2012年5月27日 (日)

2012/5/27(日)

2012/5/27(日)

1、イギリス・ロンドンでトインビー対談40周年記念展

  本年は、英国の歴史家アーノルド・トインビー博士と池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長の出会いから40年。両者の語らいを収めた対談集は、これまで28言語に翻訳され、世界に啓発と共感を広げてきた。
 「自分が生きている世界を理解したいと思う人にとっての必読書」(ブラジル・リオデジャネイロ州立大学のペレイラ元総長)
 「すでに(高い評価の定まった)『古典』の中に入った」(モスクワ大学のサドーヴニチィ総長)
 「対談集は、人類の教科書ともいえる一書」(中国作家協会の孫立川氏)
 イギリスSGIでは青年部が中心となり、両者の対談開始40周年を記念する展示会を、14、15、17、19の4日間、ロンドン池田平和会館で行った。
 青年部が研鑽を重ね、①対談の背景や内容、目的および影響②トインビー博士とSGI会長の人生と業績③対談以降のSGI会長の対話の広がり④SGIの対話運動、を柱に展示にまとめたもの
 14日の開幕式には、会館の地元カムデン区のアブドゥル・カディール区長が出席。区長は対談集を読んだ所感を述べ、特に〝宗教と科学は相反するものではない〟とする両者の思想と見識に非常に感銘を受けたと語った。
 展示の反響は大きく広がり、「展示を通して、『対話』こそ日常や周囲の環境、ひいては世界を変えていく原動力であるということを実感しました」などの声が寄せられた。

2、南太平洋フィジー SGIから図書館局・国立大学に図書贈呈

  南太平洋のフィジーで、SGIが同国教育省図書館局とフィジー国立大学に図書贈呈を行った。
 トモヒト・ズコシ地区部長とニュージーランドSGIのゴードン壮年部長ら代表は7日、首都スバ市の図書館局を訪問。一行を迎えたメレワレシ・ブエシ局長は「生命について学びたいと考える人々にとって、これらの本は知見を広げ、深める手助けとなるでしょう」と述べ、感謝の意を表した。
 また同日、フィジー国立大学では、国立訓練・生産性センターのカムレッシュ・プラカッシュ所長らが一行を歓迎。プラカッシュ所長のあいさつに続いてチョネ・ダクイブラ学籍担当事務官は、学生が池田大作SGI会長の思想に触れることで、フィジーの平和・文化・教育の発展に貢献する人材に成長するよう期待したいと語った。

3、香港の有力誌で新連載 池田大作SGI会長の随筆を紹介

  池田大作SGI会長の随筆を掲載し、好評を博す香港の有力誌「明報月刊」。5月号では、新連載として『随筆 ふるさとの光―すばらしき地球家族へ―』から、「陽光のように注ぐ愛情」を紹介した。
 世界の識者との語らいに触れつつ、子どもを慈しみ育てる母へ励ましを送る。
 SGI会長は綴っている。
 「母親が太陽のように輝いている家庭は、明るく温かい。そして、この『平和な家庭』こそが『平和な世界』への出発点である

4、わが友に贈る

   リーダー率先
  広布前進の要だ。
  果敢に動こう!
  明快に語ろう!
  拡大の突破口を!

5、名字の言  人生経験の深さは言葉に深みを与える

  「もう帰ろうよ」――懐かしいせりふを思い出す読者もいらっしゃるだろう。漫才コンビの松鶴家千代若・千代菊。千代若師のゆったりした栃木弁。「新相馬節」や「八木節」など、見事な技量で満場を唸らせたと思うと、ひょうきんな声で「疲れたから、もう帰ろうよ」。落差に、満場は大爆笑▼「もう帰ろうよ」には、背景がある。第2次世界大戦中、「寄席芸人」は「戦地慰問」に派遣された。千代若師も前線に。そこで見たのは、「士気高く勇敢な兵士」ではなかった一瞬一瞬が「死」と「殺」に隣り合わせの、疲れ果てた兵士たち。笑いで慰問するはずが、思わず声に出た。「みんな、もう帰ろうよ」。以降、反戦思想の持ち主と、憲兵に拘束されもした。殺されかけたことも。そんな人生を全部ひっさげての、舞台の軽妙さであった▼言葉は大切だ。日蓮大聖人は「言と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり」(御書563㌻)と。言葉には「思い」が表れる。人生経験の深さは言葉に深みを与える▼大げさな表現は必要ない。ささいな励ましの言葉でも、人生経験が豊かで、相手への思いのあふれる人が語ると、深みが違う。言葉を磨こう。そのために、心を磨こう。日々、生き方を磨こう。(哉)

6、名誉会長と共に 今日も広布へ 〔15〕断固して築けや楽しき幸福城

  御本仏・日蓮大聖人が、新しき広布の道を開きゆく尊き皆様方を、どれほど誉め讃えておられることか。
 皆様の「心の財」は、広大無辺であります。
 乱世であるだけに、さまざまなご苦労も多いでしょう。
 しかし、大聖人は、佐渡流罪の大難のなかでも、悠然と「私たちが住んで法華経を修行する所は、いずれの所であっても、常寂光の都となるであろう」(御書1343ページ、通解)と仰せになられました。
 広宣流布の大願に進む我らの人生には、何も恐れるものはない
 学会は「日本の柱」です。
 これからも何があろうと、頭を上げて胸を張り、一切を「変毒為薬」しながら、強く朗らかに、戦い抜き、そして勝ち抜いていきましよう。
 これが、創価の師弟の誓いだからです。
 大切な皆様方に「断固して  築けや楽しき 幸福城」と感謝の一句を捧げたい。
    *  *  *
 わが師・戸田城聖先生は語られました。
 「人生に悩みがなければ、人生ではない。その悩みを永遠の幸福へとつなげていく力が、信心である。勇気をもって、すべてを堂々と勝ち進んでいきなさい」と。
 何かあっても、断じて負けてはいけません。全部、永遠の幸福境涯のための試練であります。
 一つ一つ、乗り越え、勝ち越え、「私は勝った!」「皆も勝った!」と叫べる歴史を、朗らかにつくつていってください
 さあ、歓喜と充実と福徳の道を大きく開きながら、共々に、仲良く、晴れ晴れと進んでいきましょう!

7、世界の知性は語る ヒューマニズムの真髄は“人の振る舞い”に アイダホ大学名誉教授 ニコラス・ガイヤ博士

8、みんなで学ぶ教学 テーマ 境涯を開くチャンス 難を乗り越える信

  私たちが仏法を実践する中で起こるさまざまな難について学び、「難を乗り越える信心」についての理解を深めます。

  Q教えて! さまざまな苦難の意味は?
 
Aお応えします 自らの生命の変革に挑戦している証。勝利すれば真の幸福が!

《仏法実践の途上の障害》
  一生成仏を目指す私たちは、生涯に渡って信心を貫いていくことが大事です。しかし、
信心に励めば、必ず難が現れます。正法を信じ行じて成仏の境涯を目指すことは、自身の生命を根底から変革する挑戦です。その変革を起こさせまいとする働きとして起こるのが、難にほかなりません
 
仏道修行の途上に起こる、このような障害に「三障四魔」があります。
 また、正法を弘める
法華経の行者には「三類の強敵」が出現することが説かれています。

《三障四魔》
  日蓮大聖人は、
仏道修行に励むと、それを妨げようとする「三障四魔」が競い起こってくるが、随っても恐れてもならないと仰せです
 「
三障」の「障」とは、さわり、妨げという意味です。信心の支障となる働きに、煩悩障、業障、報障の三つがあります。
 煩悩障とは、貪り、いかり、おろか等の
自身の煩悩が信心修行の妨げになることをいいます。
 
業障とは、自身の生命に刻まれている悪業が、信仰や仏道修行の妨げるものです。具体的には、妻子などの身近な存在によって起こるといわれます。
 
報障とは、過去世の悪業の報いとして、現世に受けた悪い境涯が仏道修行の障りとな権力者や父母など、従わなくてはならない存在によって起こる触りがこれにあたると仰せです。
  「
四魔」の「魔」とは、「奪命者」と訳されます。仏法を実践しようとする人の心を悩まし、破壊しようとする働きのことで、陰魔、煩悩魔、死魔、天子魔の四つがあります。
 
陰魔とは、修行者の心身の働きが不調になり、仏道修行が妨げられることです。
 
煩悩魔とは、煩悩によって信心が破壊されることです。
 
死魔とは、修行者の生命を断つことで修行妨げようとする魔です。他の修行者の死を見て、信心に疑いを起こすことも死魔の働きによるものです。
 
天子魔とは、生命の根本的な迷いから起こる、最も本源的な魔です。この魔は、権力などありとあらゆる力を使って修行者に迫害を加えてきます。
 大聖人は「
必ず三障四魔と申す障いできたれば賢者はよろこび愚者は退く」(1091ページ)と仰せです。
 三障四魔が出現したときこそ、
成仏への大きな前進のときと確信することが大切です。

《三類の強敵》
  法華経には、
末法に法華経を弘める人に対して、3種類の強い迫害者、すなわち「三類の強敵」が出現することが示されています。
 
第一の俗衆増上漫は、仏法に無知で、法華経の行者に悪口を浴びせ、刀や杖で危害を加えることもある人々です。
 
第二の道門増上漫は、邪知に支配され、心が曲がっている僧で、仏法を極めていないのに自分の考えに執着して、正法を持った人を迫害します。
 
第三に、僭聖増上漫は、人々から聖者のように仰がれている高僧で、ふだんは世間から離れたところに住み、自分の利益のみを貪り、悪心を抱いて、法華経の行者を陥れようとします
  このうち、第一と第二は耐え忍ぶことが出来ても、第三の僭聖増上漫は最も悪質であるといわれています。僭聖増上漫の姿はなかなか見破りがたいからです。
 三類の強敵の出現は、
真の法華経の行者であることの証しにほかならないのです

2012年5月26日 (土)

2012/5/26(土)

2012/5/26(土)

1、SGIの模範・インドが躍進の支部総会

  〝青年SGI(創価学会インタナショナル)〟の先頭を走るインド創価学会の支部総会が、5・6日と12・13日の4日間にわたって開催された。5月3日「創価学会の日」を記念する総会は全土278支部で行われ、多数の友人も祝福に訪れた。
 インドは、南北3100㌔、東西3000㌔。その広さは、欧州に匹敵する。人口は10億人を超え、多くの民族、宗教、言語が息づく多様性の国である。
 インドの友はこれまで、池田SGI会長の〝良き市民に〟との指針を胸に、見事な信頼を広げ、人間主義の連帯は、間もなく6万人に。その前進は、全世界の模範と光る。
 インド最大の商都・ムンバイのバンドスタンド支部の総会(6日)では、スダンシュ・ディクシット男子地区リーダーが、学会活動に挑み抜くなかで、教員として生徒に真っすぐ向き合えるようになった体験を発表。
 また、広告会社に勤務するヴィラート・タンドン支部長が、世界の広告業界の最高峰の栄誉である「グローバル・エフィー賞」を受賞した喜びを語った。
 インド北西部のアムリトサル支部の総会には、100人を超えるメンバーと35人の友人が参加した(同日)。
 伝統と文化の街で、誠実の対話を貫くのが婦人部である。笑顔で青年を励まし、育成する友は、地域の〝良き母〟として信頼も厚い。ヴァーヌー・ヴィッジ支部婦人部長は誇らかに語った。
「『イケダセンセイと共に』を合言葉に、新しき青年のスクラムを築きます!」

2、わが友に贈る

   各地で活躍光る
  ヤング壮年部の友
  社会で輝く実証を!
  地域に深き信頼を!
  信心の王者たれ!

3、名字の言   太陽会、そこは「人生の教訓の宝庫」だった

  足どり軽く、友の激励に歩く壮年がいれば、地域は元気になる。福岡・古賀創価圏では先日、太陽会(平日の昼間に活動できる壮年グループ)の勤行会が1000回を記録した▼6年前から開いてきた集いは、参加者の大半が定年を過ぎた〝ベテラン世代〟。仕事一筋に徹した、経験、人脈、信頼ともに豊かな人たちである▼〝仕事に打ち込んできた人ほど、定年退職に寂しさを感じているのでは〟――集いの発案者はそう思い、全員主役を心掛けた。司会や聖教新聞の朗読、体験発表など、役目を持ち回り、全うした友を皆でたたえる。座を分かち合っているという一体感がある。日頃、口数の少ない壮年も語り出す。そこは「人生の教訓の宝庫」だった▼人は〝信頼されている〟〝大切にされている〟と思えば、必死で応えようとする。逆に、少しでも〝させられている〟と感じれば、気持ちは冷めてしまうものだ。友が持つ可能性を引き出すためには、〝あなたを頼りにしています〟という気持ちを、言葉や行動に表すことだ▼黙して語らぬ〝いぶし銀〟よりも、気さくなおじさんの励ましの一言を――そう池田名誉会長は綴る。初夏の日差しを浴びて、軽やかに地域を走る黄金柱の活躍に、皆で大声援を送りたい。(成)

4、小説「新・人間革命」人材城 40

  一九二〇年(大正九年)六月、三笠尋常小学校、同夜学校の校長に就任した牧口常三郎は、同時に住居も、家族と共に学校内にある官舎に移した。
 彼には、名門校の校長になりたいなどという願望は、全くなかった。最も不幸な、大変な生活環境のなかに生きる児童に、教育の光を送ることこそ、教育者の使命であると考えていたからである。
 三笠小は、壊れた窓ガラスを厚紙で塞ぎ、風の侵入を防いでいるような、施設の補修も十分にできない恵まれぬ小学校であった。
 しかし、牧口は、満身に情熱をたぎらせ、児童のために心血を注いだ。当時の三笠小は、「十五学級約八百人の児童が三部に分かれて教授を受けている。即ち四年以下が午前と午後とに、五、六年は全部夜間にということになっていて、授業時間は二十一時乃至二十四時である」(注1=2面、以下同じ)とある。
 授業は、なんと午前零時まで行われていたのだ。校長の牧口が、校内にある官舎で暮らしたのは、まさに二十四時間、児童のために尽くそうと覚悟していたからだ。
 また、保護者についても、次のように記述されている。
 「父兄は悉く労働者階級というのだから、教育よりも食うことという念慮が強い。したがって児童の大部分はそれ相応の労働に従事せねばならない。そして多少の賃銭を得て活計を助けているのである。こういう状態だから出席歩合なども、平均七五・三五という低率である。彼等のうち、六ケ年も学校に出すというのはいい部類だ。中には全然之を避けようとする、若しくは避けなければならぬ余儀ない事情の者もある」(注2)
 牧口は、ここでも児童の家を訪ね、子どもを学校に通わせるように、親を説得して回った。児童の将来のために、学ぶことの大切さを力説した。聞く耳をもたない親たちも、牧口の慈愛に満ちた真剣な訴えに、遂には登校させることを約束するのだ。真心を込めた情熱の対話こそ、事態を打開する直道である。

5、社説 クールビズ 賢明に健康生活を

  「クールビズ」の季節がやってきた。2005年夏、地球温暖化が叫ばれる中、企業の事務室などの冷房温度を28度にし、温室効果ガスの削減を図ろうと始まったクールビズの取り組み。今年は昨年同様、官公庁や多くの企業がすでに導入し、「5月から10月」などと、実施期間を拡大させている。暑くても涼しく健康的に過ごし、快適に仕事ができるよう知恵を働かせ、工夫していきたい。
 クールビズの普及に伴い、吸汗・速乾・消臭などの機能を持った素材が開発された。着用することで、より涼しさを感じられる衣料品が人気を呼んでいる。
 企業では屋上緑化を進めているように、家庭ではゴーヤなどを使った「グリーンカーテン」で日差しを抑える工夫も見られる。職場のクールビズと家庭での暑さ対策を並行して夏を乗り切りたい。
 同じ室温でも弱い風があれば体感温度が下がることから、扇風機の売れ行きが好調だ。今年は消費電力が少なく、動作音が静かな製品が注目されている。
 注意しなければならないのは、気温の変化。日中は暑くても、夕方、急に気温が下がることもある。外出時、薄手の上着を持参したり、職場に置くなどしたりして、上手に対応しよう。
 また、梅雨明けぐらいまでは体が暑さに慣れていないため、熱中症になりやすい。特に高齢者や乳幼児の場合、また体調不良や睡眠不足の時は、節電よりも健康管理を優先。室温が上がり過ぎないようにし、こまめな水分・塩分の補給で予防することが大事だ。脱水症状が進むと、助けを呼べなくなってしまうこともあるので、一人暮らしの人は要注意だ。6月には多くの地域で梅雨を迎える。一層の体調管理を心掛けたい。
 サマータイムを導入している企業もあるが、涼しい早朝に起床し、朗々と勤行・唱題をするのは気持ちが良い。朝型の生活リズムが定着すれば、時間的余裕ができ、さえた頭で一日を出発できる。
 池田名誉会長は、「『健康』になるための信心です。『価値ある人生』のための仏法です。朗々たる唱題で智慧と生命力をわかせ、『さあ、きょうも働こう』と、さわやかな朝の出発ができるよう挑戦していきたいものです」(『池田大作全集』第66巻)と述べている。
 クールビズなどの暑さ対策をうまく取り入れながら、賢明に「健康」を勝ち取り、勇んで学会活動に励みたい。

6、きょうの発心  開目抄、234㌻

御書・我並びに我が弟子・諸難ありとも疑う心なくば自然に仏界にいたるべし(開目抄、234㌻・編464㌻)

通解・私と私の弟子は、多くの難があろうとも、疑う心を起こさなければ、自然に仏界に至るであろう。

《不退の信心で宿命に打ち勝つ》
 いかなる難があっても、疑うことなく信心を貫けば、必ず成仏の境涯を得られると仰せです。
 19歳で発心し、任用試験の研鑽で、この一節を生命に刻みました。
 翌年、職場の同僚に弘教が結実。しかし、入会したばかりの彼が事故に遭遇したのです。さらに、彼の弟が交通事故で亡くなり、私自身も弟を亡くすなど、宿命の嵐が吹き荒れました。
 そんな時、この御文を通し、同志の方々が激励を。そのおかげで、入会した彼と共に、不退の信心を貫くことができました。
 結婚してからも、さまざまな苦難が続きました。しかし、そのたびに〝疑うことなく、師匠のため、広宣流布のために戦える自分になろう〟と、題目根本に乗り越えることができました。
 震災から1年余りがたったこの春、妻の母校・創価女子短期大学に長女が入学。後に続く3人の子どもも師匠を求め成長しています。
 昨年6月に池田先生から頂いた「一番大変な福島にあって、白河の皆様方が勝ち進まれることこそ、日本中、いな全世界を目覚めさせる何よりの大折伏です」との呼びかけに全力でお応えし、師弟の誓いを果たし、勝利してまいります。 福島勇勝県長 円谷貴男

2012年5月25日 (金)

2012/5/25(金)

2012/5/25(金)

1、池田大作SGI会長夫妻が自然と共生する文化芸術の故郷 韓国・楊平郡の名誉郡民に

  韓国の京畿道楊平郡から、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長夫妻に「名誉郡民」称号が贈られた。世界平和と韓日友好への長年にわたる行動、SGIの地域貢献活動における卓越したリーダーシップを讃えたもの。授与式は、韓国の「師匠の日」に当たる15日、SGIの楊平支部会館で挙行された。
 首都ソウルから、車で約1時間。京畿道の東部に位置する楊平郡は、名山「竜門山」や、北漢江と南漢江が合流する「両水里」など風光明媚の自然で知られる環境都市。子どもたちの教育においても自然との共生を何より重視している。
 同郡で活動する東ソウル方面九里圏の同志もまた、子どもたちの調和的な成長を願い、教育の支援に尽力している。
 図書不足に悩む学校等への良書寄贈や、音楽コンサートの企画・開催など、豊かな心を育む取り組みに、「SGIの運動は、子どもたちの人格形成に多大な好影響を与えている」「一過性のボランティアで終わらずに、献身的な支援を続けている」等、賞讃の声が多数寄せられている。
 同郡の金善教郡守は、「私が、SGIに注目するようになったのは、SGI会長の”教育こそが、社会をより豊かにする”との信念に基づく教育支援に共鳴したからなのです」と語る。
 さらに「正しい韓日の歴史観を持つSGI会長のもと、よりよい故郷・楊平郡の構築に努めるSGIの方々に感謝するとともに、一層の地域発展のため、共に働き、持続的に協力していきたい」と期待している。
 授与式では、行政関係者や、約300人の韓国SGIの代表が見守る中、SGI会長夫妻への「名誉郡民」の記念牌が金郡守から韓国SGIの呂相洛理事長、金殷瀾婦人部長に託された。

2、御書とともに 名誉会長が指針を贈る  079 仏とは戦い続ける人

夫れ浄土と云うも地獄と云うも外には候はず・ただ我等がむねの間にあり、これをさとるを仏といふ・これにまよふを凡夫と云う、これをさとるは法華経なり、もししからば法華経をたぴちたてまつるものは地獄即寂光とさとリ候ぞ
 (上野殿後家尼御返事、1504ページ)

〈通解〉 さて、浄土といっても地獄といってもほかにあるのではない。ただ我らの胸中にあるのである。これを悟るのを仏といい、これに迷うのを凡夫という。これを悟ることができるのが法華経である。したがって、法華経を受持する者は地獄即寂光と悟ることができるのである。

■同志への指針
 「仏」とは、自分を離れた特別な存在ではない。自他共の生命が尊極であることを信じて、この現実社会のなかで「戦い続ける人」のことである。
 「仏」と「凡夫」との違いは自身の胸中に宇宙大の可能性があることを、確信できるかどうかである。その一点に目覚めれば、どんな厳しい環境でも屈しない。今いる場所を寂光土と輝かせていけるのだ。

3、わが友に贈る

   女性が光り輝けば
  一家も地域も輝く

  気高き母たちよ
  聡明な乙女たちよ
  さあ今日も元気で!

4、名字の言  挑戦することそのものに「生の充実」があるからだ。

  続々と新車種が誕生するハイブリッド車。それを世界に先駆けて量産したのはトヨタである▼出発点は燃費向上率を何倍にするか。技術者は改善策を積み上げ、「1・5倍」と数字をはじく。しかし経営陣は”21世紀の課題に応えるには、2倍でなければだめだ”と。「無理です」「そうなったらこのプロジェクトは解散だ」「そこまでおっしゃるんでしたらやりましょう」(『ハイブリッドカーの時代』碇義朗著、光人社)▼トヨタのお家芸の「カイゼン(改善)」を超えた、全く新しい車をつくる「革命」への覚悟。これが幾多の難問を克服し、量産化を実現する”エンジン”だったといえる。すると、他社も次々にエコカーを開発。今や「2倍の燃費」の壁は破られ、技術革新が加速する▼道を開くことは、人の歩いた道を歩く以上の困難を引き受けることでもある。それでも人が挑戦する理由は、挑戦することそのものに「生の充実」があるからだ。「利益」への欲求だけで、人を驚かせるような新機軸は生まれない▼「人類にとって、本当の富とは何でしょうか」。池田名誉会長の問いに、米国の経済学者L・サロー博士は即答した。「冒険心、そして探求心です」。豊かな人生を開く”資源”は、自身の心の中にある。(和)

5、民衆の歌声 名誉会長と綴る共戦譜 信越 師子は吹雪を越え

  はるかにそびえる山と城。輝きわたる大地。世界が見つめる理想郷 新潟・長野からなる美しき信越方面。第10回「民衆の歌声」では、苦難の風雪に立ち向かう同志を励まし続けた県歌「雪山の道」(新潟)、「信濃の歌」(長野)紹介する

雪山の歌(新潟)
  1978年(昭和53年)10月25日。新潟の多くの同志の電話が鳴り響いた。
 「
池田先生が『雪山の道』という新潟の歌をつくってくださったんです!」朗報は、たちまち新潟中を駆けめぐった。歌が収めたテープが配られ、あらゆる機会に歌われた。
 そのころ、
邪宗門は「僧は上、信徒は下」と衣の権威を振りかざした。冷酷極まる民衆蔑視は、万人の仏性を輝かせる大仏法に背く、時代錯誤の暴挙であった。
  破和合僧に狂奔する裏で、腐敗しきった坊主の行状。猫なで声で言い寄る一方、居直って恫喝まがいの言辞を繰り返す姿は「
法師の皮を著たる畜生」そのもの。なかでも新潟市、長岡市の同志は、何度、憤激で身を震わせたことか
 その渦中で県歌が誕生。「
ああこの吹雪 風雪も」  歌詞が胸に迫る。「夜明けの凱歌 新潟は」 目が覚めるようだった。
 79年8月。新潟の同志が長野県修道場へ。第3代会長を辞任した名誉会長のもとに駆けつけた。“先生にお会いしたい”やむにやまれぬ思いで。名誉会長は、緑光る屋外で迎えた。
 友は言った。「先生がつくってくださった『雪山の歌』を歌います!」。青空の下で歌声を響かせた。
 ああ
先生は先生だ。王者の如く、厳然とされている。嵐にも、吹雪にも、先生は変わらない。我らも変わらなければ、それでいいじゃないか
 県歌を歌えば、
師と一体となった。何ものにも恐れぬ勇気が湧いてきた。師弟の絆は金剛不壊となった。
 
1983年4月14日。12年ぶりに新潟に降り立った名誉会長。「私が来たから大丈夫だよ!」「さあ12年分やるよ!
 その言葉の通り、揮毫、功労の友への励まし、連日のスピーチ。
 名誉会長を迎え、歓喜に沸く県総会。婦人部の白鳥合唱団が「雪山の歌」を高らかに歌い上げる。
 
それはいかなる風雪にも屈しない、新潟の同志の晴れの凱歌であった

信濃の歌(長野)
  「
皆さん方の日夜のご苦労に対し、せめてもの励ましになればと思い、一生懸命つくらせていただきました
 
1978年(昭和53年)8月23日、長野県幹部会に池田名誉会長が出席。席上、県歌「信濃の歌」が発表された。当日、朝から練習を重ねていた信濃混声合唱団の友が高らかに歌声を響かせる。
 その時、指揮者の頬を涙が伝わった。一筋、二筋・・・。込み上げる思いをこらえて懸命にタクトを振る姿に、団員が声を詰まらせる。
 友の胸には、常に師と友に歩んできた、共戦の黄金譜が去来していた。
 
69年5月、長野を訪れた名誉会長は三つの指針を同志に贈った。「鉄の団結の長野」「生命力あふれる長野」。そして「いつも歌声の長野」と
 「
明るいはずんだ歌声が、いつもみなぎっている長野であってほしい」。名誉会長は、山深き、厳しい環境にあって、歌声朗らかに断じて勝利の人生をと呼びかけた。
 そして
78年8月22日。名誉会長が松本へ。功労者と懇談する中、県歌に筆を入れ続けた。午後10時過ぎ、歌詞が完成。深夜、曲がつけられ、待望の「信濃の歌」が誕生する
 2008年夏の青年部代表研修会。青年部の代表が「信濃の歌」を歌った。名誉会長がそれを優しく見守る。
 “
いい歌だ。勢いよく歌おう。信濃ここにあり!と歌っていくんだよーー”

  新潟、長野の県歌誕生から明年で35周年。名誉会長が歌詞に込めた思いは今、若き友に熱く流れ通う

6、小説「新・人間革命」人材城 39

  大正尋常小学校の教員、保護者は、権力者の不当な圧力で牧口常三郎が、同じ下谷区の西町尋常小学校に転勤させられるという話を耳にする。誰もが強い憤りを覚えた
 牧口の転任の撤回を求めて、教員は辞表を提出し、保護者は子どもを学校にやらないと、”同盟休校”に踏み切った
 だが、辞令を撤回することはできず、牧口は西町小の校長に異動となる。この西町小奉職中に、北海道から東京に出てきた、若き日の戸田城聖と出会うのである。牧口は、この赴任に際しても、「どの校長も一番に伺候する家」と言われていた、あの大物政治家のところへ、あいさつに行くことはなかった
 大物政治家の怒りはますます燃え上がり、東京市の教育課長や区長を動かし、再び牧口の排斥に乗り出す。そして、赴任わずか三カ月で、東京市東部の本所区三笠町にある三笠尋常小学校への転任の話がもちあがるのだ。
 同校は、貧困家庭の子どもたちのために設けられた東京市の「特殊小学校」のうちの一校であった。授業料は徴収せず、学用品を提供し、児童のための、入浴、理髪の施設もあり、校医が疾病の治療にもあたるようになっていた。
 三笠小への人事異動は、教師の間では「辞めさせることが狙いだ」と囁かれ、同校は”首切り場所”などと言われていたのだ。
 この転任に対して、西町小でも、教員らによる牧口の留任運動が起こった。牧口の尽力で同校の臨時代用教員になっていた戸田も、運動の先頭に立った。だが、留任はかなわず、牧口は三笠小へ転任となったのである。
 戸田は、既に牧口を、人生の師と定めていた。その牧口と行動を共にしようと、後を追うようにして三笠小に移る。そして、同校の訓導となり、師弟共に、最も貧しい子どもたちの教育に、全精魂を傾けるのである
 師匠が最大の窮地に立った時に、弟子が何をするのか――それこそが、本当の弟子か、口先だけの、あわよくば師を利用しようとする弟子かを見極める、試金石といえよう。

7、社説 ネットの危険から子どもを守れ

  「コンプガチャ(コンプリートガチャ)」という聞き慣れない単語に、戸惑った人も多いのではないだろうか。携帯電話などによるインターネット上のゲームで、使用するアイテム(品目)を有料のくじで手に入れる仕組みのことだ
 希少なアイテムが出るまで、1回数百円のくじを際限なく引き続ける人が続出。その結果、男子中学生が1カ月に40万円を請求されるケースもあった。消費者庁は18日、コンプガチャが景品表示法による規制の対象になると公表した。
 これと前後して、スマートフォン(高機能携帯電話)内の個人情報数百万人分を、アプリ(ソフト)によって外部に流出させたとして、東京都内のIT(情報技術)関連会社が警視庁の捜索を受けた。特に、身に覚えのないメールから誘導されての、アプリのダウンロード(入手)には、リスクが伴うと認識したい。
 また東京都消費生活総合センターによると、2011年度上半期におけるスマートフォンでの架空請求の相談件数は139件(都内)。前年度下半期の14倍にもなった。携帯電話・スマートフォン利用時の犯罪被害は急増し、それは子どもも例外ではない。親が子どもの携帯のサイト閲覧を制限する機能はあるが、架空請求メールまでは防げないことが多い。
 本文に自分の名前のない、不審な請求メールは無視して削除すること。「状況確認」のURLをクリックしただけで、料金請求のメールが届くこともある。
 一方、近年指摘されるのは、子どもが”加害者”となるケースだ。子どもにとって携帯は、単なる電話ではない。ゲーム機であり、ネットへの入り口であり、人とつながるツール(道具)でもある
 メールや掲示板に軽い気持ちで書き込んだことが、相手への誹謗・中傷になったり、プライバシー侵害になったりする。それを防ぐ教育は、今後一層、家庭でも学校でも不可欠となるだろう。携帯をめぐる新たな機能、新たなサービスは、常に登場し続けるからである。
 携帯は今や、緊急地震速報や安否確認サービスも提供するなどし、社会生活になくてはならないツールとなった。一方で、「出会い系サイト」の被害者の83%は、18歳未満だ(09年、警察庁資料)。
 子どもに携帯を持たせるなら、利便性と危険性の両面があることを認識させるべきだろう。安心・安全な携帯利用へ、親子の対話は欠かせない。

8、きょうの発心  四条金吾殿御返事、1163ページ


御書・一生はゆめの上・明日をごせず・いかなる乞食には・なるとも法華経にきずをつけ給うべからず(四条金吾殿御返事、1163ページ・編1018ページ

通解・人間の一生は夢の上の出来事のように、はかなく、明日の命も分からないものである。いかなる乞食になっても、法華経に傷を付けてはならない。

《”飛翔会魂”胸に勝利へ前進》
 どんな境遇になろうとも、信心の戦いでは一歩も引いてはならないと仰せです。高等部の時、”男子は全員、大学へ”との池田先生の指導に触れ、大学進学を決意。経済的な理由から、都内の大学の2部に進みました。
 入学と同時に人材グループ「飛翔会」の一員に。働き、学びながら学会活動に励む生活は過酷でしたが、学生部で拝したこの御文を通じて、”法華経を持った青年として、負けられない”と自らを鼓舞。キャンパス、また地域で何十人もの友人に対話を重ね、弘教を実らせることもできました。
 先生は「本当の師子ならば、どんな逆境も必ず乗り越えて、広宣流布の大リーダーに、民衆の王者に育っていく」と、飛翔会への期待を綴ってくださっています。
 私の胸には、働きながら苦学するという”師匠と同じ青春の道を歩んできた”誇りが燃えています。仕事や家庭での困難も広布に駆ける中で乗り越えてきました。
 若き日の誓いを胸に、わが新宿常勝区としても、世界一の団結で、明るく楽しくにぎやかに前進してまいります。 東京・新宿常勝区長 松田 哲美

2012年5月24日 (木)

2012/5/24(木)

2012/5/24(木)

1、南米・パラグアイ独立記念日パレード 音楽隊・鼓笛隊が熱演

 南米・パラグアイの独立記念パレードが14日、同国南部エンカルナシオン市で行われ、音楽隊・鼓笛隊が祝賀の演奏を披露した。
 本年、独立201周年のパラグアイ。昨年の200周年記念パレードに続いて、市の要請を受けての出演となった。
 音楽隊・鼓笛隊の行進が始まると、アナウンサーがSGI(創価学会インタナショナル)の平和貢献を紹介。沿道の市民から盛んな喝采が送られた。
 パレードの模様は同国のテレビ3局、新聞、ラジオ等で報道。
 同日、独立記念の式典が市内で行われ、フアン・スマルコ市長からSGIへの感謝の言葉が寄せられた

2、わが友に贈る

   人と比べるより
  自分に勝つことだ
  昨日よりも今日
  今日よりも明日へ
  成長の日々であれ!

3、名字の言  どんな苦難をも成長の糧とできる人が、幸福な人である

  コオロギの研究者から話を聞いた。生野菜だけをエサとする“贅沢コオロギ”から、飼料だけをエサとする“貧乏コオロギ”まで、5通りのエサの与え方をする▼①常に贅沢②基本的に贅沢で、たまに貧乏③贅沢と貧乏が半々④基本的に貧乏で、たまに贅沢⑤常に貧乏――このうち、一番生命力が強いのはどれか。答えは④。飼育箱のふたを開けた途端、部屋中を跳びはねるほどだという▼近年、ストレス社会の影響で抑うつ的な症状に悩まされる人が増えている。長期間にわたってオーバーワークが続くと、精神的に弱ってしまう。しかし逆に、全くストレスのない状態だと、頑張らなくても生きていけるため、生きる意味が見いだせなくなり、その結果、やはり元気を失ってしまう▼ストレスにも、自身を高めるきっかけとなる良いストレス(ユーストレス)と、弱くする悪いストレス(ディストレス)がある。そして、同じ環境でも、それが良いストレスか悪いストレスかは、心の状態で決まってくる▼仏法では「煩悩即菩提」と教える。苦難や逆境のない人生はない。御本尊という「生命の鏡」に照らして自身を見つめ、心を磨き、強くしていきたい。どんな苦難をも成長の糧とできる人が、幸福な人である。(共)

4、若き君へ 新時代の主役に語る 第4回 新社会人に贈る 〔下〕

じっとこらえて今に見ろ!
 私の宝は「妙法」と「師弟」 そして「誠実」です。 どこまでも誠実一路で行こう

 ──今は派遣社員やアルバイトなど、非正規の雇用が増大しています。社会的にみると、非正社員の割合は全体の3分の1以上に達していますし、特に、10代後半の若者の非正規雇用の比率は、近年では、実に7割以上とも言われています。
 こうした非正規雇用においては、給料や社会保障などの待遇面で、正規雇用とは大きな差があることが指摘されています。
 ただ反対に、正社員になったばかりに、過酷な長時間労働が待っていたというケースもあります。

 池田名誉会長 青年を大切にしない国に未来はない。若者が希望を持って働いていける社会を、真剣につくっていかなければなりません。これは最重要の課題です。
 不安定な立場で、先の見えない中、働かねばならない苦しさは、痛いほど分かります。
 次元は異なりますが、戦争中、10代半ばの私は、鉄工所で旋盤工を務めました。
 血豆や切り傷、小さな火傷などは日常茶飯事で、危険と隣り合わせの仕事です。油にまみれ、汗だくになり、神経を鋭く張りつめながら、懸命に働き通しました。
 本当にきつい仕事でした。
 この時、体で覚えた機械工作の基礎的な技術は、その後、直接、生かす場面はありませんでした。しかし、人生を深く思索していく上で、また苦労している仲間の気持ちを知り、励ましていく上で、どれだけ役立ってきたか、計り知れません。どんな労苦も決して無駄にはならないことを、私は断言できます。
 いわんや、皆さん方は「御みやづかいを法華経」(御書1295ページ)と決めた、偉大な使命の青春です。今、どこで、どのように働くとしても、それは必ず広宣流布に連動していきます。
 自分で決めたところが、自分の“使命の舞台”となり、“人間革命の道場”となります。
 「足下に泉あり」です。まずは今いる職場で、「自分らしく戦い切った」という努力と結果を残していくことです
 そこから、勝利の人生を絶対に開いていけるからです。見てくれている人は必ずいます。
 また、自営の家業を継ぐために働き始めた人もいるでしょう。
 「はたらく」とは「はた楽」、つまり「はた(周囲)の人を楽にすること」だと言われてきた。働いてお父さん、お母さんに喜んでもらうことは、最高の親孝行です。最高の人間の振る舞いです。偉大なる仏法の実践です。
 食を支え、命を育む農業・漁業を継いだ、わが農漁光部の頼もしい青年たちも、本当によく奮闘してくれている。厳しい社会情勢のなかで、地域になくてはならない「希望の灯台」と光っています。

 ──池田先生が19歳で戸田先生にお会いした直後に詠まれた詩「希望に燃えて」を支えにして、頑張り抜いてこられた先輩方のお話をうかがいました。この詩は、今の私たちにも、何よりの励ましであり、不変の指針ですので、ここで朗読させていただき
たいと思います。

 希望に燃えて 怒濤に向い
 たとい貧しき 身なりとも
 人が笑おが あざけよが
 じっとこらえて 今に見ろ

 まずは働け 若さの限り
 なかには 侮る者もあろ
 されどニッコリ 心は燃えて
 強く正しく わが途進め

 苦難の道を 悠々と
 明るく微笑み 大空仰ぎや
 見ゆる未来の 希望峰
 ぼくは進むぞ また今日も

 名誉会長 ありがとう。
 思えば、日蓮大聖人の門下も、逆境をはね返して、職場で勝利の実証を示してきました。
 四条金吾は、正しき信仰ゆえに同僚から讒言され、冤罪で所領没収の危機に陥るという窮地に追い込まれました。しかし、大聖人の御指導通りに、祈り、行動して、最後は逆に、それまでの3倍の所領を主君から授かりました。
 大聖人は、金吾の振る舞いについても、こまやかに御指南されています。
 「あなたは短気であるから、火の燃えるようなところがある。必ず人に足をすくわれるであろう」(同・1169ページ、通解)
 「あなたは確かに怒りっぽい相が、顔にあらわれている。どんなに大事と思っても、短気な者を諸天は守らないということを知りなさい」 (同1171ページ、通解)
 厳しくも、温かい御指導です。大聖人からのお手紙を読んで、金吾が冷や汗をかいていた様子が、目に浮かぶようです。
 さらに大聖人は、金吾に対して次のようにも言われている。
 「世間が過ごしにくいというようなことを嘆いて、人に聞かせてはならない。もし、そのようなことをするならば、賢人から外れたことになります」(同1173ページ、通解)
 「グチをこぼすな!」と誠められているのです
 このお手紙では、「主君のためにも、仏法のためにも、世間に対する心がけについても、非常に立派だと、鎌倉の人々の口々にいわれるようになりなさい」(同ページ、通解)とも仰せです。
 職場で、広布の舞台で、社会で、全てに勝利しゆけ! 皆から讃えられるような実証を示すのだ! との御本仏の励ましです。
 皆さんの多くの先輩たちも、この御文を自分に与えられたものと受け止めて挑戦してきたのです。
 さらに大聖人は、「心にふかき・えうじん(用心)あるべし」(同1176ページ)等と、繰り返し繰り返し「油断大敵」ということを強調されています。師匠とは、弟子を勝たせるために、あえて厳しく叱咤してくださるのです。
 優れた勇気や才能とともに、多くの欠点も持っていた、人間味あふれる金吾が、何ゆえに仕事で勝利できたのか。
 それは、信心根本に師匠の指導通り真っすぐ実践したからです
 とりわけ、金吾は、どこまでも仕事に誠実でした。
 大聖人は、金吾の所領加増の報告に対して、「陰徳あれば陽報あり」(同1178ページ)と仰せになられ、「あなたが正直な心で、主君の後生をお助けしたいと思う真心が強く、信心を貫き通してきたので、このような功徳を受けることができたのです」(同ページ、通解)と讃えられています。
 欠点がない人などいない。仕事で壁にぶつからない人もいないでしょう。いじめや嫌がらせなどもあるかもしれない。
 しかし、自分らしく、信心を根本に、大誠実に徹していけば、全てを生かして、必ずいい方向に転じていくことができる。仕事で勝ち、信頼を広げることができる。これが、妙法です。
 私には三つの宝があります。
 一つは、この偉大なる「妙法」です。また「師弟」すなわち師匠である戸田先生と、愛弟子である君たちです。そして「誠実」です。
 どこまでも「誠実一路」で行こう! 朗らかに堂々と勝とう! 仕事で。人生で。
 みんな、私の弟子なのだから。最後は必ず勝てる

5、小説「新・人間革命」人材城 38

  牧口常三郎は、一九一三年(大正二年)に赴任した東盛尋常小学校をはじめ、大正尋常小学校、西町尋常小学校、三笠尋常小学校、白金尋常小学校、麻布新堀尋常小学校で、校長を歴任することになる。
 牧口が最初に校長として赴任した、東盛尋常小学校は、東京市北部に位置する下谷区の龍泉寺町にあり、貧しい家庭が多く、文房具を持っていない児童も多かった。彼は、文房具を一括購入し、市価より安価で配布するなど、心を配らねばならなかった。
 牧口は、東盛、大正、三笠、麻布新堀の各校では夜学校の校長も兼任していくことになる。夜学校は、昼間、労働しなければならない貧困家庭の児童が通えるように、尋常小学校に併設された学校である。
 彼は、すべての子どもに愛情を注いだが、貧しい子ども、悩める子どもには、特に心を砕いた。また、権力に迎合し、身の安泰を得るような生き方を嫌った
 東盛尋常小学校で大きな教育実績を残した牧口は、隣町に新設された大正尋常小学校の校長となり、その夜学校の校長も兼務する。ここも、貧困家庭が多く、読み書きができない親もいた。就学率は低かった。牧口は、自ら児童の家を家庭訪問し、「学校なんか、行かないで働け!」という親を、説得して歩かねばならなかった

 この大正小で、ある時、地元の有力者が、自分の子どもを特別扱いするように、校長の牧口に頼みに来た。断ると、その有力者は、東京市政を牛耳る大物政治家に、牧口の排斥を要請する。
 牧口には、“教育にかかわりのない者が権力にものをいわせて教育に口を出すべきではない”という、一貫した強い信念があった。大物政治家は、前々から、それが面白くなかったようだ。そこで、地元有力者の意向を聞き入れ、牧口を左遷する。
 権力におもねらず、信念を貫こうとすれば、迫害という嵐が競い起こる。それに負けぬ強さをもつことこそ、改革者の条件である

6、座談会 師弟の大道を歩む 近隣友好は誠実な行動から

「御書全集」が発刊60周年
 吉井
 4月28日の「立宗の日」は、『御書全集』の発刊記念日でもあります。今年は60周年という大きな佳節を迎えました。

 正木 1951年(昭和26年)5月3日に第2代会長に就任された戸田会長が、まず着手されたのが、日蓮大聖人の御精神を伝える新たな御書の発刊事業でした。

 原田 学会が戦時中に弾圧を受けた際、退転者が多く出たのは教学がなかったからである――戸田会長はそう考え、徹して教学に力を入れられました。

 西山 確信のない信心は、困難にぶつかったときに弱い。教学に裏付けられた大確信があってこそ、いかなる障魔も乗り越えられます

 原田 御書発刊は、人類を救済しゆく日蓮仏法の生命哲学を万人に伝え、世界へ広めゆくための最重要にして壮大な事業でした。

  古屋 それに対して日顕宗は、法主本仏論、僧俗差別義など、御書にない邪義を振りかざしている。全くの「師敵対」そのものだ。

 正木 最も象徴的なのは、91年(平成3年)に送りつけてきた「破門通告書」に御書の御文が一文もなかったことだ。世界広布を進めてきた仏意仏勅の学会を破門するなど、教義的な裏付けがあるはずがない。いかに大聖人の御精神に背いた暴挙であったか。その結果が、最盛期の2%まで信徒が減った衰退ぶりだ。仏法の因果は厳しい。

「絶対勝利」の活力
 原田 
ともあれ、学会が大聖人直結で、「信・行・学」という仏道修行の王道を真っすぐに歩むことができているのも、御書発刊のおかげです。

 杉本 戸田先生は御書の「発刊の辞」で「諸法実相抄」を引かれています。

 「行学の二道をはげみ候べし、行学た(絶)へなば仏法はあるべからず、我もいたし人をも教化候へ、行学は信心よりをこるべく候、力あらば一文一句なりともかた(談)らせ給うべし」(同1361ページ)
 この御文通り、学会には「実践の教学」「生きた教学」があります。

関西から新たな常勝の歴史を
大確信で友を激励
 西山
 関西婦人部では各地で、グループ長などが参加して伝統の「旭日教学大学校」を行い、先生の御書講義を学んでいます。研鑽したことを最前線のグループでも学び合い、草の根の学習を通して大確信あふれる関西婦人部の陣列を築いています

 壮年部も人材グループやヤング壮年部の集い、サンデー勤行会で教学研鑽に励んでいます。

 古屋 関西男子部では独自に一般講義を開催。会館別の講義では関西一円の約170会場で1万数千人が参加しています。最前線の幹部が自ら講義を担当し、リーダー自身の教学力・指導力も向上しています。3年前からは本部長・部長の代表で「常勝教学大学校」も開き、実力ある新しい人材が育っています。

 英知の学生部も、伝統の大学別御書講義や部長大学校、人材グループなどで偉大な生命哲学を学び、言論の力を養っています。

 吉井 戸田先生は「女子部は教学で立て」と永遠の指針を贈ってくださいました。また、池田先生は「御書と青年」〈御書根本の常勝〉で、「女子部は一人も残らず、これ以上ないという幸せを勝ち取ってもらいたい。そのために教学がある」と語ってくださっています。

 関西女子部でも、御書池田大学校で先生の講義を学び合うとともに、「池田華陽会 御書30編」を研鑽。さらに各地の教学部長を「常勝教学部長」と命名。学会創立100周年を目指して「御書根本の常勝! 関西池田華陽会」をテーマに、皆が師匠と同じく御書根本に生きようと立ち上がっています。

 杉本 着実な教学運動が進んでいますね。
 とくに青年部の皆さんが、若い時代から御書に親しみ、教学研鑽に励んでいることは、本当に尊いことです。

 原田 学会は、永遠に御書根本です。
 ゆえにリーダーは日々、大いなる求道心を起こして御書を拝し、あふれる大確信をもって同志を激励していくことです。

7、社説 信頼の絆基盤にした安全網を

  故郷の島を海軍に壊滅され、一人生き残った少女ニコ・ロビンは“悪魔の子”として追われ続ける。しかし、主人公ルフィたちと出会い、世界政府を敵に回しても命懸けで守ろうとする彼らの存在が希望となって、心から“生きたい!”と叫ぶ――尾田栄一郎氏の漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の名場面の一つだ。人間関係の希薄さが指摘される若者に「仲間」という絆の尊さを教えてくれる
 今月2日に発表された内閣府の意識調査で、成人男女の4人に1人が「自殺したいと思ったことがある」との実態が明らかになった。中でも20代が最も多く、3割弱が自殺を考えた経験をもつ。
 実際、20~30代の死因のトップが自殺であり、昨年は「学生・生徒」で初めてその数が1000人を突破。全体では14年連続で3万人を超えている。
 また、自殺を考えた人の6割が、誰にも「相談したことはない」との統計もある。ゆえに自殺の危険を示すサインに気付き、適切に対応できる「ゲートキーパー」の存在が重要になる。
 わが国だけでなく、諸外国やWHO(世界保健機関)でも自殺対策に広く用いられている概念だ。私たち一人一人が“命を守るとりで”との自覚で、周囲の人々との関わりを大切にしていきたい。
 自殺の原因は、うつ病を含む健康問題が最も多く、借金など経済・生活問題や家庭不和、職場や学校の人間関係、就職難など、人それぞれである。一人で抱え込んでしまうと、悩みは深まるばかり。身近に相談できる人がいれば、話すことで解決の糸口が見つかったり、考え方が前向きに変わったりするものだ
 先の意識調査では、自殺を考えた時にどう乗り越えたかとの問いに、「身近な人に悩みを聞いてもらった」が多数を占めた。自らの地域や職場、あるいは学校などで、悩みを分かち合い、励まし合える信頼関係を築く――そうした絆を基盤にしたセーフティーネット(安全網)を社会全体に広げていくことが、悲劇を防ぐ根本策となろう。
 池田名誉会長は「互いが励まし合い、元気を出せる絆の回復が『生きる力』の源泉となる」と語っている。
 私たちには、生命の本源から生きる力を呼び覚ます信心がある。進んで縁を結ぶことで、救える命があり、生きる希望を与えていけることを深く確信したい。

8、きょうの発心  三世諸仏総勘文教相廃立563ページ

御書・此の八万法蔵を我が心中に孕み持ち懐き持ちたり我が身中の心を以て仏と法と浄土とを我が身より外に思い願い求むるを迷いとは云うなり(三世諸仏総勘文教相廃立、563ページ・編1226ページ)

通解・この八万法蔵を我が心のなかにはらみ、懐き持っているのである。それなのに我が身中の心で、仏と法と浄土とを我が身より外にあると思い、外に願い求めていくのを迷いというのである。

《不屈の“みちのく魂”で勝つ》
 自身の生命が妙法の当体であることを信じられない迷いの心を戒められた一節です。
 10年ほど前、椎間板ヘルニアになり、悩み苦しんだことがありました。自らの境遇を嘆くばかりの時期もありましたが、徹して題目を唱え抜いた時、この御文の通り、自身の一念に全てを打開していく力があると気づいたのです。そして祈りの姿勢が変わった時から、病状も快方に向かいました。
 東北は未曽有の大震災に直面し、今も苦難の真っただ中におかれている方が数多くいます。しかし、そうした境遇を強き一念で切り開きながら、不屈の“みちのく魂”で前進しています。自ら被災しながら献身的に行動し、地域の希望と輝く青年も多くいます。
 「最も大きな難を受けた東北が、最も勝ち栄えていくことこそが、広宣流布の総仕上げ」との池田先生の言葉の通り、東北健児が先頭に立って、全国へ友情の対話を大きく広げてまいります。  東北青年部長 中川法雄

9、37年の教員人生に感謝 東京都東村山市の庄司由規子さん

  創価大学1期生の誇りを胸に、教員として37年間を駆け抜けてきた、庄司由紀子さん。そのうち、特別支援学級を受け持ったのは30年。本年3月に定年を迎えた

  庄司さんが障がい児教育を志そうと思ったのは、小学校教諭となって7年目のこと。一人の児童との出会いがきっかけとなった
 児童には、「言語発達障がい」があった。放課後、児童の横に付きっきりで一緒にひらがなの練習を始めた。一年が終わるころには、文字が書けるようになり、創作劇を楽しむようになったりと、大きく成長した姿に感動した
 「納得いくまで、障がいがある子どもたちと関わりたい。その気持ちで特別支援学級への異動を希望したんです
 志願したものの、“どうしていけばいいのか。私にやっていけるだろうか”
 御本尊に向かい、悩みを祈りに変えていく。よみがえった一つの記憶がある。それは68年8月に行われた「第1回高等部総会」に参加したときのことだ。
 池田名誉会長は、御書の「譬えぱ゛、鳥の卵は、はじめは水のようなものであるが、その中から誰が手を加えなくても、くちばしや目が出来上がってきて、ついには大空を飛ぶようなものである」(1443ページ 通解)との一節を拝し、「未来に羽ばたく使命を自覚するとき、才能の芽は急速に伸びることができる」と指導した。
 祈りは深まった。次第に“あの生徒にはこういうふうに接しよう。この授業は、もっと工夫できるはず”と、どんどん智慧が湧いた。
 生徒たちを前に、“何か一つでもいい。自身を持たせてあげたい”それが庄司さんのモットーとなった
 「生きていくための力を培ってほしい。その一心でした
 生徒は着実に、一日一日、成長していく。「せんせいのおかげで、できるようになったよ
 退職の日。そして、生徒たちの前での最後のあいさつ。
 「幸せを創り出せる人に。そして、日々の積み重ねで、確かな未来を創っていってくださいね
 話が終わると、一人の生徒がそっと立ち上がった。
 「せんせい、今までありがとうございました」
 〔感謝状 庄司由規子先生 長い間 僕達にたくさんのことを教えてくださり ありがとうございました〕
 その横には、クラス全員の名前が、毛筆で丁寧に、庄司さんに知られないように書いたものだ
 庄司さんは、あふれるものをこらえながら両手でしっかり受け取った。

«2012/5/23(水)

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