということだろう。初代会長の牧口先生も、若い頃から歩くことをいとわなかった。国家権力の弾圧で投獄されるまで立正安国のために奔走した▼広布は長途の旅路。自身の尊い使命を果たしゆくためにも、日々の強き祈りを根本に、生き生きと健康な日々を歩もう。(灯)


◆社説   あすは「世界人権デー」  内なる差別意識の克服が平和開く


 「わたしの『ふつう』と、あなたの『ふつう』はちがう。それを、わたしたちの『ふつう』にしよう」。こんな言葉のポスターがSNSで話題になっている。「人権週間」(今月4日から10日)を前に、愛知県が作成し、県内の鉄道駅などに掲示したものだ。人権問題について、高齢者、女性、性的少数者、障がい者などテーマごとに漫画で描かれ、「分かりやすい」「考えさせられた」と評判を呼んでいる。
 あすは「世界人権デー」。1948年12月10日、第3回国連総会で「世界人権宣言」が採択されたのが淵源である。翌年、日本は12月4日から10日を「人権週間」と定め、毎年、各地で啓発活動に取り組んでいる。
 法務省は本年、人権啓発のための17の強調項目を発表。女性、子ども、高齢者の人権を守り、少数者への偏見・差別などをなくそうと訴える内容だ。裏を返せば、項目の多様さは、課題が山積していると見ることもできる。外国人に対する差別しかり、インターネット上での悪質な誹謗・中傷しかりである。
 こうした社会の風潮は、いかにして変革可能か。注目すべきは、先のポスターに対して、「これって人権問題だったのか」などの声が、これまで関心が薄かった人々からも上がったことだ。人間は往々にして、“多数派”とは異なる人や、自分が思う「普通」から外れた人を、奇異に見たり、見下したりしがちである。そこにこそ、人権侵害の「根」がある。その根を断ち切る決意と実践こそ、身近にして確かな変革の一歩である。
 ここで思い起こすのは、「人の心に見がたき一本の矢が刺さっているのを見た」との釈尊の言葉だ。池田先生は、この矢とは「差異へのこだわり」であるとし、自分の内なる“差別意識”を克服してこそ、平和への道が開かれると語った
 自身の内面を見詰め、「差別する心」を打ち破ることが、人権が輝くための出発点となる。ここに、多様な人が分け隔てなく集い、桜梅桃李の使命の花を咲かせる、日々の学会活動の意義もある。
 68年前に採択された「世界人権宣言」の原題は、直訳すれば「人権の普遍的宣言」だ。この普遍性とは、“全ての国や地域”“全ての人”を指すのはいうまでもない。私たちは、そこに「時」という普遍性・永遠性を加え、全ての時代に通ずる人権の価値を確立する使命がある。「12・10」を機に、あらためて、自分にできる行動が何であるかを考え、歩みを進めたい。

◆きょうの発心  強き祈りと弘教で経済苦を打開2016年12月9日

御文
 わざはひも転じて幸となるべし、あひかまへて御信心を出し此の御本尊に祈念せしめ給へ、何事か成就せざるべき(経王殿御返事、1124ページ・編569ページ)
通解 災いも転じて幸いとなるであろう。心して信心を奮い起こし、この御本尊に祈念していきなさい。何事か成就しないことがあろうか。

 御本尊を信じ唱題し抜いた人は、必ず願いを成就できると教えられています。
 18歳の時、一家そろって入会。以来、女子部の輪の中で信心を学び、1982年(昭和57年)3月に行われた第1回関西青年平和文化祭では、出演者として池田先生との原点を刻むことができました。
 入会7年目に両親の経営する店が倒産。途方に暮れていた時、先輩からこの御文を教わり、懸命に学会活動に励みました。結婚後も、夫の会社の倒産等、自身の経済苦の宿命を痛感。“今度ばかりは厳しいかも……”と弱気が心をよぎりましたが、この御文を抱き締めて、夫婦でかつてない唱題と弘教に挑戦。すると、思ってもみなかった形で活路が開き、苦境を脱して経済革命できたのです。
 東大阪総県は、池田先生が幾たびも足を運ばれ、“大関西の横綱”とたたえてくださった誉れの天地です。明年の1・21「東大阪 師弟原点の日」、明年末の鴻池文化会館完成を目指し、頼もしい青年部を先頭に弘教の金字塔を打ち立てます!       東大阪総県婦人部長 永吉 千裕

◆〈寸鉄〉 2016年12月9日
 

 「
名聞名利は今生のかざ
 り
」御聖訓。正義を貫く
 無名の人間王者こそ偉大
      ◇
 
信仰の目的は心の慰め程
 度であってはならぬ
―戸
 田先生。功徳の花爛漫と
      ◇
 
行動とは創造すること
 哲人。青年よ清新な決意
 と発想で時代を切り開け
      ◇
 
高校生の語彙力低下。家
 庭での会話減少も背景の
 一つと。大人の意識が鍵
      ◇
 南極・北極の海氷域が過
 去最小に。
温暖化の抑制
 へ国超えた英知の結集を

【聖教ニュース・特集記事】

◆21世紀の大陸 アフリカで第1回統一教学実力試験 
 池田先生が求道の友にメッセージ贈る
 15ヵ国で実施
 「一生成仏抄」「阿仏房御書」「日蓮大聖人の御生涯」などフランス語・英語で出題

 
ガーナでは8都市で試験を実施。「新たな試みに、皆が心を躍らせて取り組んできました」と(11月26日、テマ会館で)
ガーナでは8都市で試験を実施。「新たな試みに、皆が心を躍らせて取り組んできました」と(11月26日、テマ会館で)

 「21世紀の大陸」アフリカの15カ国で11月26、27日、第1回統一教学実力試験が実施された。これには池田大作先生がメッセージを贈り、尊い求道の心を燃やして研鑽に励んだ友を賞讃。「希望の大哲学を、一人また一人と伝え広めていこう」と呼び掛けた
 第1回アフリカ統一教学実力試験が行われたのは、トーゴ、ガーナ、カメルーン、コンゴ民主共和国、ザンビア、南アフリカ、マダガスカル、モーリシャス、ケニア、ベナン、ウガンダ、セネガル、タンザニア、ジンバブエ、ナイジェリアの15カ国。今月には、コートジボワールなどでも開催される予定だ。
 まさに、仏教史に燦然と輝く大教学運動といえよう。
 アフリカ各国では、日本でのSGI研修会で学んだ内容を参加者が母国に帰ってメンバーに伝え、拡大の波動を起こしてきた。その中で、教学研鑽の重要性を再認識し、仏法の法理や師弟の精神をさらに深めようと、統一試験の開催を決定。これまで、教材を冊子にまとめて活用したり、地区の座談会等で勉強時間を設けるなど、研鑽に励んできた。
 試験問題はフランス語と英語で作成され、「日蓮大聖人の御生涯」や「一生成仏抄」「阿仏房御書」の御書2編、「仏教の人間主義の系譜」などから出題。終了後、その場で採点する方式で行われた。
 試験に向けた勉強を通し、メンバーは仏法への理解を深め、行学二道の実践への決意を新たにした。
 「入会して17年間、教学試験を受けたことはありませんでした。今回の挑戦を通して、教学を学ぶ重要性を実感できました」(ジンバブエ)、「受験者とリーダーが共に、仏法哲理を学ぶ喜びを感じることができました。これからも御書根本で進んでいきます」(ガーナ)、「試験を通して学んだことを、家族や友人に語っていきたい」(ザンビア)。
 創価学会が宗門と決別した“魂の独立”から本年で25年。「破門通告書」が届いた1991年11月29日には、アフリカ大陸19カ国の大使・大使代理とANC(アフリカ民族会議=南アフリカ)の駐日代表が一堂に会し、在東京アフリカ外交団から池田先生に「教育・文化・人道貢献賞」が贈られた。
 この歴史を池田先生は、「世界は断固としてSGIを支持するとの、忘れ得ぬ天の声でありました」と述懐し、25年を経たアフリカ統一教学実力試験を「創価の勝利の象徴」であると訴えている。
 21世紀の「希望の大陸」を照らす仏法の旭日――アフリカ広布の新時代の前進は、大きく勢いを増している。

◆人間教育の輝き 識者が見る創価大学 【4】 
 インド・タゴール国際大学教授 マドゥスダン・ゴーシュ博士 
 創立者を模範に「思いやり」が光る学舎


 創価大学の魅力を、各国から訪れた教員や識者に聞く「人間教育の輝き」。第4回は、インドのタゴール国際大学教授で、今期、経済学部の客員教授として2度目の来学を果たしたマドゥスダン・ゴーシュ博士にインタビューした。


経済成長と地域格差


 ――経済学を志したきっかけは何ですか。
 博士 私はインドの西ベンガル州で生まれ育ち、大学院修士課程までの教育を州都コルカタで受けました。その後、現在、経済学部教授を務めるタゴール国際大学で博士号を取得しました。
 同大学は、100年以上前、詩聖タゴールがコルカタの北に位置するシャンティニケタンに創設した大学であり、インド首相が総長に就いています。
 経済学は、常に私の情熱であり続けてきました。それは、社会の繁栄と人間の幸福に関わる学問だからです。
 これまでインドの各地を訪問し、私は貧困や経済格差が“日常”となっている現実を目の当たりにしました。
 インドでは1991年の経済改革を機に、経済成長が加速しました。しかし、その恩恵は全ての人々には行き届いていません。地域間の収入の格差が広がり、教育や健康などの人間開発指数の向上も、満足な結果に達していません。
 真の意味での「開発」とは、経済成長とともに、全ての人に平等な配分を実現していくことといえます。
 インド経済は失業、貧困、地域格差など、多くの問題を抱えています。私はマクロ経済学と開発経済学を専門とし、主に改革前と改革後のインド経済を比較しながら、経済成長と格差の広がりなどを研究しています。
 ――研究だけをするのではなく、教員となることを目指したのはなぜですか。
 博士 私はずっと、教育に携わりたいと思っていました。教育は聖業であり、自ら学んできたものを他者と分かち合うことほど、心満たされる仕事はないからです。
 そう考えるようになったのは、学問を教えてくれた多くの教員の影響があります。
 特に高校時代の恩師からは、多大な影響を受けました。彼は知識が豊富であるだけではなく、人間としてとても魅力的でした。正直であり、誠実であり、私が目指す理想の人物像でした。
 こうした人間としての資質は、教科書から学べるものではありません。毎日のように顔を合わせるからこそ、その優れた人間性が偽りではないことに気が付きます。
 この人間同士の交流が、人格の錬磨を可能にします。そこに教育の重要性があると実感しています


世界に視野を広げよ


 ――創価大学で教えるのは、2007年に続いて2度目です。
 博士 私が創大を知ったのは、タゴール国際大学が創大創立者の池田博士に「名誉文学博士号」を授与したのがきっかけです(06年5月)。その年、国際会議に参加するために来日した際、創大OBだった私の教え子の勧めで、八王子のキャンパスを訪れました。
 滞在中は、一人の創大生が出迎えから見送りまで、付き添ってくれました。初対面の私に対する、親切と真心に感動したのを覚えています。
 そして、その翌年の9月から、客員教授として創大に赴任したのです。
 今回、再び創大に戻ることができました。今、授業を行っている中央教育棟は、9年前はまだ、建設が始まっていませんでした。
 2度の滞在で、私は一度も“外国にいる”と感じたことはありません。創大には、わが家のような安心感があります。教職員、学生の親切さと優しさが、そう思わせてくれているのだと思います
 ――英語で経済学を学ぶのは、学生にとっても大きな挑戦です。
 博士 学生は皆、努力を惜しまず、学問に対する誠実さを失うことはありません。
 今回、私はマクロ経済学とインド経済を教えています。そのうちインド経済は、日本人の学生以外に中国、韓国、フィリピン、ネパールからの留学生が履修しています。
 創大生を中心に、文化を超えて励まし合う光景を、とても頼もしく思います。
 もちろん語学の壁はありますが、だからこそ彼らの挑戦意欲もまた、高いのが分かります。事実、私の授業では、最も積極的に発言するのは日本人の学生の場合が多いです。
 私の授業では、理論だけではなく、貧困や格差などインド経済の実情を教えています。日本人には馴染みが薄いかも知れませんが、だからこそ世界の状況に目を開き、視野を広げていってほしいと願っています


人間主義を育む価値


 ――経済学部が目指すのは「人間主義経済」を実践する人材の育成です。その底流にあるのは、「何のため」との目的観です。
 博士 私の教育哲学とも深く一致します。
 より良い人間となるためには、備えるべき価値観があります。私にとって、その第一は「他者への思いやり」です。
 思いやりこそ、人間主義経済の最重要の条件ではないでしょうか。社会に立脚し、人間に目を向けることを忘れてしまえば、経済学は、その役割を真に果たしているとはいえません
 ゆえに、私は「人間の幸福」を中心に置きながら、研究を重ねてきました。
 では、その他者を思いやる人間性は、どのようにして磨かれるのでしょうか。私自身がそうであったように、模範を示してくれる人の存在によるものと思います
 私には、良き教師として手本にできる存在がありました。また、私が学んだ大学では、洪水や地震などの自然災害が起こった際に、被災者への奉仕活動を皆で行いました。
 そうした出会いや取り組みによって、思いやりの心が育まれていったのです。
 ――創大生もまた、そうして価値観が確立され、日々成長しているように感じます。
 博士 ええ。その思いやりの精神は、創大のキャンパスにも満ちています。
 そしてそれは、学生たちと話をするたびに、彼らが敬愛する池田博士によって築かれたものであることが、よく分かります。
 07年、私は創大祭で池田博士とお会いする機会がありました。博士はスピーチで、「お父さん、お母さんを大切にしよう。喜んでもらおう――その心さえあれば、いくらでも親孝行できる。どんな小さなことでもいいのです」と言われました。
 博士の言葉は、私が母校で教わったことと全く同じでした。
 親への報恩を尽くせる人こそが、偉大な人格の人です。親孝行こそ思いやりの出発点といえましょう。
 池田博士の人間哲学に、私は深く共感しています。
 創大生にとって池田博士こそが、思いやりの心を広げ、人格を鍛えるための、最高の模範を示す存在であるのでしょう。
 

 
Madhusudan Ghosh インド・西ベンガル州生まれ。経済学博士。北ベンガル大学講師、カリフォルニア大学バークレー校博士研究員などを経て、2001年からタゴール国際大学経済学部教授。開発経済学などを専門として著書・論文多数。

◆〈信仰体験〉 17の地域役職を担う   学会は“人生の総合大学”

◆〈信仰体験〉 全国障害者スポーツ大会に挑戦   いつも私はハッピーや

 

2016年12月 8日 (木)

2016年12月8日(木)の聖教

2016年12月8日(木)

◆わが友に贈る


一文一句なりとも
かた(談)らせ給うべし

勇敢に正義の対話を!
たった一言でも
仏法を語る功徳は絶大!

◆名字の言


  大分平和会館の2階にある銅板の詩碑。2500人の青年の前で発表された長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」が刻まれている▼1981年(昭和56年)12月10日の長編詩発表から35周年。この佳節をどう迎えるか――大分の友は「2500人の青年の陣列」を築くと決めた。壮年部の「ブロック5勇士」を参考に、「地区青年5勇者」と銘打ち、座談会等を活用して、青年の記念撮影を行ってきた▼35年前を知る壮年・婦人部の友は皆、当時の模様を伝える「証言者」になった。ある座談会で壮年が“師との出会い”を語ると、青年たちが「もっと教えてください」と集まってきたという。「若い人の“師を求める心”がうれしくて。もう夢中で語りました」と壮年は笑顔になった▼どんな運動も、永続性を持つには、世代から世代へ、精神性を伝える作業が欠かせない。その中で後継の人材は立ち上がる。一方で、伝えた側の胸には、当時の誓いが生き生きとよみがえり、再びの前進を開始する▼今月、大分で行われる九州総会の際に、会場のロビーには、「5勇者」に挑戦した大分の全地区の写真が飾られる。2500人を超える青年の心には、壮年・婦人の励ましと、広布の山を登りゆく誓願が息づいているに違いない。(芯)


◆社説   充実の未来部勝利月間   “才能の若芽”育てる励まし

 今月4日に東京・新宿区の創価文化センターで開幕した第31回「少年少女希望絵画展」が好評だ。ここでは、全国から2万2000点が寄せられた、今夏の少年少女部の絵画コンクールの中から、選び抜かれた珠玉の入賞作品など97点が展示されている(3、6日付本紙に詳報)。
 展示作品の中で、自宅で弟とパソコンに打ち込む素朴な日常風景を、繊細なタッチで仕上げた一枚がある。6年生の金賞の作品。その絵に描かれた5年生の弟もまた、兄から譲り受けた自転車と自分を収めた作品で、銅賞に輝いた。
 この兄弟には、ともに幼少期から向き合っている病がある。ある特定の環境に置かれると、声を発することができなくなる不安障害(場面緘黙症)。小さい頃から必要以上に言葉を述べることがなく、絵が自分を表現する手段の一つだった。
 そんな兄弟に、父親は得意の絵画で、色の作り方や光の出し方などの技術を教え、母親は地域で催される展覧会などに連れ出し、絵を描く喜びや感動の場を共有してきた。
 また、各種会合で掲げる横断幕などを作ることも多い父親。学会の集いを彩る父親を手伝いながら、絵や制作物で人を鼓舞する心を学んできた。
 兄弟の持つ才能の若芽を、豊かに育んできた夫妻。そして、その期待の心を全身で感じ取った兄弟は、父母に応えるように毎夏のコンクールに向けて、自宅で絵の技を磨いていった。そんな努力の姿勢が、兄は昨年から2年連続の入賞、弟は2年生のときから4年連続の入賞の栄冠につながっている。
 子どもに「夢」を抱くことの重要性を提唱し、教育界で注目を集める髙岸稔氏は、自著『こどもの人生が変わる「夢」の見つけ方』(秀和システム刊)で次のように述べる。
 「人生の早い時期に、自分自身の資質を自覚できるということは、とても重要です。自分の資質さえ見きわめることができれば、そこから夢を持ち、自分がやるべきことをはっきりと描き出すことができるからです

 子どもたちが自分の持つ才能に気が付き、夢を見つけていく過程には、大人との充実したコミュニケーションが重要。家庭での親子のつながりしかり、地域での未来部育成の場面しかりだ。ささいな触れ合いの中にも、子どもの“やる気のスイッチ”を引き出す鍵が、至る所に潜んでいる。
 「未来部勝利月間」の今、各部が協力しながら、未来の宝を温かく励ましていきたい。

◆きょうの発心  生涯青春の心で地域広布にまい進 2016年12月8日

御文
 悪象等は唯能く身を壊りて心を壊る能わず(守護国家論、65ページ・編84ページ)
通解 悪象などは、ただよく身を破壊するだけで心を破壊することはできない。

 妙法を持ち抜いた人の心は、事故や災害等によって崩されることはないと教えられています。
 1963年(昭和38年)、長男の小児まひを治したい一心で入会した妻の折伏で、私も信心を。妻と共に弘教に励む中、その年、長男の病は治りました。しかし、6年後に妻が交通事故で他界したのです。
 失意のどん底で、池田先生のこの御文を通しての指導を拝しました。“心は絶対に壊れない”と、妙法に照らされた生命の永遠性を語られていたのです。心に光が差し込み、生涯、広布に生き抜こうと決意しました。
 その後、現在の妻と再婚。皆で信心に励む和楽の一家を築くことができました。現在、長女は芸術部員、長男と次男は共に黄金柱の先駆長(ブロック長)として創価の庭で奮闘しています。
 私もこれまで、広布の責任を数々、担わせていただき、歓喜と充実の日々を刻んできました。地域では自治会長を2年、老人会長を14年務め、周囲に信頼の輪を大きく広げることもできました。
 87歳になった今も、ますます元気です。先生から頂いた揮毫を心肝に染めて、これからも生涯青春の気概で地域広布にまい進してまいります。 宮崎創価県主事 三好 昇

◆〈寸鉄〉 2016年12月8日

 
創価とは間断なき価値の
 創造なり
。昨日より今日。
 挑戦の心を燃やして前へ
      ◇
 
北九州の日。幸の楽土建
 設へ勇気の拡大!先駆の
 中の先駆の友よ勝ち進め
      ◇
 
悩んでこそ偉大に―戸田
 先生。苦労は買ってでも。
 青年ならばこの心意気で
      ◇
 
日々、何人を励ませたか
 ―小さな積み重ねが広布
 の力。幹部は行動で光れ
      ◇
 
交通事故が最も多いのは
 12月。疲労や睡眠不足で
 注意力が低下。
油断排せ 

【聖教ニュース・特集記事】

◆クレメンツ博士と池田先生の対談集「平和の世紀へ 民衆の挑戦」が発刊
 不戦と共生の方途を探る


クレメンツ博士㊧と対談する池田先生(1996年7月、東京・千駄ケ谷の創価国際友好会館で)。博士は現在、戸田記念国際平和研究所の総合所長も務めている
クレメンツ博士㊧と対談する池田先生(1996年7月、東京・千駄ケ谷の創価国際友好会館で)。博士は現在、戸田記念国際平和研究所の総合所長も務めている

 池田大作先生と、世界的な平和学者であるケビン・クレメンツ博士の対談集『平和の世紀へ 民衆の挑戦』が、このほど完成した
 月刊誌「潮」で2013年10月から14年10月まで連載された、往復書簡による対談を一部加筆・再編集したもので、あさって10日に発売される。
 1996年7月、池田先生とクレメンツ博士は東京で会談し、以来、友情と交流を幾重にも深めてきた。
 博士は現在、ニュージーランドのオタゴ大学教授、同大学国立平和紛争研究所の所長を務める。これまで国際平和研究学会の事務局長や、アメリカのジョージ・メイソン大学紛争分析・解決研究所の所長、さらにオーストラリア、イギリス、スウェーデン、オランダなど各政府の政策顧問等を歴任。平和構築と紛争解決に力を尽くしてきた“平和研究の第一人者”である
 2人の語らいは「核兵器廃絶」「難民問題」「人権文化の建設」「災害と復興」など、多岐にわたる課題について意見を交わし、不戦と共生の時代を創出するための、新たな平和創造の方途を掘り下げている
 とりわけ、暴力と憎しみの連鎖を乗り越えるカギについて、「自分たちが過去に傷つけた相手に対して、『これからは信頼してください』と求めるには、慈愛と勇気が要ります。しかし、暴力と紛争があった場所で永続的な平和を築くには、それは絶対に不可欠なことです」と博士が述べると、池田先生は「紛争によって愛する家族や子どもたちを失い、苦しんでいるのは、自分たちの集団だけではない――その真実に、人々が互いに思い至ることが、暴力と憎しみの連鎖を乗り越え、和平への努力を支える一つの大切なカギになる」と応える。
 世界の諸課題に関心を持つ人々にとって、多くの示唆を与える一書となろう。
 潮出版社刊。1728円(税込み)。10日から全国の書店で発売。SOKAオンラインストアでも注文、購入できます。
 電話=(0120)977800(午前9時~午後5時。土・日曜、祝日を除く)。
 FAX=(0120)977900(24時間受付)。
 URL=http://www.sokaonlinestore.jp
 ※電話・FAXで注文の場合は代金引換のみとなります。
 また、コンビニ通販サイト「セブンネットショッピング」「ローチケHMV(ローソングループ)」での注文、受け取りも可能です。

◆第1回全国中学・高校英字新聞コンテスト 創価高校が優勝 
 「ジャパンタイムズ」が主催

 
新聞制作に携わった創価高校の生徒たちが、日本一の栄冠に輝いた喜びを胸に記念撮影                                                      
新聞制作に携わった創価高校の生徒たちが、日本一の栄冠に輝いた喜びを胸に記念撮影

 審査委員「内容も英語力も抜きんでてた」「グローバルリーダーとして牽引を」
 創価高校(東京・小平市)の生徒が、日本を代表する英字紙「ジャパンタイムズ」と一般社団法人グローバル教育情報センターが主催する第1回「全国中学校・高等学校英字新聞コンテスト」(英字新聞甲子園)に出場。「英字新聞賞」を受賞し、優勝を果たした。

◆アルゼンチン 国立ビジャマリア大学 2014年の池田先生への授章に続き 池田香峯子夫人に名誉教授称号
 ネグレティ総長が来日 創価女子短大で授与式
 女性・青年へ活力送り寛容の社会構築に貢献

香峯子夫人への「名誉教授」称号の授与式で、ネグレティ総長(左から5人目)と石川短大学長、馬場創大学長らが記念のカメラに。今回の授与は、大学の最高審議会の全会一致で決定した(創価女子短期大学で)
香峯子夫人への「名誉教授」称号の授与式で、ネグレティ総長(左から5人目)と石川短大学長、馬場創大学長らが記念のカメラに。今回の授与は、大学の最高審議会の全会一致で決定した(創価女子短期大学で)

 南米・アルゼンチン共和国の国立ビジャマリア大学から池田香峯子夫人に「名誉教授」称号が贈られた。
 授与式は7日、東京・八王子市の創価女子短期大学で開かれ、同大学のルイス・アルベルト・ネグレティ総長、在日アルゼンチン大使館のフェリペ・A・ガルデラ公使らが出席した。
 コルドバ州ビジャマリア市にあるビジャマリア大学は、社会学、経済学、獣医学など多彩な分野を学ぶ総合大学として、約1万人の学生が在籍。1995年の創立以来、「人間主義」を建学の精神に掲げ、社会貢献の人材を輩出している。
 同大学は2014年、SGI会長の池田先生に対し、世界の恒久平和と相互理解における多大な貢献をたたえて「名誉教授」称号を授章。今回、長年にわたり、池田先生と平和建設の行動を共にしてきた香峯子夫人に同称号を贈った
 式典であいさつしたネグレティ総長は、14年の授与式に寄せられた池田先生の謝辞に言及した。先生は謝辞の中で、アルゼンチンの青年に対し、三つの誓いに立とうと呼び掛けた。それは「勇敢なる民衆奉仕の誓い」「断固たる生命尊厳の誓い」「不屈なる前進勝利の誓い」――。総長は、ここに内在する先生の哲学は、ビジャマリア大学の理念と共鳴すると強調。
 その上で、“偉大な男性のそばには、必ず偉大な女性がいる”との言葉を通し、香峯子夫人が「不屈の人間主義者」「平和と人権の闘士」として、池田先生と共に、女性・青年へ活力を送り、平和と寛容の社会構築に貢献してきた功績をたたえた。
 香峯子夫人への「名誉教授」称号の証書、記念プレート等がネグレティ総長から石川短大学長に手渡されると、参加した学生・教職員から大きな拍手が起こった。
 式典の最後には、短大歌「誉れの青春」を合唱した。

◆〈わが町わが誇り〉 奈良 明日香県
 恐るるな 妙法の法旗高らかに
   
 “反転攻勢”の関西指導の途上、池田先生が明日香文化会館へ。晴れやかな笑顔が広がった(1981年11月20日)

 日本最初の都・藤原京があった橿原市。多くの古墳があり、相撲発祥の地でもある桜井市。 「古事記」「日本書紀」などの歴史書に登場する宇陀市。

◆〈座談会 師弟勝利の旗高く 64〉 御金言「ほむれば弥功徳まさる」 
 一年の健闘たたえ合う座談会を
 明確な目標が自身の成長に
   
「座談会」は友情と信頼に潤う生命のオアシス。和楽の集いが日本中、世界中で                                                     
  「座談会」は友情と信頼に潤う生命のオアシス。和楽の集いが日本中、世界中で

 永石 快晴に恵まれる中、「北陸総会」の意義を込めた本部幹部会が、盛大に開催されましたね。
 原田 戸田先生の故郷・北陸の地に集い合い、目覚ましい躍進を遂げる海外の同志と共に、「師弟の誓願」を新たにすることができました。
 長谷川 北陸2県8会場とも中継で結ばれ、約5000人が参加。北陸の同志は、青年を先頭に「ブロック1の拡大」を成し遂げ、意気天を突く勢いです。
 清水 青年部・未来部200人による大合唱、北陸の広布史を紹介する映像も本当に感動的でした。地域の発展に尽くす婦人部の方の活動体験も素晴らしかったですね。
 志賀 本年は11・28「魂の独立」から25年。その直後に行われた「創価ルネサンス大勝利記念幹部会」(1991年11月30日)での池田先生のスピーチも上映されます
 清水 全国中継行事は9日から12日(中継の会館と時間は各県・区で決定)です。皆で楽しみにして集い合いたいと思います。
 原田 池田先生は、幹部会へのメッセージでこう呼び掛けられました。
 「不二の師弟が広宣流布を誓願して、共に唱える妙法こそ、この世で最も気高く、最も強い師子吼なのです。それは、人々の諦めや、社会の分断をもたらす、不幸の哀音を打ち破る、正義と平和の大音声でもあります」と。

 世界の同志と共に、いやまして「誓願の題目」を轟かせ、新時代を勝ち開いてまいりたい。

「人間共和」の縮図


 永石 これから各地で、本年を締めくくり、明年へ勇んで出発する座談会が行われますね。
 原田 御書に「喜とは自他共に喜ぶ事なり」(761ページ)とあります。自分だけでなく、共に喜びの人生を築くことこそ、最高の喜びであると仰せです。また、「法華経の功徳はほむれば弥功徳まさる」(1242ページ)とも仰せです。皆でこの一年の大健闘をたたえ合う座談会としてまいりたいと思います。
 永石 会場を提供してくださっている方々にも、あらためて最大の感謝の思いを伝えていきたいですね。
 長谷川 各地の座談会に、友人も多く参加され、折伏・弘教も大きく進んでいます。日本だけでなく、世界各国の座談会でも、会友や新来者が多く訪れ、座談会を契機に入会をする方々が後を絶ちません。
 志賀 アメリカの著名な仏教研究者のクラーク・ストランド氏は、座談会に参加して多くの体験談に励まされてきた学会員は、自らも困難と戦い、打ち勝つ「勇気」が出せる、と洞察していました。そして「創価学会の座談会を軸とした布教のあり方は、無限に拡大していける」とも語っています
 清水 今や、「ザダンカイ」は世界共通の言葉です。長年、紛争に苦しんできた地でも、同志は平和への深き真剣な祈りを込めて、和楽の座談会を行っています。まさに人間共和の縮図です。
 長谷川 池田先生は「大白蓮華」11月号の巻頭言で、こう語られています
 どんなに地味で、地道であろうとも、毎月の座談会を積み重ねている限り、わが学会は前進する」「座談会こそ、『人間をより強くし、より善くし、より賢くする』世界宗教の真価が発揮される広場だ」と。
 原田 「世界広布新時代の『対話の拡大』『境涯の拡大』そして『青年の拡大』へ、座談会から出発しよう!」――この先生の呼び掛けを胸に、充実した座談会から、生まれ変わった決意で仲良く朗らかに前進していきましょう。

団結へ納得の討議


 永石 明「世界広布新時代 青年拡大の年」の勝利へ向けて、「地区・ブロック討議」も各地で開催されていますね。
 志賀 池田先生は、語られています。「明確な目標があってこそ、自分が成長できる。その意味で、賢明な『目標』を示していくことは『慈悲』なのである。また、慈悲であるゆえに、その人を苦しめるような無理な目標ではなく、本人が心から納得できるものでなければいけない」と。
 原田 明確な目標が心の一致を生み、綿密な協議が団結を深めます。祈り、智慧を出し合い、納得しながら合議する中で、信心の息吹も高まります
 長谷川 皆で、「地区発」「自分発」の目標設定をしていきたい。それでこそ活動の自主性も育まれていきます。
 永石 拡大の目標とともに、自身や一家の「人間革命・宿命転換」の目標を明確にしていくことも大切ですね。
 原田 学会の永遠性を確立する最重要のこの時。「広宣流布大誓堂完成5周年」の2018年「11・18」へ、どこまでも信心を根本に、皆で団結して、最高の祈りと作戦と行動で勝利していきましょう。
 長谷川 また、年末を迎えるに当たり、例年、確認していることですが、組織での「忘年会」や「新年会」は厳禁です。
 原田 有志であっても、嫌な思いをされる方がいます。ふとした油断や慢心が、事故や不信につながることもあります。清浄な学会の組織を破壊する因ともなりかねません。皆で気を付け、清新な息吹で明年を迎えてまいりましょう。

◆池田SGI会長が贈る 青春勝利の大道  第7回 創価の希望のチームワークを

皆で祈り綿密な協議を

 「青年拡大の年」の勝利へ、男女青年部が、新しいスクラムで前進してくれている。
 明確な目標が心の一致を生む。綿密な協議が団結を強める。    
 皆で祈り、智慧を出し合い、共に納得しながら合議する
 その中で、信心の息吹をいやましていくのだ。
 有名な「異体同心事」には、 「一人の心なれども二つの心あれば其の心たがいて成ずる事なし、百人・千人なれども一つ心なれば必ず事を成ず」 (御書1463ページ)と仰せである。
 まずリーダー自身が、わが目標へ、一心不乱に力走する。
 その決定した一念の行動から固いチームウークが生まれ、異体同心の行進が広がるのだ

総仕上げを無事故第一で

   師走は、社会全体が、ひときわ慌ただしい時節である。
 だからこそ、聡明に健康を勝ち取り、交通事故や火災にも気をつけていただきたい。
 その一切の原動力は、張りのある勤行・唱題である。
 会合等でも、絶対無事故を繰り返し訴えていくことだ。
 女子部の友は帰宅が遅くならないよう注意していただきたい。
 日蓮大聖人は、「
さきざきよりひゃくせんまんおくばい ごようじんも百千万億倍・御用心あるべし」(同1169ページ)と御指南された。
 祈りを根本に、油断(を排し、用心を重ねていくことだ
 共々に、悔いなき1年の総仕上げを勝ち飾ろう!
(2016年12月7日付 創価新報)

◆〈信仰体験 白ゆりの詩〉 日展に初入選した書道家

 【兵庫県姫路市】幹線道路に面する自宅の壁に、「書道教室」の看板が掲げられている。樋口早苗さん(58)=蒲田支部、婦人部副本部長=は自宅と公民館で、約80人の生
徒を教える信頼厚い“書道の先生”だ。早苗さんは民生推進委員を、夫の美智夫さん(59)副常勝長は自治会長を2年間務めるなど、3人の娘たちは独立し、夫婦仲むつまじい安穏な暮らし。「こんな日に来るなんて、あの頃は想像さえできませんでした」。早苗さんが振り返った。

2016年12月 7日 (水)

2016年12月7日(水)の聖教

2016年12月7日(水)の聖教

◆わが友に贈る


お世話になった方々に
一年の感謝を伝えよう!
手紙や声掛けなど

思いは形にしてこそ
相手の心に届く。

◆名字の言


  8カ国・地域のSGIの友を北陸に迎えて行われた4日の本部幹部会・北陸総会。前日には石川・富山の6会場で、SGI交流交歓会がにぎやかに開かれた▼富山平和会館や高岡文化会館の集いでは、地元の有志が「越中おわら節」や「麦屋節」を披露。海外の友も、飛び入りで踊りの輪に加わるなど、友好の心が通い合うひとときとなった▼この二つの民謡には、富山の同志にとって忘れられない思い出がある。1967年(昭和42年)8月、高岡市内で行われた池田先生との記念撮影会。終了後、“私たちのふるさとの誇りを見ていただきたい”と、この二つの民謡が演じられた。友の真心を受け止めた池田先生は“全国の同志にもぜひ見せてあげよう”と提案。2年後、東京での本部幹部会にメンバーを招いた。本番では、先生自らの紹介で舞踊が始められ、師の心に大きく包まれながらの歌と舞は、全国の同志の胸に力強く鳴り響いた▼今回の本部幹部会のメッセージで池田先生は「大切な郷土と大切な地球に、『常楽』と『遊楽』の希望の春を爛漫と広げていきたい」と呼び掛け、寒風に胸張り、愛する地域・社会に貢献する友を「同心の宝友」とたたえた▼師の心に照らされた同志は、新時代の「世界の北陸」へ、飛翔を開始した。(朋)


◆社説  広布の会場提供者に感謝  「仏道修行の宝処」に無量の福徳


 「世界広布新時代 拡大の年」も師走を迎えた。池田先生は、かつて戸田城聖先生の「師走といって、文字通り、“師も走って”いるのだよ。皆さんも多忙だと思うが、私も走っている。広宣流布のために、ひとつ頑張ってくれ」との真心の言葉を紹介された。本年も最後まで、無事故で走り抜きたい。
 われわれが学会活動に励む上で絶対に忘れてはならないのが、会場提供者への感謝の念だ。広宣流布の伸展を陰で支えてくださっている皆さまに、改めて心から感謝申し上げたい
 8月からSOKAチャンネルVODで配信されている番組「世界に広がるSGI
 アメリカ・ニューヨーク」で、自宅を会場として提供する壮年が紹介された。個人会館や個人会場が、今や日本のみならず、世界中に広がり、広布の上げ潮をつくる上で欠かせない場となっていることを示すエピソードだ。
 会合や打ち合わせ、友人との対話など、会場を使用させていただく理由はさまざまだが、そこは、同志が励まし合い、決意を固め合う「仏道修行の宝処」だ。会場提供者への冥の照覧は絶対であり、無量の福徳となって身を飾ることは間違いない
 中国に「飲水思源(水を飲む時に井戸を掘った人への感謝を忘れない)」という言葉がある。
 学会活動も、人々が喜々として集い、和み、勇気と元気をもらえる“オアシス”があるからこそ、広布拡大の勢いを増すことができる。その尊い支えに対し、ゆめゆめ“使わせてもらって当たり前”などと思うことがないように心していきたい。
 具体的には、中心者が会合のたびに、「使用が長引かないようにする」「使用後は清掃をして、整理整頓する」「節電・節水を心掛ける」「出入りの際は、近隣の迷惑にならないように私語を慎む」といった注意喚起をすることが大切だ
 小説『新・人間革命』「力走」の章には、中心者が常に心掛けるべき基本姿勢について、「物事は、小事が大事である。大事故の多くは、一つ一つの細かい事柄への注意を怠ったことに起因している。小さな配慮を欠いたことから、皆の信頼を失い、それが組織の停滞を招いた事例も少なくない」とつづられている。
 “今、自分がいるこの場こそ、世界広布の使命の中心地であり、大舞台なのだ”と銘記し、わが地域の“庶民の城”をともどもに大切に磨き守りながら、明「世界広布新時代 青年拡大の年」に向け、本年の掉尾を朗らかに飾っていこう。

◆きょうの発心  誓いの原点を胸に、宿命を転換

御文
 なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし、「諸余怨敵・皆悉摧滅」の金言むなしかるべからず(四条金吾殿御返事、1192ページ・編1219ページ)
通解 どのような兵法よりも法華経の兵法を用いていきなさい。法華経薬王品第23に「諸余の怨敵は、皆悉摧滅せり」と説かれる金言は決して空しいはずがない。

 法華経の兵法こそ、勝利への最高の要諦である、と仰せです。
 
 わが家は、障がいがある弟と共に幸せになりたいとの一心で入会。心を定めて祈り、挑戦する中で、弟は課題を克服し、仕事に就けるまでになりました。
 私は、短大在学中に甲状腺の病を発症。卒業はできたものの、就職試験は何度も不合格に。ようやく決まった職場では、池田先生の指導を胸に、「なくてはならない人に」と努力し、社内の海外研修メンバーに抜てきされるなど、社会で実証を示すことができました。  女子部では、2人の友に弘教を実らせ、さまざまな信心の思い出を築く中、苦しんでいた病魔も断ち切ることができました。
 “私は諸君を池田門下生であると思い、信頼しています”――永遠の師弟の原点、1982年(昭和57年)の「雪の秋田指導」は、私の誓いの原点でもあります。
 その後、弟の死、結婚後の義母の介護等、さまざまな宿命を乗り越えてこられたのも、全て師匠と同志のおかげと感謝は尽きません。これからも師弟の精神に徹し抜き、広布の大道を歩みます。 第3秋田総県副婦人部長 髙橋 裕子

◆ 御書と歩む――池田先生が贈る指針 【43】若々しく青年拡大の年へ

御文
 三十三のやくは転じて三十三のさいはひとならせ給うべし、七難即滅・七
福即生とは是なり、年は・わかうなり福はかさなり候べし  (四条金吾殿女房御返事、1135ページ)

通解 三十三歳の厄は転じて三十三の幸いとなるであろう。七難が即ち滅し七福が即ち生ずるというのはこれである。年は若返り、福は重なるであろう。

同志への指針

 いわゆる“厄年”さえ、幸い多き年へと転じられるのが信心だ。妙法という生命の蘇生の大法を行ずる我らは、年齢を重ねようと、心はいよいよ若々しく、生き生きと輝いていける
 今日も題目根本にわが胸に元初の太陽を昇らせ、生まれ変わった息吹で前進しよう! 皆が青年の心で、青年と共に、青年を糾合し、爽快に生涯青春の劇を飾りゆくのだ。

◆〈寸鉄〉 2016年12月7日
 

 
人間主義を掲げ調和もた
 らす皆様の貢献を讃えた
 い
―議員。希望の灯台と
      ◇
 
仏法は真剣勝負。戦う以
 上断じて勝て
―戸田先生
 後継よ自身の目標完遂を
      ◇
 末法における法華経の行
 者は「
常精進菩薩」と御書
 
行学二道を貫く我らこそ
      ◇
 
日中韓の連携深めるべき
 ―3国の賢人会議で提言
 相次ぐ。民衆交流こそ礎
      ◇
 
火事に注意。たこ足配線・
 たばこ・建物周囲の可燃
 物等―細心の用心で防げ

【聖教ニュース・特集記事】

◆韓国蔚山広域市 北区・中区 両議会から池田先生ご夫妻に特別顕彰牌
 日韓の友好に 人類の平和に 不断の貢献を讃えて


中区議会からの授与式。婦人部有志による合唱が式典に花を添えた(鶴城文化会館で) 
中区議会からの授与式。婦人部有志による合唱が式典に花を添えた(鶴城文化会館で)

 韓国・蔚山広域市の北区、中区の議会からそれぞれ、池田大作先生ご夫妻に「特別顕彰牌」が贈られた。日韓友好の促進や地域社会への不断の貢献を讃えたもの。授与式は11月18日(北区議会)と同23日(中区議会)、同市内にある韓国SGI・鶴城文化会館で挙行され、地元SGIの代表らが出席した。
 「生命尊厳と人間主義の哲学を根本にした非暴力の対話運動で、人類の繁栄に貢献してきた池田SGI会長夫妻を顕彰することは、限りない栄誉です」(11月18日、北区議会の鄭福金議長)
 「SGI会長の平和思想とその行動は、国籍を問わず、全世界の人々が規範としなければならないと強く感じます」(同23日、中区議会の徐璟煥議長)
 「特別顕彰牌」授与式の席上で、両区議会の議長は、池田先生ご夫妻への思いを、こう力強く語った。
 東アジアの主要都市を結ぶ物流の要衝であり、国内産業をリードする蔚山広域市。韓国南東部に位置し、造船、自動車、石油化学などの大規模工場が密集している。
 中でも北区は、蔚山空港や大手自動車メーカーの工場を擁する地域。一方の中区は、人口密度が高く、商業施設が多く集まる蔚山の中心地だ。いずれの区も、同市の発展をけん引する重要な役割を担っている。
 これまで地元のSGIメンバーは、池田先生の「よき市民たれ」との指針を胸に社会貢献に励んできた。植樹運動や小学校への図書贈呈、地域の清掃活動などである。
 さらに本年10月に、巨大な台風が韓国南部を襲った時のこと。蔚山地域も甚大な被害に見舞われた。その際、SGIの友は総力を挙げて、復旧・救援活動に奔走したのである。
 SGIの平和・文化・教育運動と池田先生ご夫妻のリーダーシップに対して、これまでも、北区、中区の行政関係者から高い評価が寄せられてきた。冒頭の両議長の言葉は、“関係者の総意”として発せられたものだった。
                                                                         ◇ 
 晴れの授与式では、それぞれ婦人部の有志が合唱を披露。北区議会の鄭議長(11月18日)、中区議会の徐議長(同23日)から、代理の韓国SGIの金仁洙理事長、金暻希婦人部長に池田先生ご夫妻への「特別顕彰牌」が託されると、会場は万雷の拍手に包まれた。
 ――一人一人が地域に根を張り、自他共の幸福と平和の花を咲かせている韓国の友。世界広布といっても、今いる場所で「共感と友情の花園」を広げる中に、その実像もある。今回の栄誉は、創価の師弟への信頼の証しにほかならない

◆〈大学は平和の門〉 第3回 ネパール トリブバン大学

   
「一切衆生を潤す釈尊の慈悲の大境涯は、まさしく、嵐があろうと何があろうと厳然として微動だにもしない、ふるさと『ヒマラヤ』の秀峰をほうふつとさせております」――池田先生が、「人間主義の最高峰を仰ぎて――現代に生きる釈尊」と題し、国立トリブバン大学の卒業式典で記念講演(1995年11月2日)
「一切衆生を潤す釈尊の慈悲の大境涯は、まさしく、嵐があろうと何があろうと厳然として微動だにもしない、ふるさと『ヒマラヤ』の秀峰をほうふつとさせております」――池田先生が、「人間主義の最高峰を仰ぎて――現代に生きる釈尊」と題し、国立トリブバン大学の卒業式典で記念講演(1995年11月2日)

 今年、日本とネパールは国交樹立60周年を迎えた。共有する仏教文化を土台に、多角的・多層的な友好関係を構築。教育、文化、災害復興支援などでの人的交流も活発である 創価大学創立者の池田先生が、ネパールを訪問したのは、1995年10月31日。招へい元は、ネパール教育省、首都カトマンズ市、そして、ネパール随一の最高学府・国立トリブバン大学であった。

◆〈信仰体験 生きるよろこび〉 筋ジストロフィーと闘う長男と共に
 
 
【奈良県桜井市】本年10月、大阪府で行われた第22回「日本電動車椅子サッカー選手権大会」。木下康子さん(55)=阿部支部、支部副婦人部長(地区婦人部長兼任)=は、車いすで体育館を駆ける息子を、目で追っていた。チームのキャプテンとして、懸命に挑む姿に胸が熱くなる。4才の時、長男・弘貴さん(25)は、「進行性筋ジトロフィー」と診断を受けた。親子して歩んできた日々が思い出された――。

2016年12月 6日 (火)

2016年12月6日(火)の聖教

2016年12月6日(火)の聖教

◆わが友に贈る


陰に徹する友を大切に。
人知れぬ労苦を讃えよ!
これほどまでに」と
思われるほど
リーダーは
心を砕こう

◆名字の言


  女優・岡田茉莉子さんの「茉」の字の下部分は、上の横棒が長い「末」が正しい。だが、新聞などに下の方が長い「未」で、よく載った。芸名の名付け親である谷崎潤一郎は、それを見るたび、岡田さん本人に苦言の手紙を送ったという(川本三郎著『君美わしく』文春文庫)▼岡田さんに咎はないが、文豪は黙っていられなかったようだ。「言葉の力」を信じる人には、一字、一語に込めた思いをゆるがせにしない信念がある▼自在会(視覚障がい者のグループ)の友のために、本紙を音読して録音する音訳者を、長年務める婦人部員がいる。先日、便りを頂き、同封された録音CDを拝聴した。同じ単語でも、文脈の中で最も正しい意味合いで伝わるように、声色を緻密に変えている。そのおかげで、音読された文章は、臨場感にあふれ、聞く側の心に生き生きと伝わってきた▼実はこの方、司会業もこなすプロのアナウンサーなのだが、安易な技巧に走らず、「心で読む」ことをモットーにしているという。その真心が通じ、自在会メンバーからは、「あなたの声に励まされ、勇気が出ます」と喜ばれている▼言葉は、使う人の心を映す鏡。本当の「言葉の力」とは、その言葉を記したり、発したりする人の「心の力」なのだろう。(城)

◆〈寸鉄〉 2016年12月6日
 

 
各地で地区討議。明年の
 焦点は「青年拡大」。最高
 の祈りと団結で勝ち開け
      ◇
 訪問激励こそ人材育成の
 要諦。「足は経なり」だ。
 幹部は軽やかに友の元へ
      ◇
 妊娠初期・産前2カ月・
 産後4カ月の母子の健康
 に十分配慮を。皆の宝と
      ◇
 若年失業率、日本が主要
 国で最少の5%台。公明
 よ更に若者支援の旗振れ
      ◇
 特殊詐欺への警戒絶やさ
 ず。不審な電話など警察
 の相談番号に迷わず連絡

【聖教ニュース・特集記事】

◆少年少女希望絵画展が開幕   今月25日まで創価文化センターで

少年少女希望絵画展の開幕式で代表がテープカット。富士少年希望少女合唱団が歌声を披露した(創価文化センターで)
少年少女希望絵画展の開幕式で代表がテープカット。富士少年希望少女合唱団が歌声を披露した(創価文化センターで)

 第31回「少年少女希望絵画展」が4日、東京・新宿区の創価文化センター4階の正義会館・桂冠ロビーで開幕した。2万2000点以上の力作から、入賞作品など約100点を紹介する
 1985年、少年少女部結成20周年の佳節にスタートした同展。これまでの応募作品数は90万点を超え、どれも豊かな想像力と、みずみずしい感性で描かれたものばかり。
 今回、金賞に輝いた岡田笑佳さん(4年)は、近所の公園にある桜の木を題材にした。
 桜といっても、花が咲く春ではなく、青々と葉が茂る夏の桜。父親は「なぜ花が咲いていない桜を?」と疑問に感じたが、笑佳さんには理由があった。
 桜は春に備えて、前年の夏に早々とつぼみのもと(=花芽)を作ることを本で学んだ笑佳さん。あえて夏の桜を描くことによって、“自分の将来の夢の「赤ちゃん」を少しずつ大きくしていきたい”との思いを託したのだ。
 銅賞の近野煌君(3年)は、目を開いて力強くバットを構える自画像に挑戦。
 今夏、大病に襲われた母を家族一丸となって支えた。唱題する母の後ろで、煌君は絵画展の作品作りに取り組んでいた。何を描いているか母が尋ねると、「野球の試合で“どんな球も吹っ飛ばしてみせる”という様子。お母さんも同じ気持ちで立ち向かって元気になってほしくて」と。
 「そうだ!」と、母は弱気になりそうな自分を奮い立たせた。臨んだ手術は、家族や周囲の祈りと、適切な処置によって無事に成功。煌君の一枚の絵が、前を向く勇気を生み出す力となった。
 こうした真心こもる力作の数々が寄せられた同展。開幕式では、星少年部長、山口少女部長が「周囲に励ましを送る池田先生の心を胸に、未来を担う人材へと成長を」と強調。審査委員長の清水由朗さん(創価大学教授)、石黒未来本部長があいさつした。
 同展は今月25日(日)まで。月曜は休館。午前10時~午後5時(同4時30分受け付け終了)。入場無料。

◆ブラジルが創価の哲学を賛嘆 各地で慶祝議会             
 サンベルナルド・ド・カンポ市が池田先生に顕彰状


 創価の人間主義のスクラムをブラジル社会が賛嘆――11・18「創価学会創立記念日」を寿ぐ「慶祝議会」が11月、サンパウロ州の各地で開催された
 このうち、サンベルナルド・ド・カンポ市議会からは、SGI会長の池田大作先生に対し、平和への貢献をたたえる「顕彰状」が贈られた(19日)。
                                                                        ◇ 
 「池田博士が発信されるメッセージこそ、人類の希望の光です」
 サンベルナルド・ド・カンポ市のヒロユキ・ミナミ市議会議員は慶祝議会の席上、力を込めた。
 不安定な時代といわれる現代社会。その未来像を模索していたミナミ市議は、池田先生の平和提言に着目した。環境や難民の問題など、人類的課題についての考察に深い感銘を受けたという。
 また長年、“良き市民”として平和・文化・教育運動を進めるブラジルSGIのメンバーの姿に、“創価の人間主義の連帯こそが、平和な社会の構築に欠かせない”との確信を深めた。
 ミナミ市議は呼び掛けた。
 「皆さまの活動が市の発展に大きく寄与していることを、目の当たりにしてきました。これからも共に池田博士の哲学を広め、さらなる市の発展を成し遂げていきましょう!」
 地元SGIの「ヒマワリ合唱団」が美しい歌声を披露。池田先生への「顕彰状」が、ミナミ市議からブラジルSGIの代表に託されると、大きな拍手が会場を包んだ。
                                                                           ◇ 
 サンパウロ州の慶祝議会(18日)は、今回で20年連続の開催となった。
 来賓のアルナルド・ファリア・デ・サー連邦下院議員は訴えた。
 「州議会では、平和のために行動する人々を称賛しています。昨今は、表面的な利益ばかりが重視されます。その中にあって、SGIの皆さまは、池田博士の思想を掲げ、善なる道を求め続けておられます。皆さまと共に、平和への歩みを刻んでまいりたい」
                                                                             ◇ 
 ポア市は2010年に、11月18日を市の「創価学会の日」に制定。翌年から毎年、慶祝議会を開いてきた。
 27日の議会では、多くの列席者のあいさつに続き、発起人であるマリオ・マサヨシ・カワシマ市議会議長が次のように述べた。
 「模範的な市民として活躍されるSGIの皆さまに心から敬意を表します。多くの立派な青年が育っていることも、頼もしい。皆さまと力を合わせ、より良き社会を築きたいのです」
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◆広布の誓願みなぎるSGI交流交歓会


世界は一つ! 池田先生と共に!――来日したアメリカ、アルゼンチン、イタリア、台湾、インド、マレーシア、シンガポール、韓国の友が誓いのカメラに(4日、金沢市内で)
世界は一つ! 池田先生と共に!――来日したアメリカ、アルゼンチン、イタリア、台湾、インド、マレーシア、シンガポール、韓国の友が誓いのカメラに(4日、金沢市内で)

 12月度のSGI本幹研修会で来日した8カ国・地域の友が3・4日、石川・富山の各地で行われた交流交歓会に参加した。

◆〈夢をつなぐ 創価大学箱根駅伝への道 ⑤=完〉 

平成国際大学競技会の1万メートルでは、雨が降り注ぐ中、創大のムソニ・ムイル選手(右端)ら12人が自己ベスト記録を更新した(11月27日、埼玉・鴻巣市内で)
 第93回箱根駅伝(明年1月2、3日)の号砲が鳴るまで1カ月を切った。

◆〈教学〉 12月度座談会拝読御書 檀越某御返事
  御書全集 1295ページ7行目~8行目   編年体御書1092ページ8行目~9行目
   粘り強く社会で勝利を
   “今いる場所が挑戦の舞台”と

本抄について


 本抄は弘安元年(1278年)4月、日蓮大聖人が身延で著されました。
 本抄の題号に「檀越某」とあるように、ある檀越(檀那のこと。在家の有力門下)に与えられたお手紙ですが、詳細は定かではありません
 大聖人は文応元年(1260年)、「立正安国論」の提出によって国主諫暁をされて以来、相次ぐ迫害を受け、伊豆流罪、佐渡流罪に遭われます。そして、佐渡流罪の赦免から4年がたった弘安元年になると、3度目の流罪が企てられたようです。
 本抄は、その知らせを受けて認められた御書です。
 大聖人は、3度目の流罪が起こるのであれば、百千万億倍もの幸いであり、大聖人こそが法華経の行者であることが明確になると仰せです。大聖人は「あわれ・あわれ・さる事の候へかし」(御書1295ページ)と、3度目の流罪という大難が起こることを願っているとさえ述べられています。
 さらに、疫病や老いによって、はかなく死ぬよりも、願わくは国主の迫害を受けて法華経に殉じていこうとの覚悟を示されます。
 最後に、この檀越に対して、いかなる状況にあっても、今のまま主君に仕えることが法華経の修行であると捉えて、現実社会で勝っていくよう教えられています


拝読御文


 御みやづかいを法華経とをぼしめせ、「一切世間の治生産業は皆実相と相違背せず」とは此れなり


信心即生活


 一般に、信仰を“日常の生活から離れた特別な事柄”とする考え方や、日常生活の中でも信仰の時間と生活の時間とは別のものであるとする見方があります。
 しかし、日蓮大聖人の仏法においては、信仰と生活とは、そのように切り離されたものとしては捉えません
 拝読御文に「御みやづかいを法華経とをぼしめせ」と示されています
。「御みやづかい」とは主君等へ仕えることであり、今日の私たちの立場にあてはめれば、なすべきこと、果たすべき役割であり、職業・仕事・生活に当たります。
 この御文は、日々の生活の場が、そのまま仏道修行の場であり、信心を根本とした自身の生き方を示す場であることを教えられているのです。
 生活は、私たちの生命活動そのものにほかなりません。
 そして、信心は、私たちの生命自体を変革し、充実させていく力となります。
 生活の場で直面するさまざまな課題に対して、御本尊への唱題を根本に真剣な努力を重ねていった時に、その現実との戦いそのものが、私たちの仏界の生命を涌現させる機縁となり、自身の生命変革をもたらします。
 
 また、信心で開拓した生命力、豊かな境涯で生きれば、現実の生活そのものも、おのずから変革されていきます。
 信心を草木の根に例えれば、生活は、豊かな果実を実らせる幹や枝に例えることができます。信心を根本にすえない生活は、環境に流されてしまう根無し草になりがちです。信心の根が深ければ深いほど、盤石な生活を築いていけると説くのが大聖人の仏法です。
 以上のように、大聖人の仏法においては、信心と生活は一体です。ゆえに、創価学会の指導には「信心即生活」といって、生活はその人の信心の表れであると捉えて、信頼される社会人として、生活に勝利していくべきことを教えているのです


「皆実相と相違背せず」


 「一切世間の治生産業は皆実相と相違背せず」とは、法華経法師功徳品の「諸の説く所の法は、其の義趣に随って、皆実相と相違背せじ。若し俗間の経書、治世の語言、資生の業等を説かんも、皆正法に順ぜん」(法華経549ページ)との文の趣旨を天台大師が説明した言葉です。
 この法華経の文は、「意根清浄」の功徳の一つに当たり、法華経の受持によって「意根」すなわち「心」の働きが清浄になれば、その人が世間法のいかなることを説いても、仏法にかなった正しい言葉になっているとの趣旨です。
 ここでいう「清浄」とは、感覚・知覚器官が清らかになり、物事を正しくありのままに捉えることができることをいいます。
 天台大師は、法華経を持った人の功徳について、“社会生活や生産活動など世間における人々のさまざまな営みが、妙法に背くものではない”と教えているのです
 社会や生活という現実をどこまでも大切にして、信心根本に努力を重ねていくところに、妙法を持つ信仰者の真の姿勢があります


世間、出世間


 人々が互いに関わって生活している場、すなわち世の中のことを「世間」といいますが、もともと仏教でいう世間は、「移り流れてとどまらない現象世界」という意味で、いわば迷いの世界のことです。
 一般の仏教では、私たちが住む迷いの世の中である「世間」に対して、この世間を離れて覚りの世界を求めることを「出世間」といいます。
 法華経以外の教えでは、この「世間」と「出世間」を別のものと捉え、「世間」を離れた「出世間」の中に覚りの道があるとしました。俗世から離れた山林、寺院などにこもったり、西方浄土に生まれ変わろうと願うのは、こうした例です。
 しかし、法華経では、社会や日々の営みがそのまま仏法であり、現実を離れて仏法は存在しないと説きます。
 
 日蓮大聖人は「世間の法が仏法の全体である」(御書1597ページ、通解)と示されています。
 大聖人の仏法では、「世間の法」である政治、経済、文化、教育等の社会の諸事象や日々の営みが、そのまま仏法の全てなのです


田先生の指針から 仕事に励むことが即、仏道修行

 本抄の対告衆である門下は、襲いかからんとする迫害の兆しを知り得る立場にいたのではないかと考えられます。
 もしかすると、弾圧を加えようとしている権力者の近くで勤める立場であったのかもしれません。
 いずれにせよ、大聖人の門下であることが原因で重大な危険にさらされかねない状況の中、日々、真面目に誠実に勤務していたのだろうと想像できます
 だからこそ、大聖人は、この門下にきっぱりと言い切られます。  「さで・をはするこそ法華経を十二時に行ぜさせ給うにては候らめ」  日々、真剣に仕事を果たすことが、そのまま一日中、常に、法華経の修行をして
いることになると仰せなのです。
 「信心」は即「生活」であり、「仏法」は即「社会」なのです。また仏法は勝負です。
 一番、真面目に信心をし抜いた人が、最後は必ず勝つのです。

 戸田先生は、「檀越某御返事を、目や頭で読まずに、体で読んでほしい」と、常々、語られていました。
 私も若き日、戸田先生のもとでお仕えしましたが、本当に厳しい薫陶の連続でした。学会活動を理由に、仕事を疎かにすることなど、断じて許されませんでした。「信心は一人前、仕事は三人前」と、信仰者としての姿勢を、厳格に教えられました。
 少々、長くなりますが、「御みやづかいを法華経とをぼしめせ」を拝した、戸田先生のご指導を紹介しておきます。
 「自己の職業に、人一倍打ち込もうともせず、ただ漠然として、信心していけば功徳があらわれて、なんとか成功するであろう、などと考えるのは、これ、大いなる誤りである」
 わが職業に歓喜を覚えぬような者は、信心に歓喜なき者と同様であって、いかに題目を唱えようとも、社会人として成功はあり得ようがない」  「職業をよくよく大事にして、あらゆる思索を重ねて、成功するよう努力すべきである。また、会社やその他への勤め人は、自分の勤めに、楽しみと研究とを持ち、自分の持ち場をがっちりと守る覚悟の生活が大事である」  (2015年12月号「大白蓮華」、「世界を照らす太陽の仏法」)
参考文献
 ○…池田先生の講義「世界を照らす太陽の仏法」(2015年12月号「大白蓮
華」)

◆2017年(平成29年) 壮年部の活動 2016年12月6日

 結成50周年を大勝利で飾り、新たな前進を開始した壮年部は、2017年「世界広布新時代 青年拡大の年」を「青年とともに新時代開く! 黄金柱ここにあり!」とのスローガンを掲げ、後継の青年の模範となる壮年勇者の陣列を拡大していきたい。そして「壮年が、率先垂範で広宣流布を推進していってこそ、学会の重厚な力が発揮され、社会に深く根差した運動を展開していくことができる」(小説『新・人間革命』「広宣譜」の章)との池田大作先生のご指導通り、創価の大城を支え守る黄金柱として、職場や地域で実証を示し、広布前進の新たな勝利の歴史を築いてまいりたい。具体的には、次のポイントを基調に活動を推進していく。


活動のポイント

1、壮年勇者のスクラムを拡大


 ①結成記念の壮年部幹部会(中継行事)に人材を総結集
 3・5「壮年部結成の日」を記念する全国壮年部幹部会、また各地で開催する8・24「壮年部の日」記念行事を目指して訪問・激励運動を強化し、人材を総結集する。(開催単位は方面・県に一任)
 ②「ブロック5勇士」運動に全力
 最前線のブロックで、新たな活動者を拡大・育成する「ブロック5勇士」運動に全力を挙げて取り組む。全幹部が地区・ブロックに入り、壮年部員一人一人の励ましに徹する。
 ◎毎月、「訪問・激励週間」を設けるなど、担当幹部が地区・ブロック幹部と共に行動する中で、信心の喜びを語り合い、励ましの対話を広げていく。
 ◎本部壮年部長、支部壮年部長の布陣を整え、各組織で壮年部強化を進める。(副壮年部長の登用もよい)
 ③広布拡大の対話を壮年部が模範示す
 弘教拡大、聖教拡大、学会理解の対話など、壮年部が率先して広布の拡大に挑戦していきたい。
 ◎自他共の人間革命・宿命転換を目指し、勇気をもって弘教拡大に挑戦する。
 ◎“人間主義の機関紙”である聖教新聞の購読推進と、新たな聖教拡大推進者の育成に取り組む。
 ◎「SOKAチャンネルVOD(ビデオ・オン・デマンド)」、モバイルSTBなどを活用し、学会理解の輪を広げる。また、新たな友人への友好拡大にも積極的に挑戦する。


2、後継の青年を自分以上の人材に


 壮年部は、「現実社会の只中で、法華経の兵法を掲げて大闘争を続ける。そして、後継の宝の若人を慈しみ、自分以上の大人材へと育てゆくのだ」(壮年部指導集『黄金柱の誉れ』63ページ)とのご指導通り、青年部の育成にさらに力を入れていく。
 ①後継の人材育成に力を注ぐ
 壮年が各部の先頭に立って戦うとともに、「壮男・躍進会議」「壮男・合同座談会」などを開催し、男子部の人材育成に力を注いでいく。男子部・学生部・未来部への訪問激励を進め、座談会や本部幹部会などの中継行事への参加を後押しする。
 ②一家で師弟の信心を継承
 一家で、信心の原点や体験、広布史を語る機会を積極的に設け、子や孫などに学会精神の継承を促していく。


3、「壮年教学運動」を展開


 ①壮年部の会合で教学・学会指導を研鑽
 日曜日を中心に、壮年座談会・懇談会、サンデー勤行会など、信心の触発を受けられる会合を定着させ、活動のリズムをつくる。
 会合では、担当者が御書を通して、自身の体験、信心の歓喜と確信を語り、「実践の教学」を研鑽する機会とする。また、小説『人間革命』『新・人間革命』「大白蓮華」などを教材に学会精神を学んでいく。開催単位は地域の実情に合わせる。
 ②壮年部指導集『黄金柱の誉れ』の研鑽
 壮年部指導集『黄金柱の誉れ』を通して、一人一人が池田先生のご指導を学んでいく。
 ③任用試験を通して人材を拡大
 11月に行われる教学部任用試験(仏法入門)に向けて、受験者・合格者の輩出に力を注ぎ、最高の哲学を学ぶ喜びを広げながら人材を拡大していく。


4、職場・地域で模範の存在へ


 「自ら動いた分だけ、歩いた分だけ、語った分だけ、わが地域の“平和の地図”は拡大する」(『黄金柱の誉れ』111ページ)とのご指導の通り、地域の繁栄、職場の発展を日々祈り、“模範の存在”となって尽くしていきたい。また、壮年部の各種会合などで、仕事や地域活動の体験を積極的に語っていく。
 ◎仕事において、信心根本に不断の努力を重ね、勝利の実証を示していく。
 ◎地域行事の運営など、地域の活動に積極的に携わり、献身の行動で信頼と友情の輪を広げていく。
 ◎親戚との交流を深め、理解と共感の対話で、ともに幸福の道を開いていく。


5、各種グループの育成・強化


 〈太陽会を一層充実〉
 昼間に活動できる太陽会(総称)の、さらなる発展・強化を目指し、本部・支部の議長の布陣を整える。ラインの壮年部とも連携を密にし、訪問激励や会合の充実を推進する。体調の優れない人への声掛けにも十分に配慮する。
 〈王城会の強化〉
 “わが地域の宝城”を厳護する使命と誇りを忘れず、絶対無事故の任務を勝ち取る。定例会や研修会を軸に、壮年部強化の柱の一つとして人材育成に力を注いでいく。ラインの壮年部幹部が率先して王城会メンバーへ励ましを送っていく。
 〈次代を担うヤング壮年部の育成〉
 ヤング壮年部を次代のリーダーとして育成していくため、先輩幹部による激励・指導をこまやかに進めていく。人材グループなど同世代の団結を強めるための取り組みも工夫する。
≪主要行事≫
 ①3・5「結成の日」を記念する全国壮年部幹部会を開催(3月度本部幹部会)
 ②8・24「壮年部の日」記念行事の開催(8月)※開催単位は方面・県・分県に一任
 ③方面・県壮年部長会の開催

◆2017年(平成29年) 男子部の活動


栄光の峰へ威風堂々の前進を!

 2017年「世界広布新時代 青年拡大の年」は、若き池田先生が広布拡大の突破口を開いた「2月闘争」から65周年。戸田先生の願業「75万世帯」の達成から60周年である。
 また、戸田先生の「原水爆禁止宣言」の発表から60年の佳節であり、池田先生が第3代会長就任式で訴えた「300万世帯」の達成から55周年と、幾重にも意義深き時を迎える。「大作、お前が立ち上がってくれないか!」「わかりました」――この師弟の呼吸で始まった「2月闘争」を突破口に、池田先生は全国各地で折伏の旋風を巻き起こしながら、恩師の願業である75万世帯の弘教達成への道を敢然と開いたのである。
 われら男子部の使命は、創価の師弟に貫かれた折伏精神を受け継ぎ、世界広布新時代の“青年拡大”を断固として成し遂げることである
 「青年が青年を拡大し続けるところが、永遠に勝つ」との師匠の呼び掛けのままに、男子部の新しい勇気と知恵と行動で、栄光と勝利の旗を断じて翻らせてまいりたい
 広宣流布大誓堂完成5周年である2018年の「11・18」を目指して、威風も堂々と前進していこうではないか!


1、折伏精神を燃やし、世界広布新時代の「青年拡大」に先駆


●一人一人と友情を結び全員が弘教拡大に挑戦
 ①各方面での「創価青年大会」「新時代全国男子部幹部会」などを目指し、拡大の上げ潮の中で人材を育成する
 ②聖教新聞等の機関紙誌の拡大を推進する
 ③各種セミナーや地域の座談会に友人と共に参加し、日常的に折伏・弘教を推進する
●地域・社会に積極的に関わり友好を拡大
 ①地域の諸活動に自主的に参加し、近隣友好の輪を拡大する
 ②社会に貢献する多彩な人材を育成し、多様な運動を展開する(社会部、学術部男子青年委員会、農漁光青年委員会、桂冠会、星辰会、白鳳会、青年教育者会議、創価青年医学者会議、文芸部青年会議、設営グループ、妙護グループ、スポーツ部等)
 ③定期演奏会や各種コンクール、地域行事でのパレードなど音楽隊の諸活動を展開する
●男子部が邪論・暴論を打ち破る破邪顕正の先頭に
 ①言論闘争の一切において男子部が先駆する
 ②社会の諸問題に対し、仏法の人間主義を基調とした正義の言論戦を大きく展開する
 ③仏法破壊の極悪の正体を見破り、徹底して糾弾する
 ④民衆を欺く邪論・暴論に対しては、鋭い言論をもって、その正体を暴いていく

2、社会で勝利と友好の実証を示す青年の人材群を輩出


●徹して一人を大切にする訪問・激励や会合の充実
 ①真心の訪問・激励に全力を注ぎ、一人一人が職場や社会で勝利する
 ②部や本部単位などの会合を定例化し、日常の活動リズムを確立する
 ③SOKAチャンネルVOD・モバイルSTB等を活用し、会合の充実を図る
 ④内部充実のため、本部幹部会(中継行事)・座談会などへの結集に力を入れる
 ⑤各組織で、一騎当千の人材を育成する「リーダー研修会」などを開催する
●新時代を担いゆく「新会員」「ヤング男子部」「大学校生」を全力で育成
 ①紹介者と新会員、先輩と後輩など、二人三脚で信行学の実践に挑戦する
 ②折伏・弘教の挑戦を通じて、青年の育成に取り組む
 ③小説『人間革命』『新・人間革命』や池田先生の指導の研鑽を通じて、学会史と師弟の精神を学ぶ。また、各地で勉強会等も開催する
 ④創価班や牙城会等の任務を通じ、「学会厳護」「会員第一」の精神を体得する
●御書を心肝に染める研鑽で信心を錬磨
 ①「男子部『御書活動者会』研鑽のために」などを活用し、日常的に御書を繙く草の根の教学運動を推進する
 ②「大白蓮華」などを活用し、各組織でリーダー育成のための御書講義を行う。また、講義を受けたリーダーが、最前線での教学運動を推進する
 ③青年部拝読御書「兄弟抄」を研鑽し、教学力の深化を図る
 ④9月に行われる青年部教学試験3級を通し、教学錬磨の伝統を築く
 ⑤11月に行われる教学部任用試験(仏法入門)を通し、新会員、新しい活動者の育成を推進する
●広布後継の未来部を各部一体で激励
 ①「未来部希望月間」(3・4月)、「未来部躍進月間」(7・8月)、「未来部勝利月間」(12月)を中心に、壮年・婦人の未来本部長と連携して未来部の激励に当たる
 ②学会伝統の座談会へ未来部員と共に家族で参加する
 ③「創価ファミリー大会」等を各部一体で開催し、創価後継の人材を育成する
 ④各地の合唱団、創価後継塾など人材育成グループの運営、激励に取り組む
 ⑤「未来部の日」は、家族で勤行、家族で部員会に参加するなど、家庭での信心継承に取り組む
 ⑥親子で参加できる子育て行事などを通して、未来部員をもつ男子部員への訪問激励や、家庭での信心継承を応援する

3、池田先生の思想・哲学を実践する「SOKAグローバルアクション」を展開

●世界の青年と連帯し「核兵器廃絶」や歴史継承の運動を展開
 ①戦争・被爆体験を聴く会を各地で開催するなど、不戦の誓いを心に刻む
 ②体験の聞き取りを進め、出版や映像制作を展開
 ③青年部代表が集っての「青年不戦サミット」を神奈川で開催
●青年間の交流を通じて「アジアの友好と安定」に寄与
 ①「音楽祭」や「芸術祭」を通じて、アジアの青年が国境を超えて交流する場を提供
 ②日中、日韓などの青年による相互の友好交流を推進
●青年の連帯で「人道の世紀」建設を推進
 ①青年部による芸術・音楽活動を通じて、東北や熊本等の被災地に希望と勇気を送る
 ②意識調査、「生命のかがやき」展などを通じて、「心の復興」の活動から得た教訓を世界に発信
 ③自然災害に関する「体験主張大会」を各地で開催
盛大に開催された「新時代第9回全国男子部幹部会」。決意も固く、皆で学会歌を合唱した(4月、愛知県の中部池田記念講堂で)
 2017年「世界広布新時代 青年拡大の年」は、若き池田先生が広布拡大の突破口を開いた「2月闘争」から65周年。戸田先生の願業「75万世帯」の達成から60周年で…

◆信仰体験〈おやじのリスタート物語 ⑨〉 突然の解雇→59歳で再就職
〈信仰体験 多宝ここにあり 生涯青春の輝き〉 御書を手放さず題目切らさず

2016年12月 5日 (月)

2016年12月5日(月)の聖教

2016年12月5日(月)

◆今週のことば

身近な所に青年がいる。
明るく声を掛けよう!

仏種は縁に従(よ)って起る
共感の輪を広げ
地涌の友を呼び出せ!

◆名字の言


歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんは当代一の女形。流麗な舞は海外からも高い評価を得ている▼しかし坂東さんが若い頃は、舞台に立つと笑い声が起きた。身長173センチと、女形としては背が高過ぎたためだ。悩みつつ、長身だった過去の女形の写真を見て研究。着物の内で膝を折り、低く見せることを思いつく。体への負担は大きかったが一心に稽古に打ち込み、低い姿勢で踊れるように。後に彼は「人間国宝」に認定された▼女形には不向きな体形だからこそ、芸が深まり、洗練されたともいえる。一流の域まで実力を高めた人は、華やかな舞台の裏で人一倍の努力を忘れないものだ▼福岡の男子部員は数年前、営業職に。だが成績は低迷し、自信を失いかけていた。そんな時、牙城会大学校に入校。会館警備に就く先輩の姿から陰に徹する誇りを学ぶ。以来、彼は早朝の唱題から出発。誰よりも早く出勤し、職場の掃除や仕事の準備に励んだ。しだいに営業成績は伸び、今秋には社内トップに。友人への弘教も実らせた。「努力に徹する中で自信が生まれ、周囲もよく見えてきたんです。先輩方への感謝は尽きません」▼陰の努力の中でこそ、人間の底力が培われる。地道な一歩は栄光への一歩。わが使命の舞台で勝利の大輪を開かせたい。(剣)

◆〈寸鉄〉 2016年12月5日
 

 
北陸で幹部会。誓願こそ
 弟子の道。清新な決意に
 燃えて新しき勝利へ出発
      ◇
 
中国は友誼貫く池田先生
 の貢献を忘れない
―識者
 周総理との会見から42年
      ◇
 
第2総東京青年部の日
 さあ拡大の先駆を!広布
 電源地の頼もしき後継よ
      ◇
 「
賢きを人」「はかなきを
 畜
」と大聖人。振舞が信頼
 の基。
挨拶一つも真心で
      ◇
 書籍販売で「文芸作品」が
 復調と。
読書は心の世界
 旅行
。良書に触れ豊かに

【聖教ニュース・特集記事】

◆世界広布新時代 第22回本部幹部会 北陸総会 
 創価家族の大勝利の一年、万歳!
 池田先生がメッセージと和歌
 原田会長、永石婦人部長が8カ国・地域の代表と出席

恩師のふるさとである北陸の天地から、幸福と平和の光で世界を照らせ! 人類の宿命転換へ、誇り高き師弟の大行進を誓い合った世界広布新時代第22回本部幹部会・北陸総会(石川平和会館で)
恩師のふるさとである北陸の天地から、幸福と平和の光で世界を照らせ! 人類の宿命転換へ、誇り高き師弟の大行進を誓い合った世界広布新時代第22回本部幹部会・北陸総会(石川平和会館で)

 「世界広布新時代第22回本部幹部会」が4日午後、「北陸総会」の意義を込め、金沢市の石川平和会館で開催された。これには原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長をはじめ各部の代表が、研修会で来日した8カ国・地域の友らと出席。北陸2県8会場と中継で結ばれ、約5000人が参加した。池田大作先生はメッセージと和歌を贈り、この一年の創価家族の大勝利を賞讃。不二の師弟が唱える広布誓願の題目こそ最強の師子吼と述べ、この正義と平和の大音声を勇気凜々と轟かせながら、郷土に、地球に「常楽」と「遊楽」の希望の春を広げていこうと呼び掛けた。(2・3面に関連記事。全国中継は9日から12日〈中継の会館と時間は各県・区で決定〉)
 〽ああ誇りなり コスモスと……
  
 白雪輝く立山と白山の連峰を仰ぐ石川平和会館に、北陸の歌「ああ誓願の歌」が響いた。
 創価家族の大勝利の一年を飾る本部幹部会の席上、後継の青年部・未来部200人による大合唱とともに、北陸の広布史を紹介する映像が上映された。
 ――1957年(昭和32年)10月、北陸に第一歩をしるした池田先生は、金沢、高岡、富山での指導会に出席。生誕の地に寄せる恩師・戸田城聖先生の思いを携え、友を激励した。
  また池田先生は、宗門事件の烈風が吹く1978年(昭和53年)8月、友の要請に応えて「ああ誓願の歌」を贈った。

◆世界広布新時代 第22回本部幹部会への池田先生のメッセージ
 仏の力を出し勝ちゆけ
 郷土に地球に「常楽」の春を爛漫と
皆が幸福に! 皆が勝利者に!――第5回北陸総会でスピーチする池田先生(2006年4月、八王子市の東京牧口記念会館で)
皆が幸福に! 皆が勝利者に!――第5回北陸総会でスピーチする池田先生(2006
年4月、八王子市の東京牧口記念会館で)

 一、それは、戸田先生の生涯の願業であった75万世帯の大折伏が、いよいよ成就されようとする1957年(昭和32年)の秋のことでありました。
 戸田先生が、しみじみと言われました。
 「大作、俺の生まれ故郷へ一緒に帰りたいな! 俺が行けなくても、お前が代わりに行ってきてくれ!」と。
 ふるさとに寄せる、この恩師の熱き心を携え、私は初めて北陸へ走りました。
 当時は、東京から金沢まで急行で10時間の旅だったと記憶しています。弟子の
一人旅でしたが、命は戸田先生とご一緒でした。
 豊かな歴史と文化、また美しい自然が光る金沢、高岡、富山で、意気軒高の北陸同志と大いに語り合いました。そして寝台列車で舞い戻り、直ちに戸田先生へ、北陸に力強く高鳴る「広布の響き」を詳細にご報告したのです。その折の先生の晴れやかな笑顔は、永遠に忘れることはできません。
 それから明年で60星霜。ありがたいことに、今回は、8カ国・地域の世界の広布のリーダーたちが、私の心を心として、恩師のふるさとを訪ねてくれました。
 アメリカの皆さん、アルゼンチンの皆さん、イタリアの皆さん、台湾の皆さん、インド、マレーシア、シンガポールの皆さん、そして韓国の皆さん、ありがとう!
 
 本当にありがとう!(大拍手)
 石川県と富山県、わが愛する北陸の「同心」の宝友たちは、北国の厳しい寒風を、ものともせず、教学試験にも、弘教拡大にも、青年部が先頭に躍り出て、全地区、全ブロックが立ちゆく晴れ姿で、目の覚めるような大前進を成し遂げてくれました。
 天下一の大勝利の北陸総会、また本部幹部会、誠に誠におめでとう!(大拍手)
 一、誠実にして辛抱強い、そして信心の志深き北陸の皆さん方は、
いかなる苦難の吹雪にも胸を張り、無量無辺の「心の財」を積みながら、地域に社会に貢献を重ね、盤石なる信頼を勝ち開いてこられました
 
戸田先生が法難の獄中から放ち始めた「人間革命」即「立正安国」の幸福と平和の光は今、ふるさと北陸の国土世間を燦然と照らしています
 皆さん方の「陰徳陽報」の大功徳の実証とともに、「世界の北陸」の繁栄も、いやまして輝きわたっているのであります

 ここで、頼もしく成長した青年部の音頭で、恩師のふるさと「世界の北陸」と、「全世界の創価家族」の大勝利の万歳をしたいと思うが、どうだろうか!(大拍手)
 〈ここで参加者全員で万歳三唱を行った〉


人類の宿命を転換する行進


 一、きょうの北陸総会を、御本仏・日蓮大聖人も、さぞかし喜んでくださっていることと、私は大確信しております。
 大聖人の御在世にも、北陸ゆかりの力ある壮年門下が活躍しておりました。曾谷殿と大田殿は、共に所領が越中(今の富山県)にあったのです。
 当時から文化が進んでいた越中には、数多くの仏典が所蔵されているので、大聖人は二人に、その収集を依頼なされております。
 曾谷殿への御聖訓には、こう仰せであります。
 「今法華経と申すは一切衆生を仏になす秘術まします御経なり、所謂地獄の一人・餓鬼の一人・乃至九界の一人を仏になせば一切衆生・皆仏になるべきことはり(理)顕る」(御書1046ページ)と。
 この大聖人の「万人成仏」の誓願を、我らの誓願として広宣流布の大闘争を起こしたのが、創価の師弟であります。
 苦難の渦巻く民衆の中へ飛び込んで、どんな境遇の人であれ、断じて幸福になれる、絶対に一生成仏できると叫び切り、一人また一人、見事な人間革命の蘇生の劇を、日本中、世界中に繰り広げています。それは、そのまま人類の宿命転換への誇り高き行進なのであります
 一、大聖人は曾谷殿に、こうも仰せになられました。
 「白馬がいななくのは、我らの南無妙法蓮華経の声である。この唱題の声を聞いた梵天・帝釈、日天・月天、四天王などが、どうして色つやを増し、威光勢力を強くしないことがあろうか。どうして我らを守護しないわけがあろうかと、強々と思われるがよい」(同1065ページ、通解)と。
 「歓喜の中の大歓喜」の題目は、大宇宙の諸天善神をも、喜び動かします。
 なかんずく、不二の師弟が広宣流布を誓願して、共に唱える妙法こそ、この世で最も気高く、最も強い師子吼なのです。それは、人々の諦めや、社会の分断をもたらす、不幸の哀音を打ち破る、正義と平和の大音声でもあります
 「冬来たりなば 春遠からじ」――。
 我らは「誓願の題目」を勇気凜々と轟かせ、どんな冬も勝ち越えて、大切な郷土と大切な地球に、「常楽」と「遊楽」の希望の春を爛漫と広げていきたい。
 さあ、「青年拡大の年」へ――。
 風雨に負けないコスモスのような華陽の姉妹のスクラムを朗らかに咲き薫らせ、嵐に揺るがぬ立山連峰・白山連峰のごとき妙法勇者の人材山脈を限りなく築き上げていこうではありませんか!
 最後に、わが友に一首を贈ります。

 
誓願の
  日々の祈りに
   師弟あり
  仏の力を
   出し勝ちゆけ

 この一年も、全てにおいて創価家族を励まし、守ってくれた「広布の太陽」である、全国・全世界の婦人部の方々に、心からの感謝を捧げ、大拍手を送りましょう!
 本当にありがとう!(大拍手)

◆2017年(平成29年) 婦人部の活動


  2017年「世界広布新時代 青年拡大の年」――世界の友と希望の行進を開始した今、師弟共戦の喜びを胸に、広宣流布大誓堂完成5周年(18年11月18日)を目指して、全てに勝利の歴史を開いていきましょう
 戸田先生の原水爆禁止宣言から60年。生命を守り慈しむ女性は、平和創出の主体者です。女性が輝いてこそ、家庭も、地域・社会も、未来も輝きに包まれていきます。
 池田先生は、婦人部に、「身近な一人を大切に慈しむ『誠実な行動力』。温かな優しさで友に寄りそう『慈愛の包容力』。皆を笑顔にしてともに前へ進みゆく『快活な対話力』。まさしく、創価の女性たちが、ありのままの振る舞いで体現しているヒューマニズムが、21世紀を『平和と人道の世紀』へと、いよいよ香りも高く光輝あらしめていくことを、私は信じてやみません」(『幸福の花束』17ページ)と期待を寄せています。
 その指針のままに、日々、積極的に人と関わり、生き生きと対話を広げ、縁する全ての人の幸福を願う“太陽の励まし”を広げていきたい。一人一人が地涌の友を拡大し、平和を創る女性の世紀を築いていきましょう。
1、生き生きと輝く「女性の世紀」を創ろう!
 「ある時は“母娘”の如く、またある時は“姉妹”の如く――大事なことは、なんでも話せる、なんでも相談できる、そして励まし合っていける、希望と和楽の園を築いていくことだ」「この模範の“婦女一体”の前進を地域に、そして全国・全世界に広げてこそ、広宣流布は着実に、重層的に伸展していくのだ」(『幸福の花束』74・75ページ)とあるように、共に行動し、共に成長する“婦女一体”の前進をしていこう。

 そして、仕事や子育てなどに励む若い世代にも光を当て、ヤング・ミセスから多宝会の友まで、創価の女性のスクラムで、全ての世代が生き生きと輝く「女性の世紀」を築いていこう。
 ①婦人部と女子部が「サン❀フラワー キャンペーン」で希望の前進
 ○「ロマン総会」(1~2月)に全女子部員が集えるよう応援する。
 ○婦人部と女子部が一緒に小説『新・人間革命』や教学を研鑽するなど、共に信心の成長を図る。
 ※婦女一体の取り組みの総称を「サン❀フラワー キャンペーン」とする。
  
 ②全員が主役の「グループ学習・懇談」の充実・強化
 ○2018年11月18日を目指し、広布拡大の原動力である「グループ学習・懇談」を充実・強化させ、一人一人が“幸福博士”と光るよう、信心の成長を図る。
  
 ③小説『人間革命』『新・人間革命』とともに日々前進
 ○個人で、また会合や大学校などで、小説『人間革命』『新・人間革命』を読み、自身の人間革命に挑戦しよう。
  
 ④「大白蓮華」の「池田大作先生の講義」「池田大作先生の指導選集」を学ぼう


2、太陽の心で地涌の友を拡大!


 「私たちが真剣に祈って、語りゆく言葉が、友の心に響かないわけがない。ゆえに、大きな大きな心で友情を育みゆくことだ。一つ一つの出会いを大切に、確信の対話を勇気凜々と広げゆくことだ。そのすべてが仏縁となって光る。ここに平和創造の道があり、幸福勝利の道がある」(『希望の花束3』29ページ)、「青年を励まし育む、母の慈愛こそが、『青年学会』の未来を開く揺籃となる」(『幸福の花束』46ページ)とあるように、折伏・弘教を進めるとともに、広布後継の人材を広げよう
 ①一人一人が地涌の使命に燃え、拡大の波を起こそう
 ○親戚・地域・近隣を大切に友好の輪を広げよう。
 ○一人が10人の学会理解の友をつくろう。
 ○モバイルSTBを大いに活用し、折伏に挑戦しよう。
 ○仏法の生命尊厳、平和の思想を語りながら、「教学部任用試験(仏法入門)」の受験推進にも取り組もう。
  
 ②広布後継の育成に全力を挙げよう
 ○わが家の信心継承に、粘り強く取り組む。また、子どもの心を育てる「コスモスセミナー」などを各地で開催する。
 ○わが地域の未来部や青年部、子育て家族に温かな励ましを送る。
 ○「創価青年大会」など、青年部の拡大の取り組みを応援していく。


主要行事

 ◎〈ヤング・ミセス〉トップランナー大会を各地で開催(秋)
 ◎〈女性平和委員会〉「平和の文化フォーラム」を各地で開催

◆2017年(平成29年)女子部の活動


スローガン 行学の翼で青春勝利の大空へ! 歓喜の華陽スクラムで世界へ希望の虹を!

アピール
 学会創立90周年、さらには栄光の100周年へ! 今、妙法を唱える華陽姉妹の活躍が、世界中で人々の心を照らし、社会に信頼と友情を広げています。2017年は「池田華陽会」10期が誕生し、「華陽リーダー」の命名から5周年の節目を刻みます。新しい力を先頭に、全女子部員が清新な息吹で楽しくにぎやかに前進していきたい。
 2017年の「ロマンカード」に記された御文は「南無妙法蓮華経と唱え奉るは自身の宮殿に入るなり」(御書787ページ)です。池田先生は女子部結成65周年に当たり、「『幸福の宮殿』とは、どこか遠くにあるのではない。自分自身の生命にあります。皆さんは一人一人が、泥沼のような娑婆世界で勝ち光って、自他共に『幸福の宮殿』を思う存分に輝かせゆくために生まれてきたのです」(2016年7月「首都圏女子部大会」メッセージ)と指導してくださいました。
 この一年、信行学に挑みゆく中で、一人一人がわが生命の「幸福の宮殿」を輝かせ、最も充実した青春勝利の大道を歩み抜いていきたい。
 池田先生は「広宣流布大誓堂完成5周年」の2018年「11・18」へ、“これからの2年間、私と一緒に、世界の同志と一緒に、一人一人が地涌の友を拡大しながら、「師弟の凱歌」を、強く賢く朗らかに、末法万年尽未来際まで轟かせゆこう”(2016年9月「本部幹部会」メッセージ)と呼び掛けてくださいました。
 女子部は、全員が世界広布を誓い願って生まれてきた「地涌の菩薩」です。池田先生が徹して目の前の一人を大切にされてきた行動を受け継ぎ、“地涌のスクラム”を広げながら、仲良く前進し、桜梅桃李の人材城をもって「世界広布新時代 青年拡大の年」を荘厳していきましょう!

1、“目の前の一人を大切に”折伏・弘教に挑み「地涌のスクラム」を拡大!

 皆で御書を学び合った折、一人の女子部の友から、「折伏が思うように進まないのですが」と質問されたことがある。折伏のことで悩む。その心それ自体が、仏の心である。仏の悩みである。私は最大に讃えつつ、申し上げた。「折伏については、結局は相手を思う一念です。一人の不幸な人を救おうよ。一人の命は地球よりも重いのです」と。
 報恩抄には、「日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外・未来までもながるべし」(御書329ページ)と仰せである。折伏は、この御本仏に連なる最極の慈悲の行動である。友の幸せを祈り、友を思う真心からの対話は、互いの未来を開いていくのだ。(2016年5月20日付、創価新報「勝利の人間学」〈折伏の目的は自他共の幸福〉)

 □職場・家庭・地域で、縁する一人一人を大切にし、信頼を広げよう。
 ※会合の時間や回数を見直し、友好拡大の機会を充実させるなど工夫
 □座談会や本部幹部会(中継行事)などの会合に友人と参加し、信仰体験を語り、創価家族の輪の中で弘教に挑戦しよう。
 ※「SOKAチャンネルVOD」を活用
 □各方面・県で開催する「創価青年大会」を通じて拡大に挑む活動者を増やそう。
 *池田先生の思想・哲学を実践する「SOKAグローバルアクション」を推進

2、世界一の生命哲学を学び「幸福勝利の土台」を築く!

 女子部の年代は、生涯にわたる幸せの軌道を建設する時代といえます。
 その軌道をつくる力が信心であり、教学なんです。生きることは、宿命との戦いです。
 宿命の問題を解決していく道は、生命の大法である仏法による以外にない。
 その意味からも、教学を学び、幸福への人生哲学を、しっかりと身につけていただきたい。また、自行化他にわたる信心で、友の幸せのために行動し、境涯を広げ、何があっても負けない生命の強さを培い、福運を積んでいってください。(小説『新・人間革命』第29巻「常楽」の章)
 □勤行・唱題の実践で一日一日を勝利。
 ※「ロマンカード」を活用
 □「池田華陽会御書30編」の読了を目指して“華陽タイム”に日々挑戦。
 ※書籍『世界一の生命哲学を学ぶ』を活用
 □「青年部教学試験(3級)」(9月)に挑戦。「教学部任用試験(仏法入門)」(11月)を通し女子部全員が教学部員に。
 □聖教新聞、小説『人間革命』『新・人間革命』、指導集『華陽の誓い』を研鑽。
 *2017年・重点御書
 「日女御前御返事」「佐渡御書」「乙御前御消息」「兄弟抄」「一生成仏抄」「法華証明抄」「阿仏房御書」「減劫御書」

3、婦女一体の「サン❀フラワー キャンペーン」で希望の前進!

 心から心に届く、温かい言葉を贈りたい。それには、相手の魂の奥まで知っていくことである。何に悩んでいるか。何を望んでいるか――。皆の心を知り、皆が安心して戦えるように、一人一人を、きめ細かく励ましていく。心の重荷を取って、軽くしてあげる。
 楽しくしてあげる。慈愛あふれる聡明な女性リーダーであっていただきたい。(中略)一人を大切に――ここに前進の力が生まれる。婦人部と女子部のうるわしい合金の団結は、新しい世紀に、いよいよ燦然と光彩を放ち始めた。学会は、女性の輝ける人材の連鎖によって、永遠に勝利していくのだ。(2003年8月「21世紀女性研修会」スピーチ)
 □全部員の幸福を祈り、訪問・激励を重ね、婦女一体で温かな励ましを送ろう。
 □女子部「ロマン総会」(1~2月に本部・部で開催)に全部員を結集し、絆を強めよう。
 □「3・16」を記念して、新しい力の「池田華陽会」10期を結成。
 □「御書池田大学校」を女子部主事や婦人部幹部の担当で開催し、共に前進(年3回)。
 □方面・県で定期的に「女性最高協議会」を開催。
 *10帰運動を励行し、健康・絶対無事故で前進
 学会創立90周年、さらには栄光の100周年へ! 今、妙法を唱える華陽姉妹の活躍が、世界中で人々の心を照らし、社会に信頼と友情を広げています――。


◆〈世界の機関紙・誌から〉 韓国SGI 姜昌根さん
 慶尚大学医学部で助教授として活躍
 クラゲ研究で国際的に注目の業績

2016年12月 4日 (日)

2016年12月4日(日)の聖教

2016年12月4日(日)の聖教

◆わが友に贈る


心を動かすのは
真心の言葉と
反応のスピードだ!
近隣や親戚を大切に
信頼の絆を強めよう!

◆名字の言


  年末恒例の「紅白歌合戦」の出場歌手が先ごろ発表された。連続出場のベテランあり、フレッシュな初出場あり。CMソングのヒットで選出された人もいるなど、話題は尽きない▼当初、紅白は「正月のラジオ番組」だった。テレビに切り替わると同時に大みそかへと変更され、日本を代表する“年の瀬の高視聴率番組”となる。近年はテレビ離れも言われるが、紅白を見ないと年が越せないという人は多いだろう。歌には時代や世相を映し、希望を送る力がある▼池田先生が恩師・戸田先生のもとで奮闘していた青春時代。劇場の前を通りかかると、人気歌手の公演に大勢の観客が押し寄せていた。入場を待つ人々が、劇場を二重三重に取り囲むという盛況ぶり。その様子を戸田先生に報告した▼一笑に付されるのかと思っていると、戸田先生は強い関心を示しつつ、真剣な表情で言った。「たいしたものではないか! “歌一つ”“口一つ”で、それだけの人間の心をつかむことができる。学会も、それくらい力ある人材がほしいものだ」▼対話もまた、心をつかむ芸術である。相手が何に悩み、何を求めているのか。どうしたら元気になってもらえるか――どこまでも一人に寄り添い、心のひだに触れるような語らいを広げていきたい。(朋)


◆社説  受験生を支える心構え  “未来の宝”に真心込めたエールを


 年の瀬の慌ただしい中、受験生は正念場の時期を迎えている。来月中旬実施の大学入試センター試験をはじめ、中学・高校の入試など、本格的な受験シーズンが始まろうとしている。
 以前、本紙掲載の「教育本部からアドバイス」では、受験終盤の取り組みをこう記している。「勉強してきた基礎力を『解答力』に変えることが求められる時期」と。また「分かりやすい解説がついた問題集を繰り返し解いたり、本番を意識して“過去問”を解いたりすることも有効」と提案する。たとえ1カ月でも、きちっと挑戦していけば、学力を伸ばし続けることができる。だからこそ、最後まで諦めないことが大切だ。
 受験生の中には、“今の学力で大丈夫か”と、重圧と向き合う友も少なくないだろう。  本年2月に大学を受験した東北出身のメンバーは、受験期に周囲の友人との学力の差に落胆し、学校に行けなくなった。母子家庭で、経済的に厳しい環境で育った彼は、進学を応援する母への申し訳なさばかりが募っていった。だが母は、文句一つ言わず、温かい食事を作り、丁寧に洗濯をしてくれた。何より毎日、御本尊に真剣に祈る姿が、彼の心に変化をもたらした。“このままじゃいけない”と前を向けるようになった、という。
 未来部担当者の懸命な励ましも大きな支えとなり、彼は再起。念願の創価大学に合格した。「受験時も、普段と変わらない母の接し方は、何よりの励ましでした。言葉以上に伝わるものがありました」と振り返る。
 前述の教育本部の友は、受験期の家族の関わり方について、「基本的に、親はサポーターであって、プレーヤーではないという感覚が大切」と。家族は、バランスのとれた食事を提供したり、受験生の睡眠時間に配慮したりすることなど、基本的な生活の支援に心を砕くことが、言葉に勝る励ましになる。
 未来部担当者にあっては、不安や重圧を抱えている状況を理解し、聞き役に徹するだけでも、本人の自信やエネルギーとなる。複雑な受験指導をしなくても、実体験を通した等身大の言葉を伝えることは大きな心の支えとなる。
 池田先生は「今の状況が良かろうが、悪かろうが、前へ、前へ!――。たゆまぬ挑戦また挑戦、不屈の努力また努力こそ、『人間革命』の道なのだ」とつづった。限界突破のラストスパートをかける“未来の宝”を皆で応援し、真心の祈りを送っていこう

◆きょうの発心  誉れの故郷に信頼の花咲かせ

御文
 此の御本尊全く余所に求る事なかれ・只我れ等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり、是を九識心王真如の都とは申すなり(日女御前御返事、1244ページ・編1024ページ)
通解 この御本尊を決して他の所に求めてはならない。ただわれら衆生が法華経(御本尊)を持って南無妙法蓮華経と唱える、胸中の肉団におられるのである。これを「九識心王真如の都」というのである。

 御本尊は別のどこかにあるのではなく、南無妙法蓮華経と唱える自身の胸中にある、との仰せです。
 高校3年の時、父の会社の倒産、両親の離婚という宿命にぶつかりました。地域の創価家族の励ましに支えられ、唱題と勉学に挑戦。希望通りの大学進学を勝ち取り、信心の確信をつかみました。行方不明だった父とも数年後に再会。姉妹で仏法対話し、父は入会しました。
 1979年(昭和54年)2月24日、池田先生との記念撮影の折、寸暇を惜しんで青年部を激励してくださる先生の姿に“生涯、師と共に。広布のために”と誓いました。小説『新・人間革命』の「源流」の章を拝読し、当時の師匠の激闘を知り、心からの感謝と、報恩の決意が込み上げてきます。
 和楽の家庭を基盤に、誉れの故郷・文京に信頼の花を咲かせ、拡大の実証を示してまいります。   東京・文京総区総合婦人部長 尾高 千絵

◆〈寸鉄〉 2016年12月4日

 
平和の理想を掲げる創価
 の青年こそ社会の希望

 博士。君よ使命に胸張れ
      ◇
 
高知婦人部の日。信心は
 水の流れる如く。この母
 の行動ありて広布は洋々
      ◇
 
いかなる大業も地道な努
 力の積み重ねから
―戸田
 先生。今を全力で勝て!
      ◇
 
人権週間。いまだ社会に
 根深い差別やいじめ。我
 らの対話で足元から変革
      ◇
 
寝不足は心乱し人間関係
 にも悪影響
―研究。聡明
 な自己管理に人生の充実

【聖教ニュース・特集記事】

◆〈池田大作先生 四季の励まし〉 誓いを貫く人生は偉大
 


 人生には
 さまざまな「山」がある

 次から次に、課題が出てくる。
 しかし全部、煩悩即菩提であり、
 「山」を越えるたびに、
 境涯は高まり、広がる。
 逃げないで、あらゆる課題へ、
 ぶつかって、乗り越えていくのだ。
 打ち勝てば、
 悩みは全部、喜びに変わる。

 
 運命や環境が
 人の幸、不幸を決めるのではない。
 自身の心によって決まるのである。
 勇者は、
 どんな環境でも平静でいられる

 臆病な人は常に心が不安である。
 知恵ある人は、障害をも
 自分の味方にしてみせる。
 強者にとっては、
 運命と戦うことすら喜びである。
 全部、自分で決まる。
 
 「偉大なる人生」とは
 「偉大なる誓願」に
 生き抜く人生である。
 人の心は縁に紛動されて、
 めまぐるしく変わる。
 これほど
 頼みにならないものはない。
 だからこそ「誓い」を立てるのだ。
 
 誓いを持ち、
 誓いを果たしゆく人は、
 強く、清く、正しく、
 人生充実の勝ちたる人である。
 
 全同志の皆さん方の
 「健康」と「長寿」と「幸福」を、
 私も妻も毎日、真剣に祈っている。
 絶対に敗北者を出してはならない。
 途中で、どんなことがあっても、
 最後は必ず勝てるのが、
 変毒為薬の“妙法蓮華”である。

 今は、どんなに苦しくとも、
 どんな病気でも、
 最後は必ず勝てる。
 絶対に勝利者になる。
 これが仏法だ。これが信心だ。

 川沿いの道を進むと、まるで“一幅の名画”のような光景が広がっていた。198
4年(昭和59年)8月、富山の庄川。池田大作先生が、眼下に輝く山河に、カメ
ラを向けた。
 北陸は、恩師・戸田城聖先生の生誕の地。池田先生は石川で「誓」と認め、富山
では「師弟不二」との揮毫を残した。人生の幾山河を乗り越える原動力――それは、
「師弟不二の誓い」にほかならない。
 
 池田先生は「信心も、人生も、途中ではない。最後で決まる。その勝利を飾るた
めに、師弟がある。私も常に、戸田先生の弟子として、広宣流布の戦いを開始した
出発点に立ち返っている
」と。

 本年の総仕上げとなる12月。さあ、自身に勝ち、きょうに勝ち、師との誓いを
果たしゆこう!

◆台湾SGIが連続19回目の社会優良団体賞 
 1万4千団体から選出され、内政部が授与


 台湾SGIが、台湾行政院の内政部から「社会優良団体賞」を受賞した。
 分野ごとに2年に一度、顕著な社会貢献をした団体に贈られる同賞。本年は、1万4000にのぼ…

◆〈希望航路-池田大作先生と進む人生旅-〉 ルクセンブルク

   
ルクセンブルクの中央駅で、出発直前まで友に励ましを送る池田先生。香峯子夫人が抱くのは、ブレーデン夫妻の長男ヒデオさん。現在、ヒデオさんはスイスの大学院博士課程で学んでいる(1991年6月11日)
ルクセンブルクの中央駅で、出発直前まで友に励ましを送る池田先生。香峯子夫人が抱くのは、ブレーデン夫妻の長男ヒデオさん。現在、ヒデオさんはスイスの大学院博士課程で学んでいる(1991年6月11日)

 本年は、池田先生のルクセンブルク初訪問(1991年6月)から25周年の佳節。訪問の折に示された「世界一仲良く、楽しく、朗らかに」との期待に応え、幸福の輪を広げる友の歩みを紹介する――。

◆〈ターニングポイント〉 言語聴覚士 小川裕太さん 
   もう自分を疑わない。明日も日比らない。
 声 言葉 音楽 あなたに届け

2016年12月 3日 (土)

2016年12月3日(土)の聖教

2016年12月3日(土)の聖教

◆わが友に贈る


日蓮さきがけしたり
一人立つ誓願の行動から
広布拡大は始まる。

道なき道を切り開く
「先駆」こそ学会魂だ。

◆名字の言


「原爆乙女」とは広島で被爆した独身女性を指した。3000度の熱線は、白い肌にケロイド状の傷痕を残した。「ピカ(原爆)に遭うた女は結婚できん」。偏見、差別、中傷。世間の心ない視線の中で、彼女らは口を閉ざした▼被爆10年後の1955年。25人の被爆女性がケロイド治療のため米国に渡った。「ヒロシマ・ガールズ」と呼ばれた彼女たちは、原爆の残酷さを米国民に伝え、世論に大きな影響を与えることになる。日本でも原爆被害者支援の機運が高まり、57年に原爆医療法が制定された▼被爆71年の本年、今月2日に『女性たちのヒロシマ――笑顔かがやく未来へ』(創価学会広島女性平和委員会編、第三文明社)が発売された。被爆女性14人による血涙の証言。その1人の婦人部員は「憎むのは戦争です。今こそ“ヒロシマの心”を継いでほしい」と、初めて口を開いた▼被爆女性の治療を提唱した“アメリカの良心”ノーマン・カズンズ氏は、池田先生との対談集で「他者を思いやる心があれば、おたがいに連帯しあう橋をいつでも架けることができる」と▼原爆への怒りを、平和への行動に変えた女性たち――平和原点の地から発した勇気の声が、核兵器の根絶へ、世界を連帯させる力となることを信じたい。(子)

◆〈寸鉄〉 2016年12月3日

 
地域に根差すSGIこそ
 宗教組織の模範
―識者。
 心結ぶ希望の前進に喝采
      ◇
 御書「
題目計りを唱うる
 福計るべからず
」。根本は
 確信の祈り。信心で勝て
      ◇
 
若くして信心することは
 生涯幸福になる為
―戸田
 先生。行学の礎を強固に
      ◇
 
児童虐待、7割が兆候把
 握。近隣の絆、より強く。
 相談電話「189」も活用
      ◇
 
感染性胃腸炎が各地で猛
 威と。手洗いは30秒以上
 が有効。小さな努力こそ

◆御書と歩む――池田先生が贈る指針 【42】 苦難を耐え忍ぶ人こそ仏

御文
 忍辱は寂光土なり此の忍辱の心を釈迦牟尼仏と云えり(御義口伝、771ページ)
通解 (娑婆世界の妙法弘通は「大忍辱の力」による。ゆえに)忍辱とは寂光土である。この忍辱の心を、釈迦牟尼仏というのである。

同志への指針

 仏とは何か。人間社会の苦悩からかけ離れた伽藍で、悟り澄ました存在ではない。泥沼の如き娑婆世界の真っただ中で、どんな苦難も耐え忍び、他者に尽くす行動を続ける「忍辱の人」なのである。
 
 我らは自行化他の題目を唱え、忍耐強く広布のために戦い抜くのだ。「能忍(能く忍ぶ)」の闘争で、皆に希望を広げ、「今いる場所」を寂光土と光り輝かせていくのだ。

【聖教ニュース・特集記事】

◆明年 全国で創価青年大会
各部が一体で後継の人材群を糾合
「青年拡大の年」の原動力に

青年は「希望」、青年は「勝利」の異名なり――若人の情熱がほとばしった2014年7月の総東京の創価青年大会。池田先生ご夫妻が、開催を前に、会場となった墨田区の両国国技館を車で視察した
青年は「希望」、青年は「勝利」の異名なり――若人の情熱がほとばしった2014年7月の総東京の創価青年大会。池田先生ご夫妻が、開催を前に、会場となった墨田区の両国国技館を車で視察した

 学会の永遠性を確立するべき今、最重要の鍵は青年の陣列にあり!――「世界広布新時代 青年拡大の年」の明年、各方面・県で「創価青年大会」が開催される運びとなった。各部一体となって青年層への弘教、活動者の輩出に取り組み、その決勝点として意気高く行われる。
 創価青年大会は、2011年、14年に列島の各地で開かれた。
 どの会場も、誓願に生きる友の喜びに満ちた青春乱舞の集いとなり、新しい人材や新入会者が陸続と誕生。創価の未来を決する若き陣列は、ますます盤石となった。
 現在、男女青年部は、各人が使命の舞台で活躍の実証を示しながら、さらなる広布前進のドラマをつづっている。
 男子部は、一昨年から各地で開催している「全国男子部幹部会」で勝利のリズムを刻み、毎年3万世帯を超える弘教を結実。
 女子部は、明年1月から2月の「ロマン総会」に向けて、“婦女一体”で訪問激励を推進。励ましと対話の花を爛漫と咲き薫らせている。
 さらに、学生部結成60周年、池田大作先生の「御義口伝」講義の開始から55周年の明年へ、男女学生部の友は、キャンパスを舞台に友情のスクラムを大きく広げている。
 池田先生は本年、こう呼び掛けた。
 「学会が栄え続けるための一切の原動力は、君たち青年の拡大です。青年が青年を拡大し続けるところが、永遠に勝つ」と。

 さあ、明年の「世界広布新時代 青年拡大の年」へ! われらの手で、地涌の若人の連帯を広げよう!
 竹岡青年部長は固く誓う。「師の万感の期待にお応えするのは“今”との一念で、創価青年大会を断固たる勝利の結果で荘厳します。そして、池田門下の青年部の力で、創価の民衆城が永遠に勝ち栄えゆく強固な土台を築いてまいります!」

◆〈みんなで学ぶ教学〉 ~新会員のための仏法入門~ 32=完 師弟
 未来の広宣流布は弟子で決まる

 
イラスト 逸見チエコ
 広宣流布とは、世界に平和と幸福を拡大しゆく一大民衆運動です。広布拡大の熱情は、常に師匠から弟子に“魂の炎のバトン”として託されてきました。最終回となる「みんなで学ぶ教学~新会員のための仏法入門~」では、信心における「師弟」をテーマに学びます。

師匠と巡り合う幸せ


 スポーツにせよ、芸術にせよ、何らかの道を究めようとするなら、その道に精通した人(指導者、師匠)から教わり、努力を重ねることが肝要です。
 ましてや、人生の幸不幸を決める宗教の実践に当たって、正しく導いてくれる師匠の存在が、何よりも大切であることはいうまでもありません。
 法華経方便品には、仏の願いを「我が如く等しくして異なること無からしめん」(法華経130ページ)と記されています。“全ての人を仏と同じ境涯に”――これが、仏教の創始者である釈尊が法華経に込めた主題です。
 法華経を経文通りに実践された日蓮大聖人は、師弟の道の大切さを幾重にも述べられています。
 「たとえ父母が子を生み、その子に眼、耳が備わっていても物を教える師匠がいなければ、それは畜生の眼や耳と等しいというべきでしょう」(御書1248ページ、通解)
 さらに、師弟の関係について、「源に水があれば流れは涸れることはない」(同900ページ、通解)と、分かりやすく表されています。
 かけがえのない師匠と巡り合い、絆を結べることは、この上ない幸せといえます。

「師恩」を知り、報いる


 日蓮大聖人は、御書の中で何度も「師恩」に報いる大切さを訴えられています
 大聖人が仏教を学び始められた際、道善房のもとに入門しました。後に立宗した大聖人は、念仏を信仰していた道善房にも正法を説きましたが、道善房は、念仏への執着が断ち切れずに一生を終えます。
 それでも、仏教を習い、教わった師への報恩の思いを忘れることはありませんでした。“今の自分がいるのは誰のおかげか”――恩に報いる大聖人の深いお心が拝察されます
 大聖人は、門下にも師弟の道を歩む大切さを教えられています。
 鎌倉の中心人物だった四条金吾に対しては、「弟子と師匠が心を同じくしない祈りは、水の上で火を焚くようなものであり、かなうわけがない」(御書1151ページ、通解)と仰せになっています。
 大聖人から広宣流布を託された直弟子・日興上人も、「この大聖人の法門は、師弟の道を正して、成仏していくのである」(通解)と師弟の大切さを強調されました。
 師の書かれたお手紙などを「御書と号して」(同1604ページ)大切にし、未来のために収集・保存に努められたのです。

日蓮大聖人直結の実践を


 日蓮大聖人は次のように仰せです。「よき弟子をもつときんば師弟・仏果にいたり・あしき弟子をたくはひぬれば師弟・地獄にをつといへり、師弟相違せばなに事も成べからず」(御書900ページ)
 大切なのは後に続く弟子であり、弟子が立派であってこそ、師の正義が宣揚されます。未来の広宣流布の伸展も、弟子の行動で決まります。
 かつて池田大作先生は、「師匠は針で、弟子は糸です。裁縫を行う時のように、針(師)は先頭を進み、後に続く糸(弟子)が残って使命を果たしていく」と示してくださいました。
 弟子を思う師の心に応えようと、今、広布後継を誓う弟子の陣列は世界中に広がっています。師弟の絆に“距離”は関係ありません。
 御書発刊から明年で65周年を迎えます。どこまでも大聖人に直結した行学の実践を根本に、一人一人が幸福の実証を示していきましょう。

◆〈信仰体験 白ゆりの詩〉 函館市母子寡婦福祉会理事、人権擁護委員として尽力 希望の人生を共に!


 【北海道函館市】「地域と共生 守ろう、こどもの未来」を本年度の統一テーマとして活動を進める一般財団法人「全国母子寡婦福祉団体協議会」が、10月22日、佐賀市内
で全国研修大会を開催した。その研修討議の席上、東北・北海道ブロックを代表して活動報告を行ったのが安藤真理さん(68)総県副総合本部長。収容人数1800人を超える大ホールの壇上で自身の来し方と函館市母子寡婦福祉会の活動について語りながら、彼女は、51歳で霊山へ旅立った夫が、笑顔で見守っている気がした。
 

2016年12月 2日 (金)

2016年12月2日(金)の聖教

2016年12月2日(金)の聖教

◆わが友に贈る


リーダーの覇気こそ
前進と発展の原動力

はつらつたる振る舞い
満々たる生命力で
師子奮迅の名指揮を!

◆名字の言


  何かと友人に会う機会が増える師走。同窓会などで懐かしい顔が集まれば、話は尽きない。忘れかけていた思い出や青春の日々がよみがえる。いきおい、“昔はよかった”という話にもなる▼ただし、若い人が一緒の時は、少し配慮が必要だ。哲学者バートランド・ラッセルは、旧友と語らい、「古い果敢だった出来事を思い出す喜びは格別」とする一方、若い人にとって、これらの“自慢話”は「まったく滑稽で退屈である」と述べている(『人生についての断章』みすず書房)。ちょっと手厳しいが、現実には違いない▼初代会長の牧口先生は「昔はよかった、ああだ、こうだと、昔の自慢話ばかりする人は、今が悪いという証拠である」と指摘した。牧口先生自身は、70代になってからも、口癖のように「われわれ青年は」と呼び掛けた。獄中にあっても、最後まで真摯に学び続けた。誰よりも「青年の心」で、広布と社会の未来を見つめていたのである▼仏法は「現当二世」。常に「今」「ここから」、未来へと出発する。これこそ「青年の心」にほかならない前進する人、挑戦を忘れない人は、限りない魅力にあふれるものだ。みずみずしい未来志向で“あの頃も良かった。でも今が一番”と言える日々を重ねよう。(味)


◆社説  きょう「文芸部の日」  「生命を燃やす」挑戦の日々たれ
 
   
 「どの分野であれ、『デビューした』という事実があなた方の将来を保証することは、残念ながら、一切ありません」 
 ロングセラーを世に出してきた壮年の文芸部員が、とつとつと語る。集まった若者たちは大きくうなずいたり、考え込んだり……。先日行われた、文芸部青年会議メンバーとの懇談会の一こまである。
 壮年は、その道で半世紀近くの実績をもつ大ベテラン。「デビューしてから、数年で消えてしまった」才能を、星の数ほど見てきた。
 懇談の場に集まった青年部員たちの中には、小説家もいた。漫画家や、フリーランスのライター、書き手を育てる立場である雑誌編集者もいた。ものを書いて生活していく――選んだ道がどれほど険しいか、それぞれの立場で骨身に染みている。
 
 「生涯、師弟の道を歩み抜くこと」と「地道な学会活動を続けること」。ベテランは、この二つの大切さを熱く語った。「大変な仕事だからこそ、私たちは『信心』でわが命を磨かなければ!」。先輩の声が、ひときわ熱を帯びた。
 
 
きょう12月2日は「文芸部の日」である47年前の結成式の場で池田大作先生は「文芸部の皆さんは、本当の実力をつけていただきたい。そうなれば、広宣流布の前進は、五十倍、百倍と速まります」と語っている
 また「本当の実力」とは、単なる技術や策ではなく、それらの全てを生かし切るための「生命力」であることも訴えた。
 「『文は人なり』と言われますが、それは、『文は生命』であり、『文は魂』であり、また、『文は境涯』であるということです。文には、生命がすべて投影されます。したがって、苦労して、苦労して、苦労し抜いて、ほとばしる情熱で、炎のように燃え上がる生命でつづった文は、人びとの心を打つんです」(『新・人間革命』第14巻「使命」の章)
 文は境涯――時代が変わっても変わらない真実だ。広宣流布は言論戦――これが創価三代の会長を貫く信念である。文芸部への期待の大きさは、先生が小説『人間革命』を沖縄で書き始めた12月2日が「部の日」である事実に表れている。インターネットやスマートフォンの爆発的な普及によって、文筆の舞台は想像を超えて広がり続ける。文芸部の皆さまはそれぞれの立場で知恵を絞り、社会を豊かにする
「新しい言葉」「新しい表現」に挑んでいる。「生命を燃やす」戦いの日々に心からエールを送りたい。


◆きょうの発心  “利他の精神”で地域に尽くす2016年12月2日

御文
 衆生の心けがるれば土もけがれ心清ければ土も清しとて浄土と云ひ穢土と云うも土に二の隔なし只我等が心の善悪によると見えたり(一生成仏抄、384ページ・編22ページ)
通解 (浄名経に)衆生の心が汚れれば住む国土も汚れ、心が清ければ国土も清いとあるように、浄土といい穢土といっても、土に二つの隔てがあるわけではない。ただ我らの心の善悪によるのである。

 浄土、穢土といっても二つの国土があるのではなく、衆生の心の善悪によって決まる、との仰せです。
 
 1978年(昭和53年)7月、池田先生が初めて米子文化会館を訪問。宗門僧による陰湿な中傷に苦しむ学会員を励ますために、中国方面歌「地涌の讃歌」を発表してくださいました。先生の真心に感謝の気持ちがあふれ、力いっぱいに歌いました。あの時の悪侶に対する怒りは、今も忘れません。
 94年5月には、文化親善交流団の一員として欧州へ。訪欧中の先生は、ボローニャ大学での講演など多忙を極める中でも、現地の同志に励ましを送られていました。
 師の姿に触れ、人のため、地域のために行動を起こそうと決意。翌年から、ホタ
ルの保存活動に携わるようになり、本年で22年目を迎えました。現在もボランティア団体の責任者を務め、講演活動などを行っています。
 学会で教わった“利他の精神”を胸に、愛する地域の発展に尽くしてまいります。
鳥取総県副総県長 山﨑 健一

◆〈寸鉄〉 2016年12月2日

 
『人間革命』執筆52周年
 師の偉業に学び我ら自身
 の共戦譜を刻みゆこう!
      ◇
 ペンの戦いは不断の精神
 闘争。破邪顕正の
文芸部
 よ勇戦を。きょう、部の日

      ◇
 
わが国においてSGIは
 社会の大事な柱
―大臣。
 誠実の行動で光る賢者と
      ◇
 
世界に幸福を与えんとの
 大目的が学会にはある

 戸田先生。胸張り広布へ
      ◇
 
いじめは絶対悪だ。断固
 許さぬ文化の確立を。学
 校・家庭・社会一体で根絶 

  【聖教ニュース・特集記事】

◆総東京が分区長会   池田先生がメッセージ贈る
 明年 2月闘争65周年 東京大会60周年
 
世界広布の本陣・総東京から新時代の拡大を!――師弟の誓願が燃える総東京分区長会。全員で東京の歌「ああ感激の同志あり」を合唱した(東京戸田記念講堂で)

世界広布の本陣・総東京から新時代の拡大を!――師弟の誓願が燃える総東京分区長会。全員で東京の歌「ああ感激の同志あり」を合唱した(東京戸田記念講堂で)

 明年は、若き池田大作先生が指揮を執り、広布拡大の突破口を開いた「2月闘争」から65周年、そして「炎の東京大会」から60周年――この節目へ意気高く進む本陣・総東京の分区長会が1日、巣鴨の東京戸田記念講堂で開催された。
 これには池田先生がメッセージを贈り、東京の同志の一年の奮闘をたたえた。
 また、「世の中が乱れている時にこそ、聖人と愚人は明らかになる」(御書1095ページ、通解)との池上兄弟への御文を拝し、いかなる乱世の風雪にも喜び勇んで打ち勝つのが創価の賢人であると強調
 なかんずく日蓮大聖人が、御生涯の最後に立正安国論の講義をされ、正義と平和の闘争を門下に託されたのが東京の天地である。東京の凱歌が広宣流布の凱歌であり、全世界の同志と未来を担いゆく全青年へ、勇気と希望を送る原動力になると訴えた。
 そして、「東京凱歌の年」を合言葉に、明年を勝ち飾ろうと呼び掛けた。
 会合では池田主任副会長の後、河合総東京婦人部長が、一人一人を徹して励ましていくことが幸福拡大の王道であると強調。
 竹岡青年部長に続いて金澤総東京長は、「総東京は一つ」との団結とリーダー率先の行動で、新たな拡大のうねりを起こしていこうと力説した。また永石婦人部長が、師匠への報恩の心を胸に、朗らかに友情を広げていこうと語った。
 原田会長は新会員が続々と誕生し、社会にも大きく信頼を広げるなど、目覚ましい広布発展を続けるアジア各国の様子を紹介。
 東京の前進と大勝利が世界の同志の喜びになると述べ、異体同心と執念の行動で、断じて栄光の歴史を開こうと激励した。

◆〈明日を求めて 池田大作先生の対話録Ⅱ〉 第32回 中日友好協会 廖承志会長
 私は周総理のもとの“一兵卒”
 四面楚歌でこそ力が湧きます


池田先生の第4次訪中の折、学会側が主催した答礼宴で中日友好協会の廖承志会長(右端)と。周恩来総理夫人の鄧穎超氏も同席した(1978年9月19日、北京市内で)
池田先生の第4次訪中の折、学会側が主催した答礼宴で中日友好協会の廖承志会長(右端)と。周恩来総理夫人の鄧穎超氏も同席した(1978年9月19日、北京市内で)

   電飾が光る北京空港へ、飛行機がゆっくりと高度を下げていく。1974年の5月30日。時間は午後10時に近い。
 この日、池田大作先生は香港から歩いて鉄橋を渡り、深圳へ。中国への第一歩をしるした。そこから広州に移動した後、空路、北京を目指したのだ。
 着陸した飛行機。窓の外に目をやると、十数人の人影が、一斉にタラップに歩み寄ってくる。その先頭で満面の笑みをたたえ、池田先生一行を迎えたのが、中日友好協会の廖承志会長だった。
 「ようこそ、おいでくださいました」と廖会長。“日本人以上にうまい”と言われる日本語だ。
 池田先生は、夜遅くにもかかわらず、出迎えてくれたことに深く感謝した。
 その場には、会長夫人の経普椿理事、張香山副会長、趙樸初副会長、孫平化秘書長など、中日友好協会の最高幹部も一緒である。その熱烈歓迎に、友好関係を築きたいという中国側の姿勢が如実に表れていた。
 中国側が池田先生の訪問を要請したのは、これが最初ではない。
 中国の周恩来総理は、すでに60年代前半には、民衆の中に確固とした基盤を持つ創価学会に注目していた。外交部の調査などによって、学会が戦時中も平和の信念を貫き、戦後も中国との友好関係を模索していることを知った。
 66年、周総理は、作家の有吉佐和子氏を通して、池田先生に「将来、ぜひ中国においでいただきたい。ご招待申し上げます」との伝言を伝えている
 68年9月、池田先生は「日中国交正常化提言」を発表。この提言を周総理は高く評価した。
 4年後の72年9月、両国の国交が正常化。この2年後、中日友好協会からの再びの要請に応え、先生は中国を訪れたのである
 この時の受け入れの一切を取り仕切った人こそ、廖会長だった。
 5月31日、池田先生は北京の中日友好協会で廖会長と会見。
 池田先生が、試練の風雪を乗り越えてきた創価学会の歴史に触れると、会長はすかさず言った。
 「四面楚歌のほうが、やりがいがありますよ。かえって力が出るものです」
                                                                       ◇ 
 廖会長は1908年、東京で生まれた。父は、近代中国革命の指導者・孫文の片腕として戦った廖仲愷氏。母の何香凝氏も、婦人活動家の中心的存在だった。
 両親と中国に渡った後、父が政敵に暗殺される。廖会長が16歳の時だった。当時を振り返り、会長はつづっている。
 「父は誠実で、勇敢、不屈、清廉潔白な人柄だった。私はずっと父を尊敬していた。父が暗殺されたときに、私は父の遺志を継ごうとかたく誓った」(『廖承志文集 上』)
 父と母の革命精神を継承した廖会長。自身も弾圧を受け、7度も逮捕された闘士である。文化大革命では活動を停止させられ、67年から4年間、軟禁生活を余儀なくされた。その中でも廖会長を信頼し、中日の友好発展の指揮を託したのが周総理であった。
 74年12月、池田先生は2度目の訪中。廖会長と再会した。
 帰国前日の12月5日夜。答礼宴が終わりに近づいたころ、廖会長が先生をそっと別室に案内し、こう告げた。
 「池田会長。周恩来総理が、待っておられます」
 初訪中の際は、周総理の膀胱がんの手術のため、会見は実現しなかった。半年後のこの時も病床にあることは、周知の事実である。
 「いや、いけません」と池田先生。「お体にさわります。お心だけ、ありがたく頂戴いたします」と丁重に辞退した。
 すると廖会長は、困惑の表情を浮かべた。周総理の意向に背くことはできないという。
 池田先生は「それでは、2、3分だけ。ひと目お会いしたら、失礼をさせてください」と言って、廖会長と共に車に乗った。
 場所は、周総理が入院している北京市内の病院。人民服を着た総理が、立って池田先生を迎えた。“一期一会”の会見が始まる。
 語り合いながらも、総理の体調を案じる池田先生。何度も時計を見ては、会見を切り上げようと、側にいる廖会長を促した。
 しかし、そのたびに「もう少し」「もう少し」と合図を返す廖会長。周総理の心を誰よりも知っていた。
                                                                            ◇ 
 日本と中国の外交関係をさらに強固にすべく、日中平和友好条約が締結されたのは78年8月。池田先生の第4次訪中は、その翌月の9月だった。
 17日に人民大会堂で廖会長と会見。両国の条約締結を喜び合う再会となった。
 「いばらの道を切り開いてこられた廖先生に、心からの敬意を表します。日中友好のますますの発展のためにも、お体だけは、くれぐれも大切にしてください
 池田先生がそう言うと、廖会長は応じた。
 「恐縮です。中日友好関係について、私は周恩来総理のもとの一兵卒にすぎません」
 周総理が逝去して2年8カ月。会長は忠節を貫いていた。
 池田先生は、重ねて言った。
 「それはご謙遜です。それに、もしも一兵卒であるならば、誰よりも健康でなければ戦えません。偉大なる一兵卒として、これからも戦ってください」
 大きな体を揺らしながら、顔をほころばせる廖会長。
 そのやりとりを、周総理夫人の鄧穎超氏が笑顔で見つめていた。
 廖会長は語った。
 「池田会長が、以前から中日国交正常化、中日平和友好条約締結のために尽力し、多くの努力と貢献をしてきたことを、私たちは永遠に忘れません」
 「両国人民は、この友好の大橋を渡って、中日友好事業を絶えず発展させていきましょう」
                                                                      ◇ 
 85年には、池田先生の提案で、中国最大の青年団体である中華全国青年連合会(全青連)と学会青年部の交流が始まった。
 全青連は、かつて廖会長が初代の主席を務めた団体。85年以来、31年にわたり、交流が活発に続けられている。
 廖会長と池田先生が結んだ友誼の絆は今、青年たちの手に受け継がれた。時が移り、時代が変わろうと、この青年たちがいる限り、日中の「金の橋」は輝き続ける。

 
廖承志(りょう・しょうし) 1908年、東京生まれ。父は近代中国革命の指導者・孫文の片腕だった廖仲愷(りょうちゅうがい)、母は婦人活動家・何香凝(かこうぎょう)。父の暗殺後、早稲田大学に入学。革命運動のため逮捕、国外追放。帰国後は中国共産党に加入し、長征、抗日民族統一戦線に参加。全国青年連合会主席、全国人民代表大会常務副委員長、党政治局委員等の要職を歴任。62年に日中間に「LT(廖承志・高碕達之助)貿易」を開き、国交正常化の基礎を築いた。63年の発足時から中日友好協会会長を務めた。83年死去。
 〈引用・参考文献〉池田大作著『世界の指導者と語る』潮出版社(『池田大作全集』第123巻所収)、同著『新・人間革命』第13・20・28巻、廖承志著『廖承志文集 上下』「廖承志文集」編輯弁公室編/安藤彦太郎監訳・徳間書店ほか。

◆〈信仰体験〉 “利用者のために”と訪問美容   縁した友に歓びの冠を!
◆〈信仰体験 さわやか寸景〉 4度の失業を越え  「さあ、信心の実験証明だ!」

2016年12月 1日 (木)

2016年12月1日(木)の聖教

2016年12月1日(木)の聖教

◆わが友に贈る


さあ師走の12月。
本年の総仕上げへ
朗々たる勤行・唱題で
一日をスタートしよう!

歓喜の凱歌を共々に!

◆名字の言


    座談会は“感動の宝庫”だ。先日の座談会で出会った夫婦の話。妻は、夫のワイシャツの洗濯だけは、息子の嫁に任せなかった。夫が疲れた日の襟元は、普段より汚れていて、本人が言わずとも、その汚れ具合で夫の体調を察知した▼結婚当初の夫は病弱だった。妻は食生活などにも細かく気を配り、夫の健康を祈り続けた。襟元の“小さなサイン”も見逃さない妻に支えられた夫は、先頃、晴れて定年退職。妻へ感謝を伝えるシーンに胸が詰まった▼今年の座談会では、こんな場面もあった。少年部員が目標を発表した。「毎日、お題目に挑戦します。まず1カ月間、頑張ります!」。参加者は拍手でエールを。それから少年は、唱題を終えるとカレンダーに丸印を付ける日々を重ねていった▼後日、地区部長夫婦が少年のもとにやってきた。「君が目標を達成できるように、おじさんもお題目をあげたよ」「おばちゃんも、お母さんから聞いたわよ。『息子が1カ月、やり切りました』って。すごいね」。少年の“決意の一言”を忘れなかった同志。その場にいた皆が笑顔になった▼“見守り、期待し、応援してくれる人がいる”と思うと、挑戦する勇気は倍増する。人を励ますための小さな気付きや心配りは、大きな責任感から生まれる。(城)


◆社説  明快な目標は拡大の源泉 「地区」こそ広宣流布の推進力!


 地域広布の実現のためには、まず、未来展望を広げ、必ず、こうすると決めることだ。それに向かって、年ごと、月ごとの具体的な挑戦目標を明らかにしていくのだ。その目標のもとに、皆が今日の課題に勇んで挑み、一日一日を勝利していくことである」(小説『新・人間革命』「緑野」の章)
 明快な目標があるところ、希望が生まれ、勇気があふれる。具体的な祈りに智慧が湧き、皆の足並みがそろい団結が深まる。そこに、組織を発展させ、自他共の幸福を築く源泉がある。
 明「世界広布新時代 青年拡大の年」の勝利へ向けて、各地で「地区討議」が開催される。討議では、皆が納得でき、着実にして、挑戦の喜びが広がるような、指標を検討していきたい。その際、具体的な目標の設定にあたっては、“地区発”“自分発”で、それぞれの自主性を尊重するよう心掛けることも大切だ。
 明年は、池田先生の入信70周年、さらに若き先生が拡大の突破口を開いた「2月闘争」65周年など、幾重にも拡大の意義をとどめる佳節を刻む。
 当時24歳の池田先生が、蒲田支部の支部幹事として指揮を執り、「A級支部」でも1カ月で100世帯の折伏がやっとだったこの時、限界を破る201世帯の弘教を成し遂げたのが「2月闘争」である。
 その勝因の一つは「最前線の組(現在のブロック)」に焦点を当て、「新たな人材」を信じ、糾合していったことが挙げられる。
 
 先生は「一人が百歩前進するよりも、百人が一歩前進を!」との合言葉で励ましを送った。まず自身が成長すること。わが組織が前進することだ。
 広布の最前線は、いうまでもなく「地区」「ブロック」である。そこには、さまざまな人間模様がうかがえる。会員の実感がこもる声があり、生き生きとした顔がある。まさに「広布の縮図」といってよい。
 池田先生は、「最も地味で、かつ最も強力な『広宣流布の推進力』は何か。それは『地区』である」と語っている。
 「地区」「ブロック」に、歓喜がみなぎり、躍動する息吹があるかどうかで、広布の一切が決まってしまうといっても過言ではあるまい

 学会の永遠性を確立する最重要のこの時。「今から」「自分から」「わが地域から」との主体者の心で、広宣流布大誓堂の完成5周年、さらに、創立100周年へ、楽しく、朗らかに一歩前進していきたい。

◆きょうの発心    師匠へ「絶対勝利」を誓い先駆2016年12月1日

御文
 世間の浅き事には身命を失へども大事の仏法なんどには捨る事難し故に仏になる人もなかるべし(佐渡御書、956ページ・編471ページ)
通解 世間の浅いことには、命を失うことはあっても、大事な仏法のために命を捨てることは難しい。それ故に仏になる人もいないのである。

 尊い生命を仏法のため、広宣流布のために使っていきなさいと教えられています。
 両親と共に4歳で入会しましたが、大学入学後に信心から遠ざかってしまいました。やがて将来への不安を感じ、生きる道を模索していた時、母の深い祈りと先輩からの温かい励ましに包まれ、学会の庭で生き抜こうと決意。その折に、この御文を学び、人生の目的観が定まりました。
 卒業後、社会福祉施設で働き、その後、本部職員として栃木平和会館に勤務。栃木青年平和文化祭をはじめ、池田先生との金の思い出を築き、今日まで師弟の道を真っすぐに進んできました。
 また、今、主人と長男、長女、そして義母の一家全員が広布に活動できることに感謝の思いでいっぱいです。
 先生は、1961年(昭和36年)の宇都宮支部結成以来、何度も宇都宮に足を運ばれ、励ましてくださいました。師と共戦の歴史を刻める今この時を最大の誉れとし、「絶対勝利の宇都宮」から、報恩感謝の心で明年へ先駆してまいります。
栃木・宇都宮総県婦人部長 塩野 良子

◆〈寸鉄〉 2016年12月1日

 
子供は未来からの使者と
 思って大切に
―戸田先生
 今日から未来部勝利月間
      ◇
 
千葉婦人部の日。郷土に
 希望の光を広げる太陽の
 母たち。旭日の如き前進
      ◇
 
必要とする一切は君自身
 の中に
―作家。己を信じ
 祈れ。壁破る力はそこに
      ◇
 
人を健康で幸福にするの
 は良好な人間関係
―研究
 信頼結ぶ同志の姿が証明
      ◇
 小事が大事。幹部は
火災・
 交通事故への注意促す声
 掛けを
。多忙な師走こそ

【聖教ニュース・特集記事】

◆アルゼンチン・トゥクマン州が池田先生を名誉州民に 
 ボリビア・ラテンアメリカ国際作家の集いから香峯子夫人に「文化の世界大使」称号
 ボリビア・タリハ市作家・芸術家連合会、サンロレンソ市からも栄誉

トゥクマン州の関係者とSGIの友が、池田大作先生に贈られた「名誉州民」称号の証書を囲んで(サン・ミゲル・デ・トゥクマン市で)
トゥクマン州の関係者とSGIの友が、池田大作先生に贈られた「名誉州民」称号の証書を囲んで(サン・ミゲル・デ・トゥクマン市で)

 希望の大陸ラテンアメリカに広がる創価への信頼の輝き!――南米の各地・各団体から、池田大作先生ご夫妻への顕彰が相次いでいる。世界的な平和・文化・教育運動へのリーダーシップをたたえるものである。

 南米アルゼンチンのトゥクマン州は、池田大作先生を「名誉州民」に迎えた。
 恒久平和の実現への不断の献身をたたえ、同州議会の満場一致で決議されたもの。
 授与式は11月7日、州都サン・ミゲル・デ・トゥクマン市にある同州議会庁舎で開催された「核兵器なき世界への連帯――勇気と希望の選択」展の開幕式の席上、行われた(展示会は、11月17日で閉幕)。
 池田会長は真の対話の開拓者です。対話が、世界の人々の間に尊敬と友情を育むことをご存じなのです
 授与の辞に立った同州議会のフアン・マヌエル・フランゴウリス第1副議長秘書官は、池田先生をたたえて、そう語った

 さらに称賛は、SGIメンバーに対しても――。
 「皆さんは、師匠である池田会長の偉業に触発され、日々、人々に励ましを送っています。それは平和・文化・教育の花を開かせるため、一人一人に社会建設への責任があることを気付かせる行動でもあるのです
 この言葉の通り、トゥクマンの友は、地道に、誠実に、わが地域を舞台として信頼の輪を広げてきた。
 今回の「核兵器なき世界への連帯」展も、社会貢献に励むメンバーの姿と、平和建設へのビジョンを示す展示内容が高く評価されて州議会庁舎での実施が決定したものである。
 本年7月に、独立宣言から200周年を迎えたアルゼンチン。
 翌8月には、その調印の地・トゥクマン市に立つ国立トゥクマン大学から、池田先生に「名誉博士号」が贈られている。
 この意義ある年に、トゥクマンから贈られた相次ぐ栄誉は、アルゼンチン社会と世界の平和に尽くす“創価の師弟”への信頼の証しであるといえよう。

 ボリビアのタリハ県では、文化行事「ラテンアメリカ国際作家の集い」(10月24~29日)の開催を記念して、池田香峯子夫人に「文化の世界大使」称号と「カスティージョ・アスル」黄金メダルが贈られた
 さらに、この行事を後援した同県サンロレンソ市から香峯子夫人に、「名誉市民」に相当する「特別賓客証」が授与された。
 ◇ 
 「ラテンアメリカ国際作家の集い」とは、ラテンアメリカ作家協会とタリハ市作家・芸術家連合会が主催する文化行事である。毎年、同市を中心にタリハ県内各地で行われ、9回目となる本年は、22カ国の作家や芸術家、文化人、演劇家、民族舞踊家らのほか、国際機関などが参加。互いの成果を披露し合う交流の場として、にぎわいを見せた。
 毎年の集いでは教育や文学、文化、環境保全、平和などの分野で貢献した人物を顕彰する一幕もある。中でも「文化の世界大使」称号は、民族の融和と平和への尽力をたたえる最上級の顕彰だ。2010年には池田先生にも贈られている。
 本年の参加団体は、満場一致で香峯子夫人への授与を決議。授与式は10月24日、タリハ市の市文化センターで行われ、参加団体の関係者、ボリビアSGIのメンバーなど約400人が参加した。
 参加団体を代表してタリハ市作家・芸術家連合会のアギレラ会長から、称号の証書が同国SGIのササキ婦人部長に代理授与された。さらに同連合会から「カスティージョ・アスル」黄金メダルも贈られた。
 一方、サンロレンソ市の「特別賓客証」授与式は同27日、同市議会議場で開かれ、市長代理としてアギレラ会長から、カステリャノ支部婦人部長に証書が託された。
 両授与式に出席したアギレラ会長は、人間主義を根本に、女性の地位向上に大きく寄与してきた香峯子夫人をたたえつつ、次のように語っている。
 「私は2010年にSGIのことを知り、今回あらためて、SGIの歴史と人道主義の哲学を確認しました。池田SGI会長と香峯子夫人の平和建設へのリーダーシップに心から敬意を表します。お二人を顕彰できたことは私たちにとって大きな喜びです」

◆秋季通信員大会への池田先生のメッセージ
 広布の言論城担う使命の友に感謝
 地域から世界へ 人間主義の光を発信

 本年は、本紙創刊65周年とともに、方面・県版の発行60周年の佳節である。伝統の「秋季通信員大会」が10月から11月にかけて、各地で朗らかに開かれた。ここでは、同大会に寄せられた池田先生のメッセージを掲載する。

 広宣流布とは、日蓮大聖人の御在世も、また、闘諍言訟の悪世がさらに進んだ現代にあっても、そして、未来も、永遠に「言論戦」であります
 この最極の精神闘争を担い立つ、わが共戦の通信員の皆さん方、いつもいつも、本当にありがとう! きょうも、忙しい中、誠にご苦労さまです。
 「聖教新聞通信員」――気取りのない、その素朴な名称には、何と誇り高き使命が込められていることでしょうか。
 第一に、冥の照覧の「信心の光」を「流れ通わせる」意義です。
 
 有名な「異体同心事」に、「其の上貴辺は多年としつもりて奉公・法華経にあつくをはする上・今度はいかにもすぐれて御心ざし見えさせ給うよし人人も申し候、又かれらも申し候、一一に承りて日天にも大神にも申し上げて候ぞ」(御書1463ページ)とあります。
 大聖人が、どれほどこまやかに門下の一人一人の奮闘を御照覧くださっていたか、改めて感涙します。とともに、御本仏へ同志の奮闘を公平に、正確にご報告する、まさに今の通信員の皆さんと志を同じくする方々がいたことを、私は感じ取るのです。
 喝采のない舞台で、広宣流布に邁進する最前線の地涌の菩薩に、サーチライトのように光を当て、誠実に宣揚してくださっている皆さんの努力は、まぎれもなく御本仏に直結する仏事(仏の仕事)であります。その福徳は計り知れません。
 第二に、人間主義の「信頼の絆」を地域から世界へ「広げ通わせる」意義です。
 
 英国の詩人ポウプは、「友人、両親、隣人をまず抱擁し、ついで祖国を、つづいて全人類を」(『人間論』上田勤訳、岩波書店。現代表記に改めた)と詠いました。
 身近な友情や家族・郷土への愛情から出発し、地球大の平和の連帯を拡大するのが創価の「人間革命」即「世界広布」の運動であります。
 本年、聖教新聞は創刊65周年とともに、方面・県版の発行60周年の佳節を迎えました。
 今春、セイキョウオンラインも刷新され、日本中、世界中のどこからでも、その日の紙面、そして全ての方面・県版が閲覧できるようになりました。
 「遠く離れていても故郷の紙面を読めて、本当にうれしい」「ふるさとの懐かしい友の前進を、何よりも励みにしています」等の声が、私の所にも全国、全世界から届きます。  皆さんが創ってくださる方面・県版が、世界宗教の明るい希望と輝く黄金時代が到来したのです。
 聖教を「日本中、世界中の人に読ませたい」と願った恩師・戸田先生も満面の笑みで、皆さんに感謝と賞讃の拍手を送っておられることでしょう。
 第三に、たゆみなき「信行学の息吹」を未来へ「伝え通わせる」意義です。
 
 御聖訓には、「我等が居住して一乗を修行せんの処は何れの処にても候へ常寂光の都為るべし」(御書1343ページ)と仰せです。
 「信行学」の模範の闘争人として仏道修行に励み、わが地域に常寂光の都を築きゆく皆さんの息吹は、そのまま紙面に刻まれます。そして後継の友に受け継がれ、はるかな未来まで脈々と伝わり通っていくのであります。
 私の心は常に、不二の皆さんと共にあります。真剣に取材メモを取り、勇敢にカメラを構えゆく皆さん方の姿を胸に、私もますます元気に執筆を続けていきます。
 愛する皆さんの健康と幸福、ご一家の栄光を、妻と強盛に祈り抜いてまいります。
 さあ、我らの聖教とともに「月月・日日に」広布と人生の大前進を勝ち開こう!

◆〈座談会 師弟勝利の旗高く 63〉 未来部の勝利月間が開幕(23日まで) 
 共に地涌の使命果たす日々を
 慌ただしい師走が到来 自動車事故を起こさない
 
各地で行われている、少年少女部の「きぼう合唱祭」(11月6日、青森文化会館での集い)。題目という最強の師子吼を唱える皆さんの歌声こそ、世界の友に希望を送る確かな力!
各地で行われている、少年少女部の「きぼう合唱祭」(11月6日、青森文化会館での集い)。題目という最強の師子吼を唱える皆さんの歌声こそ、世界の友に希望を送る確かな力!

 原田 このたび、南アジア訪問団として、タイ、インドネシア、シンガポール、マレーシアを訪れ、無事に帰国しました。いずれの国でも、世界広布新時代を象徴する広布の伸展の様子を目の当たりにし、あらためて、池田先生ご夫妻が、精魂を込めて蒔いてこられた平和と幸福の妙法の種が、大きく花開いていることを実感しました。
 竹岡 どの国も青年が拡大の先頭に立っていたと伺いました。明年は「世界広布新時代 青年拡大の年」です。日本の青年部も、先生が築いてこられた世界広布の道を、さらに大きく広く開いていく決意です。

「粘り強さ」が大切


 飛田 きょう1日から「未来部勝利月間」がスタートします(23日まで)。
 
 石黒 受験を控えた未来部員にとって、追い込みとなる大切な時です。
 原田 受験生への応援・激励はもちろん、特に会場を提供してくださっているお宅に受験生がいる場合は、早めに切り上げたり、大きな声に注意したりするなどの配慮が必要です。
 高澤 私にも高校受験の時に経験があります。そのように創価家族の皆さんが、こまやかに気を配ってくださることに感激しました。また、「応援しているからね」と一声掛けてくださることが、どれほどの力になったことか。
 黒土 先生は、『未来対話』の中で、「『栄光』とは、『忍耐』です。自分が苦労し、苦しむことです。勉強も、一日では結果は出ない。大事なのは、『粘り強さ』です。ですから、受験生の皆さんには、『受験は、知性と忍耐の修業である』と贈りたい」と言われています。
 高澤 受験生時代の苦労は、生涯の財産になると確信します。私も、創価中学の受験に失敗し、その悔しさや挫折感を忘れなかったからこそ、猛勉強に励み、創価高校に進学することができました。
 原田 さらに先生は「受験生の一人ひとりが、ベストを尽くして、新たな希望の道を勝ち開いていけるよう、真剣に題目を送り続けています。みんな、風邪などひかないようにね。しっかり食事と睡眠をとって、努力の成果を度胸よく発揮していくんだよ!」ともエールを送ってくださっています。先生の真心を胸に、受験生の皆さんが新たな希望の道を勝ち取れることを深く祈っております。
 黒土 月間ではまた、11日の「未来部の日」を中心に、夏の各種コンクールの表彰が行われます。
 飛田 学校の勉強、部活、塾や習い事など忙しい中で挑戦をしてくれた全未来部員の健闘をたたえ、新たな前進への糧になるよう、温かな励ましを送っていただければと思います。
 石黒 本年は、少年少女部の「きぼう合唱祭」を開催する地域も多くあります。
 黒土 10月に東京・小平市の創価学園で行われた首都圏の集いも感動的でした。ここには、首都圏の1都3県から120以上の合唱団がエントリー。厳正な録音審査を経て選ばれた最優秀賞の10団体が歌声を披露しました。
 高澤 今回の出演団体の中で、最も遠くから参加したのが、千葉県の安房サンライズ合唱団でした。団員数は、首都圏の中で最も少ない6人。けれども、合唱祭への出演が決まって、練習にも熱がこもり、壮年・婦人部の皆さまも懸命に応援してくださいました。
 黒土 “たとえ人数が少なくても、元気いっぱいの歌声を届けていこう!”と決意し、全員が唱題にも挑戦して迎えた本番。その歌声は、多くの参加者の胸を打ちました。
 高澤 うれしいことに、今回の出演を機に、“私も合唱団に入りたい!”と声をあげる子が数多く生まれ、6人から始まった勇気の一歩が、大きな波動を広げています。
 飛田 こんな話もありました。あるメンバーが、合唱団に入って学んだことや成長したことを地元の座談会で発表したそうです。すると、それを聞いていた同じ小学校に通う児童が、「私も○○ちゃんみたいになりたい。未来部員になって成長したい。学会に入りたい!」と、お母さんに言ったそうなんです。
 石黒 聞くと、そのお母さんの入会は2年前。“娘の入会は、自分の意思で”と考えていたそうで、思わぬ娘の言葉に、大変に驚いていたそうです。
 竹岡 先生は、11月の本部幹部会のメッセージで、「現在に眼前の証拠あらんずる人・此の経を説かん時は信ずる人もありやせん」(御書1045ページ)との御聖訓を引かれながら、「地涌の人材の素晴らしい姿こそが、皆の心を揺り動かし、最極の生命尊厳の法理に目を開かせていくのです」と言われました。
 原田 さらに、「広宣流布大誓堂の完成5周年への2年間、そして創立100周年へ、私たちは一人一人が、まだまだ秘められた地涌の菩薩の勇気を、智慧を、底力を思う存分に発揮して、『この世で果たさん使命』を成就してまいりたい」とも指導してくださっています。私たちも、未来部員と共に、秘められた地涌の菩薩の勇気と智慧を存分に発揮していきたい。

焦りと油断を排す


 竹岡 最後に、師走12月となり、何かと慌ただしい季節になります。
 原田 最近は特に、自動車事故のニュースが毎日のように報道されています。
 竹岡 事故が起きる原因の一つは「焦り」であり、一つは「油断」です。
 
 原田 時間に余裕をもって行動すること。そして、絶対に事故を起こさないと気を引き締めて運転することが重要です。年の瀬だからこそ無事故を心掛け、有意義な本年の総仕上げの日々を送っていきましょう。

◆〈世界の識者の眼〉 
 米シートンホール大学 外交・国際関係学部長 アンドレア・バルトリ博士
 友と語り心を結べ
 出会いが生命の善性を育む
 創価の三代会長が教えてくれた――希望とは「忍耐」「責任」「開かれた心」


 創価の三代会長が貫いてきた平和の精神を顕彰し、その思想を探究する教育・研究機関が今、世界に広がっている。逆境と試練の中でも無限の希望を生み出す価値創造の哲学は、争いが続く今日にあって、いかに平和の指標となりうるのか。紛争解決の研究で著名な、米シートンホール大学外交・国際関係学部長のアンドレア・バルトリ博士にインタビューした。(聞き手=萩本秀樹記者)


人間に光当てる価値創造の哲学


 ――2010年6月、米ジョージ・メイソン大学から池田大作先生への「名誉人文学博士号」授与の際、同大学紛争分析・解決学部の学部長であったバルトリ博士が、推薦者の一人となりました
 バルトリ博士 ニューヨークに来て間もないころ、牧口会長の「価値論」に関する古書を見つけました。牧口会長の思想を学んだことで、池田SGI会長について知ったのです。
 あの時、私は価値論という言葉に、大きなインパクトを受けました。
 イタリア生まれの私は、1992年、35歳で移民としてニューヨークに渡りました。英語が話せず、公立図書館で勉強しながら、独学で英語を学んでいました。そんな私にとって、“価値を創造する”という考え方は、非常に興味深いものだったのです。
 「価値論」が提唱された当時の日本は、植民地主義と軍国主義が高まり、国民への圧迫が増し、自由が奪われていた時代です。その中にあって、価値の創造とは、人間の心を解放するための実験的な哲学であるという印象を受けました。
 私は長年、聖エジディオ共同体の代表として、さまざまな和平プロセスに携わってきました。その知識と経験を生かし、戦争の歴史が刻まれたアメリカに、平和という“贈り物”を届けたいと願っていました。
 牧口会長の思想との思いがけない出あいは、そうして価値を創造しようとする一人の人生が、他者を啓発する贈り物になりうることを、再確認させてくれたのです
     
 ――軍靴の音が高まる日本に渦巻いていたのは、生命を軽視する風潮にほかなりません。その中で牧口先生が唱えたのは、生命の価値を見つめ、一人一人の可能性に光を当てる哲学でした
 博士 現代で言えば、経済至上主義のもとで、経済の“レンズ”を通してしか人間の豊かさを測ろうとしない生命軽視の風潮があります。
 しかし人間は、機械ではない。精神を備えた存在です。社会が人間性とは正反対の道筋を進んでいるからこそ、私たちは価値を創造することの責任を、深く悟らねばならないのです
 牧口会長がそうであったように、今日の世界にあって、経済的な指標にとらわれず、人間の本質に光を当てているのが池田会長です。
 96年6月、米コロンビア大学ティーチャーズカレッジでの池田会長の講演を、私も聞かせてもらいました。以来、会長の著作を読み深めていく中で、その人間観に深く感銘を受けてきました。


時代に流されず正義を叫ぶ勇気


 ――創価の三代会長が、時代に流されることなく、真に平和と正義の道を選ぶことができた要因は、どこにあるとお考えですか。
 博士 自分自身の内面を真摯に見つめることができたからだと思います
 確かに、戦時下の状況を見渡せば、武力が物を言い、多くの過ちが犯されていました。戦争で幾百万の命が奪われ、人々は国のために死ぬことを潔しとしていました。「暴力こそ正義」とされていたのです。
 しかし、そうした周囲の環境に染まることなく、自らの心情を突き詰めた時、“内なる声”はどうなのか――。争いや暴力を断固として否定する、力強い声でしょう
 牧口会長と戸田会長は、その内面を誠実に見つめ、耳を傾けたのだと思います。そして、偽ることなく自らの信念に生きたがゆえに、正義を叫んだのです。それは時代に“逆流”しているように見えて、人間の尊厳と自由を根本から取り戻す選択でした。
 牧口会長の『価値論』に倣えば、「美」「利」「善」である物事への奉仕によって、私たちは反目を乗り越え、互いに連帯することができるのです
      
 ――その根底にあるのは、全ての人に善性が備わり、善のために行動することを願っているとの、人間の可能性に根差した立脚点です
 博士 その通りです。自らの内面を見つめた時、誰もが善を果たしゆく可能性を秘めています。重要なのは、自分自身に良心があることを深く知り、それを発揮していくことです。
 紛争解決の分野で研究を重ねるうち、私たちは、あることに気付きました。いかに非道な大虐殺の事例でも、自らの危険を冒してまで、他者を救おうとする人がいるということです
 傷つけ合う群衆の中で、守ろうとする人がいる。牧口会長がそうであったように、自己の責任を果たすことを、勇敢に選択した人たちです。
 私たちに希望を送るのは、そうした人々なのです。その正義の選択が、一人に可能であるならば、他の多くの人たちもまた、争いや暴力に立ち向かう方途を見いだすことができるからです。


対話が引き出す互いの可能性


 ――軍事力や経済力などのハードパワーと対をなすのが、文化や教育などのソフトパワーです。多様な文化や宗教が共生する今日では、ソフトパワーがますます重要な役割を果たす一方で、ハードパワーの行使に終焉の兆しは見られません。この二つの関係性を、どう考えるべきですか。
 博士 ソフトパワーの重要性の一つは、ハードパワーを監視し、その使用を防ぐことにあると言えます。ハードパワーが良からぬ方向で使われないよう、クローゼットの中に閉じ込めておくのが、ソフトパワーの役割です。
 しかし残念ながら、実に多くの人々が、いまだ暴力に幻惑されているのです。
 武力を行使する時、その国や人間は、同時に彼らの“限界”を露呈していることを知るべきでしょう。暴力は、破壊はできても、平和を築くことはできない。命を与えることも、友の心を満たすこともできません。
 混迷する今日を生き延びる唯一の道は、敵ではなく友人として、共に平和を築いていくことなのです。
 では、ソフトパワーが真に価値を発揮するために欠かせないことは何か。他者との出会いであり、異なる文化との触れ合いです。その関わり合いに全ての人を導き、誰も置き去りにしないことが大切です。
 その具体的なあり方の一つが、対話にほかなりません。

      
 ――池田先生は74年5月に中国を初訪問し、同年12月の再訪中では、周恩来総理と会見しました。今月で42周年を迎えます。文化やイデオロギーを超えて対話を重ねてきた人間外交を、どう評価されますか。
 博士 言うまでもなく、そのころ日本と中国の関係は、緊張状態にありました。その中での周総理との会見は、勇気なくしては成し得なかった偉業です。その実現によって、池田会長は希望を示しました。「出会いを通して、人間は善を育むことができる」という希望です。
 この善は、会わずしては生まれないものです。今、私はこうして記者の質問に答えることによって、新しい思索と表現が可能となりました。私たちは、共に価値を創り出しているのであり、言い換えれば、対話を通して互いの可能性を引き出しているのです。
 その点において、「人間外交」には二つの意味が含まれると言えます。自分自身が人間味を豊かにしていくことと、他者と共に人間主義を深めていくことです。
 同様に、希望も相互に与え合うものです。池田会長の訪中は、日本と中国に光をともし、周総理に希望を送りました。一方でまた、その行為を通じて、会長自身もさらなる希望を見いだすことができたはずです。
 私たちは、希望を持たずしては生きられません。絶望と思えるような状況にあってもなお、希望を持ち続けなくてはいられないのです。だからこそ私は、牧口会長、戸田会長、そして池田会長に心からの尊敬を抱くのです。
 創価の三代会長は、希望とは「順風満帆であること」を意味するのではなく、忍耐と奉仕への責任に生き抜くこと、そして閉ざされた時代にあって、開かれた心を持つことだと教えてくれています


 
Andrea Bartoli イタリア生まれ。ミラノ大学で公衆衛生学の博士号を取得。世界の紛争地域を訪れ、大量殺りくの防止と平和に献身した。アメリカに移住し、コロンビア大学で国際紛争解決センターを設立するなど、平和教育に貢献。ジョージ・メイソン大学の紛争分析・解決学部の学部長などを経て、現在、シートンホール大学外交・国際関係学部の学部長を務める。

◆〈信仰体験 ブラボーわが人生〉 第24回 103歳 つれづれに思う

 【千葉県松戸市】身だしなみや化粧上手を通り越した「美しさ」を感じた。何がその人を際立たせるのか。尋ねても、稲童丸八千代さん(103)=常盤平希望支部、副白ゆり長は「この年になると、何もできないでしょ。せめて、みんなに題目送らせて」と気取らない。失敗も成功も味わい尽くした1世紀。苦労を宝に変えながら、正直に生きた賢母の言葉を届けたい。
 

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